二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- イナクロ 太陽の下で〜独白〜
- 日時: 2012/11/29 18:02
- 名前: 煌 (ID: nvLkUcGh)
これはホーリーロードが終わったあとの物語である
プロローグ
ホーリーロードで雷門が優勝して
管理サッカーが終わって
また新たなスタートとかいって浮かれて
・・・で俺たちはどうすればいい?
Page:1
- Re: イナクロ 太陽の下で〜独白〜 ( No.1 )
- 日時: 2012/11/29 17:07
- 名前: 煌 (ID: nvLkUcGh)
第一話 「試合終了」
『ここで試合終了!!勝ったのは雷門中だぁああ!!』
やけに大きく頭のなかに実況の声が響く。響くだけで意味はまったく捉えられない
『最後の怒涛の攻撃の末見事逆転勝利です!!』
逆転・・・勝利? 何いってんだ? おい。
俺はゴール前に立ち尽くすしかなかった。言葉もでない。
この手に残るじんわりとしたボールをつかんだ感触だけが何より現実味があるだけ。
あとはまるでカバーでもかかってるように雑音だ。
うぜぇ・・・。
実況も観客の声も消えてなくなってしまえ。
「やったな 剣城!」
「ああ!」
目の前で共に勝利を称えあう姿に屈辱を覚えた。
あの日 俺は負けた。
- Re: イナクロ 太陽の下で〜独白〜 ( No.2 )
- 日時: 2012/11/29 17:29
- 名前: 煌 (ID: nvLkUcGh)
「千宮寺」
廊下で呼ばれて振り返ると担任が立っていた。険しい表情だった。
「なんですか」
「このところ家はどうだい?少し落ち着いたか?」
またこの質問。なんなんだよ
「落ち着くわけないじゃないですか」
まだ何かいおうとした担任に背を向けて歩き出す。
落ち着く?そんな日くるわけないだろ
ホーリーロードが雷門中に覇されると、フィフスセクターは響という人によって解散宣言がなされた。
親父の作った管理サッカーはたった3年で一人の内通者と雷門中によってあっさり壊されてしまった。
俺の父・千宮寺大悟はその場で取り押さえられ警察に連れて行かれ、帰ってこなかった。新聞で自分の父親がサッカー界における大罪で逮捕されたのをしった。管理サッカーをするためにいろいろな不正を犯していたらしい。
それからマスコミ、新聞記者に追われる毎日。必死に耐えた。
『千宮寺容疑者のしたことは何があろうと許されることではありません』
『サッカーに対する冒涜ですね』
誰もが親父を否定した。間違ってる、おかしいと否定した。
なんなんだよ、いったい。
マスコミがようやく去り始め学校にようやく通えるようになった。だが当然犯罪者の息子である俺に近寄るやつなんていやしねぇ。
いま 俺の居場所はどこにもなかった。
- Re: イナクロ 太陽の下で〜独白〜 ( No.3 )
- 日時: 2012/11/29 17:53
- 名前: 煌 (ID: nvLkUcGh)
「・・・であるから三平方の定理を使って・・・」
先生の声が教室に響いている。
学校に来て一週間。授業内容はまったく検討も付かない。
いつまで続くのだろうか。
ぽとりと机にメモが落とされた。隣のやつらだ。
≪犯罪者≫
そうメモに書いてあった。
ぽとりとまたメモが落とされた。後ろのやつからだ。
≪死ね≫
わかりやすいやつらだ。
ふと苦笑した。
この一週間で嫌がらせをされなかった授業はない。いろんな方法でやってくる。いつまで続ける気だろうか
「先生」
いきなりとなりのやつがたちあがった。
「なんだ、授業中だ。座りなさい」
「授業をうけるなんてムリです。隣に犯罪者がいたんじゃ怖くて集中できません」
「よくいったぞ!海川」
「そうだっ 犯罪者だもんな 怖いよな〜」
うしろから彼を称える声がする。
「海川 座りなさい、千宮寺は犯罪者じゃないんだぞ。彼の父が・・・」
ガッシャァアンと音が鳴り響き俺の椅子が倒れた。
つかつかと歩み寄り、先生の胸倉をつかんでいた。思いっきりにらんでいた。
ひぃぃい と叫び声をあげて先生は教師の顔じゃなくなっていた。
その顔に無性に腹が立った。
教室がしん・・と静まりかえった。
俺はコイツを殴るのか?
「ほら・・やっぱり」
海川がいった。
「怖いよ、犯罪者は・・・」
完全におびえきった声だったが、俺の心にぐさりとささった。
犯罪者になるのか・・・?
ぱっと手を離すと教師は床にへたり込んだ。
振り返るとおびえた目でこちらを見ている。
またこの目だ・・・・・・
俺は教室を飛び出していた。
- Re: イナクロ 太陽の下で〜独白〜 ( No.4 )
- 日時: 2012/11/30 19:46
- 名前: 煌 (ID: nvLkUcGh)
第二話 「再会」
出てきちまった・・・・・・
振り返ると学校が見える。
もう戻れないな・・・・
さて、どうするか・・・・
俺の脳裏に海川や教師のおびえるあの顔がしきりにでてくる。
俺は頭を振って消そうとした。
なんでこんなことに成ってんだよ・・・・
「あれ?大和?」
女みたいな高い声で俺に近づいてくる。
「黒裂・・・・」
彼は黒裂命。女みたいな容姿だが男である。容姿にもまして高い声だから制服のズボンを着ていなきゃ女にしか見えない。
- Re: イナクロ 太陽の下で〜独白〜 ( No.5 )
- 日時: 2012/11/30 21:28
- 名前: 時橋 翔也 (ID: cFLcjEJH)
こんにちは!時橋と名乗る者です
この小説はドラゴンリンクの大和くんが主人公ですね とてもおもしろいです
更新頑張ってください!
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。