二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【APヘタリア】恋愛系的なモノ。
- 日時: 2011/03/24 14:26
- 名前: ゆうも ◆cNzqJV6Sg2 (ID: f/6Y6Pva)
くりっくありがとうございます。
これは実際の物、国、団体等とはまったく一切関係ありません。
恋愛的なものが多少あります。
それでもおkな人はどうぞ
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- Re: 【APヘタリア】恋愛系的なモノ。 ( No.1 )
- 日時: 2011/03/28 12:40
- 名前: ゆうも ◆cNzqJV6Sg2 (ID: PfIgrp5a)
記憶がなかった。
自分の記憶が1つもなかった。
唯一覚えていること、それは_____
「マーテル」という自分の名前だけ。
よくある記憶喪失ってものだと思う。
今更ながら、どうしてこんなに私は落ち着いていられるのかふしぎでしょうがなかった。
不安が多いのが普通なのに。
「あのー・・・」
ぼうっと歩いていると、知らぬ間に声を掛けられた。
私より年上のお姉さんって感じの人。
どっかの学校の制服をしっかり着こなしていて、なんだかあこがれるような人だった。
「もしかして・・・マーテル、さん?」
「え・・はい。どうして私の名前を・・・?」
女の人の表情は次第に明るくなり、笑顔に変わった。
両手を合わせてとても喜んでいるように見える。
「やっぱり!私はハンガリー、よろしくね。あなたの名前は今日から学園に通うから知ってたの。私はあなたの案内係だったから」
「・・・学園、ですか・・・」
正直言って、見に覚えが無かった。
記憶がないのだから当たり前か。
「うん、国が通う学園よ」
「国・・・?!」
「そ、国。まぁ、昨日はいろいろあったから忘れかけてもしかたないよね。昨日の事教えるね。えっと・・」
ハンガリーさんの話によると、昨日私は国が通う学園の門の前に立っていたらしい。
それを生徒会の人が見つけたんだとか。
いくつかの質問をされ、自分の名前と、この学校の入学証を私は生徒会の人に差し出した。
おかげで私が国の1人であることが判明。
よって明日から登校するようになったんだとか。
国としての自覚はないし、昨日のこともなに一つ覚えてもいない。
ただ分かるのは、私は明日から学生になるということだけだった。
- Re: 【APヘタリア】恋愛系的なモノ。 ( No.2 )
- 日時: 2011/03/28 12:53
- 名前: ゆうも ◆cNzqJV6Sg2 (ID: PfIgrp5a)
先ほどの場所から徒歩5分。
角を右に曲がればその学園が立派に建っていた。
とにかく大きく、お金持ちのお嬢様、お坊ちゃんが
「ごきけんよう」
なんて気品のある笑いを浮かべながら優雅に通う学校な感じがする。
「今日は学校はおやすみだから、誰もいないんだけどね」
「・・・私なんかが通っちゃっていいんですか・・?」
「ふふ、大丈夫だって。外がすごいだけで中は普通の学校と変わらないから。あ、そうそう。この学校は全寮制の学校じゃないんだよね」
「え?!」
見た目からしてこんな大きい学校が全寮制じゃないということなら、中はどれほど大きい教室があるのだろう。
第一、よくそんなにお金があったもんだ。
「だからみんな自分の家から来てるんだよね。遠い人はホームステイとかして来てるけど。マーテルって家分かんないんだよね?」
「・・・はい。全然思い出せないんです」
「無理しないで。あせったら余計だめになっちゃうよ?だから家は私の家に泊まるといいわ。先生も許可してるし。」
「いいんですか?」
「もちろん。あ、でも汚いかも」
「全然構いませんよ。ありがとう」
ハンガリーさんはとても優しくて親切な人だった。
こんな人が友達だったらすごく嬉しいと思う。
ハンガリーさんは私を連れて、校門の中へと入った。
学校案内をしてくれるそうだ。
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