二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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バカとましろとシンフォニー
日時: 2011/11/16 20:12
名前: S.M.S (ID: oCy4hyHc)

ここ文月学園は科学とオカルトと偶然によって開発された「試験召喚システム」を試験的に採用し、学力低下が嘆かれる昨今に新風を巻き起こした文月学園。振り分け試験の成績で厳しくクラス分けされる世界的にも注目されている学校であった。正門から校舎までは沢山の桜が満開を迎えていた。卒業者を暖かく送り出し、新入生を暖かく迎えるように咲く桜をみて吉井明久は「去年と変わらないのはこの桜だけなのかもしれない。」と思っていた。

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Re: バカとましろとシンフォニー ( No.1 )
日時: 2011/11/16 20:57
名前: S.M.S (ID: oCy4hyHc)

『何ぃぃぃぃぃ⁉』僕と雄二の声が重なる。「全くうるさいガキ共だねぇ。結姫女子学園と統合で一年間仮登校をしてくるので、新しいクラスを設置する必要があるのさね。そこでアンタらにそのクラスに編入して欲しいのさね。勿論設備は
Cクラスの設備にするつもりさね。アンタらには好都合だろ?」確かに僕らにとってはいいけど...「どうする雄二?」「なぁに、そう決まってる以上仕方ないだろ?だが、ババァ、こっちにも条件がある。」「なにさね?」「そのテスト生には専用の召喚獣は用意するのか?」?雄二は何でそんな事聞くのだろう?「今の所は考えていないさね」「だったらこちらからの要求は2
つだ。1つはテスト生に召喚獣を用意すること、2つ目は試召戦争を許可すること...でどうだ?」「ま、それくらいは許可してやろうじゃないか。よし、アンタら頼んだよ」『おうっ!』

Re: バカとましろとシンフォニー ( No.2 )
日時: 2011/11/16 21:30
名前: S.M.S (ID: oCy4hyHc)

時は戻り4月8日。僕と雄二だけではなく、姫路さん、ムッツリーニ、秀吉も同じく“Tクラスメンバー”になっていたらしい。美波だけはDクラスに編入していた。清水さんに連れていかれて学園長も許可したとか...。「ま、これからも宜しく頼むよ」なんて、話をしていると教室のドアが開いた。ん?誰だろうって、
テスト生かな?予想通り白を基調とした制服に身を包み5人の生徒って、1人はメイドかな?その後からは福原先生も来ていた。「あれ?3-Tの担任は福原先生なんですね。」「ええ。そうですよ。それではHRを始めるので席についてください。よくみると、結女の5人の他にも沢山来ていた。40人程度だろうか?『って、多すぎだろ!?』文月学園側は5人なのに向こうは40人近い生徒。「なんか自分の学校なのに凄いアウェーな気がするんだけど...」「そうじゃな...。」お、秀吉も同意してくれた。「これからHRを始めます。」福原先生の声が教室中に響いた。

Re: バカとましろとシンフォニー ( No.3 )
日時: 2011/11/16 22:49
名前: S.M.S (ID: oCy4hyHc)

...です。よろしく」今のHRの時間は簡単に自己紹介をしていた。あ、次で僕の番だ。えっと何て言おうかな...。去年はこれで失敗したからなぁ...。なんて事を考えているうちに僕の番になってしまった。ま、取り敢えず去年みたいにならないように気をつけよう。「えっと、僕の名前は吉井明久です。気軽に<アキちゃん>って呼んで下さい☆」って、ムッツリーニなんて事してくれるんだ!『アキちゃ〜ん』って、みんな呼んじゃったじゃないかーって、女子ばっかで良かった。男だと吐き気が襲って来るからね。僕の自己紹介もなんとか終わり自己紹介は一通り終了、後はクラス代表の雄二の話しだけだ。「3-Tのクラス代表の坂本雄二だ。結女のみんなにはいきなりだが、この学校には試験召喚システムが採用された進学校だ。既に結女のみんなにはテストを受けてもらったが、あれは召喚獣の強さを決めるための試験だったと思ってくれればいい。さて、本題に入るがこの学校は頭のいいヤツはいい環境で勉強できる。しかし、バカなヤツらはとことん酷い環境で勉強させられることになる。...お前ら、1番上を目指したくはないか?」“そうだな〜”“来た以上は上を目指したいわね〜”「そこでだ、我々Tクラスは最終目標をAクラスにし、手始めにDクラスに試召戦争を仕掛けようと思う!今回の戦争で召喚獣の操作にある程度慣れて欲しい。戦争は2週間後だ!各自、召喚獣関係で分からない事があったら、俺らに聞いてくれ。以上だ」雄二の自己紹介兼Tクラスの目標を含めた話は終わった。席に戻って来ると秀吉は「雄二よ。なぜ2週間後なのじゃ?別に早くてもよかろうに」と秀吉は雄二に質問していた。確かにそれは僕もきになっていたんだけど...。「それはな、普通のクラスでも、クラスが1つになるってのは難しいのにこのクラスは2つの学校が合わさったクラスと来た。クラスの雰囲気が良くなるには少し時間がかかると思って、な。試召戦争はチームワークが大切だからな。」「なるほどのぅ」こいつ結構クラスの事考えているんだなぁ...。なんて考えていると「あの、吉井君」と声をかけられた。ぅん?誰だろう?「あの、吉井君お久しぶりです。瀬名愛理です。」「へ?瀬名さん?始めて会うと思うんだけど...。」「ちょっと、まさか私の事忘れたんじゃ無いでしょうね...?」思い出せ!吉井明久!どこかで会っているんはずなんだ!「あ...もしかして小学校の時の...。」と、姫路さんが近くに来て言っていた。すると瀬名さんは「あ、瑞希!!久しぶり!」「やっぱり愛理ちゃんだったのね!」どうやら2人は知り合いらしい。「吉井まだ思い出せないの?はぁ... 全く、鈍いのは今も健在なのね...。小学2年の時に私転校したでしょ?忘れたの?」「...あっ!もしかしてあの時の..」「そうよ。瀬名愛理よ。」そう言って微笑んだ瀬名さんは気付くのが遅いんだからと言いながらも怒っている様子はなかった。よ、良かったぁ〜。「でも、瀬名さんが来るとは思って無かったよ。」「そうね。でも、こうしてまた会えて嬉しいわ。」と話していると、「愛理さんの知り合いがいらしたのでございますか〜?」「なになに〜?愛理の知り合い?」「愛理の知り合い?」「愛理ちゃんの知り合いなの〜?」と4人の女の子がやって来た確か...。「アンジェリーナ・菜夏・シーウェル。野良メイドでございます〜。よろしくお願いします。吉井さん。」と、アンジェ。「私の名前は乾紗凪。よろしく吉井」と乾さん。「瓜生桜乃です。よろしく吉井」と瓜生さん。「私の名前は天羽みう。よろしくね吉井君」と天羽さん。ここは、僕も改めて自己紹介するべきだろう。「僕は吉井明久。よろしくみんな。分からない事があったら、気軽に聞いてね。」...やっぱり吉井は変わってないわね。...と瀬名さんが何か呟いていたけどまぁ、いっか。取り敢えず良いクラスになりそうだな。


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