二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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13年後のクレヨンしんちゃん
日時: 2012/07/05 13:41
名前: ゆぅ (ID: 7xKe7JJD)

どうもーっ( ´▽`)


はじめましてonまた来てくれてありがとう(´∀`*)


ゆぅでs(=´∀`)

ぷろふぃーる

1997年生まれ(>_<。)

中3でs(´ε` )


リア充←



※ハンカチ用意



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Re: 13年後のクレヨンしんちゃん ( No.7 )
日時: 2012/07/05 13:50
名前: ゆぅ (ID: 7xKe7JJD)


僕は夢を見る。
何度目になるかはわからない夢。でも、それは今までとはちがう夢。



僕は段ボール箱に入っていて、そのはじをしんちゃんがヒモで三輪車に結びつけている。
三輪車がいきおいよく走る。
箱ががたがたゆれて、ちょっときもちが悪い。
ふいに、その箱から引っぱり出され、僕は自転車のかごに乗せられた。
小さな自転車。運転しているのはしんちゃん。せなかにはまっ黒なランドセル。
シロに一番に見せてやるぞって、嬉しそうにしょって見せてくれたランドセル。
まだまだ運転は下手だったけど、とってもあたたかかった、春。



自転車のかごが一回り大きくなる。
くるりとまわると、しんちゃんが今度は、まっ白なシャツを着ていた。
自転車も、新しくなっている。もうよたよたしていない。スピードも、速い。
そういえば、よくお母さんに怒られたとき、
ナイショだぞって僕を、こっそりフトンの中に入れてくれたよね。
もちろん次の日には、お母さんに怒られるんだけど、それでもやめなかった。
二人だけのヒミツがあった、きらきらしてまぶしい、夏。



ぼんやりしていたら、ひょいっとかごから下ろされた。
代わりに自転車を押しているしんちゃんのとなりに並んで歩く。
しんちゃんはずいぶん背が伸びて、お父さんと変わらないくらいになった。
お母さんといっしょに使っている自転車が、ぎしぎしと音を立てる。
でも、どんなに大きくなっても、きれいな女の人に目がいくのは変わらない。
こまったくせだなあと思いながらも、どこか安心してる僕がいる。
いつまでも変わらないでいて欲しかった、少しだけ乾いた風が吹く、秋。



寒い冬。
あんまり話してくれなくなった。
おさんぽも、少なくなって。こっちを見てくれることも少なくなった。
見えるのは横顔だけ。
楽しそうな、悲しそうな。ぼんやりした、困った。怒っているような、悩んでいるような。

そんな、横顔だけ。

Re: 13年後のクレヨンしんちゃん ( No.8 )
日時: 2012/07/05 13:50
名前: ゆぅ (ID: 7xKe7JJD)

寒い冬。小屋の中で、ひとりで丸くなっていた、冬。



寒かった冬。でも、冬は春への始まり。あたたかな春への始まり。
僕は丸まって、わたあめのようになって、あったかいうでの中で。
春の始まりをまっている。

たとえそれがほんのいっしゅんのものでも。



かしゃん、という、なにかがたおれる音がして、僕は目を開けた。
電灯がぽつりぽつりとついた、暗い道の真ん中で、見なれた自転車が横になっている。
のろのろと首を上げると、しんちゃんの前髪が顔に当たった。
道のはじっこのカベに、もたれかかるようにしてしゃがみ込むしんちゃん。
その体はひっきりなしにふるえていて、とても寒そうだった。
僕を抱きしめたまま、動こうとしないしんちゃん。
しんちゃんに抱きしめられたまま、動くことができない僕。

ああだれか僕の代わりに、しんちゃんを抱きしめてあげて。




「ごめんな、ごめんなシロ。オラ、何にも出来なかった。」
ぽつりぽつりと、しんちゃんが話しかけてくれる。
「いっぱい病院回ったんだ、でも、どこも空いて無くて。
 空いてるトコもあったんだけど、大抵シロを一目見ただけで…何も。
 あいつらきっとお馬鹿なんだぞ。お馬鹿だから、何にも出来ないんだ。」
しんちゃん、泣いてるの? ねえ、泣かないで。
「でも、ホントにお馬鹿なのは……オラだ。」
しんちゃんなかないで。
「オラっ……シロがこんなになってるの、気付かなくて…!!
 ずっと、一緒にいたのに…親友だって……思ってたのに、なのに!!!」
なかないで、もういいから。
「シロっ…………。」




しんちゃんが泣いている。僕はなにもできない。
せめて元気なところを見せようと思って、僕はしんちゃんのほっぺたをなめた。
しんちゃんのほっぺたは、少しだけ早い春の味。


Re: 13年後のクレヨンしんちゃん ( No.9 )
日時: 2012/07/05 13:51
名前: ゆぅ (ID: 7xKe7JJD)


僕がメスだったら、しんちゃんのために子供を作っただろう。
僕が居なくなっても、寂しくないように。
僕がわたあめだったら、しんちゃんのためにせいいっぱい甘くなっただろう。
僕が食べられても、甘さが少しでも長く口にのこるように。
僕が人間の手を持っていたら、しんちゃんを抱きしめただろう。
僕がしんちゃんにもらった、温もりを返すために。
僕が人間の言葉をしゃべれたら。

きっと、いっぱいいっぱいのありがとうとだいすきを、君に。



ひっきりなしにこぼれるナミダをなめながら、僕はあることに気が付いた。
僕はここを、今しんちゃんがすわりこんでいるここを、知っている。
ここは、僕と君が初めて会ったところ。
僕と君との、始まりの場所。




僕は待っていた。
あきらめながらも、いつか。
いつか、おっこちたわたあめでも。
おいしいそうだって言ってくれる人が。
ひろいあげて、ぱんぱんってして。
まだ食べられるぞって、言ってくれる人が、来てくれるって。




「シロ。」
名前をよばれて、僕は顔を上げる。しんちゃんが、笑っていた。
まだまだナミダでいっぱいの顔で、それでも笑っていた。
「シロ、くすぐったいぞ。
 そんなにオラの涙ばっか舐めてたら、しょっぱい綿飴になるぞ。
 しょっぱいシロなんて、美味しそうじゃないから。
 だからシロ、オラ、待ってるから。
 今度はオラが待ってるから。」

しんちゃん。

「だから、もう一度、美味しそうな綿飴になって。
 そんでもって、戻ってくるんだぞ。」

だいすき。



ぼくはしんちゃんに抱きしめられながら、さいごの夢を見る。
もういちど、わたあめになる夢を。
もういちど、おさとうになって、とかされて。
くるくるまわって、あまい、あまいわたあめになる。

目ざめたときに、だれよりも、
君がおいしそうだって言ってくれるわたあめになるために。

ふわふわのわたあめ。さくらいろの、あったかなわたあめ。
君が大好きだっていうキモチをこめた、君だけのわたあめ。



僕はシロ、しんちゃんのしんゆう。十三年前に拾われた、一匹の犬。
まっ白な僕は、ふわふわのわたあめみたいだと言われて。
おいしそうだから、抱きしめられた。

僕はシロ、しんちゃんのしんゆう。
今度はさくらいろの、ふわふわのわたあめになって。
君に、会いに行くよ。




Re: 13年後のクレヨンしんちゃん ( No.10 )
日時: 2012/07/05 14:06
名前: ゆぅ (ID: 7xKe7JJD)

どうでしたか?


シロのしんちゃんへの想い。


僕はしんちゃんのしんゆう



命というものを考えさせられますね。


生き物は死ぬ運命だ——。


それはきっと違います。



自分のこの世に生まれてきた理由。

愛されたい、愛したい。

そのことを成し遂げたら

自分の役目が終わり神様から

「よく頑張ったね。君は幸せ者だよ。」

と言ってこの世から消える——。

と思います。


決して自殺などしないでください

現実と向き合って生きるのです。


あなたが死んだらあなたの家族—いや、あなたを愛してくれている人が


悲しみます。


あなたもひとつの大切な命なんです。


僕はいつも一人ぼっち。


僕は皆から愛せれていない。


それは違います。


周りの家族、友達以外にも愛してくれる人が必ずいます。


私だってあなたを愛しています。

たとえ小さな命だとしても大切にしないといけないのです。

あなたに幸福と神様の愛が訪れますように。


                    byゆぅ
 

(悩みなど受け付けます。いつでもコメントしてください。
 少し返事が遅れるかもしれませんがお許し下さい(&#3665;&#9593;&#1697;&#9593;)&#9581; 〜 &#9825;



Re: 13年後のクレヨンしんちゃん ( No.11 )
日時: 2013/07/06 14:17
名前: 雫 (ID: pGaqjlta)

これをみて感動した。でもね僕は本当に誰からも愛されてない。愛されているなら親に捨てられないだろう?施設でも女なのに僕って言うなと子供に虐められるし、大人には引き取り手のない迷惑な子供って思われてる。それに友達も離れていった。自殺しょうとしたさ。でも首吊り、リストカット、薬を大量に飲んでも死ねなかった。貴方みたいに言える人が羨ましいよ。今小6だから中学に入ったらどうにかして死んでやる。


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