二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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青の祓術師inNARUTO〜疾風伝〜
日時: 2011/07/17 01:02
名前: だだだ (ID: Uvcwa5h/)

NARUTO世界観で、青エクの燐くんが登場します。

オリキャラが結構出てきますので、分かりづらくなるかもしれません。

へたくそですが、どうぞよろしくお願いいたします。

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Re: 青の祓術師inNARUTO〜疾風伝〜 ( No.2 )
日時: 2011/07/17 12:09
名前: だだだ (ID: Uvcwa5h/)

「・・・・・。」

 目を覚ますと、まず最初に見たのは、木だった。そして自分の頭を乗せているのが木の根っこだと気付く。そして周りが気に覆われていて、ここが森の中だと気付く。

 制服は木の枝のせいなのか、ところどころ破れていた。

「・・・どこだここ?」

 燐は起き上がって大きく伸びをする。そして、強く自分の頬をひねった。

「〜〜〜〜〜〜ッ!!」

 あまりの痛さに涙目になりながら頬を抑える。少し強くやりすぎてしまった。

 とりあえず、夢ではない。それだけでも確認できればいいほうだ。

 トン・・・・

「・・・え?」

 自分の背中に痛みが走るのが分かった。その痛みの原因がクナイだと気付いた時には遅かった。意識は遠のき、地面に倒れた。

Re: 青の祓術師inNARUTO〜疾風伝〜 ( No.3 )
日時: 2011/07/17 12:33
名前: だだだ (ID: Uvcwa5h/)

 次に目を覚ました時には、巨乳の女性が自分を見下ろしていた。

 自分が寝かされているのは、ベット。普通、立場が逆のはずだが。

 自分の顔が紅潮していく。これはまずいんじゃないのか?

「・・・お前」

 巨乳の女性が燐に話しかける。

「・・・は、はィ!?」

 上ずって変な声が出てしまう。

「・・・何者だ?」

「・・・はぁ?」

 こっちが聞きてぇよ!と、思わず言いそうになるが、巨乳の女性が燐を舐めるように睨みつけてくるので、声が思った通りに出ない。

「・・・見たところ、ただのガキだな」

「ああ!?なんだと!?」

「貴様、綱手様になんて無礼な口のきき方を!!」

 気づくと、首元にクナイを突き付けられていた。

「!・・・何しやがんだ」

 クナイを突き付けてくる黒い短髪女を睨みつける。

「よせ、シズネ。こんなところで殺生などするな」

「しかし・・・」

「シズネ。私の言ったことがわからんのか?」

 綱手と呼ばれた巨乳女が、シズネと呼ばれる黒い短髪女を睨みつけると、しぶしぶクナイをしまってお辞儀した。

「てめぇ、誰だ。」

「そういう場合は、自分から名乗れ。常識だろう」

 綱手は随分と余裕そうだった。燐は、ここで反発しても分があるのはそちら側だと理解し、一瞥をくれながら口を開く。

「奥村燐だ」

「聞いたことがない名だな・・・なぜ木の葉の額当てを持っていた?」

「木の葉の額当て?・・・・・ああ」

 年季の入った額当てのことを思い出す。

「あれは、鉄製だろ?」

「そういう意味じゃない。あれはこの里の額当てだという意味だ」

「この里・・・?」

 すると、綱手は窓のカーテンを開けてみせる。

 そこにあったのは、本当に里と称すべき村の集合体が広がっていた。古そうな町並み。そこに住む人々も現代とは思えない服装をしている。

「・・・なんだよ・・・ここ・・・」

「ここは、火の国、木の葉隠れの里だ。」

「こ、木の葉隠れの里?」

「そうだ。そして私は」

 ずいっと燐に顔を近寄せる。

「私は、この里の長。五代目火影、綱手だ」

Re: 青の祓術師inNARUTO〜疾風伝〜 ( No.4 )
日時: 2011/07/17 13:20
名前: だだだ (ID: Uvcwa5h/)

「・・・トカゲ?」

 燐が聞き返すと、綱手は思い切り燐の頭を殴った。

「いってぇぇぇ!!」

「火影だ、バカ者。火影とは、この里の長のことだ」

「お、長・・・」

 殴られた部分をなでながら、綱手を見る。

 こんな女が里の長・・・。

 ドガッ

 綱手は壁を軽くデコピンする。すると、デコピンをした箇所がかなり崩落した。

「なんだ?思ったことを言えばどうだ?」

「いえ・・・。あの、すばらしいですね」

 にっこりと問う綱手に恐れをなして、縮みこむ。

「で?」

「え?」

「なんでこの里の額当てを持っていた?」

「知らねぇよ。俺が聞きたいくらいだ」

 今までの下りからして、燐が嘘をついていないと思ったのか、軽くため息をつく綱手。

「じゃあ、お前がこの里に来た理由は?」

「・・・知らねぇよ。気づいたらここにいたんだ」

「・・・・・普通だったら信じないが・・・。お前が嘘を言っているようにも聞こえないからな・・・」

「・・・ていうか、俺の剣はどこだよ?」

「剣?ああ、これのことか?」

 綱手が手に持っていたものは、まさしく倶利伽羅だった。

 しかし、その倶梨伽羅をシズネに渡してしまう。

「!?おいッ」

「お前は嘘は言っていない。それは信じよう。しかし、我々はお前を信じてはいない。そう簡単に武器を渡すと思うか?」

「・・・てめぇ・・・」

 綱手の言葉には威厳があった。しかし、燐はその威厳すらもぶち壊そうとするように綱手を睨みつけた。

「ほぅ・・・。私とやりあうつもりか?」

「返せ!!それは、お前らが持ってていいもんじゃねえんだよ!!」

「興味ないな。それに、簡単に手放しているようなものに、それほどの価値があるようには思えんがな?」

「・・・返せよォッ!!」

 燐が、シズネに向かって手を伸ばす。しかし、その手は簡単にクナイによって貫かれた。

「任務帰りで悪いが、このガキの相手をしてやれ。—————カカシ」

Re: 青の祓術師inNARUTO〜疾風伝〜 ( No.5 )
日時: 2011/07/17 15:45
名前: だだだ (ID: Uvcwa5h/)

 現れたのは、銀髪の髪をだらしなく横に伸ばした気怠そうな男。顔はマスクで口と鼻を隠し、左目は額当てを傾けて隠している。

 怪しさ満点な男は、シズネから倶利伽羅を受け取ると、燐を見る。

「・・・まだ子供じゃないですか」

「子供をあしらうのは得意だろう?それと、ここでやるなよ。場所を移せ」

「はいはい」

 ヒュッ

「・・・なッ!?」

 風が一瞬横切ったかと思うと、なんと燐はカカシと呼ばれた男につかまれて外に出ていた。

「は、放せ!!」

「ちょっと待てって。ここらへんでいいか」

 すっと手を放すカカシ。

「おい。刀を返せ」

「そればっかだな。大体、この刀結構ぼろいぞ?」

「返せって言ってんだよ!!」

 ボウッ

「!!」

 青い光が燐を包み込む。

 カカシは目を見張る。

 燐は、そのままカカシに向かって拳を振り下ろす。

「よっと」

「!!」

 呆気なくかわされる。

「お前・・・何者だ?」

「奥村燐だ!!刀を返せよ!!」

「・・・そんなにこの刀が欲しいのか?」

「それは、俺の親父の形見だ!返せよ!!」

 その瞬間、カカシの顔が一瞬曇ったように見えた。

「形見・・・ね」

 ヒュッ

「!」

 カカシから刀が投げ渡される。

「刀は返す。でも、質問には答えろよ」

「・・・?」

「その青い炎・・・・なんなんだ?」

 青い炎。サタンの息子であることを象徴する青い炎。

「・・・これは・・・」

「カカシせんせーーー!!やーっと見つけたってばよ!」

 大声でかき消される。

 みると、そこにいたのは金髪の自分と同い年くらいの少年だった。

「ナルト・・・お前はもうチョイ空気読めって・・・」

「ん?誰だってばよ、こいつ」

 ナルトと呼ばれた少年が、燐を指さす。

「・・・こいつは、奥村燐って言ってまあ、不法入国者だ」

「ッはぁ!?誰が不法入国者だ!!」

「俺はうずまきナルト!よろしくってばよ!」

 話が勝手に進まれていき、呆然とする燐。

大好きなカップル ( No.6 )
日時: 2011/10/23 21:52
名前: もも (ID: 2cRnojto)

火影の仕事も、もう飽きてきた



ある日、綱手は朝から嫌な予感がしていた。宝くじの一等が当たったからだ。

綱手「今日は何もないだろうねぇ…」
???「いえ、あるわよ」
綱手「?!」
???「どうも。初代火影のお孫さん、綱手姫。」

綱手は、またか、と軽くしか思っていなかった。いつもいつも狙われるとしたら、火影か初代火影の孫が理由だからだ。

綱手「おい。誰だか知らないが、さっさと逃げた方が身の為だぞ。暗部が来たら殺されるぞ。お前。こんな暇があるんなら畑でも耕しとけ。」
???「こっちも暇じゃあないの。
じゃ、おとなしくついて来てもらおうかしら?」

ツカツカと歩み寄ってくる。だが、綱手はそんな事も気にせずに火影室から出ようとした。
が、シュルシュルと、ものすごい速さで紐が体を縛りあげた。

綱手「ん?紐か…。」

綱手は何なく紐をひきちぎった。

???「やっぱりもっと太くなきゃだめだったみたいねぇ。」

殺気が大きくなった。綱手は仕方なく戦闘体制にはいった。
そして次の瞬間には敵は壁にめり込んでいた。

???「ぐはぁっ‼」
綱手「フンッ。どんな太い紐だってつかまるもんか。」
???「どうかしら?」

ものすごい殺気だ。
綱手は距離を置く為に、1番遠い壁に、寄りかかった。
が、その瞬間壁がぐにゃりとなった。離れようとしても離れられない。服にへばりついてくるから、上着を脱ぎ捕まるのは避けられた。
そして、急いで部屋から出て、屋上に出た。敵も屋上に出たので、かかと落としをくらわせた。

どごぉぉぉぉぉぉぉん

シュルシュルシュルシュル

一瞬の隙にあの紐にとらえられてしまった。

綱手「くそっ。あたしとした事が。」
???「フフフ、じゃあついて来てもらうわね。」
自来也「そうはいかねぇのぉ。わしが助けてやるぞ?」
アスマ「おい。てめぇ。綱手様をどうする気だ?」
???「あんたに話すわけないでしょう。」

ものすごい破壊音を聞いて、アスマと自来也が参戦しに来たのだ。

紅「こ、これは?」

少し遅れて紅も来た。
敵が少し笑ったのが、ここにいる全員にわかった。
アスマは、とっさに紅の前に立った。敵の目がそっちにいっている隙に、自来也はいとも簡単に綱手を救出した。
そして、自来也も綱手の前に立った。

???「あらぁ。良いのが2人も揃っちゃったわねぇ。じゃあ2人ともいただいちゃおうかしら。

アスマ「誰を取りに来たんだがしらねぇが、お前ここで死ぬぞ。」

敵の目は、アスマと自来也を交互に見ていた。

綱手「アスマ‼自来也‼狙いはお前たちだ!あたしをおとりにしようとしたのか‼」
???「もう。遅いわよ。まずはあんたからね‼」

敵から放たれた平たい布状の物は、真っ直ぐにそして速く自来也に向かっていった。
はずなのに、かくっといきなり曲がると、綱手の脚をとらえた。

綱手「うっ。くそっ。なぜだ。あたしをおとりにしても、意味はないぞ。」
???「誰があんなデカイおっさんと髭の熊欲しいって言った?」
紅「髭の熊って…フフフ」
綱手「……フフ。」
アスマ&自来也&???「笑うな‼」

しーんと静まりかえった。
敵が少し集中をきらしたから、綱手の脚をとらえた布はとれた。

綱手「今のうちだ‼紅‼行くぞ。」
紅「は、はい。」

2人は並んで走り出した。
いきなり、体がフワッと浮き上がったかと思うと、かなり大きい雪男に抱えられていた。

???「だめよ。キド。その2人は殺しちゃ。おもちゃにしてもだめだからね。」
キド「ウガ。」
綱手「は、離せ‼おい。気持ち悪い‼馬鹿‼阿呆‼デカ男‼怪物‼」
紅「何かおかしいわね。この目。まさか‼……解‼」
キド「ウ、ウガァ」
紅「やはりね。」
???「お、お前。何をする⁉」
紅「あなた。この子幻術で操ってたのね?しかも二重に。」
綱手「まさか⁉」
紅「はい。この幻術はまず、この子、キドが好きになった人の言う事をなんでも聞くというもの。更に、キドが、あなたの事をずっと好きでいるようにというものを二重にかけたのです。
でしょ?」
???「くっ。」

いち早く気づいた紅が一つ目の幻術、言う事をなんでも聞く幻術をといた。

紅「綱手様、もう一つは私には解けません。」
綱手「あぁ。まかせときな。…解‼」
キド「ウ、ウガガ?」
綱手「ここは?じゃないよ。あんた記憶をなくしてんのかい?」
キド「ウガウガ。ガガ。」
紅「あの女?あんたを操ってたのよ。」
自来也「言葉わかるのか?」
アスマ「なんかこえーな。」
紅「分からないの?アスマ。」
綱手「普通に喋ってるけどなあ。」

痺れをきらした敵が、いきなりすごいはやさで、綱手と紅のみぞおちにパンチをくらわせ、気絶させた。そして、キドを蹴り倒し、自来也とアスマの動きを封じ、2人をさらって行った。

自来也「綱手!」
アスマ「紅‼」
キド「ウガァァァァ‼」

2人が飛び出すより先に、キドが、2人をだきあげ、息もできないような速さで敵に追いついた。だが、敵も速く、追いついた所は敵のアジトだった。
そして、 綱手と紅は鎖に繋がれてぐったりしていた。

???「あんた達もう遅いわよ。この2人の特別なチャクラはあたしがすべて頂くわ。キドの言葉がわかる者の肉体、チャクラはとても強力なの。……はっ‼」

紅「あぁっ‼」
綱手「うぁぁっ‼」
???「ふははははは‼これであたしは、あたしはぁぁ‼」
キド「ガァァァ‼」

鈍い音をたてて、敵はキドの一撃で息絶えた。

紅「……。」
綱手「キ……。」



キドのおかげで、2人は無事救出された。それどころか、キドは2人を気に入り、いつも離れなくなった。
もちろん、自来也とアスマが、綱手と紅の看病する隙を与えなかった。



自来也「わしら、出番あったか?なんか自分をずっと好きでいるあの幻術、欲しくなってきた。キドはうらやましいのぉ。」
アスマ「ま、俺らは婚約してますからね。」

その言葉をキドは聞き逃さなかった。

キド「ウガガガウガァ!」
紅「/////」
自来也「なんて言ったんだ?」
綱手「この2人は渡さない‼だって(笑)」
アスマ&自来也「ひ、ひぃい……うぎゃあああああああ‼」




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