二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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日番谷☆ワタシ
日時: 2012/04/30 18:23
名前: むちゃ (ID: T32pSlEP)

BLEACHの日番谷隊長と主人公の恋物語。

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Re: 日番谷☆ワタシ ( No.1 )
日時: 2012/04/30 18:40
名前: むちゃ (ID: T32pSlEP)

いつもと変わらない晴れ日和。
北流魂街で突然大虚メノスグランデが出現した。
その情報は十番隊にも伝わっていた。
十番隊隊長、冬獅郎は大急ぎで北流魂街に向かう。

現在、十一番隊は他の仕事でいないのだ。

どんどん北流魂街に近づいている。
・・・つもりだが、虚の気配がしない。
何故だ?
俺たちはまだ1人も現場に着いていないというのに。

しかし、そこに着いても大虚は1体もいなかった。
残っているのは数人の民衆だけ。
泣き叫ぶ子供や、それをあやす親。

「ここに、虚が出なかったか!?」

「いいえ。私たちはずっとここに居ましたけど、全然そんなこと・・・。」

「そうか・・・。」


にしてもおかしい。
何故こんなに多くの子供が泣き叫んでいる?
何故他の親は俺と目を合わせない?

なにか隠している。


Re: 日番谷☆ワタシ ( No.2 )
日時: 2012/04/30 18:55
名前: むちゃ (ID: T32pSlEP)

それから、俺は暇があれば北流魂街に通った。
そこで思わぬ収穫があった。

「おい、おまえ、この前何があった?」

「えぇ。お兄ちゃん知らないのー?
こーんなおっきぃな、虚が出たんだよ〜」

「そうか。じゃあ、それは誰が倒したんだ。」

「えっ、それは・・・・。
お母さんに言っちゃだめって言われてるの。」

「・・・分かった。」

子供にまで口止めか。

その時、遠くで大きな物音がした。
この霊圧は・・・
大虚か!

急がねえと、次は前みたいにうまくはいかねぇ!

☆現場につく☆
目の前には大虚。
恐れ慄く民衆。
しかし、その中に1人立ちすくむ姿があった。
「危ねえぞ、下がれ!」

その声は聞こえたのか聞こえなかったのか。

・・・いや。
あいつは立ちすくんでなんかいない。

立ち向かっている————?!

Re: 日番谷☆ワタシ ( No.3 )
日時: 2012/05/01 17:16
名前: むちゃ (ID: T32pSlEP)

「荒らせ 獄鵬雷導丸ごくほうらいどうまる
 生きろ 力丸りきまる!」

神花雷滅じんからいめつ

☆大虚に無数の雷の花が生える☆
☆大虚が消滅☆

二刀の刀を持つ少女は大虚を倒した。
しかも一瞬で。
どういうことだ。
なぜ一般市民が大虚を・・・。
あいつ、死神でもない。
一体何者だ・・・?

しかし、もう1つおかしいことがあった。
それは周りの人たちの反応だった。
人1人喜びの顔をしていない。
尊敬の眼差しどころか、その顔には嫌悪さえ見える。
親同士で小さく話し合ってはその目で少女を見る。

すると、こちらに気づいた少女が振り向いた。
紫色の目。
朱色の髪。

人々が少女に向けていた目・・・。
それはまぎれもない、差別の目だった。

Re: 日番谷☆ワタシ ( No.4 )
日時: 2012/05/01 17:27
名前: むちゃ (ID: T32pSlEP)


「お姉ちゃん、ありが・・・」

「こらっ!近づいちゃ駄目!」


子供の手を強く引く親の手。
俺は今までに感じたことの無い怒りが胸の底からこみあげてくるのがわかった。

「いい加減にしねぇか!!」

しずまりかえる周りの人たち。
強張る親の顔。

いつの間にか少女の姿はなくなっていた。

かすかな霊圧をたどって俺は少女の後を追っていった。



———「おい、お前。」


「・・・・。」

「お前だっ、


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