二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 幻影の女王と生命の女神 【ニノ国】
- 日時: 2012/09/01 21:58
- 名前: 皐 ◆swXjIsa.RY (ID: WfwM2DpQ)
はじめまして。ニノ国&ギリシャ神話大好きな皐といいます。
ニノ国(漆黒クリア後)の方で書いていきます!
※キャラ崩壊が予想されます。文才ありません。オリキャラが主人公です。
それでも「読んでやるぜ」という心の広い方はどうぞ。
〜オリキャラ紹介〜
名前 レノ
性別 女
年齢 14歳
イマージェン ノン
ニノ国の住人で、ゴロネール王国に姉と二人で過ごしている。
マイペースな性格。
前向きなところもあるが、人に騙されやすい。
方向音痴。
左目は前髪で隠れている。
駄文で下手くそになると思いますが、
面白い小説にしようと努力します!
よろしくお願いします!
- Re: 幻影の女王と生命の女神 【ニノ国】 ( No.5 )
- 日時: 2012/09/02 13:20
- 名前: 皐 ◆swXjIsa.RY (ID: V9P9JhRA)
「ちょっと待って!」
元いた方向へ歩いていくオリバーを呼び止めてみる。
「なんですか?」
「あのさ、姉さんを探してるんだけど、私に良く似た人、知らない?」
聞いてみるが、二人共知らないと言う。
少し落ち込んでいると、
「ボクらも探すの手伝うよ」
「え?いいの?じゃあ、お願いします!」
「俺は納得せぇへんけどな!」
「ボクはオリバーで、こっちがシズク。よろしく」
オリバーは片手に掴んでいるシズクを少し揺らしながら言う。
「私はレノ。こっちはイマージェンのノン。よろしくね」
「それより、お前どうやって戦うつもりや?」
ぶら下がっているシズクが口を開く。
「私にもちゃんと武器くらいありますー。」
そう言って、家の中から自分の武器を取り出した。
「これ」
「なんやこれ」
「ボク、これ知ってる。『弓』だよ。でも、矢がないけど…」
そう、私の武器は『弓』。
矢はなくても別に構わない。
だって…
「こうすれば…」
弓を構えながら右手に力を込ると、炎の玉が出て、玉が矢の形になる。
「ほらね」
この4年間、ぼーっと過ごしてきた訳じゃない。
シズクに向けてみると、さっきまでの態度が一変。
あたふたと暴れだした。
矢を消すとふぅー、と溜め息をした。
「心臓に悪いやろ!」
「ごめんごめん」
「でもなんで弓を持ってるの?ニノ国の道具じゃないよね」
「それは、旅人に貰ったの。」
3年くらい前に、ね…
「ふーん。そうそう、レノのお姉さんをボクは知らないけど、マルなら知ってるかも」
「そやな。ババナシアは観光地として有名やからな」
いつの間にやらオリバーは杖で紋章を描き終えていた。
「…あれ?ここどこ?」
気がつけばゴロネールとは違った景色が…
「ババナシアや。自分、ニノ国の住人なのに知らんのか?」
「うん。だって他の国に行った事無いもん」
- Re: 幻影の女王と生命の女神 【ニノ国】 ( No.6 )
- 日時: 2012/09/08 17:08
- 名前: 皐 ◆mNVrqkgcw2 (ID: 4VUepeYc)
2話 『踊り子とコソドロ』
「あれ?ジャイロとマルだ!」
オリバーは二人の姿を見つけ、ダッシュで駆け寄る。
レノはしばらくぼーっとしていたが、慌ててオリバーの後を追いかける。
「あれ?オリバー?!久しぶり!」
「うん、久しぶり。ジャイロも、久しぶり」
「おう」
…。感動の再会をしている所、アレなんだけど、シズクと私だけ蚊帳の外なんですが。
「オリバー、その子は?」
「お姉さんを探してるんだって」
「レノです。よろしくお願いします」
「そんな、敬語使わなくていいのに。私はマル。
お姉さんを探すの手伝うよ」
マルはにっこりと笑う。
「ありがとう!」
マルはにっこりしたまま、隣にいる男の人の腹部に拳を…!!
ドンという、鈍い音が聞こえた。
「ぐほっ…。お、俺はジャイロだ。よろしく…」
ジャイロはマルを睨みながら名乗る。
ここで二人に姉を知らないかと聞くが、答えはオリバーと同じだった。
「はぁ…」
「その内見つかるよ!」
「うん…そうだよね!まだスタートしたばっかりだもんね」
「おい、お前ら俺を置いて話進めんなや!」
「「「シズクいたの(か)?」」」
きついお言葉です。
「おったわ!…ゴホン、オリバー。一ノ国で探した方がええかもしれん」
「そっか!それじゃ、一ノ国にゲート!」
一ノ国ってなに?!
- Re: 幻影の女王と生命の女神 【ニノ国】 ( No.7 )
- 日時: 2012/09/06 23:39
- 名前: 皐 ◆swXjIsa.RY (ID: KIugb2Tf)
三話 『謎と賢者』
「ここが一ノ国…?」
「そうや。レノの知らないもう一つの世界や」
なんだろう…。ここ、懐かしいような気がする。
「オリバー、心当たりはあらへんか?」
「確か、学校にいたはず…」
「おーい、オリバー!」
と、そこにやって来たのは
「マーク!どうしたの?」
マークという少年だった。
「大ニュースだ!おばさんが…」
「え?母さんがどうしたの?」
少しオリバーの顔が暗い。
「おばさんが…『いる』んだよ!河川敷にいた!」
「ええ?!」
「なんやて?!」
「ねぇ、マル。オリバーのお母さんがどうかしたの?」
「えっと…オリバーのお母さんは、オリバーを助ける為に死んじゃったみたいなんだけど…」
「常識破りだろ…!!」
全員、驚きを隠せないようだ。
「とにかく行ってくるよ!」
オリバーはマークにそう言い残し、河川敷へ向かった。
河川敷には一人の女性がいた。
「母さん!?」
「オリバー?」
オリバーと、女性は混乱しているようだ。
こちらもだが。
「母さん…なんで?!」
「よくわからないの。気づいたらここに…。
あっ!誰かの声が聞こえてきて、その声のする方へと歩いていて…」
「アリシア様や…」
アリシア様はシズクに気がつき、こちらへ歩いてきた。
「この国ではアリーって呼んでちょうだい」
- Re: 幻影の女王と生命の女神 【ニノ国】 ( No.8 )
- 日時: 2012/09/08 18:38
- 名前: 皐 ◆swXjIsa.RY (ID: 4VUepeYc)
「…」
「レノ、口開いとるで」
「ところで、その子は?」
アリーさんが私の方を見て言う。
「あっ、えと…レノです。」
この人が賢者様だと思うと、緊張してきた。
けれど、アリーさんは私を見て首を傾げる。
「ところで母さん、レノに似た人知らない?」
オリバーが代わりに尋ねたが、アリーも知らないと言う。
「じゃあ、シーナは?」
「シーナ?ああ、オリバーと同じクラスの子ね。
さっき広場に向かったみたいだけど?」
「ありがとうございます!オリバー、行こう!」
「え?うん。母さん、また後でね!」
オリバーたちが広場へ走って行くのを見ていると、ある事を思い出したアリー。
「いつもと様子が変だったみたいだけど…」
その言葉は誰にも聞こえなかった。
走り続けて数分。
「ここが広場だけど…。あ、いた!」
オリバーの視線の先には私に似た少女。
「シーナ!お姉さんは?」
「それが、『3年前』からいないの」
え?3年前?私のお姉さんがいなくなったのは4年前で…
あれ?なんで私、こんな考えがでてくるの?
「ふふふ。姉さん、どこにいったんだろう?」
「なんでそんな笑顔で言えるの?」
オリバーは、様子がおかしいのに気づいたようだ。
なんで…探そうとしないの?
心配じゃないの?
「おかしいな。
こいつがレノと魂を共有しとるんやったら、こいつもレノみたいに姉を探すはずや。」
「それに、その子の様子がおかしいなら、レノの様子もおかしくなるはず…」
「おいオリバー。そいつ、普段からそんなやつだったか?」
「ううん。口数が少なくて、ほとんど笑わなかったし…。
でも、誰よりも優しかった」
なら、ここにいるこの子は誰?
「せやけどこいつ、何も失っとらへんし、心の輪郭もはっきりと見えとる」
「シーナ、君のお姉さんの名前は?」
確かめているのだろうか。オリバーはシーナに聞く。
「私の姉さんの名前はフレア。」
「…違うよ。シーナのお姉さんの名前はラリッサだよ。
キミは誰?」
「……はぁ。もうちょっと遊べると思ったんだけどな。」
目の前にいる少女は笑いながら、姿を変え…
「キミ頭いいね。
でもそれは、ちゃんと調べなかったボクが悪いんだから、仕方ないよね」
「えっ?!オリバーが二人?!」
明らかにどちらが本人かはわかるが、声まで同じだから本人のフリをされたらどちらが本人かわからない。
「ははははっ!」
きっと…いや、絶対偽者であろう人物は笑いながらどこかへ消えた。
だって…オリバーはここからあんなに早く走れないはずだから。
「あいつがオリバーだと思うとなんか嫌やわぁ」
「安心して、シズク。ボクはあんな風に笑わないから」
確かに、オリバーにあんな風に笑われるといろんな意味で傷つく。
- Re: 幻影の女王と生命の女神 【ニノ国】 ( No.9 )
- 日時: 2012/09/08 20:46
- 名前: めた (ID: UcmONG3e)
ニノ国で二次小説ついに発見!
しかもけっこう面白いです
がんばって続けていってください応援してます
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