二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【コメ下さい】テイルズオブクロニクル 〜始まりのストーリー〜
- 日時: 2012/04/28 17:32
- 名前: ショコラ (ID: sopKm/an)
話を書きなおそうと思い、このスレッドを立てました。
ルールとマナーは、必ず護ってください。
「荒らしは帰れ!!」
テイルズオブクロニクル 〜始まりのストーリー〜
目次
第零章 プロローグ >>1
第一章 出会い >>2
番外章 少女の苦しみ >>3
第二章 優しい世界と優しく無い世界 >>4
第三章 逃げないで!! >>5
第四章 受け入れざる者 >>8
第五章 忘れ去られた友達 >>9
第六章 シャオの能力、ショコラの呟き。>>12
第七章 敵の暗躍。竜水晶(ドラゴンクォーツ)のシャオ。>>14
- Re: 【建て直し】テイルズオブクロニクル 〜始まりのストーリー〜 ( No.9 )
- 日時: 2012/03/29 22:00
- 名前: ショコラ (ID: sopKm/an)
第五章 忘れ去られた友達
—————『ヤット会エル、長カッタ。
約束、果たせるね?ショコラもう一人じゃないからね?』———————
ショコラ:・・・・・・・。
ユーリ:俺達が、その魔物を倒すのか?
村長:はい・・・よろしくお願いします。
ノア:その魔物の名前は?
村民:ウルフドラゴンです。
イアハート:聞いた事の無い名前ですね?
村民(女):私達が勝手にそう呼んでいるんです。
村長:お願いいたします。どうか・・・。
ノア:任せろ、必ず俺達がそいつを倒す。
村長:ありがとうございます!!ディセンダー様!!
ノア:じゃあ、準備が整い次第直ぐに出発だ!!
皆、準備が整い、ウルフドラゴンのいる場所へと出発した。
見送る村人達の囁きがショコラに疑問を抱かせる。
村民:村長・・・・本当に良いのですか?
村長:あぁ・・・良い・・・奴もさぞかし、幸せだろ。
村民:受け入れてくれるでしょうか?
村長:だが、其れが奴の『幸せ』だ。気にする事は無い。
その囁きを聞いたショコラは、歩きながら何か考えていた。
ショコラ:(奴・・・・?幸せ・・・・?奴って一体・・・誰の事?)
ユーリ:歩きながら考え事してると、転ぶぞ?
ショコラ:あ、うん・・・。ちょっと・・・・ね。
イアハート:何を考えていたの?
ショコラ:・・・・シブースト村の人達は何か隠してる。
ノア:んな、まさか!シブースト村の人達は皆良い人達だよ。
イアハート:そうだよ。皆が隠し事なんてありえないもん!!
ショコラ:この依頼、何か裏がありそう。
ユーリは、ショコラの肩に手を載せる。
ユーリ:其れはお前の思い込みだ。
ショコラ:そうで在りたい、でもそう思えないんだ。
ユーリはショコラの発言に耳を疑った。
ショコラの『思う』は、勘を示す言葉でもある。
ユーリ:其れはこの後何かが起こるって事か?
ショコラ:・・・・・。
ショコラは黙りこみ、其処から先は考えなかった。
本当に当たりそうな気がしたから。
ノア:着いたぞ。此処が目的地だ。
其処は森の中で一番拓けている場所だった。
ユーリ:ほぉ〜・・・森の広間だな。
ショコラ:・・・・・。
ショコラは、空を見上げた。
ショコラ:急いで終わらせよう・・・、午後は、大雨が降るかもしれない。
しかも、明後日まで止まないね。
ユーリ:そうなのか?
ショコラ:勘だよ。まぁ、天気に関してはよく外れる。
ユーリ:期待は持たないようにするよ。
ショコラ:それでお願い。
ショコラは、微かに微笑を見せる。
感情を少しづつ、表に出すようにしている。
ノア:ユーリ!!ショコラ!!二人とも構えろ!!
ショコラ:・・・・・・。
ユーリ:敵さんのご登場が近いのか?
ユーリは、鞘から剣を抜いた。
ショコラは、何時でも応戦と回避が出来る様に構えた。
ユーリ:ショコラ、お前は・・・。
ショコラ:今日は、補助と援護に回る。
今日のノアの職業は剣士だから。
ユーリ:さすが、バランスを保つのが上手いな。
ショコラ:でも、応戦が必要な場合は、何時でも応戦する。
ノア&ユーリ:了解!!
皆が構え、例の魔物が現れるのを待った。
すると、何処からともなく、鳴き声が響き渡る。
『ウオオオォオォォォオオォォォォォォォォ〜ン』
ショコラ:来る!!
三人:!!
『ドシッ』とゆう音を地面から鳴らし、翼を折り畳む魔物の影。
誰も見た事の無い容姿だった。ただし、ショコラは知っていた。
その容姿は、竜人という大昔に存在した種族の体を持つ。
獣の人・・・・獣人の毛皮と、手、腕、足。
それらが一つに成った生き物。
即ち合成獣。
ウルフドラゴン:ガウッ!!ガウッ!!グギャャアアァァァァァ!!
ショコラ:竜獣人・・・・!!
ウルフドラゴン:テ・・・キ・・・・?
イアハート:喋れるの!?
ノア:何だよ!!あの魔物!?
ウルフドラゴン:敵、殺ス・・・・約束・・・果タス・・・。約束・・・守ル・・・。
ユーリ:約束?
ウルフドラゴン:約束・・・・約束・・・・約束・・・グオオオォォォォォォォン!!
イアハート:!!皆、避けて!!
カノンノの合図は、魔物の攻撃の方より早かった。
『ボオオオオォォォォオォォッ!!』と激しく燃え盛る焔の息を吐いた。
全員は回避に成功した。
ノア:っ!!咆哮(ブレス)か!?
ショコラ:違う!!今のは、軽い攻撃!!奴を絶対に空に飛翔させちゃ駄目!!
本当の咆哮(ブレス)は・・・!!
竜獣人の咆哮(ブレス)は、かなりの破壊力があるの!!
島一つは軽く消える!!
ユーリ:なら、叩き落す!!カノンノ!!
カノンノ:解った!!
古より蘇りし聖なる焔よ、彼の者に浄化の焔と成りて降り注げ!!
エンシェントノヴァ!!
ユーリは、剣を空に掲げる。
すると、ユーリの剣にエンシェントノヴァの焔が宿った。
カノンノ:行くよ!!
ユーリ:落ちろ!!
『共鳴術技(リンクアーツ)桜花天狼斬・聖炎!!』
ショコラ:なっ!?
ノア:あぁ〜、そう言えばお前に話して無かったな?
『共鳴術技(リンクアーツ)』てのは、
ショコラ:『リリアルオーブという、卵型のアイテムの効果。
共鳴(リンク)はその効果の内の一つ。
成長させれば様々な効果があり、持ち主によってその効果は変化する。』
ノア:ご・・・・ご名答・・・・。
ショコラ:戦いに必要な知識は、全て記憶に叩き込まれたから。
ノア:誰に?
ショコラ:・・・・揺らめく焔、猛追・・・ファイヤーボール!!
ショコラは、ユーリとカノンノに落とされたウルフドラゴンに、
ファイヤーボールを命中させる。
ウルフドラゴン:グギャ!!・・・サクラ・・・サク・・・ラ
ショコラ:?桜?
ショコラは、『桜』とゆう言葉に反応し、魔術の詠唱を中断した。
ウルフドラゴン:桜・・・一緒・・・見ル・・・約束・・・シタ。約束・・・絶対・・・守ル。
ダカラ・・・死ネナイ!!!!
ショコラ:あんたは、死にたくないだろうけど、死んでもらうよ。
ウルフドラゴン:酷イ・・・約束・・・忘レタ・・・約束・・・シタ・・・ナンデ?
ショコラ:魔物にする約束は無い!!
ウルフドラゴン;僕ノ・・・コト・・・憶エテナイ・・・?
ショコラ:何の事・・・・・?
ウルフドラゴン:僕ハ・・・シャオ・・・ショコラ・・・友達・・・桜・・・
見ル・・・約束・・・シタ・・・思イ出シテ。
ショコラ:?・・・・シャ・・・オ?友・・・達・・・?・・・桜を・・・見る・・・約束?
ウルフドラゴン:ショコラ・・・思イ出シテ・・・僕ハ・・・シャオ・・・ダヨ?
ショコラ:・・・・シャ・・・オ?・・・シャ・・・オ?・・シャ・・・オ?・シャ・・・オ?シャ・・・オ?
シャ・・オ?シャ・オ?シャオ?
ウルフドラゴン:ソウ・・・シャオ・・・思イ出シタ?
ショコラ:桜を・・・見る約束?
ユーリ:ショコラ!!今は戦いに集中しろ!!
ウルフドラゴン:僕達ノ・・・邪魔・・・シナイデ!!
『ガキンッ!!』
ユーリ:ちっ!!
ショコラは、何かを思い出すかの様に、ウルフドラゴンの言っていた言葉を復唱していた。
そんな、ショコラに戦いを集中させるように叫んだユーリは、
ウルフドラゴンの攻撃を防御していた。
ショコラ:シャオとの約束?
すると、ショコラは突然フラフラに成り、地面に倒れそうに成る。
ウルフドラゴン:ショコラ!!
ウルフドラゴンは、翼を大きく展開させ、地面すれすれの低空飛行で、
ショコラを獣人の手でキャッチした。
その後、空高く飛翔した。
ショコラ:シャオなの?
ウルフドラゴン:ソウ・・・僕ダヨ・・・シャオ・・・ダヨ。
ショコラ:シャ・・・オ・・・。
ウルフドラゴン:頭・・・痛イ?
ショコラ:う・・・ん。
ウルフドラゴン:休ンデ。
ショコラ:解っ・・・た。
そう言うと、ショコラは眠るように意識を失った。
ウルフドラゴンは、それを優しく見つめていた。
カノンノ:ショコラ!!
ノア:ショコラを!!俺達の仲間を返せ!!
ウルフドラゴンは、三人を睨み付ける。
そして、何処かへ飛び去ってしまった。
- Re: 【建て直し】テイルズオブクロニクル 〜始まりのストーリー〜 ( No.10 )
- 日時: 2012/03/30 15:20
- 名前: 歌音 (ID: F08K/Z64)
歌音です♪
ウルフドラゴンのシャオとの約束?!
桜とかなんとか…どんな内容の約束なのか凄く気になります!
でも、そもそもドラゴンが友達ってショコラ凄いな……。
- Re: 【建て直し】テイルズオブクロニクル 〜始まりのストーリー〜 ( No.11 )
- 日時: 2012/03/30 15:23
- 名前: ショコラ (ID: sopKm/an)
いいえ、シャオは人間ですよ。
- Re: 【建て直し】テイルズオブクロニクル 〜始まりのストーリー〜 ( No.12 )
- 日時: 2012/04/01 17:44
- 名前: ショコラ (ID: sopKm/an)
第六章 シャオの能力、ショコラの呟き。
『桜?』
『そう、桜。』
『此れが何時も咲いてるの?』
『ううん、咲いてないよ、この花はね、春が来ると咲く花なんだ。』
『へ〜・・・・見て見たいな〜桜』
『じゃあ、僕達が誰かに貰われて・・・外に出たら桜を一緒に見よう!!』
『本当に!?あ、でも無理ならどうしよう?』
『その時は、僕が君を連れ出す。』
『約束だよ?』
『約束は必ず守るからね。』
———————「例え其れが、困難な事だったとしても絶対に守る」———————
シャオ:疲れた・・・本当に変な能力・・・まあ、魔物の言葉が分かるからいいけど・・・。
ショコラ:うぅ・・・あれ?此処は?
シャオ:起きた?此処は、神託の騎士団(オラクル騎士団)の拠点があるダアトだよ。
ショコラ:ダアトねぇ・・・。
シャオ:?もしかして、ダアトは始めてなの?
ショコラ:二代目導師イオンと三代目導師フローリアンに、剣技の腕を見込まれて、
導師守護者(ホンマスター・ガーディアン)をやってた記憶があってね。
楽しい・・・とは、思えなかったけど。
シャオ:ふ〜ん・・・。じゃあ、導師さん、挨拶して行こう!!
ショコラ:・・・・・それは、決定事項なの?
シャオ:勿論!!
ショコラ:はぁ〜・・・・まぁ、いいでしょ。
シャオ:わ〜い!!やったね!!
ショコラ:直ぐに行くから準備・・・・何?
シャオはショコラをじっと見つめていた。
シャオ:はい此れ!!
ショコラ:服?
シャオ:着て!!
ショコラ:・・・・シャワー浴びてから着るからおいといて・・・。
シャオ:わーい!!
ショコラ:・・・・。
わざとそうゆうキャラを演じているのか、其れが面白いのか、
ショコラの表情にも変化か訪れていた。
笑顔を見せていたのだ。
数時間後・・・。
????:アニス!・・・大丈夫?
????:いたた・・・階段から転んじゃった・・・・。
????:足元に気を付けないとまた転びますよ?
????:注意します。
シャオ:すみません!!道を聞きたいのですが・・・・。
ショコラ:アニス!?
アニス:ショコラ!!てっきり私魔物に・・・。
ショコラ:喰われてたら、此処にいる私は何なのか、
魔物を呼び出す前に証明しなさい・・・・。
アニス:すみません・・・。
????:ショコラ!!・・・・久しぶり!!元気だった?
ショコラ:リアン!!元気にしてるみたいね?
フローリアン:うん!!
ショコラ:そして・・・・イオン、久しぶり。
イオン:元気そうで何よりです・・・。
ショコラ:此方こそ。
イオン:あの時に比べてずいぶんお変わりに成られましたね?
ショコラ:そう?・・・そうなら、良いね。
アニス:其れよりショコラ、あいつ誰?
アニスはシャオを指差す。
シャオ:僕はシャオ、シャオ・ラングローリー。
アニス:ふっ・・・・月夜ばかりと思うなよ。
ショコラ:何故?違うでしょ。
アニス:とゆうのは嘘!!私はアニス・タトリン。
シャオ:うん、よろしくアニス!!
雑談するほど数分後。
シャオ:アニスは天狼桜って知ってる?
アニス:名前は知ってるけど見た事無いな〜。
シャオ:そっか、じゃあ探すか無いな。
アニス:まあ、ダアトじゃあ、きっと良い情報は多分得られないと思うよ?
ショコラ:情報屋に聞くしか策は無いね?
二人:(ビク『ショコラ!!』
ショコラ:驚く事?
イオン:背後からですから、驚く事も無理ないかと。
シャオ:あれ?ショコラその髪型?
ショコラ:あぁ・・・これ?
アニスのお父さんとお母さんが、
リボンで髪をポニーテールに結ってくれたのよ。
アニス:しかも、服装と同じ紅と蒼!!
ショコラ:瞳も同じカラーだから、結構、気に入ってるわ。
シャオ:短パンは僕の気配りだよ。此れならショコラが動きやすいかと思って・・・。
ショコラ:防犯にも成るしね。
アニス:ごもっとも・・・。
フローリアン:情報屋だったら、ケセドニアのアスターさんなら、
何か知ってるかもしれないよ?
ショコラ:ケセドニアか・・・、バチカルを経由して海路で行った方が良い。
シャオ:バチカルまでなら、僕にお任せ!!
アニス:ほへ?シャオ船持ってるの?
シャオ:秘密だよ!!
アニス:あ、誤魔化された!!
イオン:フフフ(笑)
アニス:イオン様は笑わないで下さい!!
ショコラ:イオン、いいえ、導師イオン。
イオン:僕はイオンで構いません。それより、僕もその桜見て見たいのです。
ショコラ:解ったわ、シャオは・・・。
シャオ:僕はアラミス勇水洞を抜けて、シフノ湧泉洞の奥にある、
ジルディアの牙があった所で待ってるよ。
アニス:あそこって、迷路だよね?
ショコラ:私が案内する。
イオン:わかりました。
シャオ:じゃあ、先に行ってるね!!
シャオは走り去った。
アニス:ねぇねぇ・・・ショコラ。
ショコラ:何?
アニス:シャオ、武器持ってなかったけど、魔物に襲われたらどうするの?
ショコラ:アラミス勇水洞に付いたら教えるわ。
アニス:は〜い。
ショコラ:さぁ・・・行くわよ。
アニス:ん?行くって何処に?
ショコラ:アラミス勇水洞に。
アニス:早っ!!まだ、一分も時間が経ってないじゃん!!
ショコラ:シャオは普通の人間じゃない。シャオは『異様の能力を持った人間。』
アニス:ほへ?
ショコラ:行きましょう。
アニス:・・・・
アラミス勇水洞、入り口。
ショコラは立ち止まり空を見上げた。
イオンとアニスはショコラを追い越し、先に行ってしまった。
ショコラ:『話す』・・・か、その内、私の事も皆に話さなきゃ成らないんだ・・・。
私に、そんな勇気と覚悟なんて在るのかな?
話した後、皆は私の事をどう見るのかな?
このままの関係で居たいな。
ショコラの呟きは虚空に消える。
- Re: 【建て直し】テイルズオブクロニクル 〜始まりのストーリー〜 ( No.13 )
- 日時: 2012/04/03 14:54
- 名前: 歌音 (ID: F08K/Z64)
ええっ?!
シャオって人間だったんですか?! ビックリ>゜))彡
それに、『異様の能力を持った人間』ってどんな人間なんだろ?
続きが楽しみです♪
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