二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【薄桜鬼】幹部+千鶴×九尾?
日時: 2012/01/29 21:27
名前: 千哉 (ID: 2.miVYIo)

はじめまして〜
 
 めでたく初投稿しました「千哉(せんや)」といいます。

 今回は、薄桜鬼の二次小説にチャレンジしてみました。
 
 といっても、

・2ヶ月前にここのサイト&薄桜鬼という素晴らしい作品を知りました
(アニメだけしか知らないけど))

・そこで、アニメもまだ1期までしか見てないにも関わらず、自分の勝手な妄想で勝手に小説を書かせてもらいました

・今別に書いている小説(?)の登場人物を勝手に使い、オリキャラとして登場させることにしました

・今まで漫画路線を辿っていて、最近急に小説の世界に入ってきたので誤字や文法の使い方など何もあったもんじゃないです

・自分は完全な厨二病患者です ←超重要。

 とまぁ色々問題アリです
 気まぐれに書いたモノなので、グダグダです。
 読んでくれる人は、「まぁ3歳の作文にしては…」
 という気持ちで読んでください。

  

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Re: 【薄桜鬼】幹部+千鶴×九尾? ( No.31 )
日時: 2013/03/11 22:15
名前: 千哉 ◆M2fBZTt3XQ (ID: Btri0/Fl)


「えーと……そ、そう。酒を飲むのはいいんで
 すが、余り遅くなると墓参りに行く時間が
 ですね……。夜雀も待ってますし」

『一日ぐらい遅れたとて造作も無かろう?我ら
 は、悠久の時の中で生きておるのだぞ。それ
 とも主は、酒を飲む時間も惜しむ程の、寛大さ
 に欠ける人材であるのか?』

高淤からのあからさまな挑発に、京架は便乗することなく、静かに嘆息した。

往生際が悪いと最後に溝を作るよりも、ここは大人しく従順な態度をとっておいたほうが利口だろう。

そう結論付け、京架は手に持ったままだった徳利を、高淤の目の前でひらひらとかざした。
何にせよ、この距離からだと酌もできやしない。

「はぁ……。じゃ、つぎますけど……いつまで
 空中に漂ってるつもりで?そこの岩場にでも
 降りてくれないと、俺、注連縄の中までは入れ
 ないんですよね」

社の隣にある、ちょうど京架の背丈ほどの出っ張っている岩場を指しながら口をとがらせると、

『主が先に座るがよい』

なぜか同席することを許されてしまった。
これも、神の温情なのだろうか。
京架は訝しげに首を捻りながらも、その言葉に従うことにした。

「では、失礼しますね」

軽く跳躍し、冷たく、雪の降りた岩場にあぐらをかいて腰掛ける。 

神は京架の一連の動作を見届けた後、組んでいた足を下ろし、空中に立つようにして浮いた。
その拍子に、水を含んだ大気が僅かに震え、うしおと乳白色で染めてある長衣が、ひらひらとなびく。


そのまま京架が座る岩場まで浮遊したまま移動し、あぐらをかく京架の隣へ。

そして…



「……1つ聞きたいんですけど?」

『何用だ』

「なんで俺の足の上に乗ってくるのですか?」

『ふん。良いではないか、主が気にすることではない。
 ……重量は、さほど感じぬだろう?』

「や、まぁ…それはそうなんですけど」


なんとこの神は、自分の身体を、あぐらをかく京架の膝に預けてきたのだ。
左膝にちょこん、と腰掛けてくる女神に、京架は溢れ出てくる戸惑いを何とか押し殺した。

確かに重量は感じないが、恐れ多くも神が妖怪ごときに身を預けてくる行為自体、あり得ないことである。

気を抜けば鼻と鼻がふれ合いそうになるほどに接近してきた高淤の神に、京架は真っ向から目線を受けた。
が、凄絶なまでの神気に圧倒され、思わずといった体で目を逸らしてしまった。

一方、神としての生を受けて幾星霜、京架よりも格段に歳を蓄積している高淤はというと、

『ふむ……このように間近で誰かの顔を拝んだこと
 はなかったが…良い眺めだ。これで双方の瞳が
 交差しておれば、一層この雰囲気を楽しめると
 いう物だがな』

と、京架の横顔をまじまじと見つめ、切れ長の涼しげな目元を、うっすらとすがしていた。

まるで人間の幼娘のようなことを言う高淤に、京架は内心、これは本当に神か?と本気で疑っていた。

「ちょっと離れてくれません?」

『訳を述べよ』

「いや、訳っていうか…。高淤様が俺の膝に座って
 いるとですね、左手が思うように動かないんです
 よ。…酒を飲みたいんでしょう?だから」

『別に退けずとも、片手で注ぐことはできようぞ。
 …我が杯を持とう。
 主は静かに、酌をしていれば良いのだ』

したり顔で微笑む高淤。
それにつられ、京架も引きつった笑みを返した。

本当に杯を持って待ちかまえている高淤に、京架は徳利の中身をその中に注いだ。
杯が乳白色のにごり酒で満たされると、神はすかさずそれを口に運んだ。
軽く杯に口を付け、くいっと呷る。

その際、少し瞳孔が開いたのはただの気のせいだろう。

「どうです、味は」

京架が静かに問いかけると、口から杯を離した高於は、

『神仏は基本、酔いを知らぬ。だが…』

早くもほんのりと赤らんできた顔を京架のほうに向けた。

『……これは、頂けぬ代物だ』

「へ、へぇ……そんなにきついんですか?」

恐る恐る徳利の中を覗く京架に、高淤はそっと眼を閉じながら、

『あぁ。一口飲んだだけでも、体中の神気が
 たぎってくるようだ。
 …水を司るこの身としては、若干にきつい
 ものがあるな』

この一言で、ついに京架は腹を決めた。

「は、はは……。何にせよ、楽しんでいた
 だけたみたいで光栄です。
 ではでは、俺は墓参りに行ってくるので、じゃ!」

『待たぬか』

慌てて腰を浮かそうとする京架。
高淤は、今腰掛けているその片膝を、有りっ丈の重力で押しつぶした。

ミシミシと骨が軋む中、京架は余りの激痛に「いぎっ」と奇声を漏らした

『この高淤から逃れようとは、まさかとは思うが
 考えておるまいな?』

険をはらんだ面もちで鋭く睨む高淤。
一方、徐々に膝の骨が砕かれていっている京架は、心臓を押しつぶされているかのように悲痛な声で叫んだ。

「た、高淤様!それ洒落になんない!人間なら
 まだしも、神の全力は半端ないって!
 ちょ、離してくださ……」

『ふん。主はまだ酒を飲んでおらぬではないか。
 やはり、これだから狐の言うことは信用できぬ。
 これを飲むまで、力は弱めぬぞ』

「痛ぅ……。分かりましたって、飲めばいいんで
 しょう!それ、貸してくださいっ」

高淤の手にしていた杯を半ば強引に引ったくり、半分ほど残っていた酒を一気に口に含む。

 
するとその効果は、一瞬で訪れた。





Re: 【薄桜鬼】幹部+千鶴×九尾? ( No.32 )
日時: 2013/03/14 23:57
名前: アゲハ (ID: db3Hcctt)

どんな、効果があらわれたのですか!?
続きを読みたいです!
がんばってください!

Re: 【薄桜鬼】幹部+千鶴×九尾? ( No.33 )
日時: 2013/03/27 17:34
名前: 千哉 ◆M2fBZTt3XQ (ID: b9FZOMBf)

息が、できない。

酒の通り過ぎた箇所から、徐々に内部の皮膚が爛れていっているようだ。 
喉元から鉄の味がせり上がり、今や五臓六腑の全てが悲鳴をあげている。

……な、何だよこの酒っ!!
強いにもほどがあるだろ……っ。

「ごほっ、ごほっ」

思わず咽せ返る京架を一瞥し、高淤はフン、と鼻を鳴らした。

『なかなかに愉快な晩酌を施してくれたものだな、
 東方の狐よ。折角土産を持参してきたが否、このま
 ま手ぶらで帰らせるには惜しいというもの。この高
 淤、ささやかながらも御礼を尽くそうではないか』

そう述べる神の口元には微笑が浮かんでいるが、目はちっとも笑っていない。
つまりこれは、お礼という名の仕返しだ。

すぐさまそれを察し、京架は慌てて首を横に振った。
酒の効能に重なり、先程のこの神による膝の怪我もあるので、いくら妖怪の身といえども、その身体は昏倒寸前の状態までに陥っていた。

これ以上、この神の元にいては身が持たない。

「結構ですよ……高淤様。俺はあなたに殺されに来
 た訳ではないので。そろそろお暇しま………!?」

京架がため息とともに続けた、その時。



肺が再び、呼吸困難に捕らわれた。



***

まだ酒が体内で暴れているのか?

そう思ったが、先程に比べ、唇に妙な感触があることに気づいた。
柔らかく、冷たい何かが、京架のそれに押し当てられている。


………まさか、これは………。


「んっ………」

より一層に押す力を強めてくる高淤に、京架は思わず声を漏らした。

地をたたいて酸素を求めたが、依然としてその力は弱められなかった。

どうして神様っていうのは、こうも力が強いのか……っ。

今本当の意味で至近距離にある藍色の双眸を見つめ返しても、いきなりのこの行動の意図が掴めない。

いつまでたっても離れる気配が無いので、離せ、という意味も込めて身体を後ろに倒したみた。
冷たく雪の溶けかかった岩に、京架の背が軽い衝撃とともに突き当たる。

が、高淤も京架の割れた膝に乗っていたので、当然それに引っ付いてくるわけで。

「………」

ついには、京架に高淤が覆い被さる態勢となってしまったのである。

Re: 【薄桜鬼】幹部+千鶴×九尾? ( No.34 )
日時: 2013/03/28 19:12
名前: アゲハ (ID: db3Hcctt)

え〜と・・・。
高淤さまは、大胆なんですかね・・・?
京架の怪我は、大丈夫ですか?

Re: 【薄桜鬼】幹部+千鶴×九尾? ( No.35 )
日時: 2013/03/28 19:33
名前: 千哉 ◆M2fBZTt3XQ (ID: loE3TkwF)

うーん……。
とりあえず、神様なので大胆っていうか
行動が極端なんだと思います。
まぁ、これは只のキスではないです。
京架の怪我もそれに関係してますね。

自分で書いていてなんですが、何かいきなり
話の展開がぶっ飛んですね……。
反省します。

あまりこういう表現の使い方は得意ではないので、
次で終わらせたいな……と思ってます(‾。‾;)

さぁお次は夜雀のご登場!
千鶴達も出したいな……まだ無理か。
次からも見て下されば嬉しいです。


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