二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: キングダムハーツ ジブリ Ver ( No.9 )
- 日時: 2010/10/25 18:22
- 名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: H0XozSVW)
龍崎はゆっくり歩いていった。やがて、視界が開けたと思ったら、彼は床がないのに気づいて落ちていった。
「うわーーーーー!!!なんだよ!!何もないじゃないかよーーー!!!」
彼は叫びながら落ちていった。やがて彼はあきらめたのか、叫ぶのをやめて目をつぶった。そして地面に叩きつけられると思ったが、ボフンっという柔らかい音が聞こえた。彼はゆっくり目を開けてみた。
「お前は・・・トト・・ロ?」
彼は、びっくりしている大きな生物の腹の上から聞いた。その大きな生物はゆっくり頷いた。
「じゃあこの世界は・・・」
第3章 The Neighbor Totoro 1st
- Re: キングダムハーツ ジブリ Ver ( No.10 )
- 日時: 2010/10/30 15:18
- 名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: H0XozSVW)
第3章 The Neighbor Totoro 2nd
(ううん・・・なんだろう・・・?いきなりトトロが光ったと思ったら・・・気を失っていたのか?さっきまでの柔らかい感触がない・・・土のにおいがする。)
彼はゆっくり目を開けてみると、小さな女の子が覗き込んでいた。
「あなたはだぁれ?」
小さな女の子は聞いた。彼は起き上がった。
「龍崎・・・仁。」
「りゅうざき・・・じん?」
彼女は首をかしげた。
「わたしはねぇ、メイっていうんだ。」
彼女は言った。彼は辺りを見渡してみると、ボロい1件家があって、その前の広場にいた。
「君はどこから来たの?」
彼女はまた聞いた。
「僕は・・・」
彼はなんて答えようか迷った。
「あれ?メイ?こんなところで何してるの?あれ?あなたは?」
さっきの女の子よりも少し大きいお姉さんみたいな人が来た。
「このこね、リュウ君って言うんだ。」
メイが龍崎よりも先に答えた。
「リュウ君?新しいお友達?こんにちは、私、サツキって言うの。よろしくね。」
龍崎はもうリュウ君でいいやと思った。すると、どこからか、黒い小さな影みたいなのがたくさん出てきた。
<戦いなさい。キーブレードを持ちし少年、龍崎仁。>
一瞬謎の声が聞こえた。
(これが・・・キーブレード・・・?)
彼は改めて手に持っている金色の鍵を、キーブレードと認識した。そうこうしている内に、影が襲ってきた。彼はキーブレードを両手で構えた。そしてなぎ払うと、影は消え去った。そして影をリズム良く消し去っていった。
「へぇ・・・お兄ちゃんすごいねぇ!!」
メイが言った。
「剣道を習っておいてよかった・・・」
彼はそう思った。
- Re: キングダムハーツ ジブリ Ver ( No.11 )
- 日時: 2010/11/02 19:47
- 名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: H0XozSVW)
第3章 The Neighbor Totoro 3rd
すると、雨が降ってきた。
「あら、大変!リュウ君はお家に帰ったほうがいいよ。」
サツキが言った。
「ごめん、僕、ここの世界に来たの初めてで家がないんだ。だからさ、泊めてくれないかな?さっきのヤツら、見ただろう?もしかしたしたら僕たちを攻撃するかもしれないからさ。」
リュウは頼み込んだ。
「う〜ん・・とりあえずお父さんに聞かないと。ついてきて。」
リュウは少しほっとしてついていくと、またもや影が現れた。
「しつこいんだよ!!」
リュウはキーブレードで敵を一掃した。
「その鍵、カッコイイね!」
メイが言った。実質なんだかんだで気に入ってきた。そして、家に到着した。
「おとーさーん!」
メイが叫んだ。しかし、返事が返ってこない。
「う〜ん・・・あ、そうだった、お父さんはもうすぐ帰ってくるんだった。ねぇ、リュウ君も一緒に来てくれない?」
「うん、いいよ。」
彼は即答した。そして、サツキとメイとの3人で行くことにした。
- Re: キングダムハーツ ジブリ Ver ( No.12 )
- 日時: 2010/11/04 20:43
- 名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: H0XozSVW)
第3章 The Neighbor Totoro 4th
龍崎は、キーブレードで警戒しながらサツキの後ろをついていった。5分後、くねくねした道を通った先にバス停があった。3人はそこで待つことにした。2分後、バスが来たがサツキ達のお父さんらしき人は降りてこなかった。
「乗りますか?」
添乗員が言った。サツキと龍崎は首を横に振った。そしてバスは行ってしまった。10分後、メイがすごく眠たそうにした。
「メイ、眠たいの?」
サツキは聞いた。メイはただ、首を横に振った。しかし、明らかに眠そうにしていたのが、サツキにも龍崎にもわかった。サツキはそれを見かねて、メイをおんぶすることにした。そして、バスが来るのを待った。そして5分後、ペタッペタッペタ・・と足音が聞こえた。誰だろう?と思って、サツキと龍崎は傘の隙間から覗いてみた。龍崎は驚いた。そこには、あの時に助けてくれたトトロがいた。トトロは、頭にやや大きめの葉っぱで雨をしのいでいたが、ズブ濡れになっていた。
「これ、貸してあげるよ。」
と傘を開いてトトロに渡した。傘を開けると、その開く音にトトロはびっくりした。そしてトトロは傘を手にした。トトロはどう使うのかわからなく、傘を逆さまにして調べていた。
「こうやって使うんだよ。」
彼は、持ち手の場所を教えるとトトロがニヤっと笑って傘を使えるようになった。そしてしばらくバスが来るまで待つことにした。
- Re: キングダムハーツ ジブリ Ver ( No.13 )
- 日時: 2010/11/21 18:33
- 名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: /f6cMoTi)
第3章 The Neighbor Totoro 5th
それから10分後に変化があった。奥の道から明かりが見えた。すると、その明かりは飛んだり跳ねたりを繰り返してこっちにやってきた。が、バスではなかった。大きなネコ・・が来た。だが、よく見て見るとバスのような中身が見えた。しかし、何か様子がおかしかった。大きな首輪をしており、大きなネコから邪悪な気が漂っていた。そして立ち止まって龍崎とトトロを睨むと、いきなり2人を頭に乗っけたと思ったら思いっきり吹っ飛ばされた。それからすぐに体勢を立て直した。吹っ飛ばされた場所は、広い草原だった。戦うしかない!と思った龍崎はキーブレードを両手で構えた。そして、弱点がないか敵の攻撃をすばやく全て避けていった。そしてわかった。ネコの首の後ろ側に、邪気を発していると思われる鍵穴を見つけた。
「トトロ!僕を上に吹っ飛ばして!!早く!!」
言葉が通じるかどうかわからなかったが、とりあえず言った。すると、トトロは彼を持ち上げて真上に飛ばした。ネコはトトロに突っ込んできた!龍崎は、ねらいを定めて一気に鍵穴にキーブレードを差し込んだ!すると、首輪が取れてそこから丸い影みたいなものが飛び出してきた。彼は大きなネコから飛び降りて、その丸い影にキーブレードを上から切りつけた!!丸い影はゆっくり消滅していった。すると、大きなネコは正気を取り戻したのか、龍崎になついてきた。トトロは、彼になにか土産みたいなものを渡してくれた。彼が受け取ると、その土産が急に光りだした。トトロと大きなネコはまぶしそうにして後ずさりした。その時、彼はこの光景をどこかで見たことがあるのを思い出した。光っている土産物は、空に光を放って鍵穴のような物を作った。彼は、片手でキーブレードをその鍵穴に向けた。キーブレードの先端に光が集まり、放たれて鍵穴に入っていった。そして鍵が開く音が聞こえた。すると、彼は注に浮いた。
「トトロ!メイとサツキに『また来るから』と伝えておいて!」
彼はそう言って姿を消した。そしてまたあの扉の間にいた。さっきいったと思われる扉は消えていた。また開いている扉に彼は入っていった。
The Neighbor Totoro 1st シナリオ終了