二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- [inzm]the tear heart 〜流氷の子守唄〜
- 日時: 2012/08/08 20:16
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
私は孤独だ
生きるのが辛く感じる
私の存在異議なんて無い
両親に裏切られて
友達なんて出来たと思えば何時の間にかどんどん私から離れて行く
生きていた時点で邪魔になるだけ
凍りついた闇色の瞳が訴える
まぁ、訴えたとしても誰も私の事を理解してくれる人間なんていないだろうけど
〝誰にも看取られず独り寂しく死んで逝こうかな———〟
最初は諦めがちだった。でも、
あの人に出逢ってから私は変わったんだ
生きる事とはつまり…————————————————————
レイルです。
二作目も作ってしまいました。温かい目で読んで頂ければ幸いです。
多分、コレも恋物語だと思います、が…
中傷・荒らし等止めてくださいね。
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- a title[命は太陽により育まれる] ( No.2 )
- 日時: 2012/08/08 20:46
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
〝母の腕(かいな)に 許し乞う波
拒まれてなお打ち寄せる
生まれし罪を 右肩背負い
母を踏みしめ続く旅
歩き続けよう
花は死に風は黙し 便りは途絶えた
歩き続けよう
喉は枯れ 目閉ざされ 其れでも歌うは大地の歌——————————〟
独り海岸の岸部に佇み歌う少女。
耳に障る心地良い漣のコーラスが彼女の歌をより良く引き立たせている。
遠くを見詰めながら歌い続ける。瞳に映るは果てしなく広く夕暮れに染まった青い海。
それと、闇に沈むまで精一杯紅く燃えている太陽。
「…今日の波は妙に騒がしい」
一息する少女。
歌い終えた後は耳を澄まし波の音を聴く。それが彼女の習慣。
だが其の日聴いたの波の音色は何時ものとは妙だと感じ取れる。
騒がしいという事は何かが起こる前触れなのか、それとも只の自然現象なのか。
どちらにせよ彼女に其の日の波音の真相は分からない。
another title/[母の腕に抱かれ眠る]
- letter[音愛羽] ( No.3 )
- 日時: 2012/08/08 20:50
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
こちらこそコメント有難う御座いました!
えっ、見に行って頂けるんですか?!
有難う御座いますぅー!
うわぁー…嬉や嬉や…^q^
またネオハ様の小説を覗かせて頂きますね!
- a heroine(original) ( No.4 )
- 日時: 2012/08/08 22:06
- 名前: 蒼月律零瑠 (ID: DkN/A4kL)
天翔フウ(てんしょう フウ)
【氷の様な冷たい銀の短髪にミントグリーンの瞳。左腕が無い。
昔、家族や友人に裏切られて以来人を信じることが出来なくなり絶望を感じ、それ以来から独り暮らしをしている。
毎日夕暮れの岸部で歌を歌うことで絶望を和らげているがまだ完全に消え去ったわけではない】
- a title[貝殻浜辺と夜の月] ( No.5 )
- 日時: 2012/08/09 15:25
- 名前: 蒼月律・異識 (ID: DkN/A4kL)
太陽が闇に沈み夜になった。
辺りは真っ暗で先行く道なんて懐中電灯を点けないと見えないくらい闇に覆われている。
せいぜい見えるのは月明かりで反射している貝殻のみ。
フウは貝殻の光を頼りに浜辺を歩いて帰ることにした。
「母の腕(かいな)に許し乞う波———」
灯りがあっても、独りでいるのは怖い。
でもフウは己の特有の歌で恐怖を紛らわせている。だから怖くないのだ。
大地の歌を歌えば自然と優しく癒える。フウにとっての〝その歌〟は宝物の様なモノだった。
「———ッ、」
暫く歩き続けていると、彼方から今まで無い異様な光景を目の辺りにした。
気になってあの場に駆けつけるフウ。
「…人?」
月明かりの御陰で薄っすらだが人だと分かる。
んぅ…。と少し曇った声が聞こえたが一向に目覚める気配が無い。
手を触れば氷の様に冷たい感覚がした。
another title/[月からの使者]
- a title[流氷の国からやって来た皇子] ( No.6 )
- 日時: 2012/08/09 16:57
- 名前: 蒼月律・異識 (ID: DkN/A4kL)
謎の少年は死んだ様にベッドで眠っている。それもフウのベッドで。
フウは少年の顔を覗き込む。
雪の様な白い肌に薔薇色の唇、オマケに顔が整っている。
今まで見た事の無い美しく綺麗な顔に見とれていると、少年は漸く目を覚ます。
あまりにも急だったのでフウは慌ててベッドシーツを覆いかぶさる。
「驚かせて御免なさい」
ベッドシーツを優しく取ればフウは怯えた表情で少年を見詰めている。
それでも少年は動じず優しく彼女に手を差し伸べれば、フウは優しく握り返す。
「貴方が助けてくれたのね。有難う」
柔らかな少年の笑顔は酷く美しく、其れはフウにとって今まで見た事が無いモノだった。
頬を赤らめながらフウは首を小さく立てに振った。
「アタシは〝瑠璃クシナ〟。 貴方の名前は何ていう名前なのかしら」
「私は…———」
——————————天翔フウです。
another title/[貴方に名前を告げる時]
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