二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【HGSS】エスパーの弱点【イツキ×カリン】
- 日時: 2011/07/08 20:10
- 名前: チャンピオン (ID: r7gkQ/Tr)
「シザークロス」「むしのさざめき」「メガホーン」
「ふいうち」「つじぎり」「あくのはどう」
「シャドーボール」…
カリン「…」
イツキ「後は、そうだなあ…」
カリン「…全部エスパータイプが苦手とするモノね」
イツキ「っ! うわ…」
耳元で急に声がしたので振り向くと、そこにはカリンが。
カリン「でもどうして…」
驚いたイツキの様子は全然気にしないで、技名の書かれた用紙を手に取る。
イツキ「カリンさん、居たんなら気づくようにしてくださいよ。」
カリン「一部の技しかないけど、どうして?」
カリンは問いかけた…その横顔は、ちょっと見下されたような気分だった。
イツキ「…威力とか、タイプ的にメジャーなのをチョイスしてたんで」
カリン「ふいうちなんて…一瞬でやられちゃうもの そうね…」
イツキ「そういう自分は悪タイプのエキスパートじゃないか…」
カリン「見たところ、弱点をカバー出来るようにしたいのね?」
イツキ「!」
その通り。特に、気をつけたい敵の技を紙に記していたのである…
カリン「そうだわ この技マシン…」
イツキ「えっ」
傍にいたブラッキーに持たせていた技マシンを差し出した。
イツキ「めぜめるパワーか…使ったことはなかったな。」
カリン「カバー出来るタイプになるかどうかは分からないわ。でも、あった方が便利じゃない…?」
イツキ「そうですね。じゃあ、受け取るよ」
カリン「それにしても、エスパー…つまり念が悪に弱い理論って、何だか…分かる?」
カリンは不敵に問いかけてみせた。
イツキ「理論?」
カリン「あたくし、こう考えているのよ。」
イツキ「自然なモノとは言いにくいからね、炎や水みたいに…」
カリン「…イツキ君、あたしのこと苦手でしょ」
イツキ「はい?」
カリン「分かってるわ それくらい…つまりそういうこと。」
イツキ「??」
カリン「理解できない…?まあいいわ、単純なことなのよ。」
イツキ「ちゃんと説明してもらわないと…。そもそも僕は」
カリン「あら もうこんな時間。休憩も終わりね」
イツキ「!」
カリン「それじゃあ今日も挑戦者のお相手…頑張ってね」
イツキ「貴方だって四天王じゃないか…」
自分のところまで辿り着くトレーナーが居るはずないとの余裕のかましよう。
イツキは1人目な為、色んなトレーナーの挑戦を受けることになるので、カリンはイツキにエール。
イツキ「はー…やっぱりカリンさんは頭が上がらないな。」
図星を言われて、焦ったけれども事実は事実。
イツキ「大人って感じで綺麗な人だし、気を遣うから…。」
3つほどしか年齢は違わないのに…
イツキ「…よし でも挑戦者が来る前に、まず技マシンを使ってみよう。」
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