二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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カゲロウデイズ 夢小説 〜私の目は〜
日時: 2012/10/26 17:56
名前: おかん (ID: S8AJBgfb)

 初めまして、おかんといいます!
今回、カゲロウデイズの夢小説を書いてみました。
夢主人公(女)がカゲロウデイズのキャラとしてでてきます。
(オリキャラ小説的な感じになってますが…((<・>w<・>)

それでもいいかたは、下の主人公紹介へ↓


名前:枯咲 花 (こさき はな)

年齢:16歳(高校1年)

能力:目が危機する能力
『目が危機する能力:未来や過去におこった危険な出来事や、哀しい事件などが急に目に映ったりする。(今のところ、好きな時に映したり、好きな所で映したりすることはできない)』

性格:基本的元気な子。
   滅多なことでは弱音を吐かない。
   勉強は普通程度にできるが時々怪しい。
   運動は好きでもなければ嫌いでもない。しかし、『病気』のせいで運動はさせてもらえなかった。
   (病気・急に体が硬直し、動けなくなってしまう。その度に能力が使用されてしまう。)
   リズムゲームが得意で某太鼓リズムゲームが大好き。
   絶対音感をもっているが音符は基本的なものしかわからず楽器は弾けない。
   貴音、遥と同じクラス。貴音とはゲーム関係で仲良し。遥のことをよくいじっているがあまり効果はないらしい。楯山先生とよく気が合う。(ダメ人間同志?)

…、とまあ。こんな感じです。(長っ!)
これからオリキャラ、増やしていきますので!
それでは、本編スタートです。(一応語り手は貴音です((エ?)
(注意:この小説にはカゲロウデイズの小説のネタバレが含まれております((汗)

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Re: カゲロウデイズ 夢小説 〜私の目は〜 ( No.1 )
日時: 2012/10/26 18:03
名前: おかん (ID: S8AJBgfb)

1話・私の教室

 私、榎本貴音えのもとたかねは非常に機嫌が悪かった。
 …、なぜか?問われるまでもない。
 「だああぁぁっ!眠いっっ!!」
いきなり叫びだした私に周りの人は「ビクッ!」と振り向く。当然、皆の視線の先は私だ。
 …やってしまった。
 そそくさと校門をくぐる私。先ほどよりも3割増しで機嫌が悪くなったが、ほんの少しの羞恥心のおかげでなんとか理性は保っている。
 羞恥心(戦友)よ、今だけは礼を言う。

 しかし、私の花の学園生活はなぜか、花の世界にふさわしくないこの羞恥心と共に過ぎていったのだ。
 それもこれも全部この『病気』のせいだ。
 だいたい皆、この病気にせよ、症状にせよ、少し神経質になりすぎなのだ。別に、死に至るわけじゃあるまい。
 たかが急に意識を失う程度で…。
 そこまで脳が口をついて、私はふと、この脳の思考を停止させた。
 …、私はバカか。教室でいきなりぶっ倒れるほうがまずいだろう。
 というわけで、やはり、私は今の学園生活を羞恥心と共にすごすのが一番よいのだ、と言い聞かせながら学校へ進むのだった。

 学校に入り、一番羞恥心が「仲良くやろうぜ」と歩み寄ってくるのが自分の教室に行く途中だった。
 ちなみに羞恥心、お前と仲良くやるつもりは欠片も無い。

 この時、他の皆は下駄箱正面の左の廊下へ進んでいくのに、私だけぽつんと右の廊下へ進んでいく。
 全く嫌になるな。この瞬間は。
 私の教室は薬品臭の漂う「理科準備室」なのだ。
 本来ならば、少なくとも「養護学級」と呼ばれる教室を使うはずなのに、なぜ理科準備室という場所を養護学級として使わなければならないのだ!?(養護学級もできれば行きたくないが、ホルマリンの香りがする教室よりは何万倍もマシだろう)
 理由は単純に、この学校の生徒数が急激に増加したため、普通教室は全て各クラスに割り当てられてしまったからだ。
 しかし、なぜ理科準備室なのだ、私の教室は…。
 その理由も単純だ。養護担任の影響で理科準備室を養護教室に使用しているのだ。
 そんなこんなで一歩一歩「自分の教室」へと向かうが、薬品の香りが強くなっていく度に花の生活が遠ざかっていくような気がして(まあ、実際そうなのだが)足取りが重くなっていくなだった。
 そういえば、「花」といえば…。あいつ、今日も遅刻なのかな…。
 私の通う養護教室、もとい理科準備室には今のところ私を含めた三人がクラスメイトとしている。
 まあ、普通の教室より静かなのは唯一の利点だけど…。唯一のね!
 
 「おはよー。」
気だるそうに教室のドアを開ける。…と、そこにはありえない光景が広がっていた。
 「いたたた!む、無理やり手を通さないでってば…。」
「うるっすぁい!おらおら、早く手を入れろ…って、貴音。何やってんの?」
「それはこっちのせりふだああぁぁぁ!!」
 そこにはなぜか濡れている服を無理やり着せられている「九ノ瀬遥」(ここのせはるか)と、なぜか濡れている服を無理やり着せている「枯咲花」(こさきはな)がいた。
 何だ、このシチュエーション。朝、教室のドアが開かれたらこんな光景が広がっていた。どんなストーリーだ。引くぞ、視聴者。
 当然、今の状況の視聴者、私はドン引きだった。
 「あのさー、聞いてよ貴音。朝さ、噴水の近くに猫がいたんだよ。すっごく可愛いの!んでさ、捕まえようと思ったらするりと逃げられちゃって…、噴水に落ちちゃったんだよねー。教室に入ってから乾かそうと思ったら珍しく花がいてさ。服を脱いでたら「ハレンチだー!」って服着せられちゃって…。」
 事情を説明しながらこちらへやってくる遥。でも、無理やり服を着せられていたので半裸状態で…って!
 「ぎゃあああ!こっちくんなああああっ!」
「あ!待てゴルァ!逃げんな遥!」
「花!アンタ、遥をいじりたいだけでしょうが!!っていやああ!くんなってば!」
「いててて!髪の毛つかまないでよ花ー!貴音ぇ、助けて!」
「つ、つかむな!服をつかむな!遥!!離せぇぇ!!」
 もんのすごい光景に進化してしまった…。この状況、誰かに見られたら非常にめんどくs…。
 
 『ガラッ』

「うーす、HR始めるぞー…って。」
 めんどくさい人出た!!
 「あ、先生おはようございまーす」
 「うーす、先生。」
 何事もないかのように淡々と挨拶をする二人。だがしかし、先生(楯山研次朗たてやまけんじろう)はぽかんとしたまま出席簿を落としていた。そりゃそうだ、私もぽかんとしてるに違いない。
 きっと、客観的にこの状況を見れば、「朝も早くから純朴な男子高校生を全裸にひんむこうと二人の女子高生がとりあっている」光景に見えることだろう。
 しばらくし、何を思い当ったのか先生は
「お…おう。邪魔したな…。悪い…。」
と、教室から出ていこうとした。
 「ぎゃああああ!!違うんです!こ、こいつらがっ!片方は服も着ずにふざけてるから、それにまきこまれて…ッ!」
 すると先生は「え?」と、こちらに戻ってきた。
 「な、何だ…。そんなことかよ。俺はてっきり我慢がきかなくなったのかと思って…。」
 「ち、違いますよ!っていうか、もしそうなら大問題じゃないですか!おもいっきり逃げようとしていませんでしたか!?」
 ダメな先生に叱咤をいれていると…。
 「先生!」
 珍しく花が先生につめよった。ついにこんな先生に呆れはじめたのか?
 「先生は、自分の欲望のままにすすむのがいいと、前に言ってませんでしたか?そうです!自分がもし、何かを欲するのならば…!それに向かって必死に傷ついても!バカにされても!苦しい思いをしてもッ!!…、進むのが凛々しい人間の姿なのではないのでしょうか?」
 …なんか、熱く語りはじめたぞ。そうじゃないだろう、おい。
 「花…っ、俺は、間違ってた…っ!!そうだよ、そんないじらしい生き方をしている人間の背中を押してやるのが教師ってもんじゃないか!」
 …、なんか感染したぞ。っていうか、そういう状況で生徒を勧めちゃだめだろう!教師だからこそそういう人間の背中を押しちゃいけないんじゃないの!?
 「先生…っ!」
 「花…っ!」
 二人して、自分のワールドに入り込んでしまった。こりゃ、しばらく出てきそうにないな。
 ふと、横に目をやると、さっきまであんなに情けない顔をしていた遥がビショビショの服を着てキラキラと目を輝かせていた。
 「ねぇ…、貴音…!何か、あの二人熱いよ!!カッコイイね…ッ!」
 「…別に。」
 冷めた顔で答えてやる。ああ、こいつにも直に感染するな…。こいつらのアホ厨2病が…。
 まあ、それを言ったら私の「特技」につける必殺技名をそれに近いものだけど…。
 「っていうか、HRどうするんですか?」
 あの二人はまだ語り続けている。…このダメ人間どもが。
 こうして、私の不機嫌パラメーターが今日も爆発し、私の教室にはいつもどおりの怒鳴り声がストレスと共にまき散らされるのだった。

つづく…(?)

Re: カゲロウデイズ 夢小説 〜私の目は〜 ( No.2 )
日時: 2013/02/25 22:21
名前: 仁 (ID: Y2CSopoV)

面白いです!!\(´∀`)/
更新頑張ってください!

Re: カゲロウデイズ 夢小説 〜私の目は〜 ( No.3 )
日時: 2014/03/28 15:29
名前: 栞 (ID: HWQyDP4e)

面白いです。
続き早く読みたいです。・


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