二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ペルソナ 〜新章〜
日時: 2011/08/09 21:27
名前: ハザマ (ID: KjZyd1Q/)

初めまして!
二次小説板は初めてです、ハザマと申します!

亀並みの更新でのぉぉぉんびり初めていこうと思います!
どうか生暖かい目で見守ってくださると幸いです!

ペルソナ4から一年後の話です、マヤ歴の2012年ですねw

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Re: ペルソナ 〜新章〜 ( No.1 )
日時: 2011/08/09 22:32
名前: ハザマ (ID: KjZyd1Q/)

「ようこそ、占いの館【シンクロ二シティ】へ。私、館の主を務めさていただいております、エリザベスと言う者でございます。そして私の背後にいるのが私の助手兼玩具カトリーナです………」
 ……目が覚めると狭い、6畳ほどの部屋の中いかにも占い師と言ったスピリチュワルな黒いドレスを身に纏ったショートカットの美女が微笑みながら頭を下げた後マシンガンの如く喋りはじめる。。
 部屋の四隅に黒いカーテンと占いのアイテムなのだろうか? 人形やキラキラと光る石などなどに埋め尽くされ、部屋の中央にこの部屋には丁度いい大きさの丸テーブルに丸い水晶と大きな辞書の様な本が置かれていた。
 そして特に目を引いたのが後ろにいる、得体のしれないホッケーマスクの様なものを被っているため男か女か判別できない、さらに拘束具を付けた人間が女の後ろに幽霊の様に立っていた。
 ただでさえ行く事がないだろう占いの館、そして占い師の背後に立つ亡霊の様な拘束具を付けたカトリーナ(多分女)あまりにも現実味がない。
 ……そうか、まだ夢の中か……どうりで眠い訳だ。
 つい眠たさの余り俺はエリザベスさんがペラペラと喋っている途中大きな欠伸をかく。
 ピキン……エリザベスは青筋を浮かべ丸テーブルの上にある分厚い本を取り出し開き立ち上がる。
「メギドラオンでござい……」
 エリザベスが呪文的な何かを唱えようとした瞬間、拘束具、ホッケーマスクのカトリーナはまるで弾丸の様な勢いで、頭からエリザベスのどてっ腹に突っ込み、黙らせた。
 エリザベスは宙で弧を描き一緒に突っ込んだカトリーナと床へ勢いよく叩きつけられた。
 その振動で部屋の壁にキチンと並べられている占いのアイテムが埃を舞い上げて落ちていく。
 ドシン! バタン! と騒々しい音を立てそのままキャットファイトを始める二人、というか拘束具のせいで身動きできないカトリーナが一方的にエリザベスにタコ殴りにされる形になっていた、馬乗りになりひたすら聞くに堪えない罵声を浴びせながらホッケーマスクを殴り続ける。
 帰りてぇ、ていうか何で喧嘩始めたんだよ? コイツら……。
 カトリーナは必死に足をバタつかせるが床に足を叩きつけ騒々しい音をただむなしく出しているだけだった。
「ったくよぉ!! グダグダじゃねえか畜生が!」
 完全にキャラが崩壊してしまったエリザベス、エリザベスはゆっくりと立ち上がり先程までの優雅で柔和な物腰は消えてどこぞのヤンキーの様にどかっと椅子に腰かける。
 カトリーナは完全に力尽きてしまったのか、ヤム……ボロ雑巾の様な格好で寝ている様に倒れている。
「はぁ〜だるいわ……主っていつもこんな事やってたんだ。いや、まだ仕事すらしてないか……」
 何やらやっちまったという顔で溜息をつき本に挟んでいる白紙を俺に突き付けテーブルに置かれている羽ペンとインクを指さす、紙には中央に一本の下線が引かれている。
「そこに名前書いて」
 ぶっきらぼうにエリザベスはそう言った。
「なんでですか?」
「あぁ!?」
 エリザベスは表情を豹変……いや既に豹変している様なものだが眉を挙げて鋭い……獣の様な眼光で俺を睨みつける。
「すいません、書かせていただきますエリザベス先輩!」
 ああ、何てチキンなんだ俺……。
 俺はその白紙の紙に【九十九 零司】と本名を書いた。

Re: ペルソナ 〜新章〜 ( No.2 )
日時: 2011/08/12 01:49
名前: ハザマ (ID: KjZyd1Q/)

 4月7日
 
 変な夢だったな……まぁ夢なんて大抵支離滅裂なんだけど……。
 俺は眠い目を擦りながら一人さびしく、テレビの電源を入れジャムを塗ったトースターを頬張る。
「昨日、絵馬市郊外で発見された身元不明の惨殺死体が司法解剖の結果、衆議院議員である九鬼陽太郎議員である事が判明しました。警察は一か月前に同じく殺害された衆議院議員の音無一之輔議員との関連を調べているようです、またこの二人の共通点は【利権問題や贈収賄など色々な疑惑を持っている】という点などです。」
 テレビの中で女性キャスターが特に詰まる事もなく活舌よく話すと、ベテランのメインキャスターが喋る。
「本当に日本はどうなってしまったんだろうなぁ、去年八十稲羽で起きた連続殺人事件も犯人が刑事だったり……。それに最近、前にはやった無気力症なんかもまた再発しているらしいじゃないの。暗い話題ばっかりだねぇ……」
 メインキャスターは嘆息しながら肩を落とす。
「でもね、皆さん次は明るい話題ですよ! なんと、去年芸能界活動停止したりせちー事久慈川りせちゃんがなんと芸能界電撃復帰! いやぁ、活動停止した時はねファンだったからショックだったけど……うれしいねぇ、記者会見のVTRをどうぞ!」

   〜〜〜〜〜〜
    電車内
「よう、零司! 今日から高2だな……高2つったらアレだ! あんなイカ臭いイベントやこんなイカ臭いイベントまで盛り沢山だなオイ!」
 朝食を終えて月光館学園に向かう電車に向かう途中、去年1−Bのクラスメートだった、伊織武蔵が俺を見つけるなり嬉々とした顔で興奮して俺に喋りかける。
「イカ臭いのテメー頭の中だけだろ? ちょ、恥ずかしいから俺に話しかけてくんな」
 俺は冷たく言い放つ。
「相変わらずの毒舌だな零司……春休み明けにも関わらず、その威力さすがだぜ」
「………………」
「無視すんなよ!」
 相変わらず痛い奴だった、いやいい奴なのは分かるけど。
「そう言えばお前、春休み何してたんだ?」
 俺の毒舌でクールダウンしたのか思いついた様に、ふとそんな事を聞いた。
「あ〜そうだな。寝てばっかりだったなそういえば……」
 俺は春休み特に何もせずに過ごした事を思い出しながら言った。
「か〜! 駄目だな高2目指すはハーレム! そのために俺は順平のとこいってオシャレを学んできたんだぜ? どうよ、カッケーだろこのネックレス?」
 そう言って首にかけている赤・黒・黄・青の四色の石のネックレスを自慢するように見せつける、無性にドヤ顔が鼻につく。
「順平ってお前の従兄弟だっけ?」
「ああ、同じネックレス買ったんだよ順平のと」
 ネックレスをいじりながらそう言った。
 何故同じネックレスをチョイスしたのか少し疑問だったが確かにお洒落だったので俺は適当に相槌を打った。


  〜〜〜〜〜〜〜
   月光館学園

「はぁ〜、また鳥海かよ……」
 俺は溜息をつきながら2−Fの机に突っ伏す。
 鳥海……別に嫌いな教師ではなかったが、男に振られたとかで授業にならない日がある、そういう日は常にヘビーな話しかしない、三年前に死んだ元生徒の話が出て来た時はこっちまでテンションが低くなった事を覚えている。
「そしてまたお前と同じクラスとはな……」
 俺はジトッとした目で隣で携帯をいじる伊織を見る。
「いいじゃねえか。また馬鹿やろうぜ」
 伊織は笑いながらそう言った……全くホントにいい奴だなお前は。
 キ〜ンコ〜ン……
 チャイムが鳴り騒がしいながらも全員が席に着く。
 しばらくすると扉が勢いよく開き、担任の鳥海……ではなく白衣を着た無精ひげを生やした長身のイケメンが教室に入る、見覚えのない教師が入ってきて教室中がざわつき始める、歳は20代前半くらいだろうか?
 男はチョークを手に取り黒板に自分の名前を書き、手を払いながらこちらを向いた。
「え〜と、諸事情でしばらく仕事を御休みなる事になった鳥海先生の代打の臨時教師の【狭霧悠馬】です。短い間ですがよろしくお願いします」
 そう言って狭霧は微笑んで深く頭を下げた

Re: ペルソナ 〜新章〜 ( No.3 )
日時: 2011/08/16 23:13
名前: ハザマ (ID: KjZyd1Q/)

【ベルベットアンダーグラウンド【ベルベットルームの成れの果て】】

「ねぇ、さっき私が手に入れたネタなんだけど・・・・・・なんとなんと! 鳥海の病気って無気力症なんだって?」
 長ったらしい校長の話が終わり、テメーが手に入れた情報に満足そうに頷きながら時雨瑠香シグレルカが近づいてきた。
「「へぇ〜」」
 俺と伊織はハイテンションな時雨とは裏腹に退屈そうに溜息をついた、正直な話を聞いて少し驚いたが興味を示すとドヤ顔してきそうな気がしたため適当に相槌を打った体で言った。
 多分、伊織もそうだろう。こういう話は高名なジャーナリストの娘で、月光館学園新聞部の部長である時雨の次に好きそうなものだ・・・・・・俺も好きだけど。
「何よぅ、その素っ気ない態度は・・・・・・まぁ、たまたま寄った職員室で小耳に挟んだだけだから深く追求された所で困るんだけどね」
「「ふ〜ん(棒読み)」」
保留

Re: ペルソナ 〜新章〜 ( No.4 )
日時: 2011/08/23 10:24
名前: 深御  (ID: FSosQk4t)

頑張ってください!
楽しみにしてます!!


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