二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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NARUTO疾風伝
日時: 2011/04/04 14:18
名前: 上昇気流 (ID: 42M2RXjr)

 どうも、上昇気流です。
 NARUTO世界観で、オリキャラが炸裂する小説です。無理な人は見ないほうがいいです。

じゃあ、作品を読むにあたって作者が勝手に考えた設定を説明します。

【オリジナルキャラクター】
ユズ
 明神の相方。しっかり者。
明神(皇 ヒスイ)
 ユズの相方。木の葉の里の抜け忍。
明神
 木の葉特別監視監視部隊隊長。ヒスイを拾う。かなり陽気。
皇 ゲンコウ
 100年前の皇家の長。忍術により永遠の命。とある競技場の首領。

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Re: NARUTO疾風伝 ( No.1 )
日時: 2011/04/04 14:51
名前: 上昇気流 (ID: 42M2RXjr)

「一尾の人柱力の生存確認、ねぇ。そんなの、ゼツに任せておけばいいだろ?」

「・・・仕事サボりたいだけでしょうに」

「いやいや、俺は仕事やる気満々だって、ユズ」

「じゃあ、もっとしゃきっとしてくださいよ、明神さん。リーダーに怒られますよ?」

「あはは、そうだな、まだノルマクリアできてないからいい加減怒るよな」
 
「砂の里にノルマがいますかね」

「いたら捕まえる。それだけだ」





 カカシ率いる第7班は、別任務で砂の里を訪れていた。

「よう、我愛羅久しぶり!」
「ナルトか。久しぶりだな」
 ナルトは風の国の風影———我愛羅に会った。

「元気だったか?」
「ああ。サクラはいないのか?」
「ああ、サクラちゃんなら、チヨバアちゃんの墓参りだってばよ」
「・・・そうか」
 自分に転生術をかけてくれた恩人の顔を思い出す我愛羅。そんな我愛羅の横顔を見て、ナルトもまたあの時のことを思い出す。

 暁。ナルトを狙う犯罪集団。その犯罪集団のせいで、数多くの人間が殺されている。
 我愛羅もまた、守鶴を抜かれて一度死んだ。そして、チヨバアは我愛羅を生き返らせるために、死んだ。
 今、思い出して腹立たしい暁。

「お、ナルトじゃん」
 カンクロウとテマリだ。
「任務は終わったのか?」
「ああ、無事終了だってばよ」
「もう、帰んのかよ?」
 ナルトはカカシをちらっと見る。
 カカシはため息をついた。

「いーんじゃない?帰るのは明日でも」
「いやったー!!カカシ先生サンキュー!」
 ナルトが大声で喜んだ。カカシはそんなナルトを「静かにしろ」と言って止める。

「その後、何か暁の動きはありましたか?」
「いえ、何も・・・」
「そうですか・・・」
「すみません、お役にたてなくて」
「いえ、いいんです。仕方ありません」
 カカシはさらなる暁の情報収集を行っていた。
 我愛羅が生きていると知れば、暁が動き出す可能性は無くはないと思ったからだ。
 もし、また暁が攻めてきてからでは遅い。二の舞になることは避けたい。





「それにしても、本当に一尾の人柱力は生きているんでしょうかね?」
 暁の一人が言った。女だ。
「さあ?生きているんじゃない?そういう情報もぱったし」 
 暁のもう一人がいう。サングラスをかけた男だ。
「その可能性は低いと思います。守鶴を抜かれて生存することはまずありえません。それに、一尾の人柱力は風影だったらしいですし。里の長がいないとばれるのを恐れて、偽物を立てているんでしょう」

「もしくは、誰かが転生術をかけたか・・・」
 男は楽しそうにつぶやいた。

「・・・それもないと思いますよ。人柱力は里の嫌われ者ですし。転生術をかける人間なんているはずないです」
「どうかな。もしかしたら、助けてくれる人物はいたんじゃないか?・・・俺やお前と同じようにな」

 その言葉に、女はうつむいた。
 重い沈黙が流れる。

「ま、本人に直接聞いてみればわかるだろ」
「もし、転生術をかけられて生き返った本物だとしたらどうします?」 男は少し考えてから口を開いた。

「俺だったら見逃しちゃうな」
「リーダーに怒られますよ?」
「大丈夫、ばれないばれない。それに、守鶴は抜かれたんだろ?だっったら殺す必要もないし」

Re: NARUTO疾風伝 ( No.2 )
日時: 2011/04/04 15:15
名前: 上昇気流 (ID: 42M2RXjr)

 我愛羅は窓の外の風景を見る。夜景だ。砂漠の夜景は落ち着く。

「失礼します」

 我愛羅は、声に反応して振り返った。

「!!」
 首筋にクナイを立てられる。
 我愛羅はゆっくりと相手を睨みつけた。
 黒い衣に赤い雲模様。

「・・・暁か・・・」

「よく御存知で。単刀直入に聞きましょう。守鶴を抜かれたあなたが、なぜ生きているのです?」
「お前らに教えるつもりはない」
 ヒュ
 ひょうたんに入った砂が、暁を襲う。

 女は華麗によけると、クナイを我愛羅に向かって投げた。
 砂の鉄壁のガードがそれを容易く受け止める。

「砂のガード・・・堅そうですね」
「・・・・・。」

 我愛羅のコントロールによって、砂が女を襲う。

(室内は不利か・・・)
 パリン
 女は窓を割って外に出た。

「!!・・・浮いている・・・」
 女は宙を歩くように浮いていた。

「黒靴。私の里の秘伝忍具です」
 女が足を見せた。
 女の足には、黒い鉄のような塊が鋭くはめつけられていた。しかも、それは靴のように履いているのではなく、体に直接埋め込まれているようだった。

「もう一度聞きます。なぜ、生きているのですか?」

 我愛羅は、砂の上に乗る。
「答えるつもりはない」





「なんだ、今の音は!!」
 砂の忍びがあわただしく、戦闘態勢に入る。

「おい、あそこだ!」
 砂の忍の一人が空に向かって指を差す。
 そこには、我愛羅と暁がいた。

「あ・・・あの衣装・・・」
 ナルトはこめかみに血筋を浮かべる。

「落ち着け、ナルト。暁は、二人組で活動している。もう一人どこかにいるはずだ」
 カカシに言われてあたりを見渡す。

「うわああああっ!!!」

 叫び声がした。
 その方向を見ると、数人の砂の忍びが倒れていた。

「あそこだってばよ!」
 ナルトは勢いよく飛び出した。

「待てっ!ナルト!」
 カカシの言葉はナルトの耳に入らない。

「うおおお!螺旋丸!」
 


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