二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケスペオリジナル「悪と正義と人間と」 認められし者募集
日時: 2012/02/04 12:36
名前: 黒猫参謀 ◆HbpyZQvaMk (ID: Y8BZzrzX)





はじめまして。病院より更新をしている黒猫といいます。
前々から書いてみたいと感じていた小説、ポケスペなるものを今回オリジナルで書いてみたいと思い作りました。原作なんぞ知りません。完全にオリジナルです。もう一作かいてるので放置気味な可能性が高いですがそれでもゆくりのんびりと更新して行きたいと思います。暴走すると思いますが、それでもよければお進み下さい。
原作の登場人物も少し登場します。みな、最終状態という設定です。
しかも主人公はオリジナル、とある地方のチャンピオンだったりします。それで、オリジナルの認められし者という人物を募集いたします。人数は3人。全て仲間というか微妙な間柄です。主人公は基本一人で行動し、しかも伝説のポケモン所持しています。(その辺は本編で明かされます)
ブラック、ホワイトも入るのでどうぞ手持ちごと語登録してください。
それに関して、少しだけルールを。


1、必ず伝説のポケモンを一体所持。更にボールには入れずに他の方法で呼び出すこと。更にであった経緯を詳しく説明もお願いします。ついで、何かアイテムがあるならそれをお願いします。
2、手持ちにはかならず技、ニックネーム、性別、を6匹つけてください。
3、強すぎることはないように。これは必須。あとレベルも最高で70まで。バッチのことまで考えてないのでそれは旅の目的でどうぞ。




募集用紙



名前/読み (漢字不可。平仮名かカタカナで)。フルネームの場合は()で書き加えてください。
年齢 
性別 
旅の目的 これは必須。
旅の経緯 なくてもこれはいいです。オリジナルでくっつけます。
容姿 大雑把で結構です。服装とか目立つものとか。
何処の地方出身か。 これは絶対にお願いします。
代名詞 原作みたいなものを。なければ作ります。
手持ち。一匹目は必ず伝説で。ニックネームは()で。
伝説と出会い、認められた経緯。
詳細 何か設定があれば。
主人公との接点。 これは一番欲しいです。なければ作りますが。
性格。 できれば詳しく。
一人称 必須
サンプルボイス いくつでも。
「」
「」
「」
「」




主人公 紹介



名前/読み フェーロ(本名 フェーロ・マリ・フェロー)
年齢 13
性別 ♀
旅の目的 全地方のチャンピオンに用事。秘密結社の撲滅が目的
旅の経緯 前チャンピオンの姉貴が脱走したせいでその役目を押し付けられた。
容姿 子供っぽい服に、黒髪で適当な髪型。爆発してるように見える。
何処の地方出身か。 フェーロ地方(オリジナル)
代名詞 「冷たすぎる天才」
手持ち。 クレセリア (みかづき)LV94 技 冷凍ビーム、サイコキネシス、チャージビーム、敵討ち
固定ポケモンはおらず、常に42匹のポケモン(レベル90以上のポケモン)を腰のベルトに巻きつけ持ち歩く。それぞれ恐ろしいほどの強さを誇るが面倒と言うことでバトルを拒否し続ける。どうしてもと言うときだけ、相手に先にポケモンを出させておいて有利なポケモンを出すという汚い戦法をするためチャンピオンの中でも若干引かれている。
伝説と出会い シンオウを訪れた際、シロナに連れられて行った湖で彼女を見かけ、逃げられた。その後も何回か遭遇し、目障りに思った彼女自身がクレセリアをぶちのめし、捕獲したが会話をしたため和解、そのまま契約のアイテムである三日月のイアリングを受け取った。以後はどうしてもというときだけイアリングに願うと不思議と現れて戦ってくれる。ただし夜に限り、新月の晩には絶対に姿を見せない。
性格。 年齢の割りに大人びており、常に何かを我慢しているような仏頂面をしている。相手の欠点をすぐに指摘、さらには糾弾するなどとことん人間には冷たい一方、手持ちのポケモンたちには絶対の信頼を見せる。面倒なことは徹底的に避けるくせあり。
詳細 フェーロ地方と言う、世界最強のポケモンリーグの現チャンピオン。前王者の姉が疾走し、仕方なく彼女がリーグを制覇、王者の座につく。今はイッシュ地方に訪れており、Nという少年に興味を抱く。
ボールに触れずともニックネームを叫ぶだけでボールからポケモンが飛び出してくる、何も言わずともバトルをこなすなど色々目茶目茶。単に面倒、というだけでやっていたらこうなった。
曰く、「伝説に認められた者はわたしの敵」という言葉通り、ゼクロム、レシラムに認められたNを執拗に狙っている。(狙う=殺す)
認めた相手には普段見せない優しさをみせるなど、年齢相応の部分も残っている。更に姉に強い憎しみを抱く。姉はバトルの天才であり世界最強のトレーナーらしい。
一人称
サンプルボイス いくつでも。
「わたし?フェーロ。……それ以上何か情報が必要?」
「……ワタルの莫迦。何してんの……」
「ダイゴ?石集めいい加減やめて。いつまでリーグ留守にするつもり?」
「シロナ……取り合えず甘い者喰いすぎ。わたしは嫌いだからいらない」
「アデク……悲しみに浸ってるのは見苦しいわ。さっさと立ち直りなさい」



どしどしどうぞ!

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Re: ポケスペオリジナル「悪と正義と人間と」 認められし者募集 ( No.1 )
日時: 2012/02/04 12:58
名前: 黒猫参謀 ◆HbpyZQvaMk (ID: Y8BZzrzX)



一話



「さて……。はい、ジョット。お疲れ様。ゆっくり休んでいいよ」
少女は大地に降り立ち、傍らにいるピジョットの大きな翼をなでながら優しく言う。
ピジョットは嬉しそうに震えると腰のボールに戻った。
「……ここ、確かサザナミタウンだったかな?」
彼女はゆっくり歩き出す。海岸沿い目指してかなりの長距離を移動した。ここのチャンピオンが一番の問題である。
彼女は懐からライブキャスターを取り出し、番号を押す。開いた画面に女性が映りだした。
「あら、フェーロ。もう到着したの?」
「ええ。おかげさまで。こっちのアデクの野郎にもお灸据えなきゃいけないし。はいシロナ、わたし来たからさっさとリーグに戻る」
「……たまのバカンスもいけないのよね、チャンピオンって」
シロナと呼ばれた女性が溜め息を付く。少女——フェーロの顔つきが険しくなった。
「リーグは国家機関であり、チャンピオンは地方の代表。自由があると思ってる時点で、ダイゴもシロナもアデクも甘すぎる。まともに仕事しなさいよ、全く」
年端も行かない少女にしては大人びた口調。最年少にして最強のチャンピオンの一人、フェーロはかすかに頭痛を覚える。
「まぁ、それは上の連中には黙っておく。それより、ここでいいのね?」
「……ええ。間違いないわ、レシラムとゼクロムというドラゴンポケモンの反応があった、と聞いているわ」
「そう。じゃあそいつをとっちめて取り合えずどうする?殺す?」
「……フェーロ。危ないこと言わないの」
シロナの厳しい声が飛ぶが、少女は気にしない。むしろこう言う。
「大した技量もないくせに伝説なんて手に入れるからこうしてわたしに狙われる。伝説を持つ、それは世界中のポケモンバランスを崩すから、わたしはここにきた。それの何がおかしいの?あるべき姿を戻すなら人一人の命、どうってことないわ。そいつが暴れれば、多くの人が死ぬんだから」
流れるように紡ぐ言葉に迷いなど微塵もなく、そしてシロナに告げた。
「わたしはこれからその場所に行ってみる。どうせアデクの莫迦はその辺ふらふらしてるんでしょうから、放置でいい。シロナももう好き勝手やってていいよ。後はわたしがやっとくから」
「あ、ちょっとフェーロ」
通信切断。強引だったが、仕方ない。以後、シロナとの連絡を絶つ為着信拒否にする。フェーロは爆発したような頭を軽く直しながら歩き出した。
取り合えず、ポケセンで休んで、明日以降探索してみよう。

Re: ポケスペオリジナル「悪と正義と人間と」 認められし者募集 ( No.2 )
日時: 2012/02/04 13:40
名前: 黒猫参謀 ◆HbpyZQvaMk (ID: Y8BZzrzX)





2話




「ピカチュウ!電光石火!」
「ああ!?リグレー!」
「……」
ポケセンの中でもこんな夜更けだと言うのに、専用の小型ポケモンバトル場で誰か戦っていた。ぶるるっ、とボールのいくつかが震える。戦いたいといっているようだ。42匹の中、すぐに誰か分かった。
(フィー、大人しくしてて。ブラチローが怒る。シア、分かったから怖いなら後で遊んであげる。フィア、黙れうるさい)
頭の中でそう答えるとみんなが黙る。
……彼女は受付に適当にいい、寝室を借りようとした。その時。
「あ、トレーナーさん!私とバトルしよーよ!!」
目の前に子供が割り込む。まだ10歳もいってないであろう幼女。
フェーロの顔が一気に険しくなる。
「ほっといて。邪魔」
「そんなこと言わないでー。あいてしてよー!」
「……」
これだから子供は。こちらの事情などお構い無しだ。ムカつく。
少しお灸でも据えてやるか。
「……一匹だけね。さっさとじゃあ準備なさい」
「やったー!」
こういう無邪気な笑顔を見るたびに思う。
わたしも、こうして笑えるときが本当は来るのではなかったのか、と。




「いっけー!ピカチュウ!!」
ピッカー!と元気にボールの中から飛び出すピカチュウ。
大して強くもない、駆け出しのトレーナーなのだろう。
普通のトレーナーならフェーロの顔をみた瞬間、取り消しを言う筈だから。それだけ有名な彼女だ。悪名の方で。
「あれ?お姉ちゃん、何も出さないの?」
「……ブラチロー、出てきて」
やる気のない声で名前を呼ぶ。かたかた、とボールが震える。
ぱかっ、と勝手に開いた。中から飛び出すブラッキー。
不機嫌そうな顔でピカチュウを睨んでいる。ご機嫌斜めらしい。
「疲れてるところ悪いけど、適当にやっちゃって」
「がぅ」
見た目に反してハスキーな声でそう啼いた。
「じゃあいくよピカチュウ!でんこうせっ——」
ブラチローが動いた。目の前で作り出す黒い球体。それをいきなり不意打ちでピカチュウに向かって発射。命令待ちで棒立ちしていたピカチュウは回避も出来ず直撃。響く爆音。立ち昇る土煙。慌てる相手。
「ブラチロー。不意打ちなんて珍しいわね。そこまでムカついた?」
とことこと近付いてくる彼(♂)に優しく抱き上げるフェロー。
「……気絶してる?」
「わたしの勝ちね。ちなみにさっきのはシャドーボール。普通なら一撃で撃沈なんてしないわ。分かった?無闇に勝負を挑めば負けることくらい。惨めなのは自分。痛みを伴うのは自分のパートナー。どんどんそうすれば寿命が短くなって、死に行く速度が上がっていく。あなたはそうしてポケモンを無理強いしてるのよ。……素人風情が、わたしに勝負を挑まないで」
ピカチュウを抱きかかえ泣きじゃくる相手に、容赦ない言葉の嵐。
これが彼女が嫌われる理由。容赦ない言葉で相手を傷つけ、圧倒的な実力差で現実を見せ付ける悪魔。強さだけなら彼女はぴか一だ。ただし、その他は最悪極まりないが。
ブラチローを抱きかかえ、与えられた部屋に向かったフェーロだった。


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