二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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白ノ娘〜2人〜
日時: 2012/05/06 13:08
名前: Rabbit Clown (ID: Oh9/3OA.)


どうも!ウサギです。
複雑・ファジーの方で少し書いてたので知ってる人もいるかもですが、とりあえず初めまして!

ここでは私の完全オリジナルの白の娘を書こうと思います。
ボカロの中でも一際目立つことの少ない 弱音ハク と 本音デル を主に登場させます。

こいつ等知らねぇって人もぜひ見てください。
読んでみて興味を持ってもらえるよう、私もがんばりますので・・・。

あ、あと

*ウサギ嫌いー・・・とか、
*荒らしにきたでぇー・・・とかは
勘弁ッす・・・・。


ではでは、自信は無い方ですが本編書いていきますー!!

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Re: 白ノ娘〜2人〜 ( No.7 )
日時: 2012/05/15 18:07
名前: カンナ ◆EnQJ/ji5mE (ID: Bt0ToTQJ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

どうもです★

ガクポさん!! かけぇぇ…

逆方向って…どんだけ方向音痴なんだっ!…
って、方向音痴の私は言えないけど…

Re: 白ノ娘〜2人〜 ( No.8 )
日時: 2012/05/15 23:36
名前: みーあー。 ◆z0F1Rf80kg (ID: 0T2ECwzo)

初めまして!みーあー。と言います。

きゃああああああ!!
ハク様が出てる〜〜〜〜!!

私、ハク様大好きなんです!

また、見に来ますね♪

Re: 白ノ娘〜2人〜 ( No.9 )
日時: 2012/05/17 19:17
名前: Rabbit Clown (ID: Oh9/3OA.)


みーあーさん初めまして。

っとゆーか、ハク好きなんですか!?
私も大好きです!!
ボカロ(女キャラ)の中で一番と言うほどに!!(男キャラではデルとアカイトです)

仲間がいたなんて・・・・感激です!!
私の周り、ハク好きが少なくって・・・・

仲良くして下さい!ぜひ!!
いつでも遊びに来てください!

***

カンナさんへ

そうなんですよー、この世界ではデルは右を左へ、左を右へと行っちゃうんですよ・・・・困ったもんです

ガクポも思いっきり大人びちゃったし・・・色々めちゃくちゃなきもするけど・・・・
私、何かそこいらの漫画・アニメに出てくる奴の中では、ロン毛ではダントツでガクポ好きです

カンナさんはどのキャラが好きですか?

Re: 白ノ娘〜2人〜 ( No.10 )
日時: 2012/05/26 16:14
名前: Rabbit Clown (ID: Oh9/3OA.)


ネタの考え中〜・・・・・

少し遅くなるかもですが頑張るッす

Re: 白ノ娘〜2人〜 ( No.11 )
日時: 2012/05/27 16:22
名前: Rabbit Clown (ID: Oh9/3OA.)



 第三夜【城】

「こんの、馬鹿やろおおおぉぉぉおおお!!!」

城内にキーンとする少女の怒鳴り声が響き渡り、何度もしつこくこだましていた。
あまりのうるささに眩暈をおぼえるもの、頭痛を訴えるものが続出した。そして、何よりそれを目の前で浴びせられたデルは、もうキレそうになる衝動を何とか抑えていた。
そのずぐ後ろにいたガクポも、苦笑いをしつつも耳を押さえていた。

「・・・・あー・・・・っと・・・とりあえず、そのうるせぇ声をどうにかしてくんないか?」

「そんなことどーでもいいんだよ!!お前はただ人間を襲ってれば済む話かもしれないけどな、その後始末をするこっちの身にもなったらどうだよ!!これじゃあいつ反逆されてもおかしくないっつーの!!!」

「大丈夫だって。いざとなったら全員食えばいい話だし。」

「ああー!!もーコイツヤダアアアァァァァ!!!!」

再び城内に怒鳴り声が響いた。体調不良者は益々増していった。
ガクポも、これ以上興奮させると皆の体調がもたないと判断し、デルの口を塞ぎつつ、少女に向かって話を切り出した。

「もがっ!?」

もちろん、デルは納得いかず、暴れていたが、ガクポは何とか押さえ込んでいた。

「そ、それはそうと女王様。国王のご帰宅はいつごろに?」

女王と呼ばれた少女・・・・ネルは一旦怒鳴ることをやめ、ガクポに向き直った。

「まだ先になると言っていたわ。探し物があるって・・・・・。」

腰まで伸びる黄色い横結びの髪を少しだけ右に揺らしながら、ネルは答えた。
ネルの頭には王女を示す王冠、体には紅のドレスを着ている。その瞳は美しいオレンジ色で彩られている。
そんな女王の少しさびしそうな顔を見ながら、ガクポは

「・・・・そうですか・・・。気まぐれな方ですしね・・・・・。」

と、少しバツが悪そうに呟いた。
そんなガクポの様子を見て、自分に気を使わせてしまったと少し戸惑いながら

「気にしないで。いつものことだし。」

と軽く微笑んで見せた。
その笑顔に、少しだけガクポも安堵の息を漏らした。
と、同時に

「そんなことよりよ・・・・。」

ネルの瞳が、ガクポの顔のすぐ下・・・・デルに向けられた。

「あんたのせいでこっちも色々とめちゃくちゃになってるんだから!!!もう今回ばかりは許せないわよ!!」

スッと立ち上がり彼女はデルに向かって指を指しながら、

「デル、これより貴方は罰として緑の国へと向かいなさい。人を襲うのも、そこでしかしてはいけませんよ!いいですね!?」

「!?っぷはああああああ!????」

ガクポの掌から逃れた彼の口からは絶叫が飛び出した。それにネルは

「はあああ!????じゃない!!女王命令よ!否定件はあんたにはないわ!!」

「んだよそれ!!意味わかんねぇし、第一どこだよ緑の国って!!」

「この国とほぼ対角線上にある国よ。」

「ふざけんなよ!!この貧・・・・もがっ!?」

禁句を言おうとしたデルの口をガクポが笑いながら塞いだ。そして、

「デル、お前一旦家帰って反省して来い?な?」

「んぐ?んががぁ!?」

無理矢理彼を近くにいた召使たちに放り投げると、さっさと部屋の外に連れて行ってしまった。
静けさの残った王室で、ふいにガクポが口を開いた。

「・・・・女王様、どういうつもりですか・・・?緑の国って・・・・・まさかアイツと少女を・・・・。」

「・・・・・・いずれ、分かることよ・・・・・。もう、アイツも子供じゃない。あいつに聞かれたら、何もかも私は話すつもりよ・・・・。」

凛とした、王家の者として恥じらいが全くない、汚れなき瞳だった。

「・・・・・辛く、ありませんか・・・・・?」

ガクポのその言葉にネルは一瞬だけ顔を歪めてから、

「・・・・もしアイツが最後に選ぶのが少女の方だったとしても・・・・・私はそれを受け入れるくらいの覚悟はしてるつもりよ・・・・・。実際、そうなったら本当に受け入れられるかは分からないけどね。」

可愛らしくウインクして見せた。
それにガクポも微笑むとさっきとは違い優しい声で

「・・・・さすが、女王様ですね・・・。」

呟いた。

——————

強制的に家に戻されたデルは少しいじけていたが、あることを思い出し、考えていた。
《緑の国》・・・そこは、そう

「・・・・・親父の消えた国・・・・。」

一度は行かなければとは思っていた。でも、いつのまにか時と共にその存在を忘れかけていたのだ。

だから、丁度いいと思っていた。
餌も食べれて、親父の失踪の謎も分かって一石二鳥ではないかと。(距離があるが)
だから、彼はベッドから起き上がり、荷作りを始めた。

・・・・その後、ガクポが彼の家へ出発の迎えに来たときには彼は緑の国で発見されたと言う父の形見のペンダントを首から下げて、荷物を持って、人の住む国への扉に向かって歩き出していた。


・・・・・その後彼がずんずん1人で進み、ガクポとはぐれ、道に迷ってしまったということは言うまでもない・・・・。

そして、第一夜に至る・・・・・・・


—第四夜へ続く—


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