二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ダンボール戦機 NEXT
日時: 2011/09/02 15:22
名前: タクミ (ID: zt5wk7o6)

初めましてタクミと申します。
今日から、ダンボール戦機の二次小説を書こうと思ってます。

初心者なので、面白いかどうかもわかりませんし、更新ペースも遅いかと思いますが、一度だけでも見ていただけたら幸いと思ってます。

ぜひよろしくお願いします。

Page:1 2



Re: ダンボール戦機 NEXT ( No.2 )
日時: 2011/09/02 20:50
名前: タクミ (ID: zt5wk7o6)

【第2話】




「はぁ〜、すっかり遅くなっちゃったな」

「そうだね」

時間を忘れてLBXに夢中になっていた三人。
そして日も沈み、三人は店を出るのだった。


「ジャジャーン!ここで二人に報告があります!!」

「「?」」

美穂が一つの箱を陸斗とショウに見せる。


「あぁー!これって!!」

その箱を見てショウも陸斗も驚いていた。


「そう!新型LBX”ソルター”私もついにLBXを買ったんだ!」

「すごいすごい!美穂、これ見せて」

「いいわよ♪」

美穂からソルターの箱を受け取り、ショウはそれを羨ましそうに眺める。



「へぇ〜新型LBXか、どうしてもっと早く言わなかったんだ?」

「だってこれキタジマで買った訳じゃないし、他の店で買った物をキタジマで出すのはちょっとね」

少し恥ずかしそうに美穂は陸斗に言う。


「ありがとう、にしてもこれ最近入荷したばかりのLBXだろ?羨ましいな」

ショウは”ソルター”入った箱を美穂に返して言う。



「まぁね、私もようやく買えたからね♪今日帰ってさっそく組み立てるから、明日性能を試させてね!」



「まっ、これでLBXを持ってないのはショウだけになったな」

陸斗の言葉を聞き、ショウはがっくりした様子だった。


「ど、どうしたんだ?」

「はぁ〜お小遣いも足りないし、LBX買うのはまだまだ先だなって」

お小遣いを貯めて自分でLBXを買うように言われているショウはがっかりしながら言う。

「何だそう言う事かよ」
陸斗はそれを呆れ半分出で聞いている。


「まっ、頑張って貯金する事、じゃあね」

「じゃぁな竜崎、また明日キタジマでな」


「うん、美穂、陸斗!また明日!」

二人に手を振りながら、ショウはその場を立ち去っていく。








”ガチャッ!”

「ただいま〜!」

「お帰り、ショウ」

玄関を開けると、自分を迎えてくれるショウの母、竜崎麻友。
ちなみに詳しく言うならこの家族は母とショウの二人家族で父親はいない。だが父親が居ない理由をショウはいまだに知らず、母もそれを話題に出す事がない。


「うん、ただいま母さん」

靴を脱ぎ、いつもと変わらず階段を上り、2Fの自分の部屋に戻る。


”ドドドッ!”

だがまもなくすごい速さで階段を駆け下り、一つの箱を持って母親の前に出る。





「か、母さんこれ!!」

ショウが持っていた箱は間違いなくLBXの入った箱だった。


「やっぱり気づいたの?」

「こ、これどうしたの!?まさか母さん俺のために……」

「私が買うと思う?」

「思わない」

「……以外とはっきり言うのね」


「まぁそれはともかく、母さんじゃないなら誰が?」

「前に何か応募してたじゃない」

「えぇ?もしかしてそれが当たったの?」

「そうらしいわね、運がいいんだから」

「で、でも、このLBX、僕が応募した奴の対象になってなかったと思うけど」

「まぁいいじゃない、念願のLBXが手に入ったんだから」

「これタイニオービット社製か」

パッケージには”バルキリー”と書かれ絵柄を見る限り、ナイトフレームのLBXらしい。


「さっそく組み立てよう!」

「あぁちょっと!……もうまったく、ほんと子供なんだから」

二階に駆け上がっていくショウを見て、ただ笑う母だった。
















「えぇ、例の子供に渡しました。これでほんとに……どうにかなるといいのだが」

「いつか、あの子にも全てを話さないとな」

竜崎家の家を見た後、二人の男たちはその場を立ち去っていく。














——————————————————————————————————————————



第二話目更新しました。
初心者が書く小説ですから良いかどうかとても心配です……。
それでもこれからもがんばって書こうと思ってるのでよろしくお願いします。




オリジナルLBX
・ソルダー
美穂が手に入れたLBX。
アーマーは全体的に白とオレンジの二色で”パンドラ”や”クノイチ”などと同じくストライダーフレームで早い動きで敵を圧倒。
武器は二本の短剣の「ツインカット」を自由自在に扱う。

・バルキリー
ショウが手に入れたLBX。
ナイトフレームで、バランスのとれた機体。
武器は双槍型の「バルキリースラッシャー」でこのLBXには秘密があるらしい。

Re: ダンボール戦機 NEXT ( No.3 )
日時: 2011/09/03 16:41
名前: タクミ (ID: iPYjIsvV)

【第3話】




「お〜い!!」


「あっ来た来た」

ショウはいつものように自分を待ってくれている陸斗と美穂の元へ駆け寄る。



「今日は珍しく遅れなかったな」

「ハァ、ハァ……め、珍しくは余計だろ?」

荒々しい息を整えながら、陸斗に言う。



「じゃぁ早速キタジマに行こうか?」

「あっ、そうだ。結局”ソルダー”できたのかよ?」

陸斗は何かを思い出したように美穂に言う。


「勿論!これよ」

美穂はバッグからLBXの”ソルダー”を取り出す。


「へぇ〜、やっぱかっこいいな」

「まぁね。それよりショウも早く買ったら?」


「言われるまでもなく、もう手に入れたさ!」

ショウは懐から”バルキリー”を取り出し、それを陸斗と美穂に見せる。




「「!!」」

そのLBXを見て、陸斗も美穂も驚いていた。



「何そのLBX!?」

「そんなLBX、見た事ないぜ!?」


「二人も知らないのか?家に届いたんだけど、俺もあまり知らなくて」

「ふ〜ん、そんなら北島店長なら知ってんじゃないのか?」

「そうだな!早速行って見よう!」

三人は早速その場を離れ、キタジマへと移動する。







「ようやく見つけた」

ショウ達がその場を立ち去って行くのを見届ける黒服の男たち。


「さっさとアレを確保しないとな」

「分かってるだろうな?あの子が一人になった時を狙うんだ」

「分かってるさ」


その男達の足元には何体かの”デクー”の姿が……。











───キタジマ店にて


「う〜ん、俺もこんなLBXは見た事がないな」

”バルキリー”見ながら頭を掻きながら言う。


「店長でも知らないのか」

「あぁ、どこのメーカーだ?」

「タイニーオービット社製らしいけど、よく分からないんだ」

「まぁいいんじゃねぇか?何にせよお前もLBXが手に入ったんだから」

「そうだね」

「じゃぁまた早速LBXバトルだな」

「うん!」


”バルキリー”を受け取り早速強化段ボールの中に”バルキリー”を投下する。


「よ〜し!俺が相手になってやるぜ!」

陸斗も”カブト”を投下し、バトル開始となる。



「よし、じゃぁ美穂は俺とバトルしてみるか?」

「店長が!?」

「おぉ、勿論手加減はしないぞ?」

「やりますやります!」

美穂は店長とバトルすることとなり、美穂は”ソルダー”を北島は”グラディエーター”を投下し、バトルを開始する。




「どんどん攻めていくぜ!」

陸斗はカブトを操作し、カブトハンマーを振るいながらバルキリーを攻めていく。


「負けるか!」

バルキリーはカブトハンマーを避わしながら、武器であるバルキリースラッシャーでカブトを切り裂く。



「ちぃっ!やるな!でもこれならどうだ!必殺ファンクション!」

≪アタックファンクション!……アースクエイク!≫

カブトは地面を凹ます程の威力のハンマーをバルキリーにぶつけようとする。


「喰らうか!」

バルキリーは高いジャンプでカブトを飛び越し、アースクエイクを避ける。

「これで決まりだ!」

バルキリーはバルキリースラッシャーを振るい、ガラ空きとなった背中を切り裂き、カブトはブレイクオーバーとなってその場に倒れる。





「はぁ!」

ラウンドシールドでソルダーの攻撃を防いでいくが、ソルダーはツインカットの連続攻撃でラウンドシールドを弾き飛ばす。

「なっ!?」

「これで決めます!」

≪アタックファンクション!……レイジングソニック!≫

一気にスピードを増し、ツインカットでグラディエーターを連続で切り裂いていき、最後にツインカットを交差させてグラディーエーターを突き、グラディエーターはそのままブレイクオーバーしてしまう。



「やったぁ!勝った勝った!」

「まいったなこりゃ」

お手上げといった様子で北島は言う。
そして時間を忘れてLBXに夢中になるショウ達だが、日が沈み、またショウ達はキタジマを出て、家へと帰るのだった。




「じゃぁなショウ!明日学校でな!」

「また明日ね!」


「うん、また明日!」

陸斗や美穂達と別れ、ショウも家へと戻ろうとする。



だがそこへ突然あるLBXが現れる。

「!?……何だこのLBX!?」

『ようやくお会いできましたね、竜崎ショウ君』

「!?」

そこには黒服の男達の姿が……。


「な、何なんだ一体!?」

「ふふふ、我々の用件は単純明快ですよ」

男たちはCCMを使い、そのLBXは銃口をショウに向ける。



「あなたを狙う者!それだけです!!」








Re: ダンボール戦機 NEXT ( No.4 )
日時: 2011/09/04 11:13
名前: タクミ (ID: W/J3Y1r6)

【第4話】



「俺を、狙ってる!?」

「ふふふ、早速始めてもらうぞ!」

「そ、それって?俺を殺す、とか?」

「まさか、我々は子供一人を手に掛けるほど、落魄れた組織ではない」

「ふー」

その言葉を聞いてショウは安心しながら一息つく。


「君を狙っている理由はそのLBXにあるのだからね!」

すると男達は、足元にいるデクー達をショウに向かわせる。



「お、俺のLBXが狙い!?でも、LBXバトルなら負ける気がしない!行け!バルキリー!」

「それ」


男はDボックスを投げ、そこから強化段ボールが現れ、デクーとバルキリーはそこをバトルフィールドとし、バトルを繰り広げる。


(相手の数は三体……でも、こいつなら行ける!)

デクーは斧を、バルキリーはバルキリースラッシャーを持ち、互いに距離を詰め、切り合って行く。



「お前等!サポートを」

「「ラジャー!」」

後方にいた二体のデクーは銃を構え、バルキリーを撃っていく。



「くっ!」

バルキリーはバルキリースラッシャーを回し、盾のように扱い銃弾を防御する。


「それでいい気になるな!」

斧を持っていたデクーは一気にバルキリーに近づき斧を振り下ろし、バルキリーはそれを避けるが、距離を取ると後ろにいるデクー達がバルキリーを狙い撃っていく。


(クソ!近距離でも遠距離でも攻撃が……どっち道攻撃されるなら突っ込んでいくだけだ!)


バルキリーは双槍を握りしめると、一気にデクー達に近づいていく。



「来るぞ!」

「分かってる、狙い撃ちだ!」

二体のデクーはバルキリーを撃っていくが、バルキリーはそれを自由自在に避けていく。


「飛べ!バルキリー!」

勢い良くジャンプすると銃弾を簡単に避け、斧を持ったデクーに向かって行く。



「小癪な!」

デクーはそれを斧で向かい討って行く。


「負けるな!バルキリー」

バルキリーは頭を下げてデクーが振るう斧を避けると同時にバルキリースラッシャーを突き出し、そのままデクーを貫く。


「なっ!?」


「ボ、ボスが……!」

「くっ!こうなったら俺達だけでも!」

二体のデクー達は銃を乱射していくが、バルキリーはそれを避けていく。



「銃を使う奴等が邪魔だな。ならこいつでどうだ!」

バルキリースラッシャーを振りまわし、貫いたデクーを投げ飛ばし、そのまま別のデクーにぶつける。

そしてデクー同士の激突で、火花を散らしながら爆発し、そのままブレイクオーバーとなる。



「嘘、だろ?」

「何やってんだよ!ったく!」

最後のデクーは銃を構えながら、バルキリーを撃っていく。



「無駄だ!これで終わりにさせてもらう!」

バルキリーは槍を回し、そのままデクーに向かって槍を投げつけ、バルキリースラッシャーはデクーを貫く。


「!?」

「決まったぜ!」

デクーは貫かれた所から火花を散らし、そのまま爆発四散する。


「ば、馬鹿な!」

「ぼ、ボス……こういう時ってどうすれば?」

「決まってるだろ」

ボスと呼ばれた男はショウを見ながら笑みを浮かべ、ショウはそれに身構える。



「逃げるんだ!」

すると男達はその場から逃げだし、ショウはそれを見てずっこける。

「逃げるのかよ!ったく……結局何だったんだあいつら?」


頭に?を浮かべながらもその場を立ち去って行くのだった。






Re: ダンボール戦機 NEXT ( No.5 )
日時: 2011/09/04 16:03
名前: タクミ (ID: W/J3Y1r6)

【第5話】



「おはよう」

「あっ、ショウおはよう」

俺は何気なく学校に登校し、先に来ていた美穂に会って挨拶する。ちなみに陸斗は隣の一組なので、俺達の二組にはいない。



「ショウ、どうしたの?何か元気ないけど?」

「ん?いや、な、何でもないぜ!」

無理に笑顔を取りつくろって美穂に言う。


(言える訳ないよな……変な集団に襲われたなんて)

と言うのも、ショウは昨日あった事を家に帰って母にも話しておらず、勿論美穂や陸斗にもこの事は話していない。理由は簡単、見た事のないLBXに襲われたなんて誰も信じる訳がないからだ。



「お〜い、ショウ、美穂ちゃん、おはよう」

バンダナを巻いた男、及川俊が挨拶してくる。


「おはよう」

「は〜……」

ショウは俊に普通に挨拶するが、美穂はため息をつく。
と言うのも俊はまだ中学の癖にナンパ男で、度々美穂を口説こうとして、美穂はそれにうんざりしている。


「何だよため息なんかついちゃって、今度一緒にどっか行く?」

「アンタのせいでため息ついてんのよ」

「はは、それよりショウ、これ見てくれよ」


俊は懐から一体のLBXを取り出す。
そのLBXはブルドのようなパンツァーフレームで両肩に大砲が取り付けられてある。


「あっ!これって新型LBXの”フルディス”じゃないか!」

「あぁ、この両肩に付いている撃砕砲でどんな敵にも大ダメージを与えるのさ」



「へぇ〜、相変わらず重量級のLBXを使うのね」

「そう!俺は攻撃力に拘ってるからさ、それより美穂ちゃんもLBX買ったんだろ?」

「えぇ、ストライダーフレームの”ソルダー”をね」

「だったら俺とバトルしない?勝ったら俺とデートって事で」

「私が勝ったら何か飲み物おごってよね」


「美穂も俊も俺の事忘れてないか?」


「「バトルスタート!」」

ショウをスルーし、二人はソルダーとフルディスを強化段ボールに投下する。最近は学校でも強化段ボールが置かれ、生徒達は休み時間の合間を縫ってはLBXに夢中になっている。



「まったく、見ていられないや」

「おはよう、ショウ」

振り返るとそこには女の子の姿が……。
彼女は三浦真衣という名前で俊と同じく彼女も同級生。


「おはよう、真衣」

「あのさ……美穂から聞いたけど、ショウもLBX持ってるの?」

「まぁな」

「見せてくれる?」

「お、おぉ」

ショウは”バルキリー”を真衣に見せる。


「あれ?そういや真衣ってLBXやってたっけ?」

「少し」

それだけ言うと真衣は自分のLBXを取り出す。


「!……すげー!!それって新型のLBXだろ!?」

「うん、”ミフィード”」

「ミフィードって確かストライダーフレームの、いいな〜!}

「このLBXだって、見た事ないよ」


「へへ、また今度バトルしようぜ」

「もうすぐバトルできるだろうけどね」

「へっ?」



『はいみんな、席について』

そこへ先生が現れ、全員すぐに席に着く。



「美穂、どうだったんだ?」

席につき、自分の前の席にいる美穂に対戦結果を尋ねる。


「ん?私の勝ちで終わったけど」

「そ、そうか」

ふと俊の方を見てみると、俊はため息を付いている状態。
ショウはただそれに苦笑いしているだけだった。







『はいこれで授業を終わります』

「「「はーい」」」

生徒達は帰り支度し、帰ろうとする。


『あ、みんなちょっと待って』

先生は帰ろうとする生徒達を呼び止める。


『もうすぐLBXバトル大会が開かれるけど、みんな宿題をちゃんとやるように』

「「はーい」」

それだけ言うと生徒達は帰宅を始める。



「おい、美穂、LBX大会って何の事だ?」

「さぁ?私も知らない、今日先生に言われて知ったぐらいだし」

「陸斗は何か知ってんのかな?」

「早速行って見る?」

「行こうぜ!」


美穂と一緒に陸斗の元へと足を急がせる。幸い陸斗もまだ教室に残っているため、すぐに見つけられた。


「何だよショウ?美穂?」

「あのさ、LBX大会ってさ、陸斗知ってる?」

「ん?あぁ、お前等は最近始めたばっかりだから無理もないか」

陸斗はバッグから一枚のチラシを見せる。


「これだよ、LBXの大会、その名もバトルプレシャス」

「「バトルプレシャス!?」」

                                




───────────────────────────────────

オリジナルキャラクター
・及川俊
14歳でショウ達の同級生。バンダナが特徴的でルックスもそこそこ良いのだが、ナンパ男で、女の子達に次々と声をかけ、チャラチャラとした性格のため、あまりモテない。
ちなみに最近は美穂を口説こうとしているらしい。
LBXの腕はまぁまぁなのだが、メンテやカスタマイズの腕は一流。


・三浦真衣
14歳でショウ達の同級生。
あまり口数は多い方ではなく、クールな性格の女の子。
LBXの腕はショウ達に劣らず、彼女も実力者。




オリジナルLBX
・ソルディス
俊が所持しているLBX。新型のLBXは装備は最新式。
パンツァーフレームで両肩に取り付けている「撃砕砲」がメインの武器。
ただし重量級のため、スピードはあまり早くなく、武器も撃砕砲以外取り付けられないので上級者向けのLBX。


・ミフィード
真衣が所持しているLBX。
ストライダーフレームでスピードを生かして敵を攻撃。
武器は短剣の「ミフィードナイフ」で”パンドラ”、”クノイチ”、”ソルダー”と違い、二刀ではない。





どうでしたでしょうか?第五話 。
まだまだ下手ではありますが、これからもがんばって書いていきます!  

Re: ダンボール戦機 NEXT ( No.6 )
日時: 2011/09/05 20:34
名前: タクミ (ID: KG6j5ysh)

【第6話】




「バトルプレシャスって一体何なの?」

「あぁ、バトルプレシャスってのは、ストリートからアンミリデットまで様々なルールが適用されるLBXの大会だよ」

バトルプレシャスの事をを知らない美穂達に陸斗は言う。


「それがもうすぐ開催されるってわけね?燃えてきたわ!」

「あぁそうさ。俺もこの日のためにカブトを色々チューンナップしたんだからな」


「へぇ〜、LBXの大会か」

「ショウ、一緒に頑張ろう!」

「あぁ!」


「無理無理、一般人でも参加できるけど、あの大会は結構ハイレベルなんだぜ?」


「だからって!私の実力甘く見てもらったら困るわ!ねっ、ショウ?」

「あぁ、勿論さ!」


「ふ〜ん、でもそういう事なら、早速キタジマに行って特訓でもするか?」

「「うん!!」」

陸斗の言葉に二人は口を揃えて言うと、学校を出て早速キタジマに向かおうとする。







『破壊のショーが始まるぞ!!』

だが、学校を出てまもなく突如誰かの声が響き、それに気づいた三人は早速その場に向かう。


そしてその場に居たのは強化段ボールに戦闘態勢を構える4体のLBX。状況を見る限り、3対1という状況らしい。


「さぁ、賭けて賭けて、破壊神として名高い荒木さんが勝つか、”ズール”、”ムシャ”、”オルテガ”を扱うこちらの三人組が勝つか……予想して予想が当たればLBXパーツをプレゼントだ!賭け金は100円ね」

髑髏のイヤリングが特徴的な一人の女性がギャラリ達に箱を持ちながら言い、観客達は女性が持っている箱に100円を入れながら決めていく。と言っても観客達はたった一体で三体のLBXを相手にできるとは思えず、当然三人組の方に予想する。


「いくら破壊神と呼ばれてても、三対一は無茶でしょうね」

「あぁ」

ギャラリー達の中から色々な台詞が飛び交っている。




「何あれ?」

「さぁ?」


「何だ二人とも知らないのかよ、あれは破壊神として有名な荒木克人。二代目郷田とも呼ばれて、試合するLBXはみんなぶっ潰されるって話だ」

「!?、あの人そんなに強いの!?」

「あぁ、でもいくらあいつでも流石に三人はきついと思うけどな」


「……ん?」

陸斗と美穂の会話中、ショウは真衣が居る事に気づく。

「あれって!お〜い!真衣!!」


「ん?」
真衣は賭け金をその女性に渡し、陸斗達の元に歩み寄る。


「真衣もいたのか?」

「うん。荒木さんの試合、ずっと見てる」

「ずっと!?」

それに真衣は黙って頷く。


「真衣も賭けに参加したのかよ?」

「うん。荒木さんに賭けた」

陸斗に言い、その後歓声が聞こえいよいよ試合が始まるらしく、ショウ達はすぐにその試合を見物する。







「けっ!俺達の戦いを見せものかよ!」

「いいのか、俺達が勝てばお前は大損害だぜ?」

三人組の男達は荒木という男に言う。



「ふん、俺が勝つのは確実。お前等が勝つ可能性は0どころかマイナスだな」

荒木という男性は自信満々といった様子で男達に言う。



「舐めやがって!そのLBXを粉々にしてやる!」

男達はCCMを構え、それに合わせて荒木もCCMを扱いバトルが開始される。





「いけ、”ギラギス”」

ギラギスと呼ばれたLBXは”ハカイオー”が扱うような大剣を二刀流で持ち、まるでクワガタをイメージしたかのような姿でブラウラ—フレームのLBXのようだ。



「あれが、荒木のLBX」

「ブロウラ—フレームのLBXね」

ショウや美穂達はその試合の様子を必死に見物している。



「「はああッ!」」

男達はCCMを操作し、ズールは槍を、ムシャは剣を、オルテガはハンマーを持ってギラギスに向かい振り下ろす。


「ふっ……」

荒木はそれに笑みを浮かべ、攻撃を避ける事な二刀の剣を扱い、攻撃を完全防御する。


「「ちっ!」」

「まずは二人もらうぞ!」

ギラギスは驚異的なパワーで簡単に三体を吹っ飛ばし、吹っ飛んだ内の二体を一瞬で切り刻み、破壊してしまう。



「「う、嘘!?」」

「このやろう!」


残ったオルテガはハンマーを持ちながらギラギスに接近していくが、ギラギスはそれを剣を捨て、片腕で止めてしまう。

「!?、武器を使う事なく!?」

「それだけじゃねぇよ」

もう片手でハンマーを掴み、ギラギスはそれを棒きれのように曲げていき、叩き折る。



「げぇっ!?」

「そら!」

オルテガを蹴り飛ばし、二刀の大剣を拾う。


「必殺ファンクション」
≪アタックファンクション……デュアルキラーズ!≫

二刀の大剣に光が灯り、それをブーメランのように投げると、二刀の剣はオルテガに迫っていく。


「う、うわああああッ!」

首と腹部を真っ二つにされ、オルテガはそのまま爆発四散する。





「これが、破壊神の力、いやこんなの5分の一か」

相手を見下すように、悪魔のような笑みを浮かべながら荒木は言う。





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