二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【薄桜鬼】私の兄は土方先生。【SSL】
- 日時: 2011/06/13 21:53
- 名前: 蜜羽 ◆CamRz/shCQ (ID: xEKpdEI2)
蜜羽です`ω´!
SSLですSSL←
内容はタイトルで分かると思いますが。
頑張るのでよろしくお願いします☆((
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- Re: 【薄桜鬼】私の兄は土方先生。【SSL】 ( No.1 )
- 日時: 2011/06/13 23:09
- 名前: 蜜羽 ◆CamRz/shCQ (ID: xEKpdEI2)
一
「ぬふ〜楽しみだなぁ☆」
同じクラスの女の子が、何やら嬉しそうな笑みを浮かべている。
どうしたんだろう、と僕は話しかけてみた。
「・・・どうしたの、小鈴ちゃん」
「あ、総司くん。えっとね、楽しみなの〜!」
「それは分かったから。何が楽しみなの?」
「ほら、薄桜学園に女の子入学してくるでしょ!」
・・・あぁ。確かにそんなこと噂されてたっけ。
「女一人で寂しかったんだよね〜! だからすっごい楽しみでっ! いっぱい可愛がってあげるの〜♪」
「去年、すっごく元気に騒いでた記憶があるんだけど・・・」
「ん、ん〜・・・それは気のせいじゃない、かなっ?」
少し慌ててはぐらかす小鈴ちゃん。
そんなことすると少し苛めたくなってくるんだけどな。
「でも、可愛がるどころかあっちが引いちゃうかもね」
「へ・・・どうして?」
「だって君、土方先生の妹じゃない。怖がって逃げちゃうかも」
***
「千鶴! 始業式だってのに遅れて悪い!」
「大丈夫だよ平助くん。とにかく、急ごう?」
「お、おう、そうだな!」
そう言って平助くんは私の手を握り、
薄桜学園へと走って行く。
-
「はぁー・・・なんとか間に合ったな」
「そうだね・・・良かった」
体育館で、私達は始業式が始まるのを待っていた。
前の方に私達と同じ新入生がいて、後ろの方に先輩たちがいるのかな?
少しキョロキョロしていると。
・・・始業式が始まった。
舞台には、学園長らしき男の人が立っていた。
『新入生の皆、入学式のときも言ったが・・・ようこそ、薄桜学園へ! 覚えてくれとるかな、俺は学園長の近藤勇だ』
・・・それから、少し長めの学園長のお話。
でもなんだろう。すごい心地よく聞ける。
学園長の話が終わり、次は生徒会長さんのお話らしい。
どんな人だろう・・・。
すると、綺麗な金髪で何故か余裕たっぷりの笑みを浮かべた人が、マイクを握っていた。
この人が生徒会長さんかな。
『よく聞け新入生共。俺は生徒会長の風間千景だ。
薄桜学園に入学してきたこと、歓迎してやる。誇りに思うがいい』
・・・・・・なんなんだろう、このものすごく上から目線な生徒会長さんは。
とにかく、歓迎はしてくれてるん・・・だよね。
・・・そんなこんなで始業式は終わり、
いよいよ薄桜学園での新しい生活の始まりです!
- Re: 【薄桜鬼】私の兄は土方先生。【SSL】 ( No.2 )
- 日時: 2011/06/14 17:41
- 名前: 蜜羽 ◆CamRz/shCQ (ID: xEKpdEI2)
二
始業式から数日立ったある日のこと。
「一年生の教室・・・ここら辺だよね」
名前は・・・
「雪村千鶴ちゃん・・・」
どこにいるんだろう。何組かな。
とりあえず1組から探してみよう。
すると。
「あ、いた」
なんだ、1組かぁ。
て、てゆーか・・・
「超っ可愛い!!」
思わず、1年生の教室へと入ってしまった。
千鶴ちゃん目掛けてー・・・
「だーいぶっ!!」
「きゃあ!?」
あはぁ〜声も可愛い♪
てか私変態みたいだね・・・。
「あ、あの・・・何方ですか?」
少し不思議そうな顔をして、私の顔を覗き込む千鶴ちゃん。
「あっ、私は土方小鈴! 2年なんだけどさぁ、女の子が入学してきたっていうからつい」
すると、千鶴ちゃんの目が丸くなる。
「えっ、先輩ですか!? ・・・しかも、今・・・土方って・・・」
うーん、やっぱ驚くかな。
「土方先生と血が繋がってる・・・? そ、そんなことないですよね!」
あはは、と笑う千鶴ちゃん。
繋がってるよ、と言おうと、口を開いた瞬間。
「そんなことあるよ」
と、私の背後からあの人の声。
「総司くん、いつの間に・・・」
「ん? さっきの間に♪」
「・・・・・・」
千鶴ちゃんはこれ以上ないくらいの驚きの表情で私を見ていた。
「え、う、嘘っ・・・」
「ほんとほんと。私、妹なんだ。お兄ちゃん、うるさいかもだけど・・・よろしくね」
「はっ、はい!! ・・・土方先輩!」
「・・・」
土方先輩・・・・・・
「千鶴ちゃん」
「はい?」
「土方先輩ってのは、私自身も寒気するし止めない? 小鈴でいいよ」
「えと・・・・・・じゃあ、小鈴先輩・・・」
「うん、それでいいよっ」
そう言って、私は時計を見てチャイムが鳴りそうなのを確認し、
総司くんと一緒に教室を出た。
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