二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 人柱アリス‐Distorted sleep
- 日時: 2011/06/01 18:29
- 名前: j ◆Uww.V3pkVM (ID: R3DK0PgD)
あるところに、小さな夢がありました。だれが見たのかわからない、
それは本当に小さな夢でした。小さな夢は思いました。
このまま消えていくのはいやだ。
どうすれば、人に僕を見てもらえるだろう。
小さな夢は考えて考えて、そしてついに思いつきました。
人間を自分の中に迷い込ませて、世界を作らせればいいと
一番目アリスは 閉じ込められて
彼女のせいを知る術は無し
二番目アリスは うちころされて
みんなに愛でられ枯れてゆく
三番目アリスは トリツカレテ
国の頂点に君臨する
四番目アリスは 一番アリスに近かったけど
二人の夢は覚めないまま
(絵本・人柱アリスより)
とりあえずの前口上。
結構加筆しました。
牢屋のシーンとか。すみません。
- Re: 人柱アリス‐Distorted sleep ( No.26 )
- 日時: 2011/06/11 20:14
- 名前: 紫 ◆v9jt8.IUtE (ID: V9u1HFiP)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?470754
お久しぶりです^^
私のところに来ていただき本当にありがとうございます。
流石ですねえ、世界観が凄いです。
他人も巻き込まれての世界っていうのは見た事なかったんで面白いですね。
ではこれからも頑張ってください^^
- Re: 人柱アリス‐Distorted sleep ( No.27 )
- 日時: 2011/06/13 20:08
- 名前: レイコ (ID: 0LEStScZ)
わぅ?いきなりお化けちゃんが(うざいっつの!)
うん、jおねーさんすごすぎて、来るのが楽しみ
学校でも人柱アリスの歌をうたってしまうのです。
最近私、ボカロフリークだなぁ。
- Re: 人柱アリス‐Distorted sleep ( No.28 )
- 日時: 2011/06/19 12:24
- 名前: j ◆Uww.V3pkVM (ID: yMVw4Oad)
>>26 紫サマ
前のテンションがっ。
いえいえ。私の方こそ、本当に、来てくださってありがとうございます!
jおねーさん嬉s(( 世界観?妄想話と言っt(( (( いっつも『((』かよっ。言わせろよ!
と妄想するおねーさんをこれからも宜しくお願いします〜
>>27 レイコ
そうだよ、おばけさんだよ〜〜
凄過ぎて?レイコのほうがすごいぢゃん〜
修学旅行に行ったんだけど、つい一人の時に人柱アリスを熱唱したおねーさんでした。
こめさんきゅー!
- Re: 人柱アリス‐Distorted sleep ( No.29 )
- 日時: 2011/06/19 16:29
- 名前: j ◆Uww.V3pkVM (ID: yMVw4Oad)
07 monster-怪物-
「きゃああああっ。」
白い空間に突如現れた怪物。黒い竜、なんだけど、首が三つあり、頭が三つある!
びっくりした。というか、信じられなかった。
さすがのお父さんも、剣を構えたまま動かずに立ちつくしている。
なんというか、……凄い。凄い姿の怪物だ。倒すなんていう無茶なことはしたくないほど、すごい迫力であった。でも、ただ、どうすればいいのかわかんなかった。
私も、立ち尽くすしかなかったので、お姉ちゃんが二人をたたくまで、ぼーっとしていた。
「ちょっと、二人とも。逃げましょうよ!」
「……そうだな。」
——……本当に、それしかないの?
逃げること、しか?
気付くと、剣を構えていた。そう、戦闘開始。私は無意識のうちに、戦いたいと思っていたのだろう。
「無茶だ、やめろ、メイコぉ!」
わくわくしていた。戦いたい。異常なまでに——。
「戦闘開始、始まった!」
まっていて、怪物。
怪物に向かって、私は歩きだした。
——シュヒン——
剣は宙をないだ。流石に、甘く見ていたか。何せ、相手は怪物なのだ。見たことのないような。
でも、私はこの怪物を見たことがあった。とある場所で。
——シュヒン——
「キシュゥゥウ!」
呻く怪物。なんだろう。急所にあたったのだろうか?
少し喜ぶ——が。
チッ。単なる威嚇だ。
「キシャアアアアアア!」
「煩いっ。」
うちくびにしてしまえ!
——スパンッ——
狙うは、相手の首筋じゃ!
- Re: 人柱アリス‐Distorted sleep ( No.30 )
- 日時: 2011/07/03 16:35
- 名前: j ◆Uww.V3pkVM (ID: obDW75wI)
08 Color -彩-
——キシューーー!
私は剣を怪物の首筋に向かって振りおろしたが、怪物はすぐ避けて、六つの目をこちらに向けた。……睨んでいるのだろうが、私は構わず剣を再び構えた。そして、この怪物を改めて、よくみてみた。
黒くて三メートルはありそうな、ワイバーンを思い浮かべてほしい。そして、くびの付け根から三本首が生えていて、その上に同じワイバーンの顔がそれぞれある。……歪だ。
「ぶっころしてやるよっ!」
歪なもの。消えてしまえ。
お父さんとお姉ちゃんに、何をする気だ。
私が守る。守るんだ……。
あはははっ、ははっははは!
——ジャキン——
ふと見ると、そこには、竜が倒れていた。
「やったわ!ねえ、お父さん、私をほめて!おねえちゃん、お祝いのクッキーを!」
ふと、振り返ると、お父さんは泣いていた。お姉ちゃんも、泣いていた。
「……どうして?どうして、泣いているの?この竜は、私を……私たちを食べてしまいそうだったのよ!」
わけがわからない。私は悪いものを倒したのだ。本来、祝福されるべきだ!
「……メイコ、よくみてみろ……。」
よくみてみろって……ただの竜じゃない。
ふと、竜を見「きゃあああああ!」
そこには、女性が、倒れていた。
「……な……なんで?どうしてあなたが……。」
長い金髪。整った顔立ち。雪のように白くて美しい肌。澄んだ青い瞳。上品な仕草を見せていた、手。そして、彼女を彩る、ドレス、金の王冠——。
「女王……様……。」
どうして?
三つ首竜はどこへ行ったの?
もしかして、見間違えた……?
そんなはずはないわ!女王と、竜を見間違えるなんて……!
でも、女王の首には一本の赤い線が通ってる……。
……どうして……。
顔を抑えた。すると、お父さんが寄ってきて、
「……しょうがないことなのだ。やってしまったものは。後悔しても遅い……。父さんもいっしょに罰を受ける。偉大な女王をころしたつみを。」
「私も受けるわ、メイコ。姉なのですもの。確かに、残念なことよ。でも、だいじょうぶ、私たちがついてるわ。」
……くっ。
その場に崩れ落ちる私を見て、お父さんが泣いた。はじめてみる、涙だった。
……ごめんなさい、お父さん。
ごめんね。そんな悲しい思いをさせて……。
——はははっ
ははははっははははははは!
「誰……?」
お姉ちゃん、私よ。私……。
「やった、やっと女王がしんでくれた!危険な女が、消えた!我は英雄だ。みな、敬い称えよ!」
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