二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: キングダムハーツ タイムトリップチルドレン!! ( No.325 )
- 日時: 2011/07/07 21:13
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
…番外編書いてる途中ですみませんが、違う番外編一話書きまーす!!
リズ「はぁ!!?何で」
今日七夕だから、一応未来にいる時の話だから
リズ「なおさら嫌な予感しかしないんだけど…」
—7月7日—それは七夕の日
一年に一度しか会えない二人が会える唯一の日であり、それを祝うのはノーバディも一緒だった。
「ぶぅらぁぁぁぁぁ!!今宵はめでたいぞぉぉぉ!!!」
「ゼムナス黙れ、今日は冷やし素麺だ、若いリズとグラッセとムーンとはちゃんと食べろよ」
「「「はーい!!!」」」
そして、存在しなかった世界ではソラたちも含んだ全員が揃っており賑やかだった。
早速元気な子供3人は素麺を竹で流してもらい、沢山食べている。
「お先にもーらい!!」
「あ!!ズリィぞリズ!!」
リズが一番に素麺を取り食べると、ムーンが剥れグラッセが爆笑する。
それを周りの大人たちは癒されるなと微笑む。
「あッ!!そう言えばロクサスたちは何をお願いしたんだ?」
「お願い?…ああ、笹に飾ったやつの事か、どうせなら皆の見てみようぜ?」
するとソラが笹に飾った願いを聞いて来て、どうせだからとロクサスは皆のを見に行く事にした。
因みに笹の近くにカイリとナミネがいたので、4人になるが
「さてと、誰のから見ようかな…」
「取り合えず近くにある物からでいいだろう…」
「あ、あったよ」
「どれどれ!!?」
ソラ、ロクサス、ナミネ、カイリが元気騒ぎながら笹に飾ってある短冊を見つけ見てみると
【キングダムハーツを完成させ、心を手に入れる byゼムナス】
「意外と真面目な願いだな、指導者」
「そうだね…」
「ゼムナスの事、どんな風に見てるのさ二人とも…」
「「アホ(変な人)」」
「………(汗」
まずはゼムナスの願いを見つけ見ると、意外な願いか書かれておりちゃんと考えてたんだなとロクサスとナミネは思わずそう思う。
そんな二人にソラが聞くと、見事にハモりながらサラッと酷い事をいいカイリは否定出来ないと冷や汗をかく
【べっぴんな姉ちゃんとデートがしたいってハナシ!! byシグバール】
「燃えろ(黒モード」
『ソラァ!!?』
次はシグバールの願いで、それを見たとたん黒モードのソラが発動しファイアでその願い事消滅した。
これには思わず全員が彼の名前を呼ぶが、怖いので何も言わないで置こう…
【機関に強い奴が増えて欲しい byザルディン】
「…お前がその強い奴と特訓したいだけだろうが…(汗」
「第一強い人が、そう簡単にノーバディ化しないよ…」
「ごもっともだな」
ザルディンの願いは機関メンバーなら呆れる物だった。
ソラが珍しく冷静にツッコミを決めると、カイリがごもっともな事をいいロクサスも同意した。
【私の後輩たちに私の凄さを思い知らせる byヴィクセン】
「…ちょっと、ヴィクセンの研究室爆発させてくるわ」
「それだけはダメだよ!!(滝汗」
この願いにロクサスがブチ切れ、キーブレードを手にヴィクセンの研究室まで向かおうとするのをナミネが必死に押さえる。
ロクサスを押さえるの慣れてるなとソラとカイリは思ったらしい。
【皆が喧嘩しないでほしい byレクセウス】
「…優しいんだな、あのごっついオッサン」
「というか、苦労属性だなアレは…(汗」
「何時も機関員の喧嘩止めるのでお疲れ様です…(涙」
レクセウスの願いにはソラはへーと興味深さを見せ、ロクサスとナミネがレクセウスの苦悩属性っぷりに思わず涙が出そうになる。
ここの機関員って、全てが悪い人じゃないんだなと改めてソラは確認した。
- Re: キングダムハーツ タイムトリップチルドレン!! ( No.326 )
- 日時: 2011/07/07 21:32
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
【漬物を作る材料を下さい byゼクシオン】
「…黒さが混ざった願いじゃなくてよかった」
「つか漬物を作る材料って…(汗」
ゼクシオンの願いは何とも普通の物でソラが一安心すると、ロクサスは願いが小さいなと思ったらしい。
因みにソラが言った事はゼクシオンに聞かれており、幻影へと導かれたのはその後の話だ。
【頼むから一日でもいいから家事を休ませろ、後ちゃんと任務行け byサイクス】
「…ママンモード入ってるぞ(汗」
「一日でもいいからって…副官疲れ溜まってるな」
サイクスの願いは本当に切実なる願いだろう、ロクサスが流石機関の母だと考えているとソラがそんな事を口にする。
確かに朝俺たちを起こすのだけでも重労働だよな…(主に曲者揃いの機関ですから)
【ロクサスとシオンが苦しみませんように、あの二人と何時までも親友でいさせてくれ byアクセル】
「…アクセル」
「…いい友達持ったね、お互い」
これには思わずロクサスが感動していると、カイリが良かったねと微笑む。
アクセルの不憫さと不運にある意味、全員が泣きそうになった。
【休暇をくれ!! byデミックス】
『燃えろッ!!!』
「「メガフレア!!?」」
そしてデミックスの願いを見ると、ソラとロクサスが怒りの余り跡形も無く短冊を燃やしてしまった。
カイリとナミネが驚くが時既に遅し、デミックス死亡フラグ(もちろんこの後、彼は異界を彷徨います)
【更に紳士を目指そう byルクソード】
「…流石、ギャンブラーだね」
「何とも言えないのが、ちょっと哀しいわね」
ルクソードの願いはソラたちの逆鱗に触れるような物ではなかったので、何とか無事だった(ようするに面白みが無いって事か? by紳士)
【私の部屋を広くしろ、バラが育てられん byマールーシャ】
「これ以上、育てる気か!!」
「その内、存在しなかった世界がバラの咲く世界になりそうだな…(汗」
マルちゃんの願いは何ともめんどくさい物だった。
思わずロクサスがそうツッコむと、ソラが苦笑しながら言いカイリたちもそうだねと笑う。
【男共全員、私の前に跪きなさい!! byラクシーヌ】
「「絶対嫌だ!!!」」
「相変わらずドSだね、ラクシーヌ…」
「うん…」
そして機関の女王的存在ともいえるラクシーヌの願いには、ソラとロクサスが同時に嫌がり
カイリが冷や汗をかいていると、ナミネは鞭を持ったラクシーヌが思い浮かんだらしい
【アクセルとシオンとシーソルトアイスを沢山食べたい byロクサス】
「…ロクサス、シーソルトアイスなら沢山やるぞ…」
「何だ、その今にも泣きそうな目は…」
ロクサスの願いは、彼の過去を知っている者全員が哀しくなりソラが涙ぐんで言うと、ロクサスは思わず冷や汗をかいたそうだ。
- Re: キングダムハーツ タイムトリップチルドレン!! ( No.327 )
- 日時: 2011/07/07 21:48
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
【ロクサスとアクセルと仲良くいれますように、ムーンが少しでもリクと仲良くなってくれますように byシオン】
「大人びた願いだな…」
「ムーンとリクが仲良くねぇ…一生無理に近い願いだな」
「………」
シオンの願いは何とも大人びた物で、ロクサスが感心してると普段のあの二人の態度を見てソラがそう言うとカイリも無言で頷く。
…シオン、頑張れ…としか心の中で呟けないな
「後はリズたちの願いだな」
「発見!!」
ロクサスが冷静に後見ていない願いを言うと、ソラがかなり早く見つけてきた。
そこに書かれていた物は
【グラッセとムーンを守れるぐらい、強くなれますように byリズ】
【リズとムーンを守れる防御の魔法を完成させれますように byグラッセ】
【リズとグラッセを守れる力をくれ byムーン】
何と三人とも同じような願いを書いており、両親4人は爆笑してしまった。
お互いがお互いを必要としており、この三人にとってもは大事な願いなのだろう
「アレ?まだ裏に何か書いてあるよ?」
するとナミネが裏に書いている何かを見つけ、再び見ると4人は絶句した。
【ロクサス父さんとナミネ母さんが笑って暮らせますように】
【もう悲しまないで、苦しい思いをさせないで下さい】
【これ以上、重すぎる痛みを背負わせないで下さい】
【何時までもソラ父さんとカイリ母さんが笑っていますように】
【何時までもお互いを大切に思い合っていますように】
【二人とも、もう世界の思惑で離れさせないで上げて下さい】
【気に食わないが、シオン母さんとバカリクが平和でいれますように】
【ちゃんと体調管理をしてくれますように】
【散々皆に迷惑かけたんだから、これ以上かけませんように】
リズたちはこんな願いまでもお願いしていたのだ、その優しさに思わず感動する。
「リズ…」
「…本当に優しい子に育ったんだな」
ナミネが感動の余り泣きながらリズの名前を呼ぶと、ソラも嬉しそうに嬉し泣きをする。
そぷだ、リクとシオンも連れて来てこの願いを見せよう
そしたら、二人ともどれだけ嬉しそうにするかな…
ソラはそう考えると、楽しくなってきて急いでリクを呼びに言った。
七夕—それはドキドキする日でもあり、大切な思いを短冊に書き笹に飾る日なのかもしれない…
七夕番外編終了
- Re: キングダムハーツ タイムトリップチルドレン!! ( No.328 )
- 日時: 2011/07/09 13:20
- 名前: Liaya (ID: mEh5rhZz)
どうも!!
ものすごく感動しました!!!
ものすごい泣けるんですけど!!!(マジで涙浮かんできた
リズたちものすごく優しいです!!
レイ「おい、短冊あるぞ」
あ、ホントだ
『みんなが笑っていられますように byレイシャ』
『リズたちが幸せになりますように
これからもレイがリラさんのところでがんばりますように
リラさんががんばれますように byLiaya』
- Re: キングダムハーツ タイムトリップチルドレン!! ( No.329 )
- 日時: 2011/07/21 22:27
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
LIayaさん
感動して下さいましたか!!(涙
最近再びスランプに入っている気がしていたので、嬉しいです!!
レイシャとLIayaさんの短冊飾ってきます!!
っと、その前に七夕編のおまけを公開します。
—おまけ—
「—父さんたち喜んでくれたようだね♪」
「ああ、最近ハートレスの処理とかで疲れてたみたいだから良かったな」
「………(負のオーラ全開」
ロクサスたちが子供たちの短冊に感動している時、それを書いた張本人である金髪と栗毛の少女—リズと赤髪の少年—グラッセは微笑んでおり紫髪の少年—ムーンは落ち込んでいた。
「まだ落ち込んでいるし、ムーンの奴…(汗」
「それだけリク宛の短冊が嫌だったんだな…(汗」
そんなムーンを、もちろんリズとグラッセは心配していた。
何度も言うが、彼は人工的に生み出された事にかなりのコンプレックスを抱いておりその原因とも言える父親のリクは大嫌いであった。
母親であるシオンの事は色々あり許してやる事にしているのだが、どうしてもリクだけは気に食わないのだ。
「当たり前だぁ!!何が哀しくて俺がアイツなんかのために…ッ!!!(涙」
「泣かなくても…リクだってあんなナリだけどお前の父親だろ(汗」
「そうよ、デリカシーは無いしシオンを苦しめるし父さんたち地獄のどん底に落とすしアイツは人間なのかって思うぐらいだけど、アンタのたった一人の父親でしょ」←
呆れている親友たちに涙目でムーンが言い返すと、グラッセに悟らされリズにフォローしてるとは言いがたいことを言われ余計哀しい。
分かっている、分かっているんだ…アイツは俺の父親って事も何だかんだいって俺の事心配してくれている事も
「…でも、何か認めたくねぇ——————ッ!!!」
「…意地っ張りだな、ムーンって変なところでバカだよなリズ…」
「そうね…(呆」
ムーンが絶叫すると、リズとグラッセ・バカップルコンビは呆れ三人の七夕はこうして幕を閉じた…と言う訳です。