二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 響かせて 銀魂夢
- 日時: 2011/11/26 20:32
- 名前: 泡沫 (ID: y90Df8N6)
どもども。
泡沫と申します。
小説初心者なので・・
駄文しか生まれないとは思うのですがw
暖かく見守って下さると嬉しいです(^^♪
それではオリキャラ紹介です。
亜弓亜 雫 16歳 ♀
真選組副長補佐 妖刀 二刀流{雪、霙}
濃紺のストレートロングヘア 空色の瞳
常に敬語 誰に対しても同じ表情 喜怒哀楽が表せない
過去に何かトラウマがあるらしい しかし誰も知らない
人間と何かのハーフらしく 治癒能力が使える
「馬鹿ですか?黙って仕事して下さい。」
如月 紫苑 16歳 ♀
攘夷志士 桂の相方ポジション 鉄製の扇で攻撃する
黒髪ショートヘア 紫の瞳
毒舌で冷静 ごくまれにデレる 俗に言うツンデレ
過去の事故の後、桂に拾われる
「てめぇ、いっぺん死んでこい。」
冬華 椿 16歳 ♀
鬼兵隊の情報担当 高杉の部下 一刀流
紅色のポニーテール 黒の瞳
大人しく明るい 裏があり一瞬で人格が変わる
売られていた椿を高杉が買った
「晋助さんを守る為。この手、血に染めましょう。」
葉菜森 香 16歳 ♀
万事屋で働いてる 銀時の助手 鎖使い
茶色のおさげ 緑の瞳
お人よしレベルに優しい 弱い者いじめ許さない
過去にいじめられ死のうとした時に、銀時と出会う。
「どうして?人って弱いのかな・・。」
リンク 16歳 ♀
神出鬼没 胡蝶という天人 鎖使い
金髪ツインテール 金瞳
ハイテンション 情報屋をしてる
大切な人を亡くしてから、ずっと独り
「あたし?寂しくないよっ!!」
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- Re: 響かせて 銀魂夢 ( No.1 )
- 日時: 2011/11/26 20:39
- 名前: 泡沫 (ID: y90Df8N6)
むかーしむかし。ある所に。
5人の少女が居ました。
少女達は違う性格、違う表情、違う想いを持っていました。
それは当たり前です。
しかし、
5人は共通点がありました。
それは。
ココロに傷を負っている。という事です。
一人は護られ、傷つけ、傷つけられて。
一人は救えなくて、見捨てて、嘆く。
一人は諦め、絶望し、狂う。
一人は無力。全てを閉じ込め、見ないふり。
一人は涙見せずに、笑顔を偽る。
彼女達は、今此処に集います。
江戸の町。かぶき町に。
そして真実を知った時。
一体
どうなってしまうのでしょう。
白か黒か。幸か不幸か。光か闇か。
さぁ、物語のページをめくりましょう_______________
≪prologue≫
- 響かせて 銀魂夢 ( No.2 )
- 日時: 2011/11/26 21:47
- 名前: 泡沫 (ID: y90Df8N6)
始まり 雫編
此処は江戸の町 かぶき町。
かつては「侍の国」と呼ばれていた此処も。
今は異人が集い、異郷の船が飛び交う。
そんなかぶき町にも、悪を斬り正義を貫く
武装警察「真選組」が存在した。
無機質な部屋に、資料をまとめる音だけが響く。
慣れた手つきで機械的に、資料をまとめていく一人の少女。
彼女こそ。
雫「・・・終わった。」
唯一の女隊士。亜弓亜 雫。
ため息をつきながら立ち上がる。
雫「ちょっと待って下さい。作者。こんな語り口調ですか。
このままずっと続けるんですか?
めんくさいんでボクがナレーションします。」
そう言い放ち、ボクは資料を持って
鬼の副長の所へ行く。
土「・・おぉ。相変わらず時間通りだな。」
雫「駄目ですか。」
土「いや・・・。助かるんだが。少し休んでも・・。」
心配そうにボクを見ながら呟く副長。
あぁ、いつもこうだ。
皆が心配する。
休め。頑張りすぎるな。たまにはサボってもいいんだ。
・・・くだらない。本当に。
雫「毎回言っています。副長。
ボクに休む、サボる、怠ける権利は存在しません。」
失礼します。小さく呟き一礼する。
何か言いたそうだった副長に背を向けて、部屋に戻る。
雫(・・空が・・青いな・・・。)
駄目。
駄目。
綺麗と感じては、嬉しいと感じては。いけない。
ボクには
雫(そんな権利ない・・。)
自重気味に自問自答してから、机に向かった。
≪否定。否定。全否定。≫
- Re: 響かせて 銀魂夢 ( No.3 )
- 日時: 2011/11/27 17:25
- 名前: 泡沫 (ID: vnhp5p3u)
始まり 紫苑編
人が平等だ。
そんな綺麗事、一体誰が言ったんだ?
周りを見渡せば、
虎児、捨て猫、人切り、暴力、虐待、麻薬取引、テロ。
嘘つき。皆、嘘つきだ。
紫「まぁ、最後のはあんま言える立場じゃねーか。」
苦笑混じりの独り言。それは静かに夜空の中へ溶けていく。
今の自分の役目。立場。
それがたまに馬鹿らしくなる。
何やってんだろうな。俺。
何で俺は。俺は独りじゃないんだ?
・・・
あいつは。もう二度と笑えないのに。独りなのに。
ずっとずーっと、独りなのに。
紫「・・最悪っ。」
吐き捨てる様に言い放ち、部屋を後にする。
向こうの部屋から聞こえるのは、賑やかな声。
また俺んとこの馬鹿がUNOでもやってるんだろう。
紫(あいつのせいで。俺は・・。)
ヒトリジャナクナッタ。
紫(あいつのせいだ。・・あの馬鹿ロン毛のせい。)
桂「おぉ!紫苑!!やっと来たか!!!」
紫「・・・うるせぇよ。しかも顔、近い。」
俺なんかに笑いかけて、俺なんかを拾って、俺なんかを仲間にした。
ただのアホだ。
宇宙一のアホだ。
桂「さぁUNO大会を始めるぞ!紫苑は俺のチームなー。」
紫「黙れふざけんなっ!俺はUNOなんかしねぇっ!!!」
嫌い。こいつの事が大嫌いだ。
でも。
護ってやるよ。我が身に変えても・・な・・。
≪嫌いの反対の反対の反対≫
- Re: 響かせて 銀魂夢 ( No.4 )
- 日時: 2011/11/27 17:39
- 名前: 泡沫 (ID: vnhp5p3u)
始まり 椿編
私の世界は
檻の中と檻の外の二つだけ。
人に色をつけるなら、黒と白と灰色。
蔑み、いじめ、妬み、暴力を振るう黒色。
理由もなく妬まれ、傷つけられる白色。
何もなかったかな様に見て見ぬふりをする灰色。
それなら私はどうなんでしょうか。
黒?白?それとも灰色?
・・いえ。違う。どれも違う。
だって私には、
そんな事考える資格すら、存在しないから。
椿「・・・んぅ?」
いつの間にか眠っていたみたい。重い瞼をこすり、辺りを見回す。
変わってない。・・夢だった。
安堵のため息をもらしてから、ある部屋に向かう。
一日に何度も通る道。もう慣れてしまっている。
椿「・・失礼します。晋助さん。」
高「・・入れ。」
ゆっくり扉を開ければ、キセルを手にもった晋助さんが居る。
高「どうした?」
椿「・・・。夢を見ました。」
呟けばそれで全て察したかの如く、私を自分の傍へ招く。
高「てめぇは考えすぎだ。睡眠とれ。さっさと寝ろ。」
何それ。と吹きだしそうになったけど堪える。
そして暖かい体温と、確かに隣に居る存在に安心しながら
私は意識を手放した。
≪貴方が居るならそれだけで≫
- Re: 響かせて 銀魂夢 ( No.5 )
- 日時: 2011/11/27 18:30
- 名前: 泡沫 (ID: vnhp5p3u)
始まり 香編
温かい。
此処の人達は本当に、温かい。
人が優しいって、人の笑顔が嬉しいって。
教えてくれた。
香に。
何も出来ないのに。
得意な事もないし、戦えないのに・・・。
銀「お前。今日から銀さんの助手な。はい決定ー。」
馬鹿みたいだと思った。
アホだと思った。
でも。
優しい。
香「銀さん!今月分の給料出るの?」
銀「・・腎臓ってさぁ、二つもあるの邪魔じゃn・・
香「いや、売らないよ!香、そこまではしないよ!!」
いつもの風景。いつもの会話。
香「別に香はいいけど、新八君達にはちゃんと給料あげなきゃ・・
銀「ちょっとジャンプ買ってくるわー。」
扉を閉めてあっというまに出て行ってしまった。
香「あの天パ・・・。」
舌うちをしながら掃除を始める。
どうしようもない駄目人間に救われたんだ。
恩を返さなくちゃ・・。
人間としては。
≪恩返し≫
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