二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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  無 題  【銀魂】
日時: 2012/03/29 13:21
名前: いろは ◆LUdEVzdrco (ID: w0.JbTZT)

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3/29 本編更新/コメ返(マスク様/カンナ様)
3/28 本編更新/コメ返(マスク様)
3/27 本編更新/コメ返(マスク様/カンナ様) 
3/26 スレ設立/設定更新



  黒い喪服に身を包んだ両親とお友達。
  黒いリボンかけられた遺影の主は私だった。

      無 題 【銀魂】




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01 荒らし/中傷etcをしに来た人
02 最低限のルールが守れない人
03 二次小説/銀魂,もしくはスレ主が嫌いな人
以上の方はさようなら

04 駄文/稚拙な文章etc
05 キャラ崩壊/世界観崩壊
06 下ネタ多少あり
以上のことを許せるという方はこんにちは


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◆目次

【登場人物】
∟片倉翼[>>1]
【本編】
∟01第一印象でその人の見方が変わる[>>3]
∟02王子様ほど胡散臭いものはない[>>8]
∟03救世主は意外と近くにいるもの[>>12]
∟04田舎ナメたら田舎で泣くことになる[>>15]
∟05諦めたら其処で試合終了[>>16]


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お客様
∟マスク様
∟カンナ様


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.〆 3/26設立

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Re:   無 題  【銀魂】 ( No.14 )
日時: 2012/03/29 10:30
名前: カンナ ◆EnQJ/ji5mE (ID: 0Yt9//Ku)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

3話読みましたよ〜

やっぱり近藤さんはGORIRAですよネ(^。^)

Re:   無 題  【銀魂】 ( No.15 )
日時: 2012/03/29 12:36
名前: いろは ◆LUdEVzdrco (ID: w0.JbTZT)

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「ってことで、真選組一番隊隊士になりました片倉翼でs「違うわァアァアァア!!」……煩いですね土方コノヤロー」

「今さっきまで泣いてた奴のセリフじゃないですねィ。その切り替えの早さ、尊敬しまさァ」
「いやーそれほどでも〜!」


照れるじゃないか!尊敬するだなんて!
今さっきまで見せていた涙は何処に行ったの的な目で皆がわたしを見ている。ふふふ、ポジティブに生きてますから!!
それにもう泣きたくありませんしね!


「隊士になるには実力見なきゃならねェ。弱ェ奴は隊士にはならせなんねェからな。即死しちまう」
「あ、大丈夫ですよ!アッチの世界では柔道と剣道、弓道、空手、少林寺拳法などなど武術は一通り身についてます!特に剣道と空手は大得意なんですよ!」


胸をはって宣言すれば、やれやれというように土方さんが溜息をついた。
ちょ、息タバコ臭い。タバコの臭い苦手なんですよねわたし!
土方さんはタバコを携帯灰皿に押し付ければ(ちゃんと持ってるんだね灰皿)、わたしをにらみつけた。





04 田舎ナメたら田舎で泣くことになる





「竹刀と刀は違ェんだよ。俺たちは人殺しなんだ。ただのお遊びには付き合ってらんねェ」
「…………」
「ちょ、トシ!そこまで言わなくても!ね、翼ちゃん!落ち込まないで!」


その言葉に黙りこくる。お遊び?そんな。わたしは真剣にやってきたつもりだ。それを遊びだなんて、……


「ちょームカつくゥウウゥウウゥ!!」
「ええええ!落ち込んでたんじゃないの!?キレてただけだったの!?」


近藤さんが大声でツッコむ。誰が土方さん如きの言葉で落ち込むか!むしろ腹立つわ!


「フツーの女なら『ヒドーイ』とか言ってたんだろーがなァ!ざまーみろよ!わたしはそんな事で落ち込むほど乙女じゃねーんだよ!わたしはフツーじゃねーんだよ!わたしにフツー求めるなんて土方さんにマヨネーズやめろっつってんのと同じことだぞコンチクショー!」


一気に捲くし立てれば、土方さんは驚いたように目を丸くさせた。フハハその顔マジウケるんですけどー!

てか何で土方さんにお遊びって決め付けられなきゃなんないんだ。今剣道習ってる奴ほとんど敵に回したぞ。
わたしだって真剣なんだ。確かに竹刀しか握ったことは無い。刀なんて少しも触ったこと無い。けどなァ。


「田舎剣法ナメんなよ!」


わたしは、絶対隊士になってやる。
「女中?そんなのやってられっかクソヤロー。家事なんてなァ!できねーんだよ!フハハハハ参ったか!」そう叫びながら土方さんを指差した。するとあちこちから笑い声が聞こえた。沖田さんと近藤さん、土方さんまでもがクツクツと笑っている。


……は?


「クク……。まァその度胸だけは認めてやるよ。ただし隊士になるためには試験を受けてもらう。」

「し、試験!?無理ですよわたし勉強無理!アッチの世界では『先生泣かせ』って言われたくらい勉強できないんですよ?!」

「馬鹿。そっちのじゃねーよ。入隊試験だ。今から沖田と勝負しろ。一本だけでも取れたら入隊させてやる」

「はァ!?ちょ、沖田さんって一番強いんですよね!?いきなりそれですか?無理ですよー」

「へェ。今さっきのは嘘だったのか?」


土方さんがニヒルに笑った。普段ならイケメンウハウハだーとか叫んでるんだろうけど、シャレにならない。
けれど、嘘じゃない。わたしは真剣にやってきたんだ。


「だっ……大丈夫です!」


一本なんて楽勝だ!だってわたしは剣道部主将、片倉翼なんだから!



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Re:   無 題  【銀魂】 ( No.16 )
日時: 2012/03/29 13:17
名前: いろは ◆LUdEVzdrco (ID: w0.JbTZT)

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「ヒューヒュー」


ちょっ、外野うるせェェエエェエェ!
何時の間にか平隊士が集まってきていた。「なんかよくわかんないけど小娘ェーッ頑張れー」とか言ってる奴発見。あの人確かハゲ田さんだ。

とかなんとか考えてるうちに地味な奴がわたしに竹刀を渡してきた。
てかどっかで見たことあるなー…うーん地味すぎてわからない。たぶん銀魂のキャラなんだろう。


「……山本さん?いや違うな山川さんなのか?そうなのか?」
「うん、どっちも違うけどね。山崎だよ山崎。」
「あっ、ソレソレ!ジミー有難う!」
「今の話聞いてたァアアアァァアァ!?」


ちっ、なんだよ五月蝿いなジミー。竹刀を受け取ってから、ふと考える。そういえばわたしとにかく竹刀が大好きだったんだよね。
竹刀に指を這わせてから、目の前ですでに構えてる沖田くんを見た。

あちゃー。本気モードだよ。マジで一本とれるのかなあ。




04 諦めたら其処で試合終了




「イヤイヤイヤ!諦めるなわたし!きっと一本とった後の夕日は、綺麗なはずだから……!」
「何ブツブツ言ってんだィ。始めるぞ。」


パシン!沖田くんの竹刀が容赦なく頭に振り下ろされる。咄嗟に竹刀でガードして、そのまま間合いをとった。


「え、ちょっ!ギャアアア!待ってくれたっていいじゃないか!」


叫び狂いつつ、間合いをつめて竹刀を交じ合わせる。パシンパシンという渇いた音が道場に響き渡って、それがなんとも幸福に感じた。

これだ。わたしが求めていたもの。

沖田くんがわたし頭を打とうとした瞬間に、素早く沖田くんの胴に竹刀を滑り込ませる。そしたらギリギリ竹刀で受け止めてきた。
そう簡単にはいかないか、そう思って先程のことで体勢が崩れた沖田くんにさらに攻撃を仕掛けた。


「っ……中々ですねィ。」
「それはそれは、有難う御座いますっと!」


沖田くんがニヤリと微笑んでわたしの攻撃を全て受け止める。
やっぱり真選組一番だけあって、すごく強い。

パシンパシン、沖田くんがわたしから離れようとした隙に、わたしは竹刀を腕に振り下ろそうとした。けれど。


「あっ…!?」
「後ろですぜィ。」


沖田くんは目にも見えない速さで後ろに滑り込んだ。その刹那、咄嗟にわたしは振り向きざまに竹刀でその攻撃を防いだ。あ、危なかった。
ぎりぎりみしみしと竹刀が音をたてる。冷や汗がたらりと頬を伝った。

わたしは負けるわけにはいかない。だって土方さんに馬鹿にされたままじゃカッコつかないしね!

沖田くんの竹刀を力を込めて叩き落とした。
わたしみたいな小娘にそんな力があると思っていなかったらしく、あっけなく床に落とされた沖田くんの竹刀。

その隙を狙ってわたしは竹刀を沖田くんの頭めがけて振り下ろした。


「めーん。」


わたしのだらけきった掛け声とともに。





 ***





「んん……ハッ!」


目が覚めた。目の前にはGORIRAが心配そうな顔でわたしを覗き込んでいたのでアッパーかましておきました。アレ?作文んん!?

てゆーか何でわたし寝てるわけ!?
見る限り此処は道場だし、太陽は戦ってたときと同じ方向にいるからそこまで時間はたってないようだけど。


「あの後、翼ちゃん倒れたんだよ。過度の緊張状態からきた疲労のせいでね。」


ジミーが言った。確かに土方さんに拷問されたり沖田くんと戦ったりで緊張してたけどさ。
てゆーか、勝負どうなったの?そう考えていると、近藤さんはまるでわたしの心を読んだかのようににっこり笑って口を開いた。


「勝ったよ」
「……は?」
「翼ちゃんは総悟に勝ったよ」
「マジか。」
「マジだ。」


嘘だろ?わたし勝ったのか!?あの沖田くんに!?


「調子にのんじゃねェぞ。かなりお前の刀には迷いがある。それにあのままもっと長く戦ってたら間違いなくお前が倒れてた。それに今回総悟はお前が女だということで油断してたみたいだしな。本当の実力の総悟と戦ってたら木っ端微塵だったぞお前。」


土方さんが無表情のままそう言った。なんだよ!ちょっとくらい余韻に浸らせてくれたっていいじゃないか。
そう思っていたら沖田くんがひょっこり出てきた。こっちを見てニヤニヤ笑ってる。なんか感じ悪ィなコノヤロー。


「結構楽しかったぜィ。」
「わ、わたしもです!またやりましょうね!」
「気が向いたらな」
「ヤッホーイ!」
「そのときは宇宙の屑にさせてやりまさァ」
「か、勘弁してください!」


沖田くんはわたしと握手をしてくれた。まあその後わたしと握手した方の手を土方さんの隊服で拭いてたけどね!土方さんめっさ嫌がってたけどね!「ちょコラ!片倉菌を移すな」っていってたけどね!泣いていい?てか菌ってなんだゴラ。

いつか2人を襲ってやろうと思っていたら、近藤さんの手が肩に触れた。
見上げれば、近藤さんが眩しいほど笑っていた。


「今日からお前は真選組一番隊隊士、俺たちの家族だ!」


近藤さんも土方さんも、沖田さんも、眩しいほどやわらかく微笑んだから、わたしもなんだか嬉しくなって、笑った。



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Re:   無 題  【銀魂】 ( No.17 )
日時: 2012/04/02 13:08
名前: いろは ◆LUdEVzdrco (ID: w0.JbTZT)

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「夜は歓迎会やるからそれまでは江戸を探索してきてね」


近藤さんがにっこりにこにこしながら言った。そしてわたしに黒いサイフを渡す。何でもこれで何でも買ってきなさいという事。
中を見れば、見たことが無いほどの札束がつまっていた。さすが税金どろb……げふんげふん、公務員である。

ついでに万事屋に会えたらいーなあと考えながら、ふと思った。


「けどわたし、案内してもらわなきゃ迷っちゃいますよ」


なんせ、初めて来た場所。大げさに言えばわたしにとって未開の地も同然である。
それに江戸は治安がそこまで良くないらしいからわたしのようなレディーは取って喰われてしまう。キャッ恐い(はあと)


「大丈夫でィ。お前みてーな雌豚なんか誰も襲わねーだろ」
「はいぶっ殺すー!歯ァ食い縛れ沖田ァァァ!」


つーか心の声読むな!アレか!また声に出てたのか!そうなのか!
沖田くんと乱闘してると、近藤さんが咳払いをして沖田くんを指差した。


「どうせ総悟はサボるんだろう?じゃあついでに町案内してくれないか」
「えー。こんなブスと一緒に歩くなんて最悪でさァ」
「んだと、やんのかコラ。てめー表でろや」
「上等でィ。お前みたいな雌豚はすぐに首輪に繋げてやらァ」


まじムカつく沖田。沖田くんの胸倉を掴もうとすれば、近藤さんがあわてた様子でわたしたちを引き離す。
んだよ邪魔すんじゃねーよゴリラ。沖田くんも不服そうだ。


「総悟、お願いだから行ってやってくれ。な?」
「へーい。仕方ねーですねィ。オラさっさと行くぞ雌豚」
「言われなくても行きますよイケメン!」


ちょ、悪口になってねーよとか言わないで!だってコイツ欠点ないんだもん!何言っても通じねえんだもん!
わたしのことなんか考えもせずスタスタと早足で歩く沖田の背を追う。てゆーか何買おうかなあ。





05 何だかんだ言って優しいのはお約束





「んー、まず着物ですよねえ。何時までもネコ耳フード付きパーカーじゃダメだもんなあ」
「きめぇ。なんだネコ耳とかマジ死んでくだせェ」
「うるさいわドアホ。それより何色にしよう。……お、コレ素敵です。」


沖田くんの毒舌を軽くかわす。わかるよ、好きな子ほど苛めたくなっちゃうんだよね!え?違う?人間ポジティブに生きなきゃね!

わたしが手にとったのは淡い水色の着物。所々花の刺繍があしらってあってとっても素敵だ。
でも金糸で昇り龍が刺繍された黒色の着物もいいなあ。かっこいい!


「昇り龍の着物はねえだろ。どっかのヤクザじゃねーか」
「えー、じゃあ沖田くんはどれが好きですか?」


そう言って10着ほど見せれば、沖田くんは一瞬躊躇ってから淡い桃色の着物を指差した。
桜が刺繍されており、膝丈の裾。なんと言うか……


「女の子っぽい……。かわいいけどわたし、似合うでしょうか…」
「……着てみたらいいじゃねェですかィ」
「そう言ってわたしを〝似合わない〟って笑うつもりでしょ」
「つべこべ言わずに着ろ。」
「……ハイ」


オイイイイ!今の超恐かったぞ!瞳孔ガン開きの状態で睨まれたぞ!沖田くん恐い。マジ恐い。

顔を真っ青にさせながら試着室に飛び込み、着物を急いで着る。よくばあちゃんに着せてもらってたからやり方は覚えてる。
なんとか着終え、試着室のカーテンを開けた。すると沖田くんがわたしをむっちゃ見ていた。かなりビビった。


「…………あのォ」
「何でィ。」
「どうでしょうか…」
「……似合ってまさァ」


……は?わたしは耳を疑った。う、うぎゃああああああ!!!お、沖田くんが似合ってる…だと!?

まさかの沖田くんもツンデレ!?しかも頬を軽く赤らめるというオプションつきだ。かなりかわいい。わたしよりかわいい。そんじょそこらの女の子よりかわいい。なんだ沖田くんはわたしを殺したいのか。そうなのか。

なんだかつられてわたしも赤面してしまった。

それから結局わたしは沖田くんの選んでくれた着物や、自分で選んだ水色の着物など、計7着買った。


「さー次どこにいきましょうか!」
「ドラッグストアに行きますぜ」
「……なんで?」
「生理用品買うに決まってんだろィ。それともなんだ?マジでアンタ女じゃなかったんでs「ああああああああああああ゛!!」うるせえな」


は、破廉恥な!こんな道端で生理用品などとたわけたことを!
誰かァアアアァ!こ、コヤツを殺してェェェェェェ!

そんなこんなで、わたしたちはまた歩き始めた。




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Re:   無 題  【銀魂】 ( No.18 )
日時: 2012/04/24 22:48
名前: 鈴城麻妃 元マスク ◆rvP2OfR3pc (ID: RGtt012g)
参照: http://名前変えますね


最後はさすが!沖田君でしたね!

いやぁGJでした!
頬を赤らめるオプション最高だぁぁぁ!


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