二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ReAct 哀しみの過去を背負う者
日時: 2012/08/29 23:01
名前: 神原 風師 (ID: ylrcZdVw)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=form



どうも、初めまして神原 風師です!

記念すべき最初の作品はボーカロイドで歌われている「ReAct」と言われる楽曲を自己解釈で話しを作って行きたいと思います!

まぁ、駄作になるのは確実ですけどね(笑)それでも良い!と言われる方はどうぞお楽しみ下さい!なお、駄作ですが荒らしとうなどの批判はお控え下さい。

それでは、お楽しみに!

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Re: ReAct 哀しみの過去を背負う者 ( No.4 )
日時: 2012/09/02 06:51
名前: 神原 風師 (ID: 0xGRiuWU)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=form


リンは今、友人の病室にお邪魔して、色々としゃべっているようだ。リンは大変楽しそうにベッドで寝ている女の子にいくつか話しかけている。ベッドで横になっている女の子も楽しそうにその話を聞いている。

「そう言えばさぁ、レン君とはどうなのよ」

ベッドで横になっている女の子がリンに興味本位で聞いてみた。リンは少し困り顔で笑って考えた。確かに自分はレンと良好な関係を抱けているのか、仮に抱けていたら・・・リンはそう想像すると、頬をピンク色に染めた。

「まぁ・・・うまくいってると思うよ?」

ベッドで横になって聞いている女の子がキャー、とふざけ半分で言っている。
リンはリンで、少し顔を俯かせて顔を真っ赤にしている。












冷房のきいた病院内での廊下でレンはしりもちを着いて、同じ状態にある少女に視線を送っていた。少女もその視線に気づき、?マークを頭の上で浮かべている。

「・・・どこか痛い所はありませんか?」

また少女は心配そうな表情でレンを見る。しかし、彼女の眼には人間の生気が感じられない。さっき遠くから見たが、近くで見ると本当に闇しかないような眼だった。

「あっ、はい。僕の方こそごめんなさい」



レンは少女の問いかけにハッと我に返えった。レンはパンッ、パンッ、お尻の方に付いたホコリを払い、少女に手を差しのべた。少女は手を出そうかと若干迷っている様子だったが、レンの笑顔を見て安心したのか手を出した。

レンは少女の差し出された手を優しく握ると、ホイッと軽く物を引っ張るような感じで少女を引き上げた。引き上げられた少女の体はレンの胸へと勢いよく向かった。

「大丈夫ですか?」

レンは自分の胸の中にいる少女を覗きこんで言った。少女はゆっくりとレンから離れて「はい、大丈夫です」と無理矢理笑っているかのように笑顔を見せている。そんな表情などレンはすぐに見破った。

「大丈夫じゃないですよ、どこか怪我でもしたんですか?」

レンはそう言って、少女を気にかけてるのだが本人は「大丈夫です」と否定する。こんなに否定されては黙っているしか方法のないレンは「分かりました」と疑念を持ちつつ、そう言った。

「え〜と・・・あなたはここの患者さんなんですか?」

ふつうに

Re: ReAct 哀しみの過去を背負う者 ( No.5 )
日時: 2012/09/02 10:10
名前: 神原 風師 (ID: 0xGRiuWU)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=form



第三話 始まり


リンは今、友人の病室にお邪魔して、色々としゃべっているようだ。リンは大変楽しそうにベッドで寝ている女の子にいくつか話しかけている。ベッドで横になっている女の子も楽しそうにその話を聞いている。

「そう言えばさぁ、レン君とはどうなのよ」

ベッドで横になっている女の子がリンに興味本位で聞いてみた。リンは少し困り顔で笑って考えた。確かに自分はレンと良好な関係を抱けているのか、仮に抱けていたら・・・リンはそう想像すると、頬をピンク色に染めた。

「まぁ・・・うまくいってると思うよ?」

ベッドで横になって聞いている女の子がキャー、とふざけ半分で言っている。
リンはリンで、少し顔を俯かせて顔を真っ赤にしている。












冷房のきいた病院内での廊下でレンはしりもちを着いて、同じ状態にある少女に視線を送っていた。少女もその視線に気づき、?マークを頭の上で浮かべている。

「・・・どこか痛い所はありませんか?」

また少女は心配そうな表情でレンを見る。しかし、彼女の眼には人間の生気が感じられない。さっき遠くから見たが、近くで見ると本当に闇しかないような眼だった。

「あっ、はい。僕の方こそごめんなさい」



レンは少女の問いかけにハッと我に返えった。レンはパンッ、パンッ、お尻の方に付いたホコリを払い、少女に手を差しのべた。少女は手を出そうかと若干迷っている様子だったが、レンの笑顔を見て安心したのか手を出した。

レンは少女の差し出された手を優しく握ると、ホイッと軽く物を引っ張るような感じで少女を引き上げた。引き上げられた少女の体はレンの胸へと勢いよく向かった。

「大丈夫ですか?」

レンは自分の胸の中にいる少女を覗きこんで言った。少女はゆっくりとレンから離れて「はい、大丈夫です」と無理矢理笑っているかのように笑顔を見せている。そんな表情などレンはすぐに見破った。

「大丈夫じゃないですよ、どこか怪我でもしたんですか?」

レンはそう言って、少女を気にかけてるのだが本人は「大丈夫です」と否定する。こんなに否定されては黙っているしか方法のないレンは「分かりました」と疑念を持ちつつ、そう言った。

「え〜と・・・あなたはここの患者さんなんですか?」

彼女の服装はとても涼しそうな白いワンピースを着ていて、入院患者が着るようなあの服ではないのでレンにはここに入院しているのか分からなかった。

「いいえ、もう私は退院するのでここの患者さんではないです」

少女は少し暗い表情ながらも笑っているように見せた。レンは「・・・そうですか」と呟くように言うと、

「そうだ、ではお詫びも込めて退院のお祝いでもしましょうか!」

何か思いついたように声を張り上げるレン。そんなレンの声に少し驚いたのか少女は身体を後ろへと引く。

「ありがとうございます。でも、私なんかといると迷惑になるかもしれないですし・・・」

少女は顔を少し俯かせて暗い表情で自分を駄目な存在かのように振る舞った。 しかし、ここで引き下がるレンではなかった。

「いいえ、僕は別にあなたを迷惑だとかそんな風に思っていません。だけど、自分をそんなにいじめるのは良くないですよ?それだと余計に暗くなっちゃう。あなたは堂々としていれば綺麗ですから!」

レンは両手の人差し指で自分の口元を上へと引き上げ、笑っているように見せた。少女の表情が少し和らいだのか微笑みを僅かながら見せた。

「はい、分かりました。それではお願い致します」

その時、レンはこの少女を見ているうちに何か心苦しい物を感じた。少女の僅かな微笑みを見ているだけで自分も笑顔になれるし、何かは知らないけど温かい物を感じた。レンはポケットから白紙の紙とシャーペンを取り出して、何か書き始めた。

「じゃ、これ僕の電話番号とメールアドレスです。時間ができたら呼んでください」

レンは自分の個人情報の詰まった紙を少女に手渡した。紙には電話番号とメールアドレスの他にレンの名前が書いてある。それを受け取った少女は、

「小畑 (こばた)レンさん?ですね。分かりました。あっ、私も自己紹介が遅れました。鹿波かなみミクです。よろしくお願いします」


浅く頭を下げて言った。レンは笑って、「じょあ、僕は用事があるのでこれで!」と手を振ってメインホールへと走って行った。ミクもレンの姿が見えなくなるまでずーと彼の背中を見ていた。

Re: ReAct 哀しみの過去を背負う者 ( No.6 )
日時: 2012/09/03 19:29
名前: 神原 風師 (ID: bh4a8POv)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=form



参照100突破!

見てくださっているかどうか分かりませんが、ありがとうございます!

こんなダメ作者ですが、コメ受け付けてます!

お気軽にお声をかけてください!

しかし、荒らし等の誹謗中傷行為はご遠慮下さい。

皆様が楽しんでいけるように努力しますので、どうかこの駄作を作るダメ作者を応援してくれると幸いです!

Re: ReAct 哀しみの過去を背負う者 ( No.7 )
日時: 2012/09/09 19:12
名前: 神原 風師 (ID: wJnEuCOp)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=form



暗い夏になりかけの夜、ミクは自分の部屋のベッドで横になって天井を見上げていた。ミクの周りにはかつて色々物が置いてあったようだが、今は床に物が散乱している。

「私なんかいない方が良い・・・私が死ぬ、それだけで周りに余計な迷惑がかからない」

ミクは身体を起こしてすぐ横に配置されている窓の景色へと視線をずらした。住宅地やらビルやらの光で、暗い夜を照らしていた。しかし、彼女の心は照らされない。彼女の壊れた心には何一つ響くものは何も無ない。


「死ぬしかない・・・他の人に、迷惑をかけないように」


Re: ReAct 哀しみの過去を背負う者 ( No.8 )
日時: 2012/09/09 21:32
名前: 神原 風師 (ID: wJnEuCOp)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=form


第四話 近づく二人


暗い夏になりかけの夜、ミクは自分の部屋のベッドで横になって天井を見上げていた。ミクの周りにはかつて色々物が置いてあったようだが、今は床に物が散乱している。

「私なんかいない方が良い・・・私が死ぬ、それだけで周りに余計な迷惑がかからない」

ミクは身体を起こしてすぐ横に配置されている窓の景色へと視線をずらした。住宅地やらビルやらの光で、暗い夜を照らしていた。しかし、彼女の心は照らされない。彼女の壊れた心には何一つ響くものは何も無ない。


「死ぬしかない・・・他の人に、迷惑をかけないように」

ミクは何の表情を見せないまま窓のカギを開けた。その瞬間、ものすごい風がミクに襲いかかった。しかし、彼女はさっきと同じように表情を見せない。ツインテールの髪が風に吹かれてユラユラ揺れている。ミクは目を閉じて、身体を窓の向こうへと倒そうした時だった。

(自分をそんなにいじめるのは良くないですよ?それだと余計に暗くなっちゃう。あなたは堂々としていれば綺麗ですから!)

「・・・!」

レンが笑って言った言葉を思い出し、目を見開いて、身体を引き上げて、窓をバタリッと音をたてて閉めた。レンのあの明るい笑顔と言葉が頭から離れない。棚の上に置かれたレンの連絡にミクは顔を移した。実際、ミクは何度もレンに連絡をしようかと思ったが、きっと迷惑になる・・・傷つけてしまうと言った感情に流されて連絡が出来ない状態だった。

「・・・」

ただ虚しく連絡の紙を見つめる。


















同時刻、レンの部屋にて。レンはタオルをぐじゃぐじゃと頭に擦り付け、頭に付いている水滴を拭き取ってバスルームからリビングへと出てきた。レンは水滴を拭き終えると、タオルを首の周りにかけ、机に置かれている携帯を手に取った。着信50件。携帯の画面からおびただしい程のメールが一気に来ていた。それも、全てが同一人物。

『今何してる?私は今お風呂に入ってる♪』

『そうだ!明日出かけない?あっ、レンが無理ならそれで良いけど・・・』

『レンのためにおまじないしたよ!明日も健康でいられますように!って!』

などなど、この繰り返しのメールが50もある。おまけにこれが毎日あるのだ。この異常なメールを送る人物はただ一人。すでにこの話しにも登場している。


「はぁ・・・リンの奴・・・」

毎度の事とは言え、さすがにリンのこの行動には呆れている。とりあえず、レンは適当にメールの返信を一件だけすると、携帯をまた机に置いた。
レンはベッドに寝転がると、天井を見つめた。ふと、ミクのあの表情を思い出すレン。

「ミク・・・」

レンは気になっていた。彼女の表情やあの眼。どう見ても普通の人の眼ではなかった。その時、携帯に着信音が鳴り響いた。まぁ、誰からなのかは大体見当がついた。リンからだ。レンは身体を起こして携帯を手に取り、適当に返信した。そして、またベッドに身体を転がした。すると、また着信音が、

「またか・・・」

はぁ〜と溜め息を混じらせながら、身体を再び起こして携帯を手に取った。すると、そこには見覚えのないメールアドレスが・・・。


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