二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 Loyal −誠− 第二章 〜処分〜 前編
- 日時: 2011/02/27 12:15
- 名前: mk (ID: PMHGkQdB)
屯所についてすぐ、私の手は縄で縛られた。
かなりきつく縛られているため手が冷たくなってきた・・・・・・
そして私は広間へと連れて行かれた
広間につくと幹部の人たちが座っていた
私が広間に入ろうと一歩足を踏み出した瞬間、大きく体が傾いた・・・。
そして私の体は畳みに強く打ち付けられた
ドシンッ
派手な音が広間に響き渡る
体全体に痛みが走る・・・・・・
目を開けてみるとみんな呆気に取られていた
痛みと羞恥で視界がぼやけた
「うううっ・・・ぐすっ」
「おい、まて・・・まさか・・・!」
「うわぁぁぁぁぁー!!!」
私は足をばたつかせ、暴れた
広間の外にまで私の泣き声が響いてしまっているようだ
外が少し騒がしくなってきた
慌てた近藤さんが近寄ってきてわたしの頭を撫でて落ち着かせようとした
しばらくすると痛みもひいてきた。
だが、今度は睡魔が襲ってきた
しばらくの戦いのあげく、ついに睡魔との戦いに敗れた私は近藤さんの横でぐっすりと寝てしまった
「・・・・・・?あれ、こいつ寝ちまったよ・・・どうする土方さん」
「明日にでも話を聞く空いてる部屋に連れて行っとけ・・・」
土方さんは疲れ果てた顔をして言った
—————— 翌朝 ———————
ことりのさえずりで目が覚めた
布団を出るために手を使おうとする
と、そこで手が縄で縛られていることに気付く。
「・・・縄・・・?」
私の体が徐々に覚醒し始めた
「あぁ、新選組か・・・」
昨日のことを思い出した私は慌てて周囲を確認した
「・・・ない・・・荷物がない!!」
私は昨日の記憶を手繰り寄せる
「羅刹と戦った時にはちゃんと持ってた」
取り上げられたのかな?
まあ、安全とわかれば返してもらえるかと思うと私は
布団の上に座った
最低限の礼儀として借りた布団はきっちり畳んで返し
たいところだが両手を縄で縛られているため不能・・・
いや、出来る・・・・・・
私は手に思いっきり力を入れた
すぽんっ
片手脱出成功。もう片方は簡単に外せた
手首には縄の跡がくっきりと残ってしまった
「後ついちゃったなー・・・。つーか着替えたい・・・」
そんなことを言っているといきなり戸が開いた
入り口には斎藤さんが立っていた
その顔は驚きの表情が浮かんでいた
「おはようございます」
「・・・・・・何故、縄が外れている」
「あ、すみません布団を畳もうと思って外しちゃいました」
「・・・・・・」
「何か御用ですか?」
斎藤さんはようやく自分の使命を思い出したようだ
「副長がお呼びだ」
そういうと斎藤さんは私のほうに手を伸ばした
それをよけて落ちていた縄を拾って腕に引っ掛ける
そして斎藤さんの手を握る
「・・・なんのつもりだ」
あれ?その反応つまんない
傷つくな・・・
気にしないけど
「腕を掴むよりこっちのほうが痛くないんで。早く行
きましょう副長さんが怒っちゃいます」
そういうと斎藤さんは浅いため息をついてから私に手
を握られたまま広間へと向かった
こっちは前編なんで後編も読んでみてください
感想待ってます
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