二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.3 )
日時: 2009/12/30 19:43
名前: 梨栖 ◆OTny2xjl$z (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

〜今までのお話〜

事件簿一枚目〜警察武装隊(笑)真選組!!〜

江戸で事件が起こるたび、必ず「真選組」が出動する。

しかし江戸に住んでいる住民のほとんどが彼らの実態を知らない。つーか知りえない。

この小説は普段結構謎のベールに包まれた「真選組」の実態を・・・

バキゴ!!ナレーターはバズーカでオシャカになった。

??*ナレーターさーん。そんな説明じゃ読者の皆さんついてこれはせんぜィ。

↑彼は沖田総悟。真選組一番隊長。将来の夢は真選組副長。

??*おう。総悟。バズーカ撃っていいのは外だけにしとけって言ったろ。

↑彼は土方十四朗。真選組副局長。熱烈なマヨラーである。

沖田*ああ、土方さんじゃないですかィ。どうしたんでぇ。

土方*それより近藤さんと「恋歌」と「李麻」が見当たらねぇが。

沖田*ああ、その人たちがいないってことはアレしかないですぜ。

************************************************
江戸町:某道場前

??*裏に回ってもいなかったなぁ〜・・・表で待つか・・・・

↑彼の名は近藤勲。真選組局長。ただし今はただのストーカーである。

*そこからやく50m離れた塀の角。*

??*やはりお妙様のストーカーであったか。行け。「李麻」。

↑彼女の名は須藤恋歌。真選組副局長。剣術は凄腕だが、異様なマヨネーズとマヨラー嫌いである。

??*え〜無理だよ副長〜・・・

↑彼の名は御月李麻。真選組二番目隊長。兎月族の血を引いたある意味恐ろしい少年である。

須藤*じゃあ明日からそなたの食事から人参だけ抜いておこう・・・

御月*やる!!やるよ!!やるから抜かないで!!うをおおおおおストーカー覚悟オオオオォォォ!!

近藤*ちょ・・・李麻・・・・やめっ・・・ギャアアアア!!

ドッ!!ゴッ!!ガッ!!時は既に遅しである。

須藤*全く。貴方様がストーカーをなさると我等の仕事が増えます故お止めくだされと何度申せば・・・・

??*副長〜!!隊長〜!事件です〜〜!!

↑彼の名は山崎退。真選組監視役。刀の代わりにバトミントンのラケッツを武器にしている。

須藤*いかがしたジミー。

山崎*だっ・・・誰がジミーですか!!地味から来てるんですか!?ゆ、許さんぞ!!

御月*ちょ・・・山崎。上司に向かって何その口の利き様。首飛ぶよ?

山崎*理不尽で首飛んでたまるかー!!マジで危ないんで早く来てください!!

そうして山崎の車に乗っていったのだった。

近藤*ちょっと・・・置いてけぼり!?俺一応局長だぁよ!?山崎ィ〜!!恋歌〜!!李麻〜!!

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.4 )
日時: 2009/12/30 19:44
名前: 帽子屋 ◆8ylehYWRbg (ID: vtamjoJM)
参照:               ———『攘夷最強を嘗めんじゃねェぞ』   

また立て直したんですねー、お疲れ様です( ´・ω・)

また頑張って下さいね!

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.5 )
日時: 2009/12/30 19:44
名前: 梨栖 ◆tORPCYXm$L (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿二枚目〜親ばかも程ほどに!〜

須藤*山崎!事件だと言っておったな。何事じゃ。

山崎*攘夷志士の桂の目撃情報が入ったってとっつぁんが!!

沖田*局長命令なら放っておくがとっつぁんともなればいかなきゃですぜ。

土方*そう言えば近藤さんは。お前等連れ戻しに行ったんじゃなかったのか?

御月*えー・・・たしか殴って〜、斬りかかったところを山崎が〜・・・あ、忘れてた!

須藤*そう言えば山崎。そなた私と李麻のことしか呼ばなかったのでは?

山崎*俺も忘れてたよチクショー!!

土方*まあ口裏合わせりゃ問題ねえだろ。

須藤*近藤様は輩に絡まれて先程お亡くなりになったということに・・・・

沖田*いやそれよりもストーカーしてた女に葬られたって・・・・

山崎*いや!!良くないから!!拾いに戻りますからね!!


************************************************

*某料亭*

近藤*とっつぁんまだか?遅いな〜・・・←結局拾われた。

須藤*うろたえなさるな。あのクソジジイが約束を守らなかったのは今に始まったことではありませぬ。

御月*いいの?僕らのボス的存在をクソジジイ呼ばわり。

山崎*いいんじゃないですか?別に。

土方*何だ山崎。表出て人払いしろ。

山崎*何でですか!!

沖田*とっつぁんは隊長以降の役職の奴とは話そうともしないんでぇ。

山崎*うわあああああん!!ぐれてやるーーー!!!

************************************************

??*よお。待たせたなぁ。

↑彼の名は松平片栗虎。幕府直轄の警察庁長官である。真選組のボス的存在である。

松平*お前等を呼んだのは他でもねえ。まあ攘夷志士の話は嘘だが。

土方*嘘だったのかよ!!じゃあ何の用で呼び出しやがった!!

沖田*とっつぁん。この辺のキャバクラなら全部抑えましたぜ。

御月*娘さんの栗子ちゃんはいたって健康ですけど。

松平*それじゃねえ!!栗子が健康なのは知ってるしキャバクラも後で行く!!でも違うから!!

須藤*とっつぁん。

松平*なぁに恋歌ちゃん。

須藤*さりげなく私の肩を抱くのはお止め下さい。斬りますゆえ。

ガチン!!←鞘から刀抜いた音。

松平*早まるんじゃぁねぇ。実は一大事件が起こってよぉ・・・

近藤*栗子ちゃんに彼氏がいることなら知ってるさ!

土方*外見はチャラ男そのものであることは知っている。

須藤*とっつぁんがいない内に栗子様がそいつを家に招きいれたのは知っておる。

沖田*その家に誰もいなかったのは知ってやす。

御月*栗子ちゃんの部屋らしき窓から何か布が・・・・

松平*やめろぉお前等。それ以上言うな!ッていうかおじさんが知らなかったことを何で知っている。

御月*とっつぁん。安心して。布ってただの着物ですから。栗子ちゃんのらしき着物。

松平*尚更安心できるか!!むしろ不安が募るばかりだぁよ。もうおじさん帰っちゃうよぉ・・・・

近藤*ってかとっつぁん!!何でこんな頭五人組集めたの!?何か用があったんじゃないの!?

松平*今日・・・栗子が男の家に行ってるはずだからお前達に阻止してもらおうと・・・・・

沖田*じゃあもう手遅れですぜ。

須藤*人生と言うものは諦めが肝心だと貴方様の口癖ではございませぬか。今頃はもう・・・・

土方*しょーもねえ用事で呼び出すんじゃねぇよ。アホらし。帰る。

近藤*俺も帰るぞ!


真選組は結構気ままなのである。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.6 )
日時: 2009/12/30 19:45
名前: 梨栖 ◆7yrzLo1I$i (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿三枚目〜第三話目にして早くも存続の危機!?〜

須藤*李麻。私、ふと思うたのだが。

御月*何さ。改まって。

須藤*前回下ネタ結構爆発しておった気がしてのう。

御月*とっつぁんと中の人のせいじゃない?多分。中の人って腐女子らしーよ。

須藤*中の人?そなた何処の輩のことを言うテおる?

*中の人はあくまでも輩扱いであった*

沖田*須藤さん!大変だと言えば大変だけどそうでもないといえばそうでもない事が起きやした。

須藤*どっちかはっきりせえ。

沖田*例の場所に密偵を入れていた山崎の連等気が途絶えやした。

御月*山崎・・・・ああ、ジミーか。

須藤*どうでも良い。捨て置け。

近藤*いや、助けに行かなきゃだめじゃん!!

御月*でも例の場所って『無差別実験台回収』という名の殺しだよねぇ?近藤さん。

近藤*ああ!

御月*で、遺体はバ●バ●なんだよねえ?

近藤*あ・・・ああ・・・←思い出しただけで青ざめた。

御月*だからそこいらじゅう転がってるんだろうなあ〜・・・・・お化け屋敷だね〜♪

近藤*う・・・・う・・・・ん←労働意欲が失せた。

須藤*李麻。そこまでにせぬとバカの上に局長が使い物にならなくなる。

近藤*バカは余計だよ!!

沖田*まあ面倒ごとはちゃっちゃとすましやしょうぜ。土方さ・・・・・

見ると土方は古間の奥で縮こまっていたではないか!

全員*・・・・・・・・・・・・・・・・

沖田*土方さん。あんた何してるんでぇ。

土方*マヨネーズ王国の入り口が・・・・

須藤*まさか土方殿・・・怖いものが・・・・・・

土方*違う!!断じて違う!!い、行くぞこの野郎!!

御月*わぁ〜い♪おっばけや〜しき〜!

************************************************
*某旧倉庫*

??*残念だったなぁ。ちょうど猫の手も借りたいからアシ雇ったらまさか実験台が来ようとは。
なぁ。真選組監視役、山崎さんよぉ。

↑彼の名は鎌倉波秒である。本日のゲストキャラである。

山崎*く・・・・くっそー!!はっ離せー!!

ピルルルルル・・・この非常時に携帯のコールが鳴った。

山崎*誰だ!?

ピッ

近藤『山崎か!?大丈夫か!?』

山崎*局長!!あんた最高のグッドタイミングにして最高のバットタイミングでかけてきたよ!!

近藤『安心しろ・・・今すぐ助けて・・・うわっぷ!』

御月『ジミ〜!そっちってお化け屋敷みたい〜??僕すっごく興味深いんだけど!!』

山崎*興味本位で恐ろしいこと聞くなー!!

須藤『山崎!死なない程度に怪我をせよ!!』

山崎*このサイト中傷発言禁止だぞー!!ジャスタウェイ連続投下並の破壊力だぞー!!

ジャスタウェイとは・・・・えっと、兵器である!

土方『人の・・・・体の一部とかねぇよな!!ないと言ってくれ山崎ィー!!』

山崎*いや、目の前に足が転がってます。

土方『山崎ィー!!』

鎌倉*電話口の奴等ってホントにあんたの仲間か?


犯人もついつい山崎に同情してしまうほど団結力の悪い真選組。

次回までに山崎の命が持つかどうか・・・・

ありがとう山崎!君の事は二分間は忘れ・・・・

山崎*ナレーター!!あんまいい加減なこと言ってっとぶっ飛ばすぞー!バトミントンの羽のようになー!

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.7 )
日時: 2009/12/30 19:47
名前: 梨栖 ◆8OcSeAC/$a (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿四枚目〜お化け屋敷と実験室は違う!!〜


ブオオオ・・・ン何時もなら山崎が運転するが不在のため李麻(唯一の免許持)が運転することに。

近藤*ダメだ、連絡が途絶えた。犯人が切ったものと・・・・

土方*いや、そうとしか考えられねえから。

沖田*土方さん。何気に俺の上着の裾掴まないでくだせえ。汗びっしょりで気持ちワリいや。

須藤*捨て置け。これから行く事件現場に恐れをなしておるのだ。

土方*違うから!!

須藤*違うのであれば総悟の上着を離せばよかろう。それとも総悟にいじられたいのか?

近藤*トシ!!そうだったのか!!ドMだったのか!!

土方*違うわ!!物事はしっかり見てから言えこのクソ局長が!!

御月*静かにしてよー!僕、ペーパードライバーなんだから事故っちゃうよ〜。

バタン!!←オープンザドーアー♪

沖田*見苦しいですぜ近藤さん。土方さん。

近藤*やーだーやーだー!まだ死にたくないー!お妙さんに添い遂げてもらえるまで死にたくないー!!

土方*俺だってまだ死にたくないわ!!離せ恋歌!!

須藤*させぬ。私の命はもう持たぬは知れたこと。せめて道連れにしてくれる。

御月*マジで事故るから大人しくしてろー!!もう夕方だぞ!!事故りやすくなんだぞ!!

************************************************

鎌倉*なあ・・・・お前等の住処ってこっからそんな遠くねえだろ?

山崎*こっから最寄の自販機いくとしても通り道にありますね・・・。

鎌倉*あいつ等車乗ってるっぽくなかった!?近場なのに何で!?

山崎*近場でも乗ってくのが決まりなのー!!乗んないと中の人がうるさいのー!!

鎌倉*誰だよ中の人って!!

************************************************

*やっと現場に着いた一行*

須藤*どうやら生きておったようだ。

御月*まあ慎重にいったらペーパードライバーでも着けるんだって!

須藤*歩いていった方が早かったような気が・・・・

御月*中の人が・・・ああ、この人中の人のことしらなかったっけ?

沖田*それより土方さんと近藤さんいかがいたしやすか?死にかけてますぜ。

須藤*そんな腰抜け共おらずともたかが一犯罪者逮捕くらい容易い。私一人で片付けて進ぜよう。

ザッ!!←李麻がこかした音。

須藤*きっ、貴様何をする!!

御月*それで手柄も独り占めしようってか!!そうはいかないよ!!

須藤*チッ。

沖田*ずるいなぁ・・・犯人逮捕は俺の管轄じゃないですかい。

須藤*そのような管轄などない。・・・ここは早い者勝ちでどうだ?

*何か戦闘的なスイッチが入った三人*

御月*うらあああああ!!!犯人逮捕じゃ〜〜〜〜!!!

須藤*ふざけるなあああああ!!!

沖田*負けるかああああ!!!

各自の欲望を胸に犯人逮捕へ急ぐのだった。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.8 )
日時: 2009/12/30 19:49
名前: 梨栖 ◆8b6GGMRU$g (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿五枚目〜犯人逮捕より日人質救出が優先だと思うのは中の人だけ??〜

*中の人=私。作者って言うのは空知先生に申し訳ない気がするので・・・・*

〜置いていかれた二人〜

土方*チッ。あいつ等どこ行きやがった。

フゥ・・・タバコの煙を吐いて呟く。これで私を何度萌え死にさせれば気がs・・・

近藤*ちょっとナレーターさん!?途中から私情入ってない!?入ってなくなくない!?

土方*ほっとけ、近藤さん。俺はこの連載中でそいつがちゃんとナレーションしてんの見たことねえ。

近藤*やっぱりアレか?あいつ等、山崎を助けに・・・

土方*あいつ等にそんな人情あると思ってんのか。犯人逮捕だろ。

近藤*じゃあ幽霊屋敷的なとこに入っちゃったのか!!

土方*近藤さん。俺ちょっと縦笛忘れたから取りに帰るわ。後追ってくれ。

バタン!!←帰りました♪

近藤*え・・・ちょっと!!置き去り!?と言うか無免許じゃなかったっけ!?俺ヤダ!!怖いよ!!

************************************************
〜犯人逮捕(手柄頂戴)に向かった三人〜

須藤*しかし・・・薄々思うてはおったが気味の悪いところじゃ。

御月*こーいうとこトラップ多いんだって!土方副長がいってたよ〜♪

須藤*李麻。前にも言ったであろう。奴の時代が終わるのは時間の問題ゆえ言うことは聞くなと。

沖田*そうでい。それで新副長は俺が継ぎまさァ。奴の副長生活は終わるんでぃ。

御月*あんた等絶対土方さんの人生ごと終わらせる気だろ。

須藤*?まずいのかそれ。

御月*まずいよ!!確実にクビだから!!新選組永久追放だからね!!何悪びれなく聞き返してンの!?

カチッ←何かボタン押した音。

沖田*御月。そりゃないでしょ。土方さんに仕込まれたクチじゃないのかぃ。

御月*あんたさっきまで忘れろとか言ってなかったっけ!?ってか僕じゃないし。沖田さんじゃない?

沖田*俺も押してないんでぃ。

須藤*・・・・・新選組が副局長、須藤恋歌。痛恨の失態!!

御月・沖田*テメータヒって来いやコノヤローーーーーー!!!

スヒュンヒュン!!!←メス飛来。

三人*ギャーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

須藤*申し訳ない!!申し訳ない!!

御月*もういいから早く何とかしろ!!

沖田*早く何とかしねぇとメスで死ぬ前に殺しやすぜ!!

須藤*相分かった!!お主等先に行け!!

スパァン!!←メス斬った。

御月*あっはっは♪流石だねえ。

沖田*まあこんくらいやってくれなきゃ真選組の名がすたれまさぁ。

カチッ←レバー倒した音。

御月*てへっ♪

須藤・沖田*テメーもタヒれコンチキショーーーーーーーー!!!!!

御月*さぁーて次はそんな罠かなー。

須藤*(総悟!お主がツッコめ!!

沖田*(ダメだ。俺ツッコミなんてやった事ねぇですぜ。須藤さんがやってくだせえ。

カパッ!!←李麻ピンポイントで床が抜けた音。

御月*ギャーーーーー!!落ちるーー助けて副長!!

ガシッ!!

須藤*はっ離せ!!そなたの分まできっちりと犯人逮捕してくれるから!!

御月*一人で落ちんのヤダ!!絶対ヤダ!!

ガシッ!!

沖田*須藤コノヤロー!!離せってんだい!!

須藤*断る!!道連れじゃ!!

沖田*ふざけんなコノヤローーーーーー・・・・・

************************************************

須藤*・・・・・し、死ぬかと思うたわ。

御月*生きてたから良かったじゃん♪

沖田*はー、ここは迷路か。

須藤*総悟。気をつけろよ。私の計算上罠はもう一つあってそれを総悟が踏むというベタなパター・・・

カチッ←押しました。

御月*言ってるそばから!?副長が言ってるそばからソレ!?

沖田*面白そうだから押してみやした。

須藤*確信犯じゃコイツ!!マジで一回タヒって綺麗な心になってから帰って来いコノヤロー!!

沖田*さーあ・・・今度はどの方向でこいつ等をいたぶるか・・・・

御月*確かに僕らもいたぶれるけどさ。自滅行為でもあるの分かってる?沖田さん。

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

須藤*何か迫ってきてないか?

ドゴゴゴゴゴゴ・・・・←岩石がすごい回転をなして迫ってきた音

須藤・御月・沖田*ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

沖田*やばいマジ死ぬ!!マジ死ぬよこれ!!

走りながらパニック状態になっている総悟。

須藤*そなたそんなキャラではなかっただろ!!超ドS王子キャラはどこ行った!!

沖田*Sだからこそ打たれ弱ーいの(打たれないから)!!ガラスの剣なーの!!

須藤*安心しろ!ガラスは割れた方が強い!

ドカッ!!←蹴った音。

沖田*コノヤロー!!殺す気!?殺す気か!!協定決裂じゃあああ!!!

須藤*上等!!

御月*協定って何!?


犯人逮捕できるのか、先が思いやられるのであった。


山崎*ッつーかその前に人質救出が先だろー!!

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.9 )
日時: 2009/12/30 19:50
名前: 梨栖 ◆KUhtVi0Z$B (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿六枚目〜犯人逮捕の瞬間が一向に見えない・・・〜

この人情無し三人組が次々と罠にかかっていく様は山崎と鎌倉がモニターで見ていた。

山崎*バカだろー!!バカだろこいつ等!!何お互いの足引っ張り合ってんの!!

鎌倉*フッフッフ。今は逃げられてるようだがコレまでよ。

山崎*何!?

鎌倉*あの岩石には『獲物を仕留めるまで永遠におい続けるセンサー』がついててな。

山崎*名前なげーよ!!

鎌倉*るせー!!とりま誰かぺしゃんこにするまで永遠に回り続けんだ・・・・・・

鎌倉がワインを飲もうとしたその時だった。

バタン!!←窓が開いた音。

御月*ここだー!!取り合えずここに逃げ込むぞー!!

須藤*御意!!

沖田*了解!!

ゴロゴロゴロゴロ・・・・

山崎*ギャーーーーーーーーーー!!!!

鎌倉*やかましー・・・・

プチッ。

鎌倉が下敷きになった。

鎌倉*獲物仕留めるまで・・・・動き続けるの・・・わす・・・れ・・・て・・・た・・・。

ガクッ!!

須藤*山崎。アレが犯人か。

山崎*そうです!

沖田*一週間でバレるなんて監視役の風上にも置けねぇや。

山崎*すいませんでしたー!反省しますから縄といてー!!

須藤*犯人逮捕が先だ。先に解いて犯人を逃しちゃ叶わんからな。

山崎*三人いるんだから一人逮捕。一人縄解きとか分担すればいいじゃん!!

須藤*えー、無差別実験台回収により逮捕致す。

「須藤恋歌」と書かれた手錠をかけようとしたその時・・・

バチューン!!←バズーカ発射。

*恋歌は間一髪でよけた*

須藤*何をする!!

沖田*須藤さぁーん・・・犯人逮捕は俺の管轄だって言ったじゃないですかぃ。

須藤*そのような管轄聞いたことないと言ったはずだが・・・?

山崎*ケンカしちゃったよー!!いつ起きてもおかしくない犯人よそにケンカしちゃったよー!!

御月*わ〜ん!!ザキー!助けてー!!うさぎの耳生えたー!!

山崎*わー!!ダブルピンチー!!でも俺も無理ですよ!!無理ですから!!

沖田*須藤タヒねコノヤロー!!

須藤*御免蒙(こうむ)る!!

御月*副長ー!!人参!!人参!!

須藤*五月蝿い今・・・・!!

沖田*マジですかぃ。今夜は満月ですかぃ。

鎌倉*・・・フフフ・・・後ろががら空きだぜぇ・・・あの世に逝きな!

双剣を持って斬りかかる鎌倉。

沖田*はっ!!

須藤*しまっ・・・

副局長と一番隊長の首。絶対取られる。そう、誰もがそう思っていた。

しかしながら

ダドゴォオォォォオオオオン!!!

鎌倉*あべしーーーーーーーーー!!!

*説明しよう。満月の光を浴び兎に化した李麻が兎持ち前の脚力を生かし鎌倉に猛烈アタックした模様*

どかっ!!

鎌倉*ひでぶ!!

*今度は殴った模様*

須藤*李麻。人参!!

御月*イラナイ。

須藤*いいから食え!!

*恋歌はそのまま李麻の口に人参を突っ込んだ*

御月*モゴモゴ・・・・・

************************************************

御月*僕がトドメ刺したから僕が逮捕ね!いえ〜い♪

鎌倉*おのれー!!

須藤*李麻。車を出せ。

御月*アイアイサー!・・・ってアレ?パトカーは?

沖田*裏も見たけどいやせんぜぃ。

須藤*局長。パトカーは?

近藤*ああ、トシが乗って行った。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

須藤*あンの腐れマヨラアアアアアア!!!

沖田*殺すううううううう!!!!今夜中になー!!

御月*腐れニコチン野郎おおおおおおおおおお!!!


真選組の名を借りて犯罪スレスレの行為をしているのであった。

*次回・過去編*

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.10 )
日時: 2009/12/30 19:54
名前: 梨栖 ◆7YPmqZTH$O (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

過去編・局長日誌1枚目〜もう一人の副長。一人称「わたし」じゃなくて「わたくし」だから!!〜

ここは、ある武士の家。父親と母親。凛々しい兄と美しい妹がおりました。

子供の頃は、兄は文学に励み、妹は剣に励みました。

お互い励んでいることには異様なまでの才能がございました。

でも・・・・・今は・・・・・・・・

************************************************

お歌*恋歌!恋歌!!稽古の時間ですよ!!

彼女はある武士、須藤恋太郎の妻、お歌。茶道、華道を極めた雅な女性と近所からも評判であった。

侍女*奥様、恋歌様の外履きと恋歌様の兄上の刀が見つかりません!

お歌*まあ、何てこと!…やはり小さい頃はと好きなようにさせたのが間違いだった。女が刀だなんて。

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恋歌*…全く、母上は何ゆえ私から刀を取り上げようか。

鯛焼き片手に町を散策する彼女こそがお歌の悩みの種、須藤恋歌であった。

整った美麗な顔立ち。誰もが振り向く美少女・・・いや美女の方が彼女には当てはまっていた。

侍女*お戻り下さいませ。恋歌様。奥様に知れては・・・

恋歌*母上にはとうに気付かれておろう。捨て置け。

侍女*しかし・・・

恋歌*それ以上何か物申すというならそなたはクビじゃ。ダンボールをマイホームと言ってるがよい。

侍女*申し訳ございませんでした。

恋歌*私は誰に「刀を捨てろ」と言われてもてこでも動かぬからな!!

ぶつくさ言いながら歩いていると走ってきた不良にぶつかった。

不良1*おうおう、姉ちゃん。おめえの存在のせいでぶつかっちまったじゃねえか。慰謝料払えや。

恋歌*走ってきてぶつかってきたはそなたの方。そのようなもの払ういわれはない!

不良2*リーダー!!こいつやっちまいましょうぜ!

不良1*女だと思って下手に出てたら・・・・天誅!!

ガッ・・・ガキィン!!

周りのものには一瞬何が起こったかわからなかった。

ただその少女の周りに不良が二人低く唸って倒れこんでいることだけは確かだった。

その少女は刀を鞘に納めて、その場を過ぎ去った。

恋歌*安心せえ。峰打ちじゃ。

ただ一言言い残して。

本人はこの日稽古を抜け出したからこそ今の自分がある。と自信の日記に綴っている。

************************************************

もう夕暮れ近くなった時、少女は思い出の地にいた。

そこは少女が8歳の時まで剣術を習った道場である。

天人が来て門下生などいないと聞いたが。

恋歌*・・・・帰るか。今宵の説教は長くなりそ・・・

言いかけたとき、道場近くの電信柱に怪しげな影があった。どうやら人らしい。

「怪しい」少女はそう思って目を凝らすと、ゴリラのような男が道場の中を覗いているようだった。

少女は迷うことなく鞘から刀を抜き、怪しい影の首下にぴったりとつけた。

恋歌*そなた何奴じゃ。先程から怪しい行動ばかりしおって。

怪しい影は少女に向き直り、冷や汗を流しながら

??*おっ・・・落ち着いて!!泥棒だとしてもお金じゃないよ・・・・恋泥棒さっ!!

声色からして男だ。

ガシッ!!男の襟元を掴んでそのまま引きずった。

恋歌*奉行所にしょっ引いてやる。

これが少女と新選組との出会いだった。

************************************************
奉行所

恋歌*怪しい男を見つけたので。電柱柱にまたがりなにやら怪しい行為を・・・

少女が言い終わらないうちにお奉行は男の顔を覗き込み。

お奉行*・・・・・・・・近藤殿?真選組局長の近藤殿ではありませぬか??

近藤*は・・・・は・・・い・・・・

真選組・・・・父が散々「幕府の狗」と罵っていた警察武装。名前くらいは聞いたことがある。

お奉行*(あの人は、ああいう人だから・・・あまり見ても気にしないようにね。

少女の耳元でそんな声が聞こえた。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.11 )
日時: 2009/12/30 19:55
名前: 梨栖 ◆JNi7lucZ$h (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

局長日誌2枚目〜もう一人の副長。マヨだいっ嫌いだから!!〜

恋歌*そなた仮にも真選組局長であろう?何故ストーカーなど・・・・・

近藤*君、剣術よくこなしてるね。

話聞けよこの野朗。少女はそう思いつつ

恋歌*・・・持っていても仕方のないもの。先日父上にはっきりと物申されたわ。

何故彼にこんな話をしたのかは今でも分からない。ただゴリラはゴリラでもただのバカではないと感じた。

後に本人はしみじみ語っていた。

************************************************
〜先日〜

恋太郎*恋歌。お主まだ剣なぞ持っておったか。今のお主にそんなもの必要ない!捨てろ!!

恋歌*断る!これは武士とかそういう前に私の相棒のようなもの簡単に捨てれるものか!このクソ親父!!

恋太郎*戯れを申すな!!それに親父ではあってもクソじゃないもん!!女子にそのような物要らん!!

恋歌*そんな理由だけで何故要らんと決め付ける!?それに私に刀を教えたのは父上ではないか!

恋太郎*可愛い娘がやからに襲われちゃヤダもん!!護身術程度に教えたんだよ!!

恋歌*父上が守りたいのは私じゃなくて須藤の名なのではないか!?女子が刀を持って何が悪いっ!!

半泣きになって言い捨てて、逃げるように部屋に閉じこもった。

刀を忘れた。そう思ったときにはもうすでに少女の刀は水底に沈められていた。

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近藤*今刀あるじゃん!!

恋歌*アホかそなたは!!自前のわけなかろう!!兄上から借りたのじゃ!!

それを聞いた近藤は立ち上がってこう言った。

近藤*馬鹿者!!武士たるもの他人の刀を借りるんじゃない!!

恋歌*私は武士ではない。女子ゆえに武士ではおれぬ。

近藤*前例がないだけじゃないか!歴史上初、女侍。かっこよくないか?

その言葉に少女は身震いを覚えた。口調は何一つ変わらぬというのに。

恋歌*刀なぞ堂々と何処で振ればよい。

近藤*・・・・・・・・。

恋歌*無策だったのか!!何か!!そなた言うだけ言うて置いて後は自分で頑張れ的な発想だったんか!!

近藤*おばか!!誰も無策なんか言ってない!!一つだけ手があるから言ったんだ!!



           『真選組』に入ればいい。

恋歌*真選組?

近藤*そうだ。そこでならもう誰も刀を持つなとは言わない。丁度頭脳派不足で困っていたんだ。

侍の道として生きるにしても絶対入りたくないと思っていた。ついさっきまでは。

でも今は・・・・こいつが大将なら面白いものが見れる。そんな気がしていた。

恋歌*なら、親を説得して・・・・そう。副局長にでもなって進ぜましょう。

近藤*ガハハ!!いきなりか!!

************************************************

恋歌*というわけで新撰組に入隊したいのです、父上。

恋太郎*ダメーッ!!何普通に友達の家遊びに行く感覚で言ってんの!?

恋歌*友達の家だから!!一生住み込むから!!

恋太郎*友達だとしても一番タチ悪い友達じゃー!!

お歌*っつーかお前等キャラ壊れてんぞー!!武士口調じゃねぇのかー!っつかワタシもだったー!!

恋太郎*何を好き好んで幕府の狗なぞに!!新選組だぞクソ食らえと父さん言ったではないか!!

恋歌*真選組の何も知らぬくせに先入観だけで何もかも切り捨てるでないわこのクソ親父!!

恋太郎*親父だけどクソじゃないっつーの!大体そんなに入隊したかったらその大事にしてた髪、切れよ。

そう言った間髪いれず、ジャキン。栗色の長い髪の束が落ちた。

恋歌*それで真選組に入れるなら安いというもの。何だろうがくれてやる!

  その代わり今日より真選組にて須藤の名を語る!


短くなった髪を整えて、その門下をくぐった。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.12 )
日時: 2009/12/30 19:58
名前: 梨栖 ◆Uo7RWsai (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

局長日誌三枚目〜もう一人の副長、SとかMとかいう以前の問題〜

〜真選組屯所(だっけ?)〜

ショートにした栗色の髪をなびかせ彼女は来た。

近藤*おう!来たか!!・・・あれ?髪、随分短くなったな。

須藤*真選組に入隊する為の代償でございます。両親を説得し、遥々ここまで・・・・

バタン!!玄関からすごい形相をした黒髪短髪、タバコをくわえた男が出てきた。

彼こそ・・・・・

??*近藤さんよぉ・・・あんた真選組何だと思ってやがる。女人入れるなんざどういう神経だオイ!!

近藤*まあまあ、トシ・・・

須藤*「鬼の副長」と異名を持つ土方十四朗・・・何じゃこれではただのじゃじゃ馬ではありませぬか。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

近藤*トシィィィィィ!!!落ち着けえええぇぇぇぇ!!

土方*離せ近藤さん!!おい小娘ェ!!そこに直れ!!叩ッ斬ってやる!!

************************************************

近藤*まあもう採用は決まったようなものだから・・・

土方*俺は認めねえから!!

須藤*土方殿。ささやかではありますが・・・・

ドサッ!!札束。

土方*お前等ー。新人はいったぞー!

隊員*うおお!!女だ!!

隊員*やっとむさ苦しい生活とおさらばだー!!

近藤*じゃあ何の仕事をしてもらうか・・・・

須藤*頭脳派を募集していたのでは?なら先日も申したとおり副局長が相応かと・・・

土方*ふざけんなあつかましいだろ!!

近藤*じゃあそういうことで・・・・

土方*オイそこ何で納得する!!いきなりそんな高い役職こんな小娘に務まるか!!

近藤*いいじゃん!!剣術秀でてるジャン!!それに・・・・

土方*それに何だ?

近藤*生徒会だって生徒会長の隣に副会長が二人いるじゃーん!!

土方*そんなルールで!?

須藤*これでよろしければ。

ドサッ!!ダメ押しのタバコ50ダース。

土方*と、言うわけでお前等の上司だからなー。

??*おいおいおふた方・・・そりゃーあんまりですぜ。それならもう一つの椅子寄越せや。

アイマスクを取ったその顔は、甘いマスクのような顔だが、口調的にドSの印象がある。

土方*別にいいんじゃねえの?

沖田*うるせえよ、買収されたくせに。おう小娘!お前歳いくつでぃ?

須藤*先にそっちが申せ。それが礼儀というもの。

隊員*す・・・すげえ・・・・

山崎*隊長や副長に物怖じすることなく会話している・・・・。

沖田*16でい。

須藤*一つ上だ。

山崎*年下だったら難癖つけて諦めさせる気だったんだろうか・・・年上と知って動き止ったぞ。

土方*そーいうこった。諦めな総悟。おいメシ!!

隊長*はい!

スッ・・・隊員は白飯と何か黄色いものを差し出した。

そう・・・その正体はマヨネーズ。ためらうことなくにゅるにゅると丸々一本かけた。

土方が自分の胸元に持って来ようとしたその時・・・

ズガァン!!何が起こったのか分からない。

が、彼女が抜いた刀に、マヨネーズがかかった白飯と木柱が刺さっていた。

須藤*私はそれがこの世で一番嫌いな調味料でな、そしてそれを美味そうに食す者が一番嫌いなのじゃ。

チッと舌打ちしながら刺さっているものを抜き、刀を拭いていた。

土方*何だその「チッ」って、それはアレか!?あわよくば俺も刺そうとしてたってことか?

須藤*あわよくばではない!確実に狙った。

土方*何が確実に狙った、だよ!!お前早々に副局長の座降りたいのか!サインもハンコも・・・・

近藤*ああ、ついさっき完了した・・・・

土方*おーーーーーーーー!!!

沖田*アンタ…土方さんを消そうとするなんて・・・

土方*総悟!

沖田*中々見所があるじゃねぇかい!どうでぇ、殺し同盟組まないかぃ。

須藤*もちろん。

土方*一瞬でもいい奴だと思った俺が馬鹿だった。


そんなこんなで副長はもう一人増えた。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.13 )
日時: 2009/12/30 20:15
名前: 梨栖 ◆/uElZPFZ$c (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

局長日誌四枚目〜新入り二番隊長。その口は兵器生産機〜

ここは、地球に住む兎月族の家。そこには一人息子がいた。


李麻*おとーさーん!チャンバラごっこして〜!

彼の名は御月李麻。基本なんでも器用にこなす弱点なしの毒舌少年である。

李助*ああ。いいとも。

彼の名は御月李助。李麻の父である。親バカである。

李助*やーーー!!!

李麻*とりゃーー!!

ドゴッ!!←みぞおちHIT

ドッ!!ガッ!!ゴッ!!

李麻*とう!やあ!!せいや!!

李助*あっ・・・ぐふっ・・・ちょ・・・ごべっ・・・待って・・・ぐはっ!!

もはやチャンバラごっこではない。チャンバラごっこという名のリンチである。

一通りリンチ行為が終わったあと、むっくりと起き上がった父は

李助*いや〜。李麻。お前は本当に剣の才能があるな〜

李麻*これ剣じゃねぇし。新聞紙丸めたヤツだし。

李助*どうだ!!真選組に入ってみんか!!女も入れたんだから絶対入れる!

李麻*人の話聞けよコノヤロー。やだよ〜幕府の狗なんか。

李助*じゃあ履歴書取ってくるか。

李麻*いー加減にしてよこのクソオヤジ♪あれだ、ご飯食べてないからイライラすんの。僕買って来るね♪

そういって少年は外へと出た。

李助*全く、大きくなるにつれ毒舌になってきて・・・我が息子ながらコエエよ。

ピンポーン。

李助*ん?何だ??もう帰ってきたのか。

ガチャ。

??*攘夷浪士、陣野榊!お命お預かり申す!!

李助*!?

************************************************

土方*何だってんだあの新入りは。確かに有能なのは認めるがやること総悟とかわんねー・・・・

ドギャーーン!!

バズーカの光が飛んできた。

土方*総悟!!何しやがるてめえ!!

沖田*土方さんの方に虫がいたので葬ってやろうと。

土方*俺ごと葬る気だったろ!!

沖田*土方さぁーん。油断は禁物ですぜ。俺が攻撃したからって終わりじゃねぇんですから。

ズン!!土がめり込む程の威力を帯びて、刀と人が降ってきた。

土方*恋歌ァ!!てめえも何してやがる!!

須藤*土方殿の方に虫が乗っておった故に。

土方*俺の腕ごと刺す気だったろ!!っていうかあくまでも虫が肩に〜を通すんだな!!

須藤*だから私はプロジェクトBの方がいいと・・・

沖田*須藤さんは甘いんでぃ。引きちぎって磨り潰すくらいじゃあ奴はくたばりませんぜ。

須藤*ならば明日はプロテクトAに致すか。

沖田*それにプロテインCとオロ●ミンCを加えて・・・

土方*お前等どんだけ抹殺計画企ててんだよ!!

山崎*副長ー!!隊長ー!!事件ですー!!攘夷浪士の陣野が動きました!!

ゴッ!!パトカーから顔を出した山崎の頭を須藤と土方は殴った。

土方・須藤*だからまとめて呼ぶなって言ってんだろ!!

山崎*それが先かー!!

意識を朦朧とさせながらも運転だけはちゃんとするザキであった。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.14 )
日時: 2009/12/30 20:17
名前: 梨栖 ◆ImyhiYON$d (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

局長日誌五枚目〜新入り二番目隊長。人参がお好き。〜

土方*オイ、山崎。ボッとするな。事件の状況を話せ。

須藤*車のスピード上げろ。

山崎*ボーっとするのもスピード上げられないのもお前等のせいだよ!!鬼かあんた等は!!

ふう・・・一つため息をつき、前を見てハンドルを動かしながら説明する。

山崎*ああ、はい。過激派攘夷浪士の陣野榊が5●歳男性を人質に動き出した模様!

沖田*困りやしたねぇ・・・せっかく『暇潰し』で楽しんでたのに・・・

須藤*次はプロテインAしたいと思うておったというのに・・・

土方*人一人抹殺すんのがお前等の言う『暇潰し』か!!世界一やっちゃいけねぇ暇のつぶし方だ!!

山崎*土方副長。もう無理です。そいつらツッコむだけ無駄ですよ・・・

************************************************

陣野*フハハハハハ!!跪け愚民ども!!!フハハハハハ!!明日より我々が江戸をCHANGEする!!

ピーポーピーポー・・・真選組と書かれた提灯のついたパトカーを止めて一斉にそこから出た。

土方*御用改める!!真選組だ!!

沖田*あー、本当だ。いやすぜ。写真通りの人質の男。

須藤*最悪陣野があの男を殺めた事に致すか・・・そして・・・

山崎*オイコラそこー!!悪魔の作戦企ててるんじゃねー!!

土方*よし!!作戦Aに移る!その内に一番隊、二番隊は裏に回れ!断末魔を合図に突入!!

隊員*何で断末魔なんだよ!!

沖田*じゃ早速・・・『おい、陣野ーそんな事して恥ずかしくないのかー。お母さんが泣いてるぞー。』

須藤*『御母上にも来て頂いておるゆえ、公衆の面前で叱咤を食らうが良い。』

バタン!・・・ドアを閉めて出てきたのは・・・・お母さん??

近藤*榊ー!!お母さんはアンタをそんな子に育てた覚えないわよーっ!!もうお母さん知らないから!!

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

陣野*お主等人の母親を馬鹿にしておるのかー!!どう考えても女装した男であろうー!!

野次馬*(おい。犯人にツッコまれてるぞ。

野次馬*(大丈夫かよあいつら。

須藤*使えぬゴリラだ。『陣野!!そなたが人質に取っておる男には一人息子がおるのだぞ!』

土方*テメエ適当言ってんじゃねえぞ!!万が一いなかったら・・・・

須藤*ここにおる。

李麻*ちぃーッス!

土方*おい坊主。どっから来た。黄色いテープから後ろは関係者以外立ち入り禁止だぞ。

李麻*僕関係じゃん!!人質に取られてるおっさんの子供じゃん!!

土方*実の親の事おっさんとか言うな!!大人しくしてろガキ!!

李麻*うるせえんだよ。幕府の狗が。いうこと聞かせたかったら人参でも持って来いや。

山崎*土方副長ー!!溶けないで下さいー!!

須藤*非常食に偶然あった。

山崎*何この漫画みたいな奇跡!!

陣野*無視すんなー!!こっち見ろこっちー!!

沖田*何でい。いたんですかい。

陣野*じゃあお前等何のために来たんだよ!!要求を言うぞ!!よきゅ聞け!!←かんだ。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

須藤*聞いたか・・・?

沖田*聞きやしたぜ。

土方*この状況でオヤジギャグだとよ。

近藤*思いっきり滑ってるしー。

李麻*だっせー。

山崎*恥ずかしー。

陣野*ちょ・・・待って!!かんだだけだから!!かんじゃっただけだからー!!

李助*ホント・・・もう・・・助けて・・・・

To be Continued.....

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.15 )
日時: 2009/12/30 20:19
名前: 梨栖 ◆WXrTAxAK$j (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

局長日記六枚目〜新入り二番目隊長。月が満ちれば凶悪化する〜

陣野*話を戻すぞ!!要求は捕まっている攘夷浪士の釈放!並びに逃走用のパトカーを用意しろ!!

沖田*分かりやした。山崎。アレ持って来い。

山崎*分かりました!!

ガラガラガラ・・・・持ってきたのは色取り取りの鎖に繋がった牢に捕らえられている黒スーツの男達。

陣野*何かテレビで見たぞー!!あの中の一本の当たり引いたらあれ解き放たれるヤツではないかー!!

須藤*そして逃走者はそなた一人。一本しか用意しておらぬから確実に当たりじゃ。

近藤*こいつ等は持久力と瞬発力を兼ね備えてるぞ!見つかったら逃げ切れる可能性のほうが低いぞ!

陣野*パクリも大概にせんか!!お主等人質の命が惜しゅうないのか!!

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

李助*忘れてたねあんた等!!酷くないかい!?

須藤*まずいな。夜になってきた。クソガキ。人参はくれてやる。そなたは早う逃げよ。

李麻*え〜!や〜だ〜や〜だ〜!!お姉ちゃんと一緒にいるー。

須藤*邪魔じゃ!!よるな!!

陣野*(裏に回れ!!

部下1*(了解。

************************************************

須藤*どんだけ時間稼ぐ気かこいつ等もう良いだろう。総悟。断末魔用意!!

沖田*合点了解でさぁ!!

バズーカを構える総悟。向けた先は当然・・・・

ドチューーーン!!!

土方*ぐはぁ!!

隊員*突撃だー!!

山崎*結局は断末魔が合図かーい!!しかも敵じゃなくて身内のかー!!

須藤*たわけ。このような奴身内ではない。身内だったらとっくに清水寺に身を投げ出しておるわ。

山崎*アンタどこまで副長嫌いなんだよ!!

須藤*私も副局長じゃ!!

陣野*フハハ。話に集中しておると足元をすくわれる故気を付けろと剣道で習わなかったか。ゆけい!!

部下1*クソガキも人質じゃーーー!!

山崎*しまったーーーーーーーーー!!

ゴィン!!鞘に収めた剣が下っ端の顔にめり込んだ。

須藤*こんな地味の話を真剣に聞くとでも思うたか。それよりそなたの方こそ気を付けた方が・・・

山崎*アンタ今はっきりと地味っていったね!?地味って・・・

何か嫌気がさして後ろを振り返れば獣の耳を付けた人物が満月の反射で目を光らせていた。

同じ頃・・・

陣野*フハハ・・・噂には聞いていたが真選組がこれほどバカだったとは・・・人質も・・・ん!?

何か嫌気が・・・・(以下略。

************************************************

兎の耳を生やして、脚力で力の限り暴れまわった。

山崎*ナニアレー!!兎!?いやもうアレをもはや兎とはいわねーよ!!

須藤*おおお、落ち着け。落ち着いて車を出せ。こんなところで死にとうない!!

山崎*逃げるのかー!!卑怯者ー!!それでも侍かよー!!

須藤*単に真選組の制服を身にまとったか弱い乙女である!!

山崎*都合のいい変化ようだなオイ!!それにアンタみたいなのをか弱い乙女とはいわねえよー!!

沖田*お二人とも落ち着いてくだせえ。あれさっきのガキですぜ。

土方*でも報告によれば陣野一派もそろそろ片がつくはず・・・・

めきっ!!メキメキッ!!陣野が立て篭もっていた屋内が崩れていった。

全員*!?

人質と思われる兎の耳を男性がこちらを睨んでいる。

近藤*ちっとも萌えないからね!!その歳でピクリとも萌えないから!!歳考えようね!!

土方*ツッコミどころはそこかよ!!それ以前にツッコむところはねえのかよ!!

須藤*全隊員退避ー!!陣野を初めとする攘夷浪士等は動きを封じておけ!!

山崎*聞いたことがある…普段は人と変わらない姿をしながら満月になると兎に化する種族…「兎月族」!

ボコッ!!親子は思うがままに地面を蹴り、破壊した。

近藤*読者のみなさん。「銀魂〜出動!!真選組!!〜」は連載を終了します。短い間でしたがご愛読…

土方*縁起でもねぇこと言うな!!

沖田*オレにいい案がありやすぜ。

土方*何だ・・・まさか俺をオトリに残りを全員逃がすとか言うわけじゃねぇだろうな。

沖田*・・・・・・・チッ。

土方*当たりだったンかい!!

近藤*そういえば山崎ー!!何かアレについて聞いたことがあるんでしょー!何か弱点ないー!?

山崎*聞きかじり程度で分かるかー!!あったとしても知らねぇよー!!

沖田*満月壊せばいいんでい。

須藤*場所的に不可能じゃ。好物やるとかで手を打て!

山崎*余計大暴れするだけだろ!!

須藤*わからんだろ!!ものは試しというて・・・ホラよ人参!!

山崎*わーーーーー!!投げちゃったよ!!投げちゃったよー!!

*オヤジの喉元にHIT*

李助*フゴフゴ・・・・・

須藤*ニヤリ・・・

山崎*何その勝ち誇った顔!!あれのどに詰まって死にそうになってるだけだからね!!

李麻*ターーゲット・ロック・オン。

近藤*!?

土方*近藤さん!!コレを!!

*土方は近藤に人参を渡した*

近藤*え・・・ええい!!男は度胸だ!!召し上がれー!!

*近藤は李麻に人参を食べさせた*

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.16 )
日時: 2009/12/30 20:20
名前: 梨栖 ◆p8UpIZLX$a (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

局長日誌七枚目〜新入り二番目隊長。ごっさCute♪〜

近藤*鎮火してくれー!!

モグモグモグ・・・兎に化した少年はただただ口を動かし人参を食べていた。

李麻*フゴア!!

兎の耳がなくなっていく。少年は何かを吐いてその場に倒れこんだ。

山崎*・・・・・副長。何食わしたんですか??

何か黄色いものが転がっていた。

土方*人参土方スペシャルだ。

沖田*じゃあ何ですかい。これは人参の効果じゃなくてこの黄色いものにやられたということですかィ。

須藤*黄色いものも時には役に立つものだのぅ。

土方*やめろその黄色いもの呼ばわりは!!

山崎*そういえば局長は?

************************************************
〜その頃の局長〜

近藤*陣野榊!!攘夷運動の罪で逮捕だ!

陣野*え!?ゴリラに捕まるのヤダ。

************************************************
〜後日〜

李助*いや〜本当に助かりました!ありがとうございました。

李麻*ありがとう!!


須藤*本日あの三人は非番ゆえ私程度の者しかお相手できず申し訳ない。

李助*いやいや。何をおっしゃいますか。副局長といえば局長の次にお偉いご身分で・・・・

李麻*RPGでいうとこの中ボスじゃん。すげくね?

須藤*それより兎の耳を生やして暴れまわっておったのは何事でござりましょうか。

李助*えー・・・我々は『兎月族』という脚力に秀でた種族でして・・・

李麻*普段は意識した時だけ兎化するけど満月になったら自分を制御できないから勝手になるよ。

李助*兎化は普段なら制御がききますが我等は満月の光を浴びるとその本能ゆえにそれを・・・・・

須藤*息子が簡潔に説明しておるからもう良い。ではそのようにすれば戻るのでございましょうか。

李麻*朝になるか、人参寄越すかのどっちかで元に戻るよ。

李助*力の源になる満月が消える、すなわち夜が明けるか、我等の好物である人参を・・・・

須藤*息子が簡潔に問答したゆえもう良い。それより御月殿。入隊の折でございますが・・・・

その刹那、親子の顔が真顔になる。

李助*はい!!

須藤*我々で話し合うた結果、ご子息の李麻殿はなんら問題なく入隊が可能でござります。

李麻*本当に!?僕ここで大暴れできるの!?

須藤*ただし!!

喜ぶ少年の言葉を彼女はさえぎった。

須藤*急な入隊届け提出ゆえ席は一つしか空いておらぬ。そこでもいいというのであれば入れてやる。

彼女は何か意味ありげに笑った。

李助*あの・・・・・その・・・・席とかいうのは・・・・

須藤*私の補佐。これすなわち二番目隊長の席。それが嫌だと申すのなら出て行って頂いても構わぬ。

この一言で、少年はニッコリ笑って首を縦に振った。

************************************************

御月*だって。局長の日誌あさってたら出てきちゃった。ねえ、副長?

須藤*何じゃ。

御月*・・・副長は何のために刀持ってンの?

須藤*知れたこと。刀を持ってこの隊を…我等の御大将をお守り致すためじゃ。…そなたはどうなのだ。

御月*僕は・・・・・・僕も珍しくそう思っていたところ。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.17 )
日時: 2009/12/30 20:21
名前: 梨栖 ◆nBSUcN28$Q (ID: YyD.HMoh)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿六枚目〜真選組局中法度46条:万事屋憎むべし。しかし新八君には…(以下略〜

??*しまった!しまった!!今日ジャンプの発売日だった!!寝坊しちまったじゃぁねぇーかぁ!!

このジャンプ買いたいがために原チャリ走らせる銀髪の男の名は・・・アレ?何かもう一つ人影が・・・

須藤*李麻のたわけ!!何故起こさなかったのじゃ!今日ジャンプの発売日なのに!!

なんとこの小説の主たる登場人物に同族がいた。しかも走ってまで欲しいのか。

今回は、この銀髪男Ⅹと須藤恋歌がジャンプ求め壮絶なおつかいに行くというお話である。

************************************************

??*親父ー!!ジャンプないか!!

親父*さっき売り切れたよ。

〜別の店〜

??*店長ー!!ジャンプおくれ−!

店長*売り切れました。

〜はたまた別の店〜

??*ジャンプー!!

店長*売り切れました。

************************************************

須藤*ジャンプはないか!

親父*売り切れましたー

〜別の店〜

須藤*この店にあるジャンプ一冊出せ。

店長*売り切れました。

〜はたまた別の店〜

須藤*ジャンプをこちらに渡して頂こうか!!

店員*売り切れたッス。

************************************************

江戸の本屋の通りに、何度「ジャンプー!!」という声が響き渡ったであろうか。

ついにとあるコンビニにジャンプが一冊だけ売れ残っていた。

須藤*フッフッフ・・・15軒に渡って走り回ったのは無駄ではなかったか。

スッ。彼女はその手をジャンプへ伸ばそうとした。

ガシッ!!その時もう一つの手がジャンプを掴んでいた。

男の手か・・・・彼女は手先を見るなりそう思った。

??*おいおい。二十歳超えたレディーが少年漫画読んでいいと思ってンのかオイ。離せ。

須藤*いい大人が漫画読んでいいと思うておるのか。そなたが離せ。それと私は十九だ。

??*心が少年だったらいいんですーっ!!

須藤*それを申したら私だって心は少年ぞ!!大体そなた何奴じゃ!!名を名乗れ!!

??*テメーに名乗る名前はねーっ!!名乗るんだったらそっちから名乗りやがれコンチクショー!!

須藤*この制服を見て分からんか!

??*ああ、真選組!?税金泥棒!?ジャンプ買う金も税金なんじゃねー!?

須藤*人聞きの悪いことを申す出ない!そしてこのジャンプは自腹で買う!

店員*何してンのー!!それ商品だから!破けるぞ!いい加減にしてくれ!須藤さん!!『銀さん』!!

銀・・・・・?恋歌は聞き覚えのある名前に記憶の糸をたぐりよせた。

〜回想〜

近藤*銀髪頭のプー太郎を見かけたら絶対やっつけろよー!!名前は坂田銀時とか言う奴ー!!

〜終了〜

銀髪・・・プー太郎っぽい井出立ち。酔っ払った局長が言っていた奴か?間違いないと見てもいいだろう。

須藤*ほう…そなたが万事屋の主。隊の物から話だけは聞いておったが…話の通り死んだ魚のような目だ。

銀時*真選組の連中はそんなに銀さん好きですかコノヤロー。

須藤*ジャンプをこちらに渡せば今回のところは見逃してやる。寄越せ。

銀時*俺に交換条件なんて100万年早いよ。お嬢さ・・・・

ドゴッ!!店員は何が起きているか分からない。ただカウンターがえぐれただけだった。

銀時*あーあーあーあー。おっかないね〜。鞘に入れたままでカウンターえぐりますか普通。

見切った・・・・だと?この私の鞘打ちを・・・・

恋歌はその時、目の前にいる男がただ者ではないとこを悟った。そして認めたくなかったが肩がすくんだ。

その男は柄に「洞爺湖」と書かれた木刀を恋歌に向け、

銀時*そっちがその気ならこっちもこっちってやつだ。

須藤*・・・・・・上等だ。


注:始まりはジャンプです。少年に夢と希望を与える少年漫画がはじまりです。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.18 )
日時: 2009/12/30 20:28
名前: 梨栖 ◆5OQDK8K1$/ (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿六枚目〜真選組局中法度46条:万事屋憎むべし。しかし新八君には…(以下略〜

??*しまった!しまった!!今日ジャンプの発売日だった!!寝坊しちまったじゃぁねぇーかぁ!!

このジャンプ買いたいがために原チャリ走らせる銀髪の男の名は・・・アレ?何かもう一つ人影が・・・

須藤*李麻のたわけ!!何故起こさなかったのじゃ!今日ジャンプの発売日なのに!!

なんとこの小説の主たる登場人物に同族がいた。しかも走ってまで欲しいのか。

今回は、この銀髪男Ⅹと須藤恋歌がジャンプ求め壮絶なおつかいに行くというお話である。

************************************************

??*親父ー!!ジャンプないか!!

親父*さっき売り切れたよ。

〜別の店〜

??*店長ー!!ジャンプおくれ−!

店長*売り切れました。

〜はたまた別の店〜

??*ジャンプー!!

店長*売り切れました。

************************************************

須藤*ジャンプはないか!

親父*売り切れましたー

〜別の店〜

須藤*この店にあるジャンプ一冊出せ。

店長*売り切れました。

〜はたまた別の店〜

須藤*ジャンプをこちらに渡して頂こうか!!

店員*売り切れたッス。

************************************************

江戸の本屋の通りに、何度「ジャンプー!!」という声が響き渡ったであろうか。

ついにとあるコンビニにジャンプが一冊だけ売れ残っていた。

須藤*フッフッフ・・・15軒に渡って走り回ったのは無駄ではなかったか。

スッ。彼女はその手をジャンプへ伸ばそうとした。

ガシッ!!その時もう一つの手がジャンプを掴んでいた。

男の手か・・・・彼女は手先を見るなりそう思った。

??*おいおい。二十歳超えたレディーが少年漫画読んでいいと思ってンのかオイ。離せ。

須藤*いい大人が漫画読んでいいと思うておるのか。そなたが離せ。それと私は十九だ。

??*心が少年だったらいいんですーっ!!

須藤*それを申したら私だって心は少年ぞ!!大体そなた何奴じゃ!!名を名乗れ!!

??*テメーに名乗る名前はねーっ!!名乗るんだったらそっちから名乗りやがれコンチクショー!!

須藤*この制服を見て分からんか!

??*ああ、真選組!?税金泥棒!?ジャンプ買う金も税金なんじゃねー!?

須藤*人聞きの悪いことを申す出ない!そしてこのジャンプは自腹で買う!

店員*何してンのー!!それ商品だから!破けるぞ!いい加減にしてくれ!須藤さん!!『銀さん』!!

銀・・・・・?恋歌は聞き覚えのある名前に記憶の糸をたぐりよせた。

〜回想〜

近藤*銀髪頭のプー太郎を見かけたら絶対やっつけろよー!!名前は坂田銀時とか言う奴ー!!

〜終了〜

銀髪・・・プー太郎っぽい井出立ち。酔っ払った局長が言っていた奴か?間違いないと見てもいいだろう。

須藤*ほう…そなたが万事屋の主。隊の物から話だけは聞いておったが…話の通り死んだ魚のような目だ。

銀時*真選組の連中はそんなに銀さん好きですかコノヤロー。

須藤*ジャンプをこちらに渡せば今回のところは見逃してやる。寄越せ。

銀時*俺に交換条件なんて100万年早いよ。お嬢さ・・・・

ドゴッ!!店員は何が起きているか分からない。ただカウンターがえぐれただけだった。

銀時*あーあーあーあー。おっかないね〜。鞘に入れたままでカウンターえぐりますか普通。

見切った・・・・だと?この私の鞘打ちを・・・・

恋歌はその時、目の前にいる男がただ者ではないとこを悟った。そして認めたくなかったが肩がすくんだ。

その男は柄に「洞爺湖」と書かれた木刀を恋歌に向け、

銀時*そっちがその気ならこっちもこっちってやつだ。

須藤*・・・・・・上等だ。


注:始まりはジャンプです。少年に夢と希望を与える少年漫画がはじまりです。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.19 )
日時: 2009/12/30 20:49
名前: 梨栖 ◆4Bs9WXn8$J (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿八枚目〜ギャク小説でそこまでマジバトルする必要はない!〜

ガァン!!ギィン!!

鞘に収められた剣と木刀が何十分響きあったところだろう。

店員*これギャク中心にやるやつですよね。ですよね中の人!?

中の人だってジャンプ一冊でここまでマジバトルするとは思わなかったのである。

銀時*てめえ!!女の!!割には!!やるほうじゃんじゃねぇの!?

須藤*そっちこそ!!その剣さばき!!ただ者ではないという私の勘は当たっておったようだ!!

剣術においては、自分の方が数段劣っている。恋歌自身、手合わせをしている内に分かってきた。

でも、頭なら・・・・・・チラ、周囲を一瞬だけ隙を生むための術がないか見渡した。

銀時*剣で語り合うときは余所見は禁物だってゴリラに習わなかったの・・・・かっ!!

大技で突風のごとく迫ってくる木刀。一か八か・・・恋歌はサンケイ新聞へと手を伸ばした。

ピタッ。突風が止む。嘘だろう!?この男が気にかけるほどの記事でも書かれてあったとでもいうのか・・・

『お天気キャスター結野アナ結婚!!』(結野ってこれでよかったっけ?)

銀時はその場にがっくりと膝を折った。

須藤*・・・勝負あったな。さて、ジャンプとマガジン両方頂こうか。

店員*何で!?

須藤*局内法度では局内ではマガジンしか読んではならぬのじゃ。カモフラにする。

銀時*(復活)じゃあテメーはマガジンだけでも呼んでやがれーっ!!

ドゴッ!!飛んで来た木刀が恋歌の頭に命中。軽く出血した。

山崎*すいませーん!ジャンプとマガジンくださーい!

店員*300円が一点1000円が一点の1300円になります。

山崎*わ〜い!丁度今週が気になってたんだよね〜♪

銀時*(ええ〜〜〜・・・・・・)

須藤*(我等の・・・数十分にも渡るバトルって・・・・一体・・・・・・・・)

この後、銀時はジャンプ台を家賃に当て、山崎は恋歌によって真選組の制服が鮮血に染まったそうな・・・

短くてすみません。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.20 )
日時: 2009/12/30 20:30
名前: 梨栖 ◆72PAjZg7$d (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿九枚目〜人の性別間違えるとか失礼〜

女性1*ねえ、あの人カッコよくな〜い?

女性2*あ〜、ホントだぁ〜♪

女性二人が、さっきすれ違った黒いロングコートを羽織った人間を見て黄色い声を上げていた。

??*・・・・・・タヒね。

ダァン!!

月の満ちた夜空に、銃の叫び声が空気を突き抜けた。

************************************************

沖田*女殺し??何ですかィそれは。

土方*江戸の歌舞伎町でかなり頻繁に起こってる事件だ。被害者は揃いも揃って女ばっかり。

灰色の吐息を吐いてそう言った。

沖田*犯人は男ですかィ?

土方*それが目撃情報からしてもハッキリしねえ。女にしちゃ顔が男だし男にしちゃ体が*華奢だそうだ。

*華奢=きゃしゃ

沖田*最近はニューハーフっつー人種もあるって聞きやしたぜ。

土方*取り合えずそれじゃないのは確からしい。

御月*犯行時刻は決まって夜!つーか犯人が夜行性だしいよ。

三日月を見上げながら李麻は言った。

土方*ったくこんな時に近藤さんはよぉ・・・ストーカーも節制してやれってんだ。

*ストーカー。ダメ。絶対。*

沖田*通りで須藤さんがいないはずだァ。御月、近藤さんはこの時間どこストーキングしてんでィ。

御月*え〜っとぉ・・・この時間お妙さんはスナックのはずだからぁ〜・・・歌舞伎町〜♪

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

土方*そうか。

山崎*何問題なく相槌打ってんの!?あの人女だよ!?

土方*あんな恐ろしい腕前のやつ女とはいわねーよ!!

沖田*まぁあの人なら心配いらねえでさァ。

************************************************
〜江戸・歌舞伎町〜

須藤*ストーカーは犯罪行為になると私に何度言わせれば気が済むのでございますか?貴方様は。

ズルズル・・・女の細腕一本に大の男が引きずられている様は思わず吹き出しそうになるものだ。

近藤*や〜だ〜や〜だ〜!!帰りたくない〜!!まだ一目も見てない〜!!

須藤*三十路近くにもなって駄々をこねるなぞはしたない真似をしなさる・・・!

恋歌はその時、何か怪しい気配がしたという。

でもこのバカゴリラを連れて帰るほうが先決だと思ったのでそうしたと事件後の始末書に綴られてあった。

************************************************

須藤*帰ったぞ。

ふすまを開けて自分の上司を放り投げた。

近藤*アギャー!!

須藤*ストーカーゴリラ強制帰還完了。後は焼くなり煮るなり殺るなり好きにするがよい。

山崎*須藤副長落ち着いて!!一番最後の実行したら確実にクビだから!!

土方*いつもなら焼いたり煮たり殺ったりするが今日は臨時会議。またの機会にしようや。

山崎*だから一番最後のやっちゃダメだっつってンじゃん!!人のツッコミ聞いてるのこの人!!

御月*誰もテメェのツッコミ見てねーんだよ。ツッコミとミントンがなかったらただの地味のくせして。

山崎*一番とげがついた発言だー!!しかも笑いながら言ってるしー!!

************************************************

須藤*女殺し?またタチの悪い男よ。

沖田*違いますぜ須藤さん。犯人はニューハーフですぜ。

御月*違うよ!おなべかおかまなんだって!!

土方*お前等全員違うわ!!資料見なかったのか!!

沖田*資料はシュレッダーにかけて捨てちまいやした。

須藤*マヨネーズついてたから火にくべてやった。

土方*何で捨てる必要があったんだ!!んでマヨネーズ何かついてねぇよ!!

御月*ジミー!今日の晩ご飯だよー。

山崎*会議の資料が食えるかー!!

須藤*それより土方殿。私等をツッコむ前にもっと他にツッコむべき人物がいるであろうて。

土方*あ゛ー・・・

近藤*わああああああ!!!お妙さんがあああぁぁぁぁ!!!ヤダヤダーーー!!

土方*アレは放っとくのが一番いいだろ。

御月*あくまでも冷静がることがウゼー。

沖田*放っとけぃ。ポーカーフェイス気取ってるけど実は焦ってんでぃ。

土方*いい加減黙ってくれないかなー?二十歳超えてないと思って手加減してたら調子乗りやがって…


会議の時点でボロカス言われてるけど大丈夫なのか!?

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.21 )
日時: 2009/12/30 20:46
名前: 梨栖 ◆CsoVKVqp$i (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十枚目〜李麻君と神楽ちゃんから同じかほりがしてならないのは私だけか・・・?〜

須藤*じゃから李麻と総悟が女装して黄色い声上げればよいと申しておるのじゃ!!

御月*なんでモノホンの女がいんのに女装しなきゃならないんだよぉ!!

沖田*テメェ一人でやってろってやつでさぁ!!

須藤*一人で黄色い声上げたらただの変態にしか見えないであろうて!!最低どっちか一人は女装しろ!

沖田*俺は嫌でぃ。御月、上司の命令に逆らうんじゃァねぃぞ。

御月*上司命令でもやなもんはヤダね。それに今晩、満月だよ!?

須藤*嘘をつくでない!今日は曇りで月は出ぬと花野アナが言っておったではないか!

沖田*じゃあ土方さ・・・

土方*断る。

近藤*俺でよければ・・・・

全員*引っ込めゴリラ。

近藤*みんな・・・・イライラしてるせいだよね?

近藤の涙はきらめいてたたみに落ちた。

************************************************
〜夜の歌舞伎町〜

静寂する夜にもかかわらず、大人が各々の欲望を胸に彷徨うここ歌舞伎町。

キキッ。サイレンを鳴らすこともなく、一台のパトカーが暗闇の中に停まった。


中から栗色の長い髪を団子状にした女と、自然と女装が様になっている甘いマスクが降り立った。

どちらも比較的動きやすそうな女物の着物を着て。

須藤*しくじったら殺す。

沖田*その言葉そのままそっくりお返ししやす。

街を歩いても、黒いロングコートは見当たらない。

たまに酔っ払った中年男が声を掛けて来るくらいであった。

そこにはサングラスをかけ、タバコを*葺かせたお偉いさんっぽい男もいた。

*葺かせた=ふかせた

須藤*あれは・・・・とっつぁんではないか。

沖田*いま、とっつぁんに構ってる暇はねぇでさぁ。

須藤*だな。

山崎『たった今御月隊長が黒いロングコートの人間を発見したとのこと!どーぞ。』

須藤*それはどこで見た。方向にいった?どーぞ。

山崎『スナックすまいる付近でおやつの時間の方向です。どーぞ!!』

須藤*総悟!参るぞ。

沖田*へーい。

一般人に化した侍は夜の闇に溶けていった・・・

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.22 )
日時: 2009/12/30 20:38
名前: 梨栖 ◆qPucHSbb$l (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十一枚目〜事件の犯人現る〜

あれから何時間探し回っただろう、何もかもが闇にのまれているかのようだ。

街灯がなければ何も見えなかっただろう。そんな中、ブーツが砂利を踏む音が聞こえた。

沖田*(マジで現れやがりましたぜ。

須藤*(行くぞ。

のろし。バトル開始の合図だ。

須藤*きゃー。あのひとかっこいー。

まさかの棒読みか!!山崎は項垂れた。

沖田*わー、ほんとだー。さいんほしいー。

お前もか!!土方は参ったな、といいたそうに頭をかいた。

誰もが、ロングコートは目にも留めないと思っていた。

しかしながら・・・・・・・・・

??*タヒね。

バァン!!

きらびやかな歌舞伎町に銃叫びが響き渡る。

ギィン!!

・・・・?犯人は鉄と鉄がぶつかり合ったような音に疑いを持った。・・・・・まさか・・・・・

??*バカな!!この龍ヶ崎宇宙の早撃ちを見切られ・・・!!

須藤*ほーぅ。自分から名を名乗るとは気に入った。だが無差別に殺生するは好まぬな。

ドリルのように突っ込む弾丸の進路を遮った彼女の刀はスラリと鞘から抜かれた。

須藤*・・・・御用改め・・・真選組じゃ!!総悟。住民の避難命令を出せ。

制服の上に着込んだ着物を脱ぎ捨てそう言い放った。

沖田*嫌でぃ。須藤さんがやってくだせぇ。

彼もまた着込んだ着物をを脱ぎ捨てた。

須藤*言うておる場合か!!

龍ヶ崎*フン!この人の血をつかさどる龍紅銃でその服鮮血に染めてやるよ。

ダダダダダ・・・連射音が続く

須藤*ほざけ!!

弾を正確に見切っているのか、無駄な動きは一切なく弾丸を真っ二つに斬っていく。

須藤*ここがいつ戦場になるか分からん!土方を殺る時上手いところはくれてやるから早く避難警報出せ!

沖田*分かりやした。『みなさーん。あぶないからこの通りから出てねー。じゃないと死ぬよー。』

龍ヶ崎*いーのか?仲間に助けを請わずで。

須藤*なめるな。そなたごとき私一人で十分。

龍ヶ崎*じゃあこっちも・・・・・本気ださせてもらうよ。死をつかさどる龍黒銃も使ってなァ!!

ドダダダダダダダ・・・・・

恋歌は尚も刀で対応していくも、正直喰らいつくのが彼女にとって精一杯の術であった。

かといって後手に回って何とか出来るほどの相手でもない。百戦錬磨で*培った勘でそう察知した。

*培った=つちかった

荒れ狂う弾丸の姿形がはっきりと見えても、実際かわせないんじゃ意味がない。

得意の空中で相手を翻弄させるという手が頭をかすめたその時

プチュン!!

自分の着衣している真っ白なワイシャツが鮮血に染まっていくのをその目で確認した。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.23 )
日時: 2009/12/30 20:39
名前: 梨栖 ◆j/DkqT7O$. (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十二枚目〜今回で二人いた副局長が一人に減るかもしんない〜

龍紅銃、龍黒銃。それは妖怪の魂が宿っていると謳われる伝説上の銃。

龍紅銃———それは人の血を欲する銃。その銃が繰り出す弾丸に当たった者の血、果てるまで吸い取る。


龍黒銃———それは人の魂を欲する銃。その銃が繰り出す弾丸に当たった者の魂、果てるまで吸い取る。


龍ヶ崎*そういうこった。どっちに当たったかは知らないけどどの道長く苦しんで死んでくって訳だ。

須藤*ぐあぁ!!

恋歌は右肩を押さえ、がっくりとふ膝を折った。

山崎*須藤副長ー!!ちょっと…しっかりしてくださあぁい!あんた簡単に死ぬタマじゃないでしょ!!

御月*そうだよ!!あの鯛焼き屋のオバチャンから何回も万引き成功する奴がこんなんで死ぬわけないよ!

沖田*そうでぃ!こないだの会議でマヨネーズ禁止令案真顔で提出する奴がこんなもんに負ける訳ねぇ!

近藤*美女設定にかこつけてやること残虐なあの恋歌が、どこぞの馬の骨とも知らない銃に・・・!!

土方*サドスティック星の王子と手を組める奴がこんなモンにやられるタマかよ!

須藤*(えー・・・何で知っておる。というか、こやつ等私を何だと思うておるのだ・・・・)

予想以上の周囲心配の薄さだったが、今見えちゃいけないものまで見えてる彼女にはどうでも良かった。

山崎*ちょっとー!流石にまずいって!須藤副長の目が虚ろだよ!口から血が出てるよ!!

ああ、山崎・・・・そんなに心配してくれているのはお前だけ・・・・

御月*さよならなんてヤダよ副長!!副長がいなくなったら僕は誰に人参貰ったらいいの!?

須藤*(李麻・・・・)

ギキン!!支えはもはや気力だけ。刀を杖代わりに彼女は立った。

須藤*こやつは私の獲物・・・余計な・・・手出しは・・・無用・・・・・ッ!!

龍ヶ崎*ほほ〜。さすが鬼の対になる夜叉と恐れられてるだけあるねぇ。

須藤*・・・ゴチャゴチャと・・・・やかましい・・・わ・・・小娘・・・が。

龍ヶ崎*ほー。たった一回の手合わせで性別を判断できる奴がいたとはねぇ・・・。

龍ヶ崎に己の刀の矛先を向けた。

御月*え!?おなべかおかまじゃなかったの!?

沖田*ニューハーフじゃなかったのかィ!!

土方*お前等まだそれ引っ張るつもりか!!

龍ヶ崎*つーかお前等あたいの事ンな風に思ってたんかい!!


ドダダダダダダ・・・・・

銃が喋る。四人は物陰に隠れてその弾丸から逃れた。


・・・・・あの女は何処行った。四人が隠れたところで、龍ヶ崎はあたりを見渡した。

まぁいいや。あの女が死ぬのはもはや時間の問題。あとの四人を片付けるとするか。

この通りにしては建物が少なすぎるこの場所・・・おそらく四人固まって隠れているに違いない。

だとすれば・・・・・・・

龍ヶ崎*そこだぁ!!

近藤*ほぎゃー!!一発でばれた!!

土方*しょうがねぇだろ!即興で隠れるってここしかねぇんだからよ!

沖田*土方さぁーん。オトリに・・・

土方*断る。

御月*つーかやばくない!?アレ当たったら致死率ほぼ100%なんだよねぇ!?局長〜!!

龍ヶ崎*ほぼじゃない・・・・・・確実にだ!!

ガキン!!銃口を向けられ、誰もがもうダメだと思っていた。

その時

シャキィン!!真剣が空を斬った。

誰も何が起こったのかは分からない。ただ龍ヶ崎のロングコートが切れただけだった。

長い黒髪が彼かの目の前に飛び込んだ。

ドゴォ!!

棒のような物が龍ヶ崎の*鳩尾に吸い込まれるように入り込んだ。

*鳩尾=みぞおち

須藤*・・・・・待たせたな。

バカな!!この弾丸に当たってまだ平然としていられるだと!?

薄れゆく意識の中で自分の持っている二つの銃についての伝説を思い出した。

龍紅銃と龍黒銃。それは妖怪の魂が宿っているの謳われる伝説の銃。

唯の一つ。弱味がある。

・・・・それは守ると思う志。その純粋な心を食らいし弾丸は吸い取ったもの全てを吐き出す。

************************************************
〜後日〜

須藤*・・・・・・・・・土方殿?これは何じゃ。

土方*書いてあんだろ。始末書って。

須藤*私が一体何をしたというのじゃ!私のお陰で奴が捕まったようなものであろうて!

土方*活躍よりも悪事の方がでかかったんだよ!火薬の未処置とか犯人の身柄に傷付けたとか!!

須藤*犯罪を犯した者の何処に傷を付けようとかまわんではないか。

土方*テメーは良くても上が困るんだよ!

須藤*はた迷惑もいい所じゃ。しょうがない、この始末書もろともそなたも消すか。総悟ー。

沖田*へーい。

ガシャン!

土方に向けてバズーカが発射された。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.24 )
日時: 2009/12/30 20:40
名前: 梨栖 ◆1nC82IER$O (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

〜予告編〜

綺麗な月夜。満月で手元が見えやすい。誰もいない江戸の街を土方は一人、歩いていた。

タバコを葺かして。

グサッ!!不意に彼の*脾腹を何者かが刺す。土方は最後の気力を振り絞って

土方*てめっ・・・・誰だ・・・・・

バサ・・・顔に包まれたベールを剥ぎ取った。そこからは無表情の沖田の顔が現れた。

沖田*土方の死体が4016体。

スガァン!!また出てきた土方を斬る。

沖田*土方のバカの死体が4017体。

斬ッ!!彼の持つ刀は虚空と二人の土方を切り裂く。

沖田*土方のボケの死体が4018体。土方のアホウの死体が4019体!

そしてもう一人の土方をも貫く。

沖田*土方のあんチクショーの死体が4020体!

彼の後ろには何と土方の死体が山のように積んであるではないか。

************************************************

沖田*土方のくそったれの死体が・・・・

土方*羊で数えろォ!!

布団の中で呟く沖田の前に、今にも刀を振り風しそうな土方。

沖田*あぁ・・・もう朝か・・・全然眠れなかったチクチョー

土方*眠れるわけねえだろそんなグロテスクなモン数えて。

沖田*すいやせん。わざわざお越しに来てくれてありがとうごぜえやす。死体4021号。

土方*誰が4021号だ!!

須藤*勝ったな!私は土方の腐れマヨラー侍の死体が6456体になったところで朝が来た。

土方*お前等ホントに何なんだ!!どこまで脳みそン中似てんだよ!!

須藤*総悟。川原で顔洗って着替えよ。私は何かよく分からぬが・・・そなたに客じゃ。

二人は同じ方向に去った。

須藤*ついて来るでないわ!気持ちの悪い!!

土方*俺だってテメーみてぇなのと一緒にいたかねぇんだよ!こっちに用があるだけだ!

須藤*それを申すなら私だって・・・・・

ケンカする二人をよそに、沖田は不可解な表情であった。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.25 )
日時: 2009/12/30 20:44
名前: 梨栖 ◆iSrnrapi$F (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十三枚目〜羊数えるの自体に夢中になって結局寝れないことも多い〜


近藤*いや〜。それはめでたい!式には是非真選組総出で出席されてもらうよ。

須藤*この度は御結婚おめでとうござりまする。←近藤がバカなことしないか見張り役。

近藤の真向かいに座る、大和撫子という言葉が型にはまる女性は緑茶をカタン、と置いて

??*でも正直結婚なんて諦めていたのよ。こんな身体だし、こんなおばさんだし。

女性は透き通るように白い手を、胸元辺りに持ってきた。

近藤*いやいや!ミツバ殿は昔と何も変わらんよ!綺麗でおしとやかで賢くて総悟もよく話していたよ。

須藤*お話だけでございましたが、自慢の姉だと聞かされておりました。お話の通り雅なお方で・・・・

ミツバ。そう呼ばれた女性は、ただただ物静かに笑って

ミツバ*もう。お二人とも。おだてても何もでないわよ。

そんな会話がなされている毛やの*襖に隠れて隊員達が密集していた。

*襖=ふすま

隊員*誰だあの人?何話してんの?何笑ってんの?

隊員*結婚が何たらと言ってなかったか?

隊員*お妙さんというものがありながら・・・局長の野郎!!

山崎*お前等知らねーの?あれ、沖田さんの姉上のミツバさんだよ。

大誤解を招かないうちに山崎はそっと教えた。

隊員*ああ、あの毎月激辛せんべい贈ってくる。辛くて食えねんだよな。

隊員*しってっか?こないだ何も知らずにアレ食った副長が・・・・

〜回想〜

須藤*何じゃコリャー!喉が焼けるううぅぅ!!・・・間違いない。これは何らかの兵器じゃ・・・

〜終了〜

御月*へ〜・・・あのサドスティック星の王子のねぇ・・・似ても似つかないよねぇ〜。

山崎*だからよく言うでしょ?兄弟のどっちかがチャランポランだともう片方はしっかりするって。

御月*ナルホド〜。バランスとれるように出来てるね〜この世の中!

ガシャン!!・・・隊員たちは背後に何か嫌な予感を感じた。

ズドカン!!

隊員*ぐあああああああ!!!

バズーカによる威力で、襖もろとも隊員達が吹っ飛んだ。

ミツバ*まあ、相変わらず賑やかですね。

御月*たーまや〜♪

なんて言ってる李麻の首元にシャキン!!一本の刀が降り立った。

近藤*おお!やっと来たか総語!

沖田*すいやせん。こいつ片してから行きまさァ。

ミツバはその様子をいぶかしげに見て

ミツバ*そーちゃんダメよ。お友達に乱暴しちゃ。めっ!

ミツバという人の存在をよく知らない人々は固まった

須藤*(ミツバ殿オオォォォォ!それは総悟がよくウザがる対象であるぞ!実の姉とはいえそんな・・・)

御月*(馬の耳に念仏、ぬかに釘付け、暖簾の腕押し、馬耳東風・・・・・)

山崎*(御月さん!そんなこと考えてる場合じゃないよ!アンタ一番危機的状況にさらされてるんだよ!)

カラン。沖田の刀は畳に落ち

沖田*ごめんなさい!お姉ちゃん!!

山崎*えぇーーーーーーーーーーーー!!

須藤*(しかも土下座か。)

しかも頬を赤らめているようにも見える。

近藤*ハハハハハ!相変わらず姉上には頭が上がらんようだな総悟!!

沖田*お久しぶりでござんす姉上。江戸まで遠路遥々ご足労、ご苦労様でした。

見たことのない沖田に、一同は唖然とした。

近藤*さあ!兄弟水入らず。邪魔するだけヤボというものだ。総悟。今日は休め!姉上に江戸を案内しな!

沖田の表情はパッと明るくなった。

沖田*ありがとうごぜえやす!ささ、姉上!

近藤に引きずられている李麻は

御月*局長・・・何アレ。

近藤*あいつはなァ、幼い頃に両親を亡くしてそれからずっとミツバ殿が育ててくれたんだ。

須藤*つまりあの方は総悟の親代わりであると。

近藤*そういうこった。

須藤*さて、今日は総悟が休みとて私には仕事がありますゆえそろそろ行かねば。山崎!

山崎*はい!!

ミツバと二人の仕事。これが大きなかかわりを持つとはまだ誰も知らなかったのであった。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.26 )
日時: 2009/12/30 20:45
名前: 梨栖 ◆VFfjKHd9$K (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十三枚目第二部

〜ファミレス・バトルロワイヤル〜

沖田*じゃあ、嫁入り先の挨拶も兼ねて江戸に?

昼食にはもってこいの食品が並んだテーブルに兄弟はいた。

ミツバ*ええ。しばらくは江戸にいるからいつでも会えるわよ。

沖田*嬉しいッス!

ミツバ*私もよ。

頬を赤らめて沖田は言った。今までのサドスティック王子は一体どこに消え去ったのだろう。

沖田*じゃあ姉上が嫁入りして江戸に住めばこれからいつでも会えるんですね。

ミツバ*そうよ。

ミツバは人形のような笑顔で答える。

沖田*僕、嬉いッス。

ミツバ*私もよ。

そんな姉弟の様子を面白半分に見ている人物がいた。

隊員*ぼっ・・・・僕だってよ!!

須藤*・・・・山崎。私は仕事に行くと言ったはずだが?

しびれをきらせた恋歌は呟く。

山崎*まぁまぁ。仕事前なんだから何か食っとかないと持ちませんよ?あれ、どこ行くんですか?

須藤*ドリンクバーじゃ。それが飲み終われば仕事へ参るからそのつもりでおれ。

山崎は不思議に思った。ここにはドリンクバーなんかないのに・・・・・


沖田*でも僕心配です。江戸の空気は武州のと違って汚いですから。あ!見て下さい!あの排気ガス!!

ミツバ*何?どこ?そーちゃん。

山崎はぎょっとした。双眼鏡越しに、沖田とバズーカが自分の目を見つめているからだ。

そして何故恋歌が席をたったかも合点がいった。

灰の煙を吸いながら。

須藤*山崎、車を出せ。

山崎*・・・・・・・・・・はひ。


ミツバ*まぁ何かしら。くさーい。

沖田*ね?酷いでしょ。姉上の灰に障らなければいいんですが・・・

ミツバ*病気なら大丈夫。そーちゃんの仕送りのお陰で治療も万全よ。それよりそーちゃんこそ大丈夫なの?

その言葉に沖田は*畏まった。

畏まった=かしこまった。

ミツバ*ちゃんと三食ご飯食べてる?

沖田*はい!食べてます!!

ミツバ*忙しくてもちゃんと睡眠とってるの?

沖田*とってます!羊を数える暇もないですよ。

それは決して嘘ではない。なぜなら彼は羊は数えていないからだ。

ミツバ*皆さんとは仲良くやってるの?いじめられたりしてない?

沖田*うーん、たまに嫌な奴もいるけど僕、くじけませんよ!

それを聞いて安心したのか、ミツバはふわりと笑った。

ミツバ*じゃあ友達は?悩みの相談を出来る親友はいるの?

沖田はたじろいだ。なぜならそんなものいないからだ。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.27 )
日時: 2009/12/30 20:51
名前: 梨栖 ◆u.4VSSiM$g (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十三枚目第三部

沖田の隣においてあるオレンジジュースの水滴がテーブルに滴り落ちた。

沖田*大親友の御月李・・・

御月*何でそーなるのっ!

グワシャ!!皿も割れる勢いで沖田を机にねじ込んだ。そして小声で

御月*いつから僕達友達になったんだよぉ。

沖田*御月。友達ってのは今日からなるとか決めるんじゃなくいつの間にかなっているもんでぃ。

沖田も小声で応えた。

御月*そしていつの間にか去っていくのも友達・・・

沖田*すいませーん!人参スティック三個くださ〜い!

************************************************

御月*友達というかぁ〜、僕としてはお兄さんみたいな!

人参スティック三つ並べられた机に御月はいた。

御月*こ〜いう細かいところに気が回るのも気に入っててぇ〜ね?沖田さんっ!

ミツバ*まぁ、珍しいこの子が年下の方と。

沖田*あはは・・・・

スティックに夢中になっていた御月はようやく口を動かした。

二つ目のスティックを食べ終えたところで沖田が耳打ちをする。

沖田*頼むぜ御月ィ。姉上は肺を患っているんでィ。ストレスに弱い。
   もっとしっかり友達演じてくれねぇと。

その内に、ミツバは最後の人参を手に取り、何か赤いものをかけた。

御月*ちょっとおねーさん?何やってんの?ねえ?おね〜さぁん!?チョットー!それー!タバスコー!

タバスコ丸々一本使って、空瓶を机に置いた。

ミツバ*そーちゃんがお世話になっているお礼に私が特別おいし食べ方をお教えしようと思って。

     辛いものはお好きですか?

御月はその時、背筋はゾッとしたという。

御月*いやぁ〜・・・辛いも何もぉ〜・・・本来これ辛いものじゃない・・・・

ゴホッ!!

ミツバ*やっぱり、ケホッ!嫌いなんですね、コホッ!そーちゃんの、カホッ!お友達なのに・・・・

ケホコホ・・・鳴り止まぬ咳。

御月*(友達関係なくない!?)

首元に冷たい感触を覚えながらそう思った。

沖田*好きだよなァ。御月。

御月*(何コレェ〜・・・今までにないタイプ〜・・・これは下手を踏むと・・・・)

そう思っている間にも、ミツバの顔つきはだんだん険しくなり過呼吸でも起こしそうな顔だ。

咳き込む吐息はもはや虫の息であった。その時、口から赤い液体を吐いた。

沖田*御月ィ!!

御月*こっ、今度の非番変われよオォォ!!

いくら残虐少年といわれた彼でも、そこまで非情ではない。

覚悟を決めた御月は、人参スティックを一気食いで片付けた。

御月*ギャアアアアアアアアアアーーーーー!!!

タバスコ一本分の炎が吹き出る。

沖田*姉上!!姉上しっかり!!

ミツバ*大丈夫。さっき食べたタバスコ噴いちゃっただけ。

御月*ぽぷー!!

御月はその場に倒れこんだ。

************************************************
〜某貿易港〜

土方*ゴフッ!!

須藤*ガハッ!!

同じ頃、張り込みにせんべいを食べた副将二人がその場に倒れこんだ。

土方*何じゃこりゃ〜・・・ガホッ!!み・・・水・・・

山崎*差し入れですよ。沖田さんのお姉さんから。激辛せんべい。

土方*山崎テメェなめてんのか!あれ、何でアフロ?

山崎*俺に怒らんで下さい。怒るならミツバ殿に。それに・・・・・・・

チラ。山崎はもう一人の被害者の方を見た。

須藤*ぐああ・・・間違いないよコレ毒物混入してるって。死にたくないよ。まだ死にたくないよ。仮に死ぬとしても何か守りながら大勢と戦って美しく花を散らせてく方向希望なんだけど・・・・・

山崎*静かだけどもっと取り乱してるのがいますから。キャラ変わってますし。

土方*だな。

土方はポケットからライターを取り出す。

山崎*何でミツバ殿に会われなかったんですか?真選組結成前、武州にいた頃からの仲なんでしょ?

局長から聞きました。と付け加えた。

それを聞いた土方の顔つきは、いくらか複雑な面立ちになった。

須藤*元はこの不振船体調査は我等で十分片付く。そなたが出る幕などないはずじゃ。

土方*いんだよ。ガキが知ったようなこと言うな。っていうか何でテメェはアフロなんだよ!

須藤*近日、攘夷浪士共に使用される武器は以前とはモノが違うてきておる。
   廃刀令のこの時勢、そのような代物手に入るはずがない。幕府のものが横流し、闇取引しておること相違いない。

何となく恋歌は話を戻した。

山崎*ふく・・・土方副長。ミツバ殿と何かあったんですか?

が、無駄だった。

土方*ああ、何かある。間違いねえ。

山崎*やっぱり!焼けぼっくりに火がついて〜・・・みたいな。

土方*火がついたら大変なことに・・・って何言ってんだよテメ、ンな訳ねぇだろ!何でアフロなんだよ!

山崎*ミツバ殿。結婚するらしいですよ。

土方*だから関係ねえってンだろアフロ!殺っちまうぞホントによぉ!

須藤*しかも殿方は貿易長で大層な億万長者。玉の輿ではないか。

土方*だから知るかよ!!このバカガキ!!

須藤*バッ・・・・!!

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.28 )
日時: 2009/12/30 20:53
名前: 梨栖 ◆eEkUpqt7$w (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十三枚目第四部

山崎*大丈夫ですよ。須藤副長。貴方の頭はそこらの大人よりずっといいですから。

須藤*何じゃ。それではまるで私がバカガキといわれたことを引きずっておるようでは・・・

双眼鏡越しに須藤は何かを捉えた。

************************************************
綺麗な月夜。

沖田*今日は楽しかったです。

江戸の色々な店先で買った紙袋をミツバに渡した。

ミツバ*そーちゃん、ありがとう。

御月*今日くらいウチの屯所に止まればいいのにぃ〜、女一人しかいないけど結構楽しいよ。

沖田*そうですよ。何も婚約者の家に泊まらなくても。

ミツバ*ごめんなさい。こちらで色々やらなくてはいけないことがあって…御月さん、今日はありがとう。

静かに笑って言った。

御月*気にしなくていいよ!ぼくもたまたま非番だっただけだし。

沖田*じゃあ、姉上。ここで、先に入ってください。

ミツバ*ええ。

御月と沖田に背を向け、問をくぐろうとしたが彼女は立ち止まり

ミツバ*そーちゃん・・・あの・・・『あの人』は・・・

あの人?御月は疑問に思った。隣で聞いていた沖田は顔をしかめて

沖田*野郎とは会わせねえぜ。今朝方も何も言わずに仕事に出て行きやがった。

そういって屯所の方向へ、闇へ溶けていった。

御月*ちょっと待っておき…総悟さーん!野郎って誰!?今朝方誰が仕事に行ったの!!

基本的に他人のスケジュールを頭に入れない御月には分からなかった。

ミツバ*仕事・・・相変わらずみたいね。

寂しそうに笑いかけられた。御月は顔を少々掻いて

御月*まぁね。やることは犯罪スレスレだけど!

ミツバ*ごめんなさい。ワガママな子で。私のせいなんです。幼くして両親を亡くしたあの子に寂しい思いをさせまいと甘やかして育てたから。身勝手で頑固で負けず嫌いで近藤さんがいなかったら友達なんて誰一人いなかったわ。だから・・・・・

憂鬱気な眼差しを御月に向け

ミツバ*本当は貴方も友達なんかじゃないんでしょ。

御月*言っとくけどあの人が仕事してンの見たことないからね、僕。Sにも目覚めるしさぁ・・・・

クスクス・・・始めて見たような陽射しのような笑顔が戻ってきた。

御月*まぁ僕もそんなにちゃんと仕事してるわけじゃ・・・・

その言葉は車の光で遮られた。

バタン。そこからは三人の人間が現れた。

土方*おい、テメエ等そこで何してる?この家は・・・・・

御月*あ、何だ土方さんか〜・・・・・って、ん!?

御月をよそにお互いを見つめてじっとしている男女。

ミツバ*と・・・十四朗さ・・・・コホッ!コホコホッ!!

その場に彼女は倒れた。蟲のような息をして。

土方は片手を伸ばしたまま、動向を完全に開けていた。

御月*ちょっと・・・ミ、ミツバさん!?ミツバさん!!

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ミツバの婚約者の家に全員招かれて座った。

山崎*ミツバ殿…体が悪いと聞いてたがこれ程とは。っていうかなんで御月さんが?

御月*ま、成り行きってやつ?ところでジミーこそ何でアフロなの。

山崎*成り行きです。

御月*どんな成り行きだよ!!・・・・ま、でもそちらさんは成り行きって感じじゃないみたいだね。

縁側の土方を目だけで見た。

御月*顔見合わせただけで倒れるなんてよっぽどの事があったと僕は睨んでるんだけど?

悪戯な笑顔を手に持っている饅頭に向けた。

土方*テメェにゃ関係ねぇ。

それを煙と、一言で冷たく突き放した。

プッ!!笑い声が漏れる。

御月*…スンマセーン。男と女の関係に他人が首突っ込むなんてヤボでさぁ。スンマセーン。クプププ・・・

山崎*ブヒャハヒャハヤハヤハヤ!!!

須藤*こ、これ。山崎、笑うな!ああ見えて土方殿はウブなのじゃ。ハッ・・・ハハハハハハ!!

土方の腰の鞘から、スラリと剣が抜かれ

土方*関係ねえっつってんだろうが!!大体なんでテメェ、ここにいるんだ!!

山崎*土方副長落ち着いて!!隣には病人が!!

土方*うるせぇ!!大体なんでテメェアフロなんだよ!!

ガラッ。襖の向こうからいかにも「金がある」という面立ちの男が出てきた。

家主*ミツバを屋敷までお運び頂きありがとうございます。私、蔵場洞爺と申します。

薄気味悪ささえ覚えるその顔をスッと上げた。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.29 )
日時: 2009/12/30 20:54
名前: 梨栖 ◆/6TmtFJO$I (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十三枚目第五部

蔵場*あまり外を歩き回るなと入ったのですが・・・

誰だコイツ?山崎を除く三人はそう思った。

山崎*(ミツバ殿の旦那になるお人ですよ。

山崎の囁きで全員合点がいった。

御月*(あんな綺麗な人の旦那だったら結構二枚目かと思ったんだけどさー・・・・

須藤*(不釣合いじゃ。肩を並べたら絶対不釣合いじゃ。

山崎*(そこ!!失礼な発言やめなさい!!

蔵場*真選組の方ということはミツバが弟さんのご友人・・・・

??*友達なんかじゃねぇですよ。

声の主は沖田であった。土方を邪険そうな目で見るのは変わらないが今までとは何かが違った。

蔵場*総悟君。きてくれたのか・・・ミツバさんが・・・

蔵場を無視して、土方に歩み寄る。

沖田*土方さんじゃありやせんか。こんなところでお会いするとは…どのツラ下げて姉上に合いに来れたんでぃ

沖田の目はずっと開いた瞳孔を見つめている、いや、睨みつけていると言った方がいいだろう。

山崎*違うんです沖田さん!オレ達は偶然・・・・

言い終わらないうちに、土方の蹴りが山崎の喉笛に入り込んだ。

間髪いれずに首の根を掴み取って

土方*・・・・・・・・邪魔したな。

山崎を引きずって帰った。成り行きで須藤もそれについていった。

須藤*ミツバ殿によろしく伝えてくりゃれ。

一言言い残して。ただその返事は返ってこなかった。

************************************************

山崎*土方さん!!いいんですか!?

ミツバが横になっている部屋を通り過ぎる時山崎が言った。

土方はそれに応えることなどなかった。

ただミツバの目を一瞬だけ見て何事もなかったかのように立ち去ったのを須藤は見逃さなかった。

また、ミツバは夢うつつに、昔の思い出の引き出しを開けていた。

************************************************

山も青く、蝉時雨の鳴り止まぬ夏。武州の澄んだ空気なら尚更鬱蒼と聞こえる。

ミツバ*そーちゃん!そーちゃん!!稽古の時間よ!

いつもなら早起きして勝手に稽古に行くはずの幼い総悟は自分の目の前で寝そべっている。

どうしたの?そう聞くと

総悟*…ムカツク奴がいるんです。

ミツバ*こないだから道場に来てるって言う人?

総悟はこっくり応えた。

総悟*僕より後輩のくせにタメ口だし生意気だし、あいつが来てから近藤さんもあんまり構ってくれないし

ボソボソ鬱憤を漏らす総悟にミツバはそっと近づく。

総悟*もうやだ。僕同情行きたくないッス。

ミツバ*そーちゃん。

背後から人の気配がした時

土方*沖田先輩。稽古の時間ッス。

黒髪のポニーテールが風になびく。彼こそ、若かりし日の土方十四朗。

総悟*テメェなんで人ン家に入ってんだよ!!

殴りかかろうとする総悟を片手で抑えて

土方*近藤さんに連れてくるように頼まれたッス。さあいきましょう。

さっきの山崎のようにズルズル、ズルズル、引きずられていく。

総悟*いでででで!!テメェそれが先輩に対する態度かよ!!離せえぇ!!

クスッ。姉の笑い声。自分に向けられた訳じゃない。

・・・・・・・気にくわねえ。

またある時、蕎麦屋。

ザッザッザ・・・空の一味のビンが五本。

近藤*ダメだってミツバ殿!!そんなに一味かけちゃ!!身体に悪いですよ!!

ミツバ*だって美味しいんだもの。

近藤*だものじゃないよ!!絶対身体に悪いよ!!全く近頃の若者は・・・

ニュルニュル・・・・

近藤*トーーーーシーーーーーー!!ナニソレ!!ナニソレ!!何食ってんの!?

土方*味のIT革命や。

近藤*何言ってんの!?何のモノマネ!?ちょっとー!!ミツバ殿も食べたらダメだって!!

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・・・・・・・・・・・・気にくわねえ。そう、昔から気にくわねえ奴だ。

道場で素振りしている土方に沖田は言った。

沖田*土方さぁーん。一手ご教授してもらってもいいですかね?

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大江戸病院。果物が置かれたミツバの病室。

ミツバ*ごめんなさい。私の病気のせいでまた式が延びちゃったわね。

蔵場*いいんだよ。焦らずゆっくり直そう。式なんて形式でしかない。僕はもう君と夫婦のつもりだよ。

また人形のような笑顔でミツバも答えた。

〜病室前〜

御月*(野郎、何夫婦宣言してんだよ!ちょっとキャロット13一暴れしてくるであります。あんこ13!

サングラスをかけ、ライフルを構えた。

須藤*(誰があんこ13じゃ。死人出るからやめい。

サングラスをかけてツッコむ姿に、お前も乗り気じゃねえか!とツッコみたくなる。

ミツバに頼まれてお遣いに行っていた御月と須藤が覗いていた。

蔵場*じゃあ僕は仕事があるからこれで。辛いもの食べちゃダメだよ。身体に障るから。

ミツバ*分かってます。私だってそこまでバカじゃありません。

蔵場*それじゃ、また来るよ。

サングラスを外した御月達と入れ違いで出て行った。

御月*はい!頼まれてた。「カラむ〜〜〜〜ッチョ!!」だよ!!

須藤*後は激辛せんべいと、パパネロ君を購入致しました。

ミツバ*まぁ、ありがとう!

楽しそうに早速袋を開けた。

ミツバ*御月さんは辛いものお好きだったわね?須藤さんもいかがかしら?

真っ赤に染まったせんべいを前に、二人は食欲をなくした。

御月*うぉ〜い。ザキヤマー。お前は??

ベットの下に、携帯食を出して

山崎*このソーセージがあるから大丈夫です!!

ミツバ*あれ?山崎さん?何でこんなところに?

山崎*しまったぁーーー!!

跳ね起きようとしたが、ベットに妨げられた。こぶの出来た頭をズキズキと疼くめながら痛みに耐えていた

御月*このバカザキ!!

須藤*それでようも監視役なぞ務まるものぞ!!

ドカドカ・・・・山崎は三つの痛みを凌ぐハメとなった。

************************************************
道場では、市内がぶつかり合う音しかしなかった。

沖田*最近!姉上の!周りを!嗅ぎまわさせてる様で!一体!どういう!!つもりですかね!!

その沈黙を破いたのは沖田だった。

沖田*もうこれ以上姉上の幸せぶち壊すようなマネは・・・・

ウォ!!バチィン!!

風きり音と、ぶつかり合うしないで数秒間静寂になった。

沖田*やめてもらえませんかねぃ?

土方*蔵場…奴は攘夷浪士と大量の武器を闇取引している。密輸で仕入れたのを高値で売り捌いている。

姉の良い人は、自分達の敵・・・頭では瞬時に分かった。

************************************************
〜同じ頃・大江戸病院屋上〜

御月*マジでか!!それミツバさん知ってんの!?

山崎*いえ。土方副長に誰にも言うなと・・・・

食べ差しのソーセージを片手に山崎は言った。

須藤*早速、李麻に言うておるではないか。

山崎*アッ!!

御月*お前マジでどうやって入隊試験通ったんだよ!!

須藤*男女の仲とは難しいものじゃ。

須藤は誰にともなく呟いた。二人とも目が「?」だ。

須藤*互いに愛でておるゆえ己の想像が相手を引き離し中をこじらせて行く。
   互いに愛でておるからこそ臆病になって相手に真意を伝えられぬ。

御月*・・・・・・・・・・・ふくちょ・・・どういう意味?

須藤*お子様に分かるものか。


夕焼けをそっと見つめた。


************************************************
〜道場〜

沖田*土方さん。相手がどんな武器を持とうとも俺達が叩ッ斬ればいいだけじゃないですかぃ。

バッ!!一歩二歩間合いを開けて、土方は訊いた。

土方*それは俺に奴を見逃せってことか!?

沖田*あれ?そう聞こえやせんでした?

土方は半ば呆れた。道場の外へと足を踏み出した。

土方*今のは聞かなかったことにしてやる。相手は終わりだ。

沖田*・・・・・・・・もう長くねえんでさぁ。やってらんねぇよ。

小さい頃から弟の世話ばかり。自分の事はほったらかしで婚期も遅れた。

そしてようやく幸せを手に掴んだと思ったら・・・・

沖田*せめてよぉ・・・死ぬ前の一時でも人並みの幸せ味あわせてやりてえんでさぁ。ちょっとだけ、時間を!!

これ以上の屈辱などなかった。憎き野郎に頭を下げるなんか。

しかし土方は

土方*取引は明日の晩だ。刀手入れしとけよ。

非情。沖田はそんな思いに駆られた。気にくわねえ、沸騰した湯のように何度も何度もそう思った。

人の大事なもんばっかり持っていきやがる。

気がついたら竹刀を振りかざし宙を待っていた。

沖田*土方アアアアアアァァァァァァ!!!

ドカッ!!

何が起きたかは分からない。ただ竹刀と沖田が倒れているだけだった。

土方*知ったこっちゃねぇんだよ。テメェのこのなんざ。

・・・・・・・やっぱり・・・・・気にくわねえ・・・・・そんな雨垂れが沖田に落ち続けた。

Re: 銀魂〜出動!真選組!!〜 ( No.30 )
日時: 2009/12/30 20:55
名前: 梨栖 ◆tazT23.W$E (ID: Au8SXDcE)
参照: http://あああああ・・・・全然話がまとまらないよ。ドスランプだよ。

事件簿十四枚目〜仕事と私どっちが大事七日という女にはジャーマンスープレックス〜


江戸に降る鬱蒼とした通り雨。先程まで散歩を楽しんでいた車いす。

医師に熱い眼差しで見つめられたカルテ。水を跳ねながら中へと入っていく。

その様を、少し楽しそうに上から見ている御月李麻。彼は民が困り果てる様を見るのが大好きだからだ。

ミツバ*御月さん。昨日は山崎さんと何を話していたんですか?

それで御月は雨で輪郭があやふやになったミツバに目線を戻した。

御月*ああ、何でアフロになったのか経緯を洗いざらい吐けってね。あと〜・・・・・

ビデオの入った紙袋に目をやった。

ミツバ*あら、なぁにそれ?

御月*男同士の秘密!!

ミツバはクスクス笑って

ミツバ*男の子っていくつになってもそうなのね。女の子の入る余地なんてないんだから。

御月*アハハ。男で言うところの女の子の買い物みたいなとこかな?

ミツバ*つるんで悪巧みばかりして。皆振り向きもしないで私を置いていって。

少し寂しそうに笑うミツバを見て御月は顔をかいた。

あいつ等どういう神経持ち合わせてんだか・・・・こんなステキな人おいてって。

不意に蔵場の事が頭に浮かんだ。そういえば須藤が言っていた・・・・・

攘夷浪士との黒い繋がり・・・・そんな奴にこの陽射しのような笑顔が守れるのか。

その時だった。白いシーツが、赤いものに染まっていくのを見たのは。

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御月*容態が急に悪化したんだ。お医者さんは家族はそれ相応の覚悟しとけって・・・・

全身の血の気を引かせた顔でガラス越しにミツバを見る沖田におどおどと説明した。


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波止場。取引先。

山崎*副長。行ってあげてください。ミツバ殿の大変な時に、それも婚約者をしょっ引くなんて酷です。

傘も差さずに、土方、須藤、山崎はそこにいた。

湿気るタバコを足で掻き消して、山崎に背を向けた。

土方*俺が薄情者だとでも言いたいのか。

そこに立っているのは、異名の通り鬼の副長、土方十四朗だった。

他言するなよ。とだけ吐き捨て、そのまま取引現場へと足を向けた。

山崎*副長!!須藤副長、どうすんですか!!

須藤*相手が誰であろうと悪人はしょっ引く。それが我等の使命にして義務じゃ。それに・・・・

瞳孔を完全に開いた深い緑色の眼を真っ直ぐと山崎に向け

須藤*己の愛妻が死線を彷徨うておるというのに商売に勤しむ輩もおる。・・・ただ皆には知らせておけ。

彼女もまた、雨雲の中へと消えていった。山崎はしばらく呆気に取られていたが、事の重大さに気付き

山崎*ちょっとあんた等!!まさか・・・・・・

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近藤*総悟。

昨日からガラスの奥のミツバを見つめる総悟に近藤は声をかけた。

近藤*いい加減休め。昨日から一睡もしてないんだろ。代われ。俺寝てきたから。

沖田*・・・・くま。あいつはのん気でいいですねぃ。

ベンチで寝入った少年を見た。

近藤*くまじゃないメイクだ。…トシと派手にやりあったらしいじゃねぇか。負けるなんて珍しいな。

沖田*今は・・・野郎の話はやめてくだせぃ。

聞こえなかったかのように近藤は続ける。

近藤*詳しくは教えてくれなかったが言ってたよ。今のお前には負ける気がしねぇってな。

沖田*やめろって言ってるんでぃ!!

肩を張ってそれを遮った。

沖田*何でぃ。皆二言めにはトシ、トシ…肝心の野郎はどしたぃ。姉上がこんなだってのに姿も見せねぇ。

一睡もしてないからか、本当に腹が立っているのか、あるいは両方なのか。

その眼から何か異様なものを感じ取れる。近藤は土方の言葉の意味を合点した。

沖田*昔フッた女がどうなろうが知ったこっちゃねぇってかぃ。流石にモテる男は違うときた。

近藤*やっぱりお前。疲れてるみたいだな。寝ろ。

沖田*軽蔑しましたか。

近藤はそれに応じない。

沖田*邪魔ですかぃ。土方さんと違って。

近藤がカッとなったその瞬間だった。

山崎*局長ーーーーーーーーー!!!大変なんです!!副長達がああぁぁ!!

************************************************

ガラガラ・・・次々に運ばれていく、怪しい武器達。それを満足げに高見で見る男・・・・・

その男の喉笛に、ジャキン。一本の剣が現れた。

土方*・・・・・天海屋、蔵場当真だな。御用改めである。神妙にしてもらおうか。

刀の主が、ドスの聞いた声で問いただす。

蔵場*貴方はいつぞやの。

土方*武器密輸及び不貞浪士との違法取引でお前を逮捕する。神妙にお縄につけ。

蔵場はフッと笑い

蔵場*友人の婚約者をためらいなく捕まえますか。なかなか太い神経をお持ちで。

土方*犯罪に手ェ染めておきながら真選組の縁者に手ェ出すとは・・・フフ、テメェも太ェ野郎だ。

ガシャギャシャ!!何本もの武器が鬼に向けられる。

眉の一つ動かすこともなく

土方*こんな大勢、俺『一人』で囲んでもいいのか。

ひと・・・・・・・り・・・・・・?蔵場は眉をひそめた。

一人で来たのではないのか・・・・まさか!!

気付いた時にはもう遅い。土方の背後にいた人間が刺し貫かれていた。

その人間が最期に見たのは夜叉のように光る、緑色の眼であった。