二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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とある少女の記憶日記【メモリアル】 1st diary
日時: 2011/03/03 20:58
名前: 桜雅 (ID: QSxdHeTD)

夏休みが終わった頃。
上条たちの学校は、転校生がやってくるという噂で持ちきりだった。

「カミやん! カミやん! 聞いたかアレ!」
「アレ? ・・・・・・・・・あぁ、あの噂か」


こんな時期に転校してくるなんて普通は無い。
そんなこともあってか、噂がこんなに広まるのが早いのだろう。
と、上条は思った。
上条当麻。幻想殺し【イマジンブレイカー】の使い手である。
しかし、その能力ゆえに自らの運まで打ち消すしてしまうらしく、
生まれ持っての不幸体質である。

「なんか可愛いらしいぜ! 今度の転校生!」
「ニャー! マジでか!! ま、そういってもやっぱ一番は妹だけど
 ニャ!」


チャイムが鳴った。

「はーい、静かに〜! 今すぐ黙らないと『コロンブスの卵』の刑に
 しやがりますよ☆」

担任の小萌先生が、ほぼ一緒のタイミングで教室に入ってきた。
「じゃあ、転校生ちゃん。自己紹介どうぞ〜」

その隣には、明るい茶髪で、翡翠色の瞳が印象的だった。
どこか背伸びしている感があって、可愛らしい。

「不知火 白亜です」
「…………………………」

教室は静まり返ったままだ。


「…………………………………………………」



って、自己紹介もう終わり!?
教室の中の生徒達の心が、一つになった瞬間だった。

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