二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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王国心
日時: 2012/09/19 22:28
名前: 皐 ◆swXjIsa.RY (ID: f0TemHOf)

こんばんはorはじめまして。
皐といいます。
友達のネズミーから勧められ、王国心に挑戦してみようと思い作ってみました。
原作沿いでオリキャラが主役の小説です。
「バッチコイ!」という心の広い方、原作沿い+亀更新で良ければ読んでやってください。

〜オリキャラ紹介〜
名前 シイ
性別 女
年齢 14歳
武器 メモリーキー(という名のキーブレード)
口数が少ないが、実は…。
悩み事や問題は一人で考えこんでしまう。
少しおっちょこちょいな所も。

※ディズニーキャッスル出発です
よろしくお願いします!

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Re: 王国心 ( No.1 )
日時: 2012/09/19 23:42
名前: 皐 ◆swXjIsa.RY (ID: 57S6xAsa)

ーーーシイ、起きなよ。ドナルドが苛立ってるよ〜?

真っ暗な暗闇の中、騎士隊長の声がする。
そんな呑気な声で言われても、こっちはこっちでおっきなハートレスと戦った後だし…

「サンダー!!」

ドナルドのサンダーを軽く避け、体を起こした。

「ほら着替えて!王様探しに行くよ!」

王様を探す…?
キョトンとした顔をしていると、ドナルドは、あーもうなどと言いながら一通の手紙を見せた。

「トップシークレットだからね!」

「ミニー王妃?」

騎士隊長ことグーフィーは寝ぼけたようなへろへろな声でドナルドに言う。
きっと彼も起こされたのだろう。
しかし、ドナルドは首を激しく横に振り、

「トップシークレットだってば!」

と言う。

「デイジー?」

「だから…!!」

「…」

私が黙ってドナルドの後ろにいる人物に頭を下げると、彼は少し焦った表情で振り向く。
そこにはミニー王妃とデイジー。

「グワワワワ…」

その後、ミニー王妃は手紙を見せるよう言ってきた。
ドナルドはしぶしぶと手紙を渡す。
その手紙には、キーブレードという物を持つ者と、レオンという人物を見つけるようにという内容が書かれていた。

「必ず王様を見つけて連れて帰ります!」

正直、私はミニー王妃の話を聞いてはいなかった。
悪戯心で、グーフィーと共にデイジーの後ろに隠れてみた。
ドナルドは気づいていないようだ。

「では、旅の記録係に彼を連れていきなさい」

ドナルドはキョロキョロと見回すが、それらしき人物はいない。

「こっち、こっちですよ!」

よくよく見ると、机の上にぴょんぴょんとジャンプするコオロギが一匹。

「ジミニークリケットです」

ドナルドは静かに敬礼しながら、ミニー王妃、デイジーの順に見ていき…
敬礼する私とグーフィーを見て顔色を変えた。

「キミたちも来るの!」

と言われ、襟を引っ張られた。

Re: 王国心 ( No.2 )
日時: 2012/09/29 22:48
名前: 皐 ◆swXjIsa.RY (ID: v5g8uTVS)

「向こうの世界に着いたら、この服も着替えなきゃね」

「グーフィーも、シイも、ボクらがよその世界から来たことは言っちゃだめだよ!」

「そうそう、お互いの“近所”を守るためだよね」

つい、グーフィーの言葉に頷いてしまった。
本当は、“近所”ではなく、“秩序”を守るため。
だから干渉してはいけない。

「“秩序”!」

ドナルドはため息混じりに答える。
グーフィーは、いつもの調子で

「そうそう、秩序」

と言い直した。
その言葉のあとに、彼の口癖のアッヒャを付け加えて…

「こちらドナルド。聞こえていたら始めてくれ」

ドナルドが言うと、大きな手が動き始め、私たち三人を汚い雑巾を持つかのようにつまんで
コックピットまで運ぶ。

「ワン!」

一吠えしたその黄色い犬は、誰に言われた訳もなく、コックピットに入り込む。
ドナルドは城に残るガールフレンドに親指をたてて、黙ってウィンクをする。
エンジンがかかりはじめ、いつでも飛べる状態になった。

「出発!」

ドナルドがそう叫び、目の前の扉を指差す。
その扉が開くと思われたが、扉には、『↓』のマークが描かれ、少し嫌な予感がした。
その数秒後には、船ごとまっさかさまに落ちた。

「グワワワワ!!!」

「オーヒョホォイ!」

二人が絶叫する中、何も言わない犬・プルートはすごいと思った。
コックピットに入り込んだ時と同じ顔つきだ。
…怖くないのだろうか?


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