二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケモンHGSSでジムリーダーの事情
日時: 2011/09/27 17:14
名前: イーブイ (ID: DrimH1NK)

グリーン「カスミ、レッドは…」

カスミ「下山してきたっていうのね!?」

グリーン「違う!…あいつは、ラジオ番組でお馴染みのだな?」

カスミ「なあんだ〜って、何の話をしてるの!」

グリーン「人気アイドル、クルミちゃんのファンなんだぜ もう…諦めろよ」

カスミ「」

グリーン「3年も同じ男に片想いっつうのは同情の他ないけどよ…」

カスミ「そうなの…知らなかった!でも、アタシだってそれなりに可愛いしっ…じゃなくて、同情なんてご結構!!」

グリーン「俺も…最近失望してる。」

カスミ「またナツメの話?アンタも大概じゃないの、アタシだって…」

グリーン「ジムバッジ目当てに来た3つ年下トレーナーに恋をしたお前と、逆にそのジムリーダーに惚れた俺達に勝算はあるのか」

カスミ「不毛なことくらい分かってる。…アタシも、3つも年下の男相手に恋愛相談を持ちかけるのが手前だなんて」

グリーン「しかも…レッドはシロガネ山から下山しようとする様子がねーよな どうかしてるよ!」

カスミ「ああっ あんな奴のどこがいーのっ!山ごもり男じゃない…バトルマニアになってたっておかしくない、無口だしまだ14のクセに!」

グリーン「その点、ナツメの人間性は否定出来ないけどな」

カスミ「あの人、美人で本物のエスパーだけあって格好良いけど無愛想じゃない」

グリーン「だから失望してるんだ 今の彼女を見てみろ!」

カスミ「そういや、イメチェンしすぎたくらいよねー」

グリーン「2ヶ月前まではあのタイトスーツのままで、黒髪パッツンロングヘアーの…いかにもクール美人でミステリアス漂う魅力的な18歳女子でっす!的なイメージだったのによ…!」

カスミ「気持ち悪いわよ!まあ、アタシなんてハナダのみさきで他の男とデートしてるうなんて勘違いが広まってるのよね…」

グリーン「俺もお前も、モテるのにな…あーあ お近づきのしるしなんて一度言って見たいぜ〜!」

カスミ「…ていうか、ヒビキ君遅すぎ!せっかく朝1で道場まで来てやってるのに」

グリーン「俺は暇だからたまたまこの曜日・時刻に合わせてコトネと約束してるけど、アイツ遅くなるっていってたからなあ…」

カスミ「ハナダに帰りたいなーすぐそこだけど!」

グリーン「ん?」

カスミ「何よ」

グリーン「ナツメさん!!」

カスミ「えっ…」

グリーン「ちょっと言ってくる…挨拶しにな!」

カスミ「ちょーっと待ったあ!待ちなさいアンタ、襟がおかしいわよっ」

グリーン「! お、おお」

カスミ「挨拶だけしてくるつもりかなあ…」



グリーン「ナツメさん、だよな!」

ナツメ「…! 貴方はグリーン」

グリーン「どもっす 朝早くから、買い物にでも?」

ナツメ「タマムシにちょっと用があるの」

グリーン「そっすか…すいません、呼び止めて」

ナツメ「急いでないもの 平気よ…ところで」

グリーン「(よし 言うんだ!前から聞きたかったことを…)」

ナツメ「…(何か言いたそうだわ)」

グリーン「俺、前と随分雰囲気変わったなあ…って思うんすけど」

ナツメ「ああ…変、かな?」

グリーン「いや!両方イケるよ俺は!…ハッ」

ナツメ「イケる…?イケてるってこと」

グリーン「そっす!ナツメさん美人だしさ、その格好も洒落てるし…!(すんげー冷静で爽やかな少年のイメージを崩さずはいるけどよ 今のは、危なかったぜ まるで俺が両方相手役に妄想してもイケると言っているかのような…にしてもナツメに、「かな?」なんて予想外の聞き返し口調で見つめられるとはな)」

ナツメ「随分と長い心の中での独り言のようね」

グリーン「!?(聞こえ…!いや、心の中って言ったし)」

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Re: ポケモンHGSSでジムリーダーの事情 ( No.1 )
日時: 2011/09/27 17:36
名前: イーブイ (ID: DrimH1NK)

ナツメ「知っているわね?私、人の心の中も…どんな心境か見破ることだって可能なのよ」

グリーン「大体は知ってる…じゃあ、まさか今の俺の気持ち」

ナツメ「ええ…言ってもいい?何故かは聞かないけど…興奮状態みたいだけど。」

グリーン「そ、そりゃ…自分でも分からねえなあ(やっべ!)」

ナツメ「私と話すのに、緊張なんてしないでね じゃあ…」

グリーン「オイ 待、待てよっ!」

ナツメ「?」

グリーン「すいません、素で…悪いなナツメさんよ…」

ナツメ「何…」

グリーン「番号交換しようぜ な!」

ナツメ「いいわね 私も貴方の番号は知らなくて、不都合があったし…」

グリーン「不都合?」

ナツメ「ジムリーダー同士だもの…色々と協会からの連絡や召集の呼びかけの時、連絡を渡し合えた方が都合が良いじゃない…?」

グリーン「そうだな…そんじゃ ま! ナツメさん、俺…!」

ナツメ「…気軽に 連絡でも無駄話でも、待ってていいかな」

グリーン「あ…え?」

ナツメ「グリーン、君のことよく知らないし…」

グリーン「おう!!しょっちゅう…何度でも話題振ってこっちからかけるぜ?」

ナツメ「じゃあ…待ってるわね。 じゃあね」

グリーン「お、おー…!またな!(やっべ…ナツメさん、俺のことよく知らないからって!?)」

グリーン「……!!(よっしゃあああ!カスミに自慢してやる!しかも、悪い印象は前からあたえちゃいなかったんだな よしよし…)」




カスミ「えー良かったじゃなーい!」

グリーン「だろ?今日の夜にでもさっそくかけてみっか」

カスミ「いいなあ レッドの番号をよこしたアンタに礼は言ったけど、大した仲に進展しないんじゃあ意味ナッシングよねえ」

グリーン「いいだろそれでも!これから仲が少しずつ変わるといいけどよ…」

カスミ「さっきここにいた頃までの表情と随分違いね…まあ、アタシも素直に嬉しいわ」

グリーン「サンキュ…ん?お前、ヒビキと戦ったろ?」

カスミ「あー負けちゃったわよ!電気系の技ばっか繰り出してくるしさ卑怯よねー!…アンタ達の長話の間に向こうに勝たせといた!」

グリーン「ハハハッ ヒビキもコトネも再戦する度に腕を上げてやがる…ただし俺様は負けないけど な!」

カスミ「…今のアンタだったらまー誰にも負けないでしょうね」

グリーン「まーな 何しろ…」









Re: ポケモンHGSSでジムリーダーの事情 ( No.2 )
日時: 2011/09/28 13:59
名前: イーブイ (ID: DrimH1NK)

カスミ「番号交換ってだけで、おめでたーいもんね?」

グリーン「(いっそ、今からでもかけてみっか!?)」

カスミ「良い結果で良かったねーもし、ぎこちない挨拶だけして会話終了なんて報告だったら…って考えたりしたのよ」

グリーン「バッ…いくら普段会わないからって、それはねーよ!」

カスミ「…ってそろそろ帰らなきゃーじゃ!またね〜」

グリーン「おーじゃあな!」


そして、道場を出て…

グリーン「(やっぱ夜にかけよっと 俺も予定が…)」



プルルル

ナツメ「!」

ナツメ「こんばんは…」

グリーン「もしもし…!こ、こんばんは」

ナツメ「今日中に連絡がくる予感は、あったのよ」

グリーン「うお…見事っすね!それはそうとすいません、夜に連絡しても大丈夫なのかどうか」

ナツメ「構わないわ。何だか不思議…年頃の男の子と、こんな風に連絡を取り合っているのが…」

グリーン「…俺みたいな歳のやつってことっすか」

ナツメ「…うん。私、口数も少ない方でしょ それに…」

グリーン「え そうかもしれねえけど…何すか?」

ナツメ「…そうだわ ちょっといい?」

グリーン「ん?」

ナツメ「私の今の格好の事だけど…」

グリーン「!!」

ナツメ「やっぱり、変かななんて思うようになってきたの どう思」

グリーン「…」



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