二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リ ( No.44 )
- 日時: 2011/04/08 23:04
- 名前: 携帯しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: lTRb9CJl)
- 参照: コメント返しはまた後日
嫉妬の詩〜cry〜
鬼道にパスが出される。認めたくはないが、上手いパスだ。鬼道が取りやすい方向に狙いは定まっているし、簡単にカットできそうにないほど速い。
……鬼道が"あいつ"を絶賛している。計算された芸術的なパスだ、なんて。
おかしい。お前の心眼は狂っているよ、鬼道。イナズマジャパンの連中も"あいつ"を誉めちぎっているが、"あいつ"が誉められ、はにかんでいるのを見ると、オレは異様に腹が立つ。その感情は怒りと言うよりも"あいつ"への対抗心から生まれるものだった。"あいつ"に勝つため、オレはここにいるから。
そもそもオレがイナズマジャパンに入った理由は——"あいつ"がイナズマジャパンに誘われると聞いたからだ。"あいつ"よりオレが上手だとはっきりさせれば、今までの過去を払拭できると信じていたからだ。力に頼っても、ずっと最下位であったあの過去を変えられると信じていた。
何故なら、"あいつ"はオレを見下した奴等が唯一対等と認める、たった一人のライバルであり親友だからだ。"あいつ"は、オレを見下した奴等と互角以上の力を秘めている。つまり、だ。"あいつ"に勝つことは、則ちオレを見下した奴等よりも優れていると言う証明に繋がる。"あいつ"よりも優れたプレーをすること。それはオレのイナズマジャパンでの唯一の目標であり、存在意義だった。試合など、どうでもよかった。"あいつ"に勝とうと、がむしゃらに努力をしていた。
今日も"あいつ"がオレに出したパスは全部避けてやり、下手だと罵ってやった。その間はとてつもない優越感に浸れた。
"あいつ"が悔しそうな顔をする時、オレはオレを見下した奴等を蔑んている気分になれ、今までの鬱憤を晴らせた。
けれどそんなのは仮初めに過ぎない。"あいつ"はオレを遥かに凌駕する技術を持っていて、オレは"あいつ"にボールを奪われて、抜かされてばかりいる。毎日遅くまで練習するが、"あいつ"との力の差は開くばかり。くそ。オレの方が"あいつ"より努力しているのに。なんで、力の差は開くばかりなんだ。
つい先日、仲間に『自分のサッカー』をやれと言われた。あくまで自分らしさが大切らしい。
その通りにしたが、"あいつ"には勝てなかった。悔しい。身が震える。"あいつ"がオレを嘲笑している気がして。いや、正解は"あいつ"の中に、オレを見下した奴等がかいまみえて。また馬鹿にされそうで怖かった。
『自分のサッカー』をやっても、"あいつ"には追い付けないって告白したら、仲間は優しく微笑んでくれた。
いいか。サッカーで勝つべきなのは味方じゃない。試合の相手だ。
それでもオレは納得がいかない。"あいつ"は、オレが倒すと決めた相手。絶対に勝ちたい。
それからも変わらず、オレはあいつからボールを奪おうとした。が、"あいつ"は急にオレを哀れむような悲しげに細められた瞳で、見て静かな声でこう言い放った。
キミは怯えている。なにがそんなに怖いのか、と。
そして仲間はこう言った。
キミは"あいつ"の中に、見下した奴等の影を感じているだけだ。確かに"あいつ"のサッカーと奴等のサッカーは根っこは同じだし、無意識に"あいつ"は奴等に似たプレーをすることがある。だけどそれは仕方のないことさ。"あいつ"は、キミを見下した奴等に憧れているし、奴等もまた"あいつ"に憧れている。そう、互いに認めあうライバルってとわけだ。キミは、"あいつ"が奴等に認められていることをひがんでいるだけ。"あいつ"の中に潜む影ーー見下した奴等の面影を敵と見立て、無理矢理勝とうとしているだけ。キミは奴等に認められる"あいつ"に嫉妬しているだけだよ。と。
考え直すと、"あいつ"は憎くもあり羨ましくもあった。
オレを見下した奴等も、思わず目を見はる"あいつ"。悔しいが所謂『本物』のサッカー選手だ。それが羨ましかった。だから、オレを見下した奴等に認められ、対等な関係を奴等と築ける"あいつ"に嫉妬の感情を覚えたのだ。まず人を認めること等皆無に等しい奴等の、心を開かせてしまう"あいつ"。男の癖に明るい笑みを持つ"あいつ"。
……オレは、"あいつ"と"あいつ"の中に潜む見下した奴等の影。どちらを恐れているのだろうか。
(本当に憎んでいるのは、どちら?)
+
大罪シリーズと銘打ち、シリーズにするつもり満々な短編ですww
今回は暗い話です。誰から誰への心情か、わかりますか?"あいつ"もオレも、分かりやすいかな^^;。何故こんな心情かは秘密。
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受 ( No.45 )
- 日時: 2011/04/09 12:50
- 名前: 風風 (ID: p.mkGea5)
- 参照: http://アイスロードめっさいいじゃん!!あ、元ルカぴょんね
しずくs
リクありがとうございました!!
すみません来れなくて・・・
とても、最高でした!!
もう1回いいですか?
キャラの名前【安城 雛菊(女)
安城 雛罌粟(男)】
性別【男だけど女!】
キャラの性格【男の時は、元気だけど
女の時は、大人しく大人っぽい 主に敬語】
キャラの容姿【までのほんのり赤みが入ったピンクのはねっ毛の髪
丸っこい瞳は、黄色
まさに女の子
声も女の子】
サンプルボイス「めんどくせぇなぁ!!(男)」
「そうでしょうか?(女)」
「初めまして安城雛菊です^^」
お相手【ザ・ハリケーン組(風丸と吹雪)】
お相手との関係【イナズマジャパンの選手とマネ(友)
雛菊が男だとは知らない】
ジャンル【ほのぼの】
シチュエーション【宿舎の風丸の部屋】
入れてほしい場面やセリフ【「え?私、男ですけど^^」と言い微笑む】
備考【雛罌粟は本当は男だけど女装して雛菊になっています
イナズマジャパンの皆も雛菊が男だとは知りません】
難しい設定ですみません。
詳しくは私の小説の『世界へのスタート』で見てください><
お願いします
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リ ( No.46 )
- 日時: 2011/04/10 10:59
- 名前: ふぁいん (ID: ADCvhzc3)
②ノーマル小説
お相手【蓮君、南雲様と涼野様とアフロディ】
ジャンル【ギャグ、ほのぼの】
シチュエーション【私服でデパートに来ている!】
入れてほしい場面やセリフ【誰かが迷子になり、館内放送で呼ばれるシーン!】
備考【】
頑張ってください!
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受 ( No.47 )
- 日時: 2011/04/18 18:46
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: 2.TlWg7X)
*韓国のどたばた日常*
スポイトから一滴の水滴が零れる。それは真下にあるビーカーに張られた、透明な液体の中に吸い込まれる。水滴は、小さな波紋を生み出しながら液体と同化し見えなくなる。やがて波紋が収まるが、液体自体には何の変化も見られない。
スポイトを持ったのとは反対の手でビーカーを持ち、あらゆる角度から液体を観察する。左、右、下、上。しかし、どこから何度見ても、ビーカーに満たされているのは先ほどから満たされている透明な液体。液体の向こうには、歪んだ壁が移りこんでいた。少し揺らしても、水面が揺れるだけだ。
「……失敗です」
癒玖刃は嘆息しながら、ビーカーの中にスポイトを差し込み、床に置いた。改めて、机の上を見やる。
机の上には、ラベルが張られたビンが数本並んでいた。ラベルには、一般人ならまず知りえないような薬品名が記されていた。何が間違っていたのかとビンを順番に眺めていると、
「こらあ! 癒玖刃!」
肌を氷がなめていった気がする。癒玖刃は『幻聴』の言葉で片付け目の前の作業に集中した。が、それは幻聴ではなく。
盛大な怒鳴り声と共にドアが開かれ、南雲が癒玖刃の部屋に侵入してきた。振り向いた癒玖刃は、南雲の声で露骨に嫌な顔を作った。そして何も見なかったかのように身体を回転させ、南雲に背を向ける。無視された南雲は腹が立ったのか舌打ちをすると、癒玖刃に大股で近づいた。
その後、楽しむように微笑むアフロディと仏頂面の涼野が部屋に入ってきた。それから一拍置いて、呆れた顔付きの蓮がおずおずと二人について来た。三人は南雲と癒玖刃からは距離を置き、二人がどうなるか見物している。
南雲は癒玖刃の真後ろに立つと、肩を掴んだ。癒玖刃は南雲の方を向かず、肩についたゴミでも落とすような手つきで南雲の手を払いのけた。蓮の顔に呆れの色が一層濃く表れ、立ち去ろうと背を向けたところで、ニコニコと笑うアフロディにジャージの袖を掴まれていた。反対の袖は涼野がしっかり掴んでいる。完全に拘束されていた。基本やっかいごとを嫌う蓮であるが、二人に捕まれてはどうしようもない。降参したように南雲と癒玖刃を眺め始める。
それでもなお南雲は癒玖刃の後ろにしつこく立ち続け、癒玖刃は無視することに疲れた。作り笑みを浮かべながら振り向く。
「あのさ、邪魔なんだけど?」
癒玖刃が冷たく言うと、南雲は目を吊り上げた。
「邪魔なのはお前だ!」
むきになって癒玖刃に噛み付くと、じりじりと詰め寄り——足元に置かれた物体を蹴ってしまった。物体は横に倒れ、スポイトが床に放り出され、中にあった液体をぶちまけた。フローリングが濡れ、光っているように見えた。いや、実際に発光していた。
濡れた部分の輝きは、豆電球ほどの輝きから目を閉じられないほど強い輝きとなって周りを飲み込んでいく。癒玖刃は耐えられず目を閉じた。瞼の裏にも白が見える。
光の中、アフロディたちの戸惑う声がしたが——やがて断末魔のような叫び声に変わった。
「……あ」
癒玖刃は声を漏らした。漏らすことしかできなかった。
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受 ( No.48 )
- 日時: 2011/04/18 19:01
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: 2.TlWg7X)
ようやく黒が戻ってきた頃、癒玖刃はゆっくりと目を開けた。すると目の前に南雲の顔があって驚いた。何やら頬をほんのり赤く染め、やけに荒い息を吐いている。
わけが分からずぼんやりしていると、南雲は癒玖刃に両腕を伸ばした。癒玖刃の身体に手を回すと、そのまま自分のほうに抱き寄せる。南雲が自分を抱きしめようとしていることに気づいた癒玖刃は抵抗した。が、男である南雲の力には敵わない。南雲の腕の中に収められてしまった。
「……オレ、お前のことが好きだ」
ほとんど離れていない南雲の口から、熱い息。甘いささやき声。耳をくすぐる立て続けに放たれた二つの攻撃に癒玖刃は混乱する。好き? え、何かの間違いですよね? なんて自問も虚しく、第三の攻撃がまたやってくる。
「いつも喧嘩ばっかりしていたどな、オレお前に構ってほしかったんだぜ?」
抱きしめる力をいっそう強め、黒髪を撫でながらそんなことを言い放つ南雲。
気持ち悪い、そしてこいつは誰だ。不快感と疑問が脳内で交錯するが、このまま考えてばかりだと身が持たない。もう身体は悲鳴を上げてばかりだ。鳥肌が立ち、意識を失いたいくらいの羞恥心がこみ上げてきている。
「南雲、離れろ! 離れろ! つか、どけ! 風介助けてー!」
癒玖刃は逃げ出そうともがきながら、涼野に助けを求めると、
「にゃあ」
猫の鳴き声が答えた。
反射的に足元を見ると、猫が居た。小柄で体毛は涼野の髪のような銀色。けづやはかなりいい。窓から差し込む光で輝いているように見える。瞳は、これまた涼野と同じ青緑の瞳。青緑の双眸がまっすぐ癒玖刃を見上げていた。
冷たそうな面持ち。この毛の色と瞳。まさか——
「風介、ですか?」
「にゃあ」
ありえないという声音で癒玖刃が尋ねると、猫は肯定するように鳴いた。「助けて」と呟くように助けを求めるが、猫となった涼野は「にゃあ」と無感情に鳴くだけだ。自分には関係ないと言わんばかりに長い尻尾を左に右に振りながら、のんきにこちらを見続けている。涼野がダメなら、と癒玖刃は残った二人の姿を探した。
ドアの近くに向かい合うアフロディと蓮が居た。二人を見つけると、藁にすがる思いで叫んだ。
「アフロディに蓮! 誰でもいいからこいつを剥がして! 気絶させてでもいいから!」
息が首にかかるわ甘い言葉をささやくや。もはや我慢の限界だ。このまま気絶したい。
と、声が聞こえたのか二人が同時に癒玖刃の方に顔を向ける。そして、アフロディが口を開く。
「無理よ、癒玖刃ちゃん」
女めいた高い声と口調。アフロディはもっと声が低い。そして目に頼りなさがない。
——気弱な女の子。そんな表現が即座に頭に浮かんだ。アフロディも薬にやられ、女の子になったらしい。演技にしては上手すぎる。癒玖刃は身体全身をいかづちが駆け抜けた気分になった。
南雲、涼野、アフロディの変貌ぶりに言葉が出てこなかった。薬のせいだ。だけど元に戻す方法は知らない。
呆然とする癒玖刃の前で、アフロディは目を閉じ、顎の下で手を組んで首を振る。
「私は女の子だから……そんな乱暴なことは出来ないわ」
目を開けたアフロディは瞳を潤ませながら、「お願いよ」とお願いするように首を傾げる。あまりの可愛さに癒玖刃は危うく首を縦に振りそうになったが、我に戻った。ダメだ。アフロディも見捨てることにした癒玖刃は、最後に残った蓮に目をやる。
癒玖刃と目が合うと、蓮はにこりと微笑んだ。顔付きといい、見た目といい変わった箇所はなそうだ。癒玖刃は安心して、蓮に助けを請う。
「蓮、こいつどうにかして」
親指で南雲を指差すと、蓮は笑みを浮かべた。
「僕に命令するな、癒玖刃」
彼らしくない冷たい口調が飛び出した。驚愕して癒玖刃が目を開けると、
「女から命令を受ける主義じゃないんだ。じゃあな子猫ちゃん。彼氏と仲良くね」
蓮は前髪を軽く払い、意味不明な台詞を並べ、片手を挙げた。部屋から出て行こうとする。
癒玖刃は頭の中で素早く計算した。猫と気弱な女とキザ野郎。この中で一番南雲を倒せそうなのは誰か。答えはもう決まっている。
「れ、蓮! 助けろ、いえ助けてください!」
癒玖刃は身をよじりながら、遠ざかる蓮の背中に呼びかけた。すると蓮は急に呻きだし、頭を抱えた。しばらくすると頭から手を離し、辺りを窺い始める。
「あれ、僕何してたんだっけ?」
「蓮、助けて!」
どうやら正気に戻ったらしい蓮に呼びかけると、蓮は振り向く。悲鳴に近い声をあげ、南雲に駆け寄る。南雲の腰に手を回し、癒玖刃の身体から南雲を剥ぎ取ろうと試み始める。
「晴矢! キミ、いつから癒玖刃ちゃんと抱きつく関係になったんだよ!? キミらしくないよっ!」
蓮は、必死な声で南雲に話しかけながら引っ張っている。やはり男であるからか、南雲の身体が離れかかっている。南雲は離れまいと癒玖刃にしがみつく。
「蓮、邪魔をするな。オレは——っ」
急に南雲もうめき声を漏らし、頭を抱えた。癒玖刃はその隙に脱出した。身体のあちこちに南雲の体温が残っていて不快だ。今すぐに着替えたい気分だが、男が四人も居ては着替えられない。
蓮が不安げに南雲の身体から手を外すと、南雲は痛みで顔をしかめながら、蓮の方を振り向いた。
「……蓮、今オレの名前を呼んだか?」
「あ〜よかった」
蓮はほっと安堵のため息を漏らす。
「癒玖刃ちゃんに抱きつくんだもん。びっくりしたよ」
「蓮、頭が狂ったか? オレがあんな女に抱きつくわけないだろ」
南雲が笑い飛ばすと、蓮は「本当だったんだよ」と念を押すように言った。薬の効力で、本人の記憶はなくなるようだ。
ああ——ひどい目に遭ったと心の内で嘆きながら、どたばたが去ったことを喜ばしく思っていると。
「にゃあ」
「……れ、蓮君。南雲君」
猫の鳴き声ともじもしする少女、アフロディ。
「風介ー! アフロディ!」
「お前らどうしちまったんだよ!」
まだ終わっていなかった。
〜FIN〜
しずくさん大好物の色々な意味で超次元小説ですw
待たせた上にこの駄文クオリティで面目ないです。韓国組と蓮は書いていてとてもenjoyでしましたww
よければ、近いうちに感想をお聞かせ願います。リク、ありがとうございました^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】星沙さんリク完成♪ ( No.49 )
- 日時: 2011/04/18 19:05
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: 2.TlWg7X)
- 参照: イナイレのキャラソンいいですねwbad大好きですw
>>星沙
全力で変な小説書いちゃいましたー。存分にキャラ崩壊パラダイスだ☆ひゃっほ〜い。最初はページで4ページくらい書いたけど、それじゃあ長編なのでここまで削った。
風介は猫になり、アフロディは女になり、蓮は所謂キザ野郎になった。身体を入れ替えようとしたけど、長くなってしまったので泣く泣く女と性格チェンジにしました。←作者がすごい変って言う証。
蓮「も〜僕にあんな恥ずかしいこと言わせておいて、変以外の何者でもないよっ!」
>>風風さん
お久しぶりです^^最高だ何て、これ以上嬉しいお言葉はありません><満足していただけたようで、とても嬉しい限りです。
また×2リクエストありがとうございます。女装した男の子ですか。いいですね、想像しただけで心がm(こら)責任を持って書かせていただきます。リクエスト、頑張りますb
>>ふぁいんさん
ふふふ・・・ようこそ幻想と魔が交錯するこの短編小説え。とか、言ってみたりwふぁいんさん、あちらに続きこちらにも顔を出していただきまことにありがとうございますv
韓国組は人気ありますねwみんなで私服でデパートに行くなんて、楽しそう。南雲と涼野は喧嘩し、アフロディがくすくす笑っているなんて微笑ましいシーンを想像しました。書く前から気合が入っています←蓮が居るから?
リクエスト、頑張りますb
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】星沙さんリク完成♪ ( No.50 )
- 日時: 2011/04/18 19:45
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
しずくs
初めまして^^
試練の戦いの方のタイムスリップ編で幼少期の連くん、風介、晴矢を見て物凄くニヤニヤしてしまったバカモノと申しますw
連君みたいな男の子大好きなんです!
現実では居ませんから…;
で、早速ですがリクさせて頂きますっ!
キャラの名前【咲乃 琴葉/サキノ コトハ】
性別【女】
キャラの性格【毒舌さんで超ドS。でも頼れる姉さんみたいな。自分に関係が無いor興味が無い話は聞かない人。】
キャラの容姿【腰まである紫ロングの髪を左に結んでいる。目は薄い赤色。十字架のペンダント着用】
サンプルボイス「なあ、どうでもいいからお前黙れ」
「貴様は私に殺されたいのかな?(黒」
「…物凄く眠いんだ。邪魔するんじゃない…」
お相手【キャプt…円堂】
お相手との関係【幼馴染的な】
ジャンル【ほのぼの、友情】
シチュエーション【学校の昼休み。皆で昼ごはん】
入れてほしい場面やセリフ【琴葉の弁当のおかずを円堂に盗られる…とか。
「…私の物を盗るとは守、貴様いい度胸じゃないか?」】
備考【二人で名前呼びだと嬉しいです!関係は…友達以上恋人未満。
学校では琴葉のファンクラブがあるとかないとか。
頭良すぎで授業とかまともに受けてない。
空いた時間は即昼寝。】
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】星沙さ ( No.51 )
- 日時: 2011/04/23 11:03
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
+本当の勘違い。+
練習が終わって、夕食も済んだ夜。
私はマネージャーとしての責務を今日も果たした。お皿を洗って、お洗濯もして。偉いぞ私ってなんだか自画自賛をしているみたい。秋さんや冬花さんも偉いですって褒めてくれて。
そんなこともあってか、私は軽い足取りで自分の部屋へと戻ろうとしていた。
その時、どこからともなく楽しそうな笑い声が聞こえた。この控えめな笑い方は風丸さんと吹雪さん? 声がした方は、風丸さんの部屋の方角だった。ドアがほんの少しだけど開かれ、そこから声がしている。二人で雑談でもしているのかな。どんな話をしているんだろう?
興味を持った私は、開け放たれた扉にそっと近づく。二人はベッドに座り、明るい表情で笑いあっていた。私は扉から顔を出し、おずおずと控えめに、中で雑談している二人に声をかけた。
「あの〜吹雪さん。風丸さん」
名前を呼ばれた二人はベッドに座ったまま私の方に顔を向ける。風丸さんは片手を挙げて、吹雪さんは柔らかい笑みを浮かべていた。
「よ、雛菊」
「あ、雛菊ちゃん。こっちにおいでよ」
挨拶をすると、吹雪さんは私を手招きした。空いた片方の手で、「ここに座って」と言いたげにベッドを叩いている。
ご好意に甘えることにして、私はお礼を述べると頭を下げ、部屋の扉を閉める。吹雪さんの隣に腰掛けた。何を話そうかと話題を探っていると、吹雪さんの方から話を振ってくれる。
「今日ね、風丸くんが女の子に間違われたんだよ」
半分笑うような口調の吹雪くん。私も噴出しかかったけれど、懸命に堪える。風丸さんが不服そうな表情で私と吹雪さんを見ていたからだ。”じと目”って言葉がぴったりな表情だ。
吹雪さんは面白がっているが、風丸さんにとっては嫌な出来事だったのだろう。私もアイドルと勘違いされたら複雑な気分になるだろうなあ。
「女の子に、ですか?」
「吹雪と散歩して居たら、町の人に『あら、お嬢ちゃん。可愛い彼氏をお連れですね』なんて言われたんだ。なあ、雛菊、吹雪。オレのどこが女に見えるんだ」
私は努めて同情するような調子で風丸さんに尋ねた。
風丸さんはため息を一つ吐くと、複雑そうな顔で私に愚痴を言ってくる。最後に小学校の頃からよく勘違いされたんだよな、と嘆きながら追記してくれた。——見た目のせいかなと私は思ったが、言わないことにした。
吹雪さんはしきりに相槌を打っていたけれど、風丸さんに”同情”していると言うよりも、間違われたことを”愉快”に思っている節がある。風丸さんはそれを察しているらしく、吹雪お前なぁ……と呆れていた。
「風丸くんは、見た目が女の子に見えるんだよ」
吹雪さんは私が思ったとおりのことを言うと、風丸さんの頭に手を伸ばした。なにをするのかと思ったら、風丸さんのポニーテールの根元を束ねていたゴムに手を伸ばす。風丸さんが止めようと手を伸ばすが、遅い。吹雪さんはゴムを無理やり外して。束ねられていたポニーテールが解け、青い髪が肩や背中にかかる。
「ほら、こうすると風丸くんは女の子に見えるよね」
確かに……髪を下ろしてしまえば、女の子に見えなくもない。妙な納得と感動が私の中に生じていて、どう言えばいいのか迷った。
「それを言うなら、吹雪のほうじゃないのか? 口調や仕草はお前のほうが女みたいだろ」
風丸さんは吹雪さんをからかいながら、ジャージのポケットから吹雪さんに盗られたのと同じゴムを出し、慣れた手つきで髪を結んでいった。吹雪さんは変わらずニコニコと笑っている。
女の子か。ふふ、ちょっと脅かしてみようかな。
「女の子といえば」
急に私が発言したので驚いたのだろう。風丸さんと吹雪さんが少し瞳を丸くしていた。二人の驚いた顔は何だか可愛らしい。
「吹雪さん、風丸さん。私、実は男ですけど?」
冗談、真剣。どっちともとれるように私は言った。「わかりますか?」って聞くように微笑んだ。二人は顔を見合わせた。
ちょっと沈黙が来ることを期待していたが、話の流れに従って判断されたらしい。二人は小さく笑い声を漏らすと、面白かったと言う様な顔で私を見た。
「お、オレたちの話にあやかった冗談か。雛菊も上手いことを言うな」
「うん、とても面白いギャグだったよ」
順番に感想を述べただけで、笑い飛ばされてしまった。
まあ、仕方がない。私『安城 雛菊』は本名ではない。こう見えても、『私』は”男”なのだ。見た目も声色も女そのものなので見破られないが。
「いつ、気づくんですか? 本当の勘違いに」
他愛もない独り言に風丸さんと吹雪さんは首をかしげた。
〜FIN〜
えっとまず何か直球ボールがきそうな予感がorz
ほのぼのってことで、ほのぼのになるように努めましたが、吹雪が非常に子悪魔かしてますwそして風丸の髪を解くの大好きです。すいません。
雛菊ちゃんのキャラが上手く書けているといのですが><
よければ、ご感想をお聞かせ願いますw
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.52 )
- 日時: 2011/04/23 11:20
- 名前: しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: PODBTIS5)
- 参照: イナズマGOが楽しみwでも3DSはファールです(泣)
>>あかっちさん
お初です^^
あっちの方を読んでいてくれたんですかっ!嬉しいです♪
タイムスリップ編懐かしいwちょっとのつもりが暴走して長くなってしまった、しずくの妄想力フルMAXの短編w
ニヤニヤしていただいてとてもマジで感謝♪狙っていたので、あかっちさんに言っていただいて安心しました><
私は幼少期たまんねぇ〜とか、PCの向こうでとんでもない醜態を晒していました←結局は、蓮の「僕は晴矢と風介に守ってもらえる立派な男になる」発言が目当てでした。
そうですね、蓮みたいな男は現実に居ませんね;;ですが、二次元なら何でもありです!こうあってほしいを表現するために二次が、二次がああるっ。←こら。てるみんとかてるみんt。
リクの件了解です^^
わお、一級フラグ建築士の円堂くんがお相手ですか!どんなふらg
毒舌でドS、姉御と敬っていいですか? 一生懸命書かせていただきます。ちょっと時間がかかりますが、気長にお待ちください><
リクエスト、ありがとうございました^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.53 )
- 日時: 2011/04/23 11:29
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
しずくさん
はい!
ひそかに憧れておりましたw
え、暴走してたんですか。
それでも凄い良い話だなーとか思ってましたよ。
キャラの幼少期って良いですよね!やべ、妄想がw
あの三人組が一番好きですね!ちょ、風介君可愛いよ。
連君のその言葉にちょっとずっこけた記憶が……
『あれ?読み間違えた?』
連君みたいな子がクラスにいたら絶対癒されますw
そうです!
二次こそがパラダイスなのです!((
ふはは♪
何気に円堂君が好きなあかっちなのです。
風丸も好きですが。
わお、その三拍子でOKです!
何か男っぽい子が好きなんですよねーw
はい!お待ちしてます!
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風 ( No.54 )
- 日時: 2011/04/24 20:55
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: Qz56zXDk)
- 参照: じんみたら続き書きます!
やっぱりキミたちは。
「あ、ここだよ」
私服姿のアフロディが声をあげ、目の前の建物を指差した。そこにあるのは、韓国でも有名なデパート。平日であるため、人はまばらだが、出入りする人間はそれでも多いように思える。
地下一階、地上八階建てのビルは、周りの建物よりもはるかに高く、塔のようだ。
「無駄に高けぇビルだな」
「韓国もやるではないか」
私服姿の南雲と私服姿の涼野が、デパートを見上げながら、喧嘩を売っているとしか思えない感想を述べていた。
その後ろで、
「……眠い」
蓮が、半分開くか開かないかの瞼を擦っていた。口にちからをいれ、欠伸を必死に噛み殺し、デパートをぼうっと眺めている。
アフロディからの流れで分かるとは思うが、彼も私服姿である。紺のスラックスに白い長袖のシャツ、上には半袖で無地の灰色のパーカー。パーカーの袖から、白いシャツを出している。頭には稲妻のロゴが刺繍された、黒い野球帽を目深に被っている。
「蓮、まだ眠いのかい?」
「……キミたちが、急に出かけるとか言うからだ」
アフロディに聞かれ、蓮はだるそうな声で文句を言った。
今日は自由に行動して、つまりは休日ですよとチャンスゥに言われて、蓮は寝休日にするつもりだった。遅くまでチナンとポケモン対戦で盛り上がり、寝たのは三時すぎ。そして、七時頃にアフロディ、南雲、涼野に叩き起こされた。
寝させて欲しいと蓮は抗ったが、ボクとオレと私と出掛けるんだと、三人は取り合ってくれなかった。水面下に四人で出掛ける予定を立てていたらしいが、蓮は全く知らされていない。当日にいきなり言われたのだ。
結局三人に負けた(?)蓮は、無理矢理連れ出される羽目になったのである。長い解説です。さーせん。
「ほら、蓮。行くよ」
アフロディに急かされ、蓮は渋々三人についていくのであった。
「わ! これ、最新のスパイク!」
デパートのスポーツ用品売り場の一角で声が上がった。サッカー用のスパイクが並ぶ棚を、蓮がかぶりつくようにして見ていた。
先程までの眠気はどこへやら。目を爛々と輝かせ、鼻息を荒くしながら、夢中になってスパイクを眺めている。
後ろにいる南雲に、このスパイクはどこのメーカーのものでこんな特徴があるとこと細かく、聞かれもしないのに熱弁していた。
南雲は呆れた顔つきで適当に頷いていたが、蓮が割れ物を扱うように、スパイクを手に取るのを見て、
「……お前、本当に好きだな」
さすがに呆れ返った声で呟いた。南雲の声に蓮はスパイクを持ったまま振り向く。
「いいじゃないか。サッカー好きなんだし。あ、あっちにファイアードラゴンのレプリカユニフォームがある!」
蓮は南雲にスパイクを押し付けると、ファイアードラゴンのレプリカユニフォームが並ぶコーナーに駆け出した。
南雲はため息をひとつ。興奮状態にある蓮は、行動しだすと止まらない。そして何を言っても聞かない。
諦めて、蓮の後を追うことにした。
レプリカユニフォームコーナーは、中々賑わっている。これは大人向けのサイズであるからか、若い男女の姿が目立つ。その中に蓮はいた。帽子をさらに深く被り、取り巻きから外側を見ている。
「お、ファイアードラゴンは大人気だな」
蓮に追い付いた南雲が、他人事のように言った。南雲に気付いた客の一人が、「あれって南雲晴矢じゃない? あ、横にいる子も見覚えがあるわ」と囁き、まさかのファイアードラゴン選手登場に辺りは騒然となる。ざわめきながら、蓮と南雲の様子を窺っていた。
有名人であることを隠したい蓮は、逃げようと芝居を打つ。
「やっぱりファイアードラゴンは、かっこいいよね」
「オレたちの所属チームだし、当たり前だろ」
南雲は、目立ちたくない蓮と反対に目立ちたいらしい。誰にも聞こえるでかい声で断言し、南雲と蓮はあっという間に取り囲まれてしまった。「南雲さん! 私、あなたのファンです!」とか、「サイン下さい!」と、南雲の周りは、押し合い圧し合いの状態。南雲は得意げに笑い、握手やサインに応じている。
一方の蓮。大体の人間は、顔がわかっている南雲の方向に流れたが、顔を隠す蓮に群がる人々もかなりの人数いる。南雲と居れば、同じファイアードラゴンの選手と思われるのは当然、いや、事実そのものであるが。
「あなた、ファイアードラゴンの選手でしょ?」
好奇の視線のなか、蓮は帽子を更に深く被り、俯いて顔が見えないようにしていた。が、南雲は人垣を掻き分けて蓮に近づくと、野球帽を無理矢理外す。人々の興奮度は高まった。若い女性と中年女性が黄色い歓声をあげた。
「あ、この子はファイアードラゴンの白鳥 蓮! すごい可愛いわ〜」
人々は、南雲を囲むグループと蓮を囲むグループとに二分され、それぞれ話しかけたり、握手を求めたりしている。
こうなるのが嫌だった蓮は、作り笑顔でファンサービスに努めていた。
*
「ねえ、涼野」
「なんだ、アフロディ」
「ここはどこだい?」
「知らないな」
「……こういうのを、迷子と言うんだよ」
「…………」
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風 ( No.55 )
- 日時: 2011/04/24 22:52
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: FHdUl2HC)
- 参照: コメント返しは明日!
「……ひどいめにあった」
ようやくファイアードラゴンのファンから解放された蓮は、ため息をついた。野球帽を頭に被り、左手にデパートの袋を下げている。
先程、やっと最後のファンがいなくなり、買いたかったスパイクも購入することができた。やっと休日らしい休日を過ごせる気がする。が、そう思ったのも束の間、
「なあ、蓮。風介とアフロディはどこに行っちまったんだ?」
南雲のさりげない一言に、蓮は額に手を当てて嘆く。そう言えば、アフロディと風介は別に見たいところがあるとか別れたが、まだ戻ってきていない。
「うう、いつになったら、休日を過ごせるんだ」
「あいつらの携帯に何回も電話やメールで、連絡しようとしてっけど、繋がらねえ」
「え〜」
困った蓮は、腕を組み、どうしようかと思案していた時。
館内放送が入ることを告げる、気の抜ける音楽が鳴り、続けて事務的な女性のアナウンスが流れてきた。
『ご来店中の皆様に迷子のお知らせです』
「迷子だと? まさか風介とアフロディのことじゃないだろうな?」
「怖いこと言うなよ、晴矢。風介もアフロディも、中学生だぞ?」
南雲が冗談めかして言って、蓮は笑い飛ばすようにたしなめた。が、頭の細胞はざわざわと騒いでいる。心臓の鼓動をいつもよりも、はっきりと感じられる。そのざわめきが的中するように、
『アフロディくんと涼野くんが迷子です。お連れのかたは、迷子センターまでお越しください』
冗談が現実となった放送を南雲と蓮は、居心地が悪そうな顔で聞いていた。
放送が進むにつれ、南雲は目をつり上げて天井を睨み付け、蓮は頬を熟れた林檎並に染め、俯いた。まさか迷子が同い年の知り合いだなんて。恥ずかしすぎて、顔も上げられない。
放送はそれで終了かと思いきや、
『あ、迷子なのは蓮と南雲だよ』
迷子の自覚0な能天気なアフロディの声がし、南雲と蓮は、同時に舌打ちした。再度気の抜ける音がして放送が終わると、南雲は金色の瞳を獲物を狙う狩人のように光らせた。
「おい、あのバカたちを迎えに行くぞ」
「うん」
蓮は、笑顔で。だが、目があっただけで人を震え上がらせる殺気を持つとびきりの笑顔で頷いた。
その日、アフロディたちは部屋から出てこなかったと言う。
(やっぱりキミたちは、僕がついていないとだめだねとうなされていたらしい)
〜おわり〜
うん、意味不明な話しすぎて申し訳有りません。ほのぼのを目指していたはずが、落ち不明になりましたwwバットで殴るくらいなら許します。さあ、来なさい!良ければ感想をお聞かせねがいます。。
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風 ( No.56 )
- 日時: 2011/04/25 07:50
- 名前: ふぁいん (ID: dfpk6DJ/)
神文ありがとうです!迷子のてるみん、ガゼルさまがかわいすぎ!またリクしに来ます!
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.57 )
- 日時: 2011/04/25 17:46
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
>>あかっちさん
そのお言葉が嬉しいです><照れます///
キャラの幼少期は可愛いデスヨねw←誰、この怪しい人
私は時折暴走しますwいいお話だといっていただけて感謝です♪
書いていて一番なのは蓮を含む幼馴染コンビ(のちたま〜にアフロディ)。幼少短編時、風介を一番可愛く書くように妄想していた思い出がありますw
普通み違えたと考えますよねw普通なら「守ってあげる」が「守ってもらえる」ですもんwあれはずっこけさせるために書いたような台詞wはあ!?と思わず叫べたら勝ちって感じで。
私もクラスに蓮のような男子がほしいですw気弱で何だか可愛い子がいたら、いいな→二次元万歳
あかっちさんはキャプテンがお好きなんですね^^
私も風丸が好きです。ついでガゼル、バーンや吹雪。見た目が可愛い子や男らしい子が好きですw
男っぽい子はかっこいいですよね。キャプテンは懐が広いし、風丸はおとこぎ溢れるし←
語り長くてすいませんでした^^;
>>ふぁいんさん
まだリク完成のお知らせまだしていないのに、お早いですw
喜んでいただけたみたいで嬉しいです^^またリクエスとしたい・・・だと!?喜んでお受けさせていただきます^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.58 )
- 日時: 2011/04/30 18:28
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: 気まぐれに中篇やてきます←
・元ネタはひぐらしの賽殺し編
・蓮はやはりファイアードラゴン設定
だから、いいんだ。〜I can not call your neme〜
人生には、所謂『岐路』ってやつがあるように思える。道端にある分かれ道のように、選択しだいでは全く違う方向に人生は進む。堕ちることもあれば這い上がっていくこともある。人間はすごい逞しくもあり、情けないとも思う。円堂くんたちは逞しいけれど、僕の両親は情けないから。
『岐路』は、幼い頃は選べるけれど、ある程度成長すれば選ぶことができる、と先生は言っていた。
僕が雷門に転校したこともそうだ。親の人事異動は急な話だったけれど、断ろうと思えば断ることも出来た。けれど僕は雷門に転校することを「選び」、晴矢と風介に出会うことが出来た。僕が「選んだ」選択の結果が、「晴矢と風介」に出会ったことだ。
これが先生の言っていた『自分で選んだ結果』ってことだろう。
ここで疑問に思うのが、僕がもし雷門に転校することを「選ばなかったら」、僕と晴矢、風介はどうなっていたのだろう?
国語の傍線の作者の心情を答えよって問題くらいいくつの答えが思い浮かぶけれど、僕自身は会えたように思える。……今と違ってきっと二人のことは忘れたままで、そして敵としてね。
イナズマジャパンとファイアードラゴンとして対立し、僕は二人のことを何も単なる敵のFWとして見、接触しあったりするだけだろう。
本当、人間って選択しだいで善にも悪にもなるというが、僕と二人の関係も「親友」となるか、「見知らぬ人」となるかの違いもあったのだろう。
それと、もう一つ。僕の両親がもし生きていたらどうなっていたのだろう? 情けないと思う両親。わざわざ死ぬことを選ばず、僕と共に生き残ってくれたら。希望と一抹の不安がよぎる。
希望は僕が当たり前の幸せを遅れたかもしれないこと。普通に両親がいて、みんなと同じように暮らせる当たり前の幸せ。時々そういう「日常」が欲しかったと思う。
一抹の不安。それこそ、僕と晴矢、風介は出会えなかったと思う絶望。
僕と二人が出会ったのは、両親が亡くなり、お日様園に連れて行かれたからだ。両親が生きていたら、きっとこの大切な親友たちとは出会えなかった。いや、そうでもないかな。きっと二人とは出会えただろう——『ただ』のチームメイトとして。
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.59 )
- 日時: 2011/04/30 19:16
- 名前: 風風 (ID: p.mkGea5)
しずくs
ありがとうございます!!
返事も遅くなってしまいましたが・・・
あぁ・・・風丸髪下ろすの可愛い
吹雪も小悪魔なのが・・・良い!!
ありがとうございます!!
また、頼む時があると思いますんで
お願いします!!
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.60 )
- 日時: 2011/04/30 22:32
- 名前: ヒナ♪ (ID: biv7vyHq)
始めまして、ヒナ♪です。リクエストしていいですか?
キャラの名前【水野 ヒカル】
性別【男】
キャラの性格【毒舌で強気だけど本性は怖がりで臆病、暗闇とおばけが大の苦手でいつも小暮に驚かされている】
キャラの容姿【赤茶色の髪で瞳は茶色、背は円堂の口あたり】
サンプルボイス
「俺に怖いものなんてないんだよ!(強気な時)」
「ぼ、僕は暗闇・・・に、苦手なんだよ(泣)(本心が出た時)」
「うわ———!!!小暮脅かすなよ!!!」
お相手【小暮】
お相手との関係【チームの中で一番仲が良い】
ジャンル【笑い】
シチュエーション【夜、ヒカルがトイレに行きたくなって小暮と一緒にトイレに行く的な?】
入れてほしい場面やセリフ【ヒカルがトイレに入っている時に小暮が急に電気を消す】
「ぎゃあぁあぁああぁ!!!!暗いよ〜こわいよ〜」と泣きながら叫ぶ
備考【ヒカルはキャラバンに参加していて、よく小暮に驚かされている。ヒカルの本性は小暮以外の全員は知らない。】
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.61 )
- 日時: 2011/04/30 19:31
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
- 参照: あかっちです。気分転換に名前チェンジしました。
しずくさん
始めましてでは無いです。
名前変えてしまいました;
元、あかっちです。
いえいえ^^
円堂と風丸の幼少期を考えただけで倒れますよ私←
しずくさんも暴走するんですね……
あ、いや、とっても優しそうな方かなぁとか思ってたので;
幼馴染って良いですよね〜。
皆キャラが違うのでとっても面白いです。
今クールな人が可愛いと萌えます((((
ギャップ?って言うんですかね。
そういう天然な子(?)大好きなんですw
でも怒ったら恐ろしいとか、全部ひっくるめて連君が好きですw
同意です、二次元万歳!
はい!
キャプテンって…なんて言うんですかね、カッコいいと言うか可愛いというか…
どうしてそんなに素晴らしい事を言えるんだ!みたいな感じですw
風丸は髪下ろしバージョンがw
なので、闇落ちしちゃった時とか物凄くテンション上がってました←
吹雪って見かけによらず声が低いような?とか思いましたが、そこがまた良いんですw
長文失礼でした;
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風 ( No.62 )
- 日時: 2011/05/05 13:40
- 名前: 携帯しずくリク完成! (ID: jFJOmttq)
- 参照: スレッドいじれないので、連絡ができませんorz
+天然なあなた+
「で、ここでこの方程式は……」
先生が、チョークでかつかつと何か書く音が聞こえる。話の内容からして、もう理解していることだ。私にとってはつまらない話。そんな話の時、私は眠ることにしている。机に突っ伏し、心地よい昼寝タイムを満喫していた。先生の話し声は、いい安眠BGM。私を更に眠りの世界へと引き込んでくれる。
しかし残念なことに、授業終了を告げる鐘が鳴り、意識も現実に戻されてしまった。先生が出ていったのか、生徒同士が話し合うやかましい声が耳に入ってくる。今は昼休みだが、私は起きるのが億劫に思われたので、そのまま眠っていた。
「琴葉! 起きろよ!」
そこへ、目覚まし時計並の音量がし、身体が揺さぶられる。額を机に押し当てていたため、額が机を擦ってじんじんする。いつものことだが、気が利かなさすぎだ。
私は、ばっと身体を起こし、肩に置かれた手が離れた。顔をひきつらせながら後ろを振り向くと、守がにっこりと笑った。周りの人間は猛獣を見る目で私を見ていると言うのに、相変わらずの鈍さだ。
「琴葉、昼飯食おうぜ」
断る、と一言発しようとした。が、守は許可なく私の机を移動させ、勝手に自分の机の正面にくっつけた。早くも四人で食べる守の机の右側には豪炎寺、左側には秋の机がついており。二人は、既に自分の弁当の包みを開いている。豪炎寺のは、彩りが豊かな弁当。家政婦さんが作ったと言うだけあり、中々手が込んでいる。秋のは、手製らしい。おにぎりに昨晩の夕飯の残りを詰めたような、シンプルな弁当。豪炎寺に比べると見劣りはするが、バランスがよいのは、いかにも秋らしい。
「……大して腹は減っていない」
文句を言いながら、椅子を引いて椅子に座る。私は鞄から弁当の包みを取りだし、包みを広げ、蓋を外す。おにぎりに冷凍食品を放り込んだだけの弁当。時間がなかったとはいえ、もう少してを加えるべきだったか。
「腹減ってないなら、このおにぎりわけてくれよ!」
私が無言で弁当箱と睨みあっていると、守の手が私の弁当箱に向かって伸びてきた。そして、ラップに包まれたおにぎりを一つ掴むと、そのまま持っていかれてしまった。
「守!」
がたっと私が椅子を倒しながら立ち上がると、守は既におにぎりを全てくちの中に収めていた。空のラップを片手に、ほっぺたをリスみたいに膨らませて、口をもごもごと動かしている。なんて速さだ。早食い大会があったら、優勝できるんじゃないだろうか。
呆気にとられる私の前で、守はおにぎりを飲み込んだ。そして率直に、
「うまかったぞ」
こいつのマイペースさにはほどほど呆れる。先程の起こし方といい、我慢の限界だ。
「……私の物を盗るとは守、貴様いい度胸じゃないか?」
周りから私を見たらどう考えるか見えるか知らないが、秋と豪炎寺が不安げな目で見ている辺り、怒りははっきりと表に表れているよう。それでもなお、守は笑顔を絶やさない。……その鈍さが逆に怖い。
「琴葉のおにぎり、うまかったぞ」
「……は?」
怒っている相手に礼を言う人間がどこにいるだろう。なんだか太陽のような守の笑顔を見ていると、呆れを通り越し、どうでもよくなってきた。守の笑顔には、そんな力がある。
「今日は特別だ」
「そっか! じゃあ、また食わせてくれよな!」
それだけ言い残すと、守は自分の弁当を食べ始めた。すごい勢いで喉に詰まるんじゃないかと危惧していたら、やはり詰まらせた。顔を苦しそうに歪め、喉を叩いている。
「……はい、守」
私は、冷静にお茶を渡した。
(天然なあなたには、私が必要じゃない?)
〜FIN〜
すいません、携帯からですwキャプテンとのほのぼのを目指しました。うん、なんか未知数の駄文になりました。オチ、なし。
待たせた上に下手すぎる作文で申し訳ありません;;;文才下さいませんか←
良ければ、ご感想をお聞かせ願います^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.63 )
- 日時: 2011/05/05 22:47
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
- 参照: 元・あかっちです!
しずくさん
んきゃぁぁ?!
…コホン。
失礼しました^^;
お話読みました!
ちょ、キャプテン可愛いy((
琴葉とかキャラが思ってた通りで嬉しいです!
…ヤバイですニヤニヤが止まりませぬw
リク有難う御座いました!
率直に言います。
『本気でしずくさんの文力に惚れました』
…あ、レズとかじゃないですよw
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】風風さんリク完成^^リク受付中♪ ( No.64 )
- 日時: 2011/05/07 17:16
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: コメントが連打の嵐。
>>風風さん
いえいえ、ご期待に沿えたようでしたら何よりです^^
風丸の髪を下ろすのはわたしの半分趣味です←ダークエンペラーズの髪を下ろした風丸を見てからと言うもの、完全に惚れてしまい。素で髪下ろしたら可愛いんじゃね? と思っていたり。吹雪も小悪魔ですが、まあ、天然(?)と言うことで許したくなりますよねw
こんな駄文でよければ、いつでもお待ちしておりますよ^^
>>ヒナ♪さん
初めまして^^リクエストありがとうございます♪
臆病な男の子、非常に俺得なキャラですwもう想像しただけでorzわかりました、木暮に驚かされたシーンを上手く書ける様に頑張ります。ちょっとお時間がかかると思うので、気長にお待ちください><
>>紅闇さん
かっこいいお名前です^^センスがいいですね♪たくさん来て頂いているのに、紅闇さんの小説に顔出してなくてごめんなさいorz今度行きます;;
優しいと言うより妄想好きな変態女と言う表現が一番よくあうのがこの私だと自負していますw(←え
円堂と風丸の幼少期は自分満足のために書いたことあります。幼稚園だぜやふー状態ww紅闇さんと同じで、倒れる自信がありますww
私もイナズマの中では幼馴染コンビが一番好きです。円堂と風丸とか、ヒロトとウルビダとか。そーいえばあの短編では風介を可愛く見せようとした覚えが←
蓮の親として嬉しいですw妙に鋭い(←表現できている自信はない)のに妙に天然と言う謎の二重構造は私得設定w
キャプテンは偉大です。見た目可愛いし、言っていることはかっこいいし。風丸の闇落ちバージョンは惚れたきっかけですwダークエンペラーズの回が生まれて初めてイナズマを見たときでして、あれ見た瞬間に風丸を好きになりましたw最後に髪を揺らしながら円堂……と優しく微笑むシーンは、イナズマの一番名シーンだと思っていますw
文力に惚れた・・・ちょっと風塵の舞で宙に飛ばされてきます←え
とっても嬉しいです><琴葉ちゃんのキャラクターがイメージに沿っていたようで何よりです♪やっぱキャプテンかわええと2828しながらキーを打ってました←
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受付中♪ ( No.65 )
- 日時: 2011/05/07 18:05
- 名前: 海刀 (ソード) ◆4icd8.9m/Y (ID: KMby.LnF)
- 参照: 豪炎寺かっこいいよォッ!GO!は最強で最高!
しずくさん☆
どうも!知ってたらごめんなさい!
豪炎寺修也大好きソードです!初めまして!!
いきなりですが、リクエストいいですか?
キャラの名前【幽鬼 夢魔】
性別【女の子】
キャラの性格【クール。無愛想。豪炎寺×バダップ×ガゼル的なw】
キャラの容姿【紫の髪に青紫の瞳。背丈は円堂(14)くらい。】
サンプルボイス
「…幽鬼夢魔。」
「サッカー?…知らんな、そんなものは。」
「お前に何が分かる。私に構うな。」
お相手【豪炎寺修也(ってのはアリですか?w)】
お相手との関係【敵】
ジャンル【お任せ!】
シチュエーション【お任せ!】
入れてほしい場面やセリフ【お任せします!】
備考【特にありませんが夢魔は純情ですw名前の読みは
「ユウキ ムマ」です!】
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受付中♪ ( No.66 )
- 日時: 2011/05/07 18:21
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
しずくさん
かっこいい…ですか?センスなんぞ私にはありませぬよw
いえいえ!私の小説なんてゴミ箱に送られた方が良い位駄作なんで!
こんな所に来ていただかなくて結構ですよ←
つーか恥ずかしい(((((
マジですか、仲間です(((((妄想万歳!
円風って最高ですよ、はい(((((幼稚園最高!
倒れるだけじゃ済まないかもですね(笑)
ヒロトとウルビダって良いですよね…!
ウルビダさんは思わず姉さん呼びしたいですw
最初の人魚姫パロディをどんだけ読み返したことかw
風介最高ですよ^^エイリア3トップでは一番かもです。
いや、物凄く表現できてますよ!
連君アニメに登場しちまえこのっ!←
偉大なキャプテンはもう最高です♪なんだっけ、二期で風丸が抜けた時に落ち込んでたのがキャーキャー言いますw
なっ…同じですか、私もダークエンペラーズが一番最初なんです!あまりテレビでは見れてないんですが;
でも、名シーンを一つだけ選ぶとしたら決められませんですね、私はw
沢山ありすぎです!
結局私は闇落ちが好きなんですね、分かりました。
え、ちょっ…飛ばされないでくださいw
はい!何か上から目線的なのがぴったりです!
それを崩す円堂も凄いですがw
しずくさんも2828ですか、というかあの文を見て2828しない人とかいないと思われますw
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受付中♪ ( No.67 )
- 日時: 2011/05/07 18:57
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: 蓮の一人称?
「……おい」
暗闇の中、声が聞こえる。
僕は眠っているようだ。プールで感じる水に浮くような快感。暖かさが肌に纏わりついている。心地よい温度で、頭の芯から麻痺しているようだ。目を開けるのが億劫に思えてきた。ああ、もうちょっとだけでいいから寝かさせて欲しい……と、僕は快感に負けてしまう。これだから小学校時代はよく遅刻していたわけだが、それは今も同じらしいと悲しくなってくる。
「おい、起きろ!」
声がさっきよりも強くなった。同時に右頬の辺りから肌を叩かれる音がし、頬がひりひりし始める。おかげで心地よい快感は、どこかへ消え去り、頭が冴えてきた。肌を叩かれて痛い。叩かれる音も目覚まし時計のような役割を果たしている。
そこまで僕を起こしたい声の主の要求に答えることとし、目を開けた。視界にうっすらと見える色は——空の青だった。え? 僕はいつもと同じように寝たはずなのに、なんで空の青が映りこんでいるんだ? 空の青に続き、だんだんと輪郭や髪の色がはっきりとしてくる。晴矢と風介が、心配そうに僕を覗き込んでいた。何故かファイアードラゴンのユニフォーム姿。
「ったく、ようやく起きたか」
晴矢が呆れたようにため息をつき、僕は上半身を起こした。左腕と右腕から何かが音を立てて落ちていく。それは腕についた砂だ。ユニフォームに覆われていない肌についていたらしく、肌が砂で白っぽくなっている。ついでに周りを見渡すと、宿舎のグラウンドだった。離れたところで、アフロディたちが練習を行っている。ボールが空高く舞い上がっていた。……どうやら、僕は宿舎の脇で倒れていたらしい。寝たと思ったのは僕の記憶違いだったのだろう。
立ち上がり、手とハーフパンツについた砂を手で払うと、僕は晴矢と風介に向き直る。
「あはは、少し眠かったから」
冗談めかして笑うと、晴矢と風介の顔に呆れの色がますます濃くなる。その態度に僕は海の砂を噛んだような——不快感を覚えた。いつもならバカじゃねえか? とかもっと寝たらどうだ? とか。からかう様な反応を見せてくれるのに、今日の二人は親しくないファイアードラゴンの選手に見せるような反応をしていた。
「寝不足か、白鳥? 身体は大事にしろよ」
え? 晴矢は今なんと言った? 白鳥。そう呼ばれたことに僕は、ただただ驚いた。からかっているんだろうと思い、晴矢をわざと苗字で読んでやる。
「南雲、気遣いありがとう」
すると、晴矢は当然そうに笑った。僕が苗字呼びしていることも大して気にしていないようだ。反射的に風介に視線を向けると、風介がグラウンドを指差した。
「白鳥、早く練習に戻るぞ。パサーであるキミが抜けると、私たちはシュートを決められなくなる」
「……あ。う、うん」
戸惑いがちに頷くと、晴矢と風介は先立ってグラウンドに走っていった。僕も後を追うが、頭の中は一つの疑問が占めていた。
急に僕のことを苗字で呼ぶようになった晴矢と風介。親しさがない晴矢と風介。おかしい。何故だか分からない。昨日の晩もいつも通りトランプをし、はしゃいで寝たのに。それがどうして、たった一日で掌を返すように態度が変わるのだろう。どうしてもわからなかった。まるで言葉が通じない外国に放り込まれたような——孤独と絶望が胸中で渦巻いていた。
〜つづく〜
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受付中♪ ( No.68 )
- 日時: 2011/05/07 18:56
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: サイコロシパロ〜なんか切ない
>>海刀さん
お久しぶりです^^ちゃんと覚えていますよb
リクエストありがとうございます><豪炎寺全く書いてないや←おいw夢魔ちゃんいいですね^^純情でクール。いいところの二拍子でつぼにGOODキターです^^頑張って書かせていただきます^^気長にお待ちください><
>>紅闇さん
あ、私の小説はもう期限切れて腐敗臭漂う駄文なので紅闇さんの小説の方がいい作品だと思いますb顔、出してみたいと思います^^今日は親が帰ってきたのでダメですがorz近いうちに必ず。
円風は大好きです^^幼馴染な時点で高評価だし、あの二人の信頼関係は・・・・・・ゲームで勝手に二人だけの専用技やってます^^風丸のパートナーは強制的に円堂です(笑)
ウルビダは姉さん呼びしたいです、私も。グラウルの短編をいつか書きたいです^^GOで結婚しているんじゃないかと勝手に考えていたりしますw
仲間です。私も風介が一番好きですね^^クールだけど子供っぽいところとかとくに。あ、中二なところもいいです^^けど、中二病がわからず、風介を中二キャラとして描けない←
アニメいいですね〜!ファイアードラゴンとしてイナズマジャパンを苦戦させるか、イナズマジャパンとしてファイアードラゴンを苦戦させるか。脳内ではいつでも再現できてますwwあ、くそ画力があれば蓮のイメージ画を描けるのに。
ダークエンペラーズが初めだったので、風丸はずっと髪下ろしているもんだと思ってました。で、世界編になったらポニーテールと言う事実を知った。世界、アジア予選でファイアードラゴン、晴矢と風介知ったようなもんです。そして、アフロディも知ったんです^^;
長々と語り、失礼しました。紅闇さんと語れて、とても面白いです^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受付中♪ ( No.69 )
- 日時: 2011/05/07 19:12
- 名前: 海刀 (ソード) ◆4icd8.9m/Y (ID: KMby.LnF)
- 参照: 豪炎寺かっこいいよォッ!GO!は最強で最高!
しずくさん☆
了解です!気長に待ってます。
よけりゃ夢魔ちゃん使っていいですよw
夢魔ちゃん、前の俺の小説のヒロインちゃんなんでww
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受付中♪ ( No.70 )
- 日時: 2011/05/07 19:38
- 名前: 星沙 ◆RkKLSqUPDc (ID: IsQerC0t)
- 参照: 最近しずくへイラスト描くのが日課の絵師です★
いま、イメージ画という言葉があったのは気のせいk(何が言いたいんだ
うん。なんでもない……(ジ〜ッ
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リ ( No.71 )
- 日時: 2011/05/08 17:11
- 名前: 携帯しずく米返し ◆jz/vn0iQ8. (ID: gmbFTpMK)
>>海刀さん
ありがとうございます。夢魔ちゃんは、海刀さんの小説のヒロインなんですね^^豪炎寺とら……げふんげふん。
夢魔ちゃんを使ってもいいんですか!?嬉しいお言葉です><機会がありましたら、使わせていただくことがあるかもしれません。その時はよろしくお願いします^^
>>星沙
あの、三点リーダーがすごく不気味です^^;何か勘違いを起こさせたらごめんなさい。
小説の方に蓮は、こんなイメージだよ的なイラストがあったらいいなぁと呟いた私の気まぐれ。イラストセンスあったら描けたのに、と嘆いただけ。独り言だから、気にしないでくださいまし!
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受付中♪ ( No.72 )
- 日時: 2011/05/08 18:45
- 名前: 海刀 (ソード) ◆4icd8.9m/Y (ID: KMby.LnF)
- 参照: 豪炎寺かっこいいよォッ!GO!は最強で最高!
しずくさん☆
どうぞ!夢魔ちゃん、頑張れよ!
夢「うるさい馬鹿野郎。」
海「おぉっ!そのつれなさたまんないぜ夢魔ちゃん!!」
豪「3行目でこんなこと言うのもなんだがソード死ねぇぇぇぇぇ!!」
海「ぎゃああああぁぁああっぁああぁぁぁあぁぁあ!?
修也宝剣持ち出すなぁぁっ!!ぎゃああああああああああ!!」
…はい、すみませんでした!
というか、タメ&呼び捨ていいですか?(気ィ早ぇよw
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】リク受付中♪ ( No.73 )
- 日時: 2011/05/14 12:18
- 名前: しずく ◆15.La6p072 (ID: PODBTIS5)
真夜中のヒト騒動
深夜、俺はあまりの暑さに目を覚ました。窓の向こうに星が瞬く空と、黒く立つ木立が見えた。
キャラバンの中はエアコンが利いているはずなのに、かなり熱い。それは、今キャラバンが「沖縄」にいるせいなんだろう。沖縄は一月でも泳げるくらいクソ暑い。ジャージを着たまま寝たせいか、シャツが汗で肌に張り付いていて気持ち悪い。全身も熱さによる不快さと汗による冷たさで覆われていて、なんともいえない気分だ。とにかく、身体にこもった暑さを逃すため、俺はジャージを脱いだ。その時、だった。……身体の下のほうに”何か”が溜まっている。のを感じた。それは一刻も早く外に出たいと叫ぶ。荒れる。腹の下で強く訴えてくる。だあ、ここでは無理だと俺は何とか出たがる”何か”を抑えつける。
”何か”を出しに行こうと、俺は席を立って——窓の外を見た。俺が行きたい場所はすぐ目の前であるが、何せ外は暗い。そして、ふくろうの声がおいでおいでと誘うように、暗い木立の中から聞こえてきた。俺は”武者震い”をした。全身があわ立ち、未知の恐怖に心臓が”脈打つ”。ひ、一人で行ってもいいが、もう一人くらい連れて行ってもいいだろう。
俺は後ろを振り向くと、音を立てないようにキャラバンの一番後ろの座席に近づく。壁山が舟をこいでいる。その横——俺から見て右側に身体を丸めて寝ている木暮がいる。俺が近づいた音に反応したのか、オレンジの瞳がぱっちりと開いた。
「ヒカル、どうしたんだ?」
木暮は瞳を擦りながら、眠そうな声で口を開いた。ついでに欠伸も一つ。
「木暮。俺と一緒に夜の散歩をしようぜ?」
俺が誘ってやると、木暮は口角を嫌らしい角度で持ち上げた。俺の網膜がおかしくなきゃ、暗闇の中、オレンジの瞳がはっきりと輝いているように見えるな。顔まで嫌らしく歪んで、胡坐を組んだ。顎の下に手を当てる。
……いつもの意地悪な笑みだ。見ていて腹が立つような。悔しいような。木暮のやつは俺の意図に気づいたとでも言うのだろうか。
「うっしし〜。トイレ行くのに、一人じゃ怖いんだろ」
「俺に怖いものなんてないんだよ!」
木暮に馬鹿にされるのが悔しくて。俺はそっくり返りながら、かっこよく言い返した。足が震えている気がするけど、それは”武者震い”だ。
「ふ〜ん」と木暮は別段反応もせずに、座席から飛び降りると、俺の脇を通り抜ける。そして俺から少し離れた場所で立ち止まり、顧みて、
「じゃあ、ついていってやるよ」
木暮の性格がそのまま顔に表れたような笑みで、偉そうに言った。
キャラバンから少し離れた場所にある公衆トイレ。
お世辞でも綺麗なんていえない。床は黒ずんでいるし、トイレ独特の嫌なにおいが充満していた。うう、気分が悪くなってくる。
電気はついていなかったので灯りのスイッチを探した。木暮が先に見つけたらしく、背伸びをしてスイッチを入れた。それでも中はまだ薄暗い。
俺は木暮に礼を言って個室に入り、鍵を閉める。冷たい便器にすわり、ズボンとトランクスを脱ぎ、用を足した。快感を覚えながらきちんとトイレ後の動作も行い、さあ外に出ようとトランクスとズボンを上げた瞬間——パチンと言う音。途端、辺りが漆黒に包まれる。
周りには誰もいない。そして、俺は閉じ込められている。例えようのない恐怖感と孤独感が俺を支配した。身体中の毛穴が開き、汗が一斉に放出される。混乱の坩堝に立たされた俺は、狂ったように泣き叫びながら、閉まった扉を激しく叩く。
「ぎゃあああああ! 暗いよ……怖いよ……」
「うっしし〜お前、本当に怖がりだな」
からかう調子の声が聞こえ、俺の視界にようやく光が戻ってきた。
俺はほうっと安堵の息を漏らすと、大急ぎで鍵を開け、扉を開く。外では意地悪くにたにたとする木暮が待っていてくれた。
「木暮! 脅かすな!」
「びびるお前が悪いだよっ!」
木暮はそうはき捨て、べーと舌を出すと、一目散に逃げ出した。俺の苦労は、今日も耐えなかった。
(こあくまとこあくまのおはなし)
〜FIN〜
えっと、タイトルにセンスがなくてごめんなさい。本当にタイトルセンスはいつも欲しいと切に願うのですが、どうしてもない、と言うねwヒナ♪さんリク、ありがとうございました^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】ヒナ♪さんリク完成 ( No.74 )
- 日時: 2011/05/14 13:00
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: オリキャラ紹介を一心してみた
蓮のwiki
名前(白鳥 蓮(はくちょう れん))
別名(サッカー好きな草食男子、寒光(かんこう)のパサー)
性格(基本的に大人しく穏やかな性格。物腰も冷静(?)かつ柔らかで、口調はわりかし丁寧。常識人だが妙に天然でぬけていたりする。優しいためかよく人に振り回されてる。振り回されちゃうんですw
素直で嬉しいことあればすぐにはしゃぐし、褒められるとはにかんだりと感情をすぐに表に出すタイプ。サッカーが大好きで、TVで試合をやっていたりするとすごく興奮する。ひいきのチームが負けると、翌日しかばねみたいになる。こう見えても頭の回転が速く、洞察力にも長けていたりする”大人”な面もあります。作者が下手で中々描けませんがorz一方で挑発されればすぐにのってしまうなど、負けず嫌いで子供っぽい面もある。大人と子供を併せ持つのは俺得なう^p^本気で怒らせると怖いw過去に怒った状態でサッカーのチームを一つ、壊滅させたとかしないとか)
備考(南雲と涼野の幼馴染であるが、何故か二人に関する記憶を失っている。
特技は料理、歌、演技。特に演技力は抜群に優れており、サッカーでの試合からよくないことにまで活用されている。本人は悪用していない。そういう性格だから。南雲・涼野と異なり、非悪人であるが、怒っていたり演技したりすると悪人になる。
歴史に妙に詳しい一方、地理がまったくできない。他にも、一般常識を知らなかったり(バレンタインを知らない、いまどきの流行(除音楽)に疎いw)都道府県と世界各国の首都は敵。地理のテストは常に一ケタ台をキープしている。地理に振るべきスキルをみんなサッカーに振ってしまったんだ。
ちなみにじゃんけんやくじなど、時の運に任せるものもめっぽう弱い。トランプなどは、頭脳プレーで勝利したりしている。)
容姿(耳までの黒いショートヘアーに、漆黒の瞳を持つ。なかなか整った顔つきをした、そこそこ美少年。ハンサム。背は鬼道とほぼ同じくらいで、ほっそりとした体格の持ち主。その割に身体は筋肉質)
位置(DF/MF?。俊敏性に優れ、ボールカットなどを得意とする。またパスを出す才能に長けており「寒光のパサー」とも呼ばれる。小さい頃はFWだったらしい)
プレースタイル(荒いプレー(一人で突っ込んだり)は好まず、味方の手助けに専念することが多い。しかし状況次第では、自らが攻めあがることも。
敵の弱点やフィールドの状況を分析し、的確な行動を判断する戦術立案が得意。パスカットも得意。やばい夏未さんと被ってます。鬼道さん、不動、チャンスゥの手助けをしている。FDにそんなタイプはいないので、重宝されてますw
結構豪炎寺がゴール前でシュートを打ったりする、いわば決定打につながるパスを出している。機転も利き、とっさのプレーには定評があるとか。蓮強すぎる?弱点もあるよw壁山のようなしっかりしたディフェンスは苦手、また俊敏性を逆につかれ、抜かれてしまうこともしばしば)
やっばー書きすごたorzあ、でも蓮の設定はまだまだあるんですよ^^嫌いなものや特技ももっとあたtろしますが、この辺で。
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】ヒナ♪さんリク完成 ( No.75 )
- 日時: 2011/05/14 17:55
- 名前: 桃李 ◆J2083ZfAr. (ID: cEkdi/08)
- 参照: ボカロはネ申!
お邪魔します、桃李です^^ テスト週間突入しましたが、気にしません←
蓮くんwiki、楽しませて頂きましたwサッカーチームを壊滅に追いやるとは……日頃の蓮くんからは想像がつきませぬw私も桃花の設定に付け加えたいものや変えたい部分があるので、いつか書き直すかもしれません。あ、パクるつもりはありません。が、不快な気分にさせてしまったのならやめます^^
『嫉妬の詩』、『光の証明』ともに素敵すぎます。続きが気になる……
前者の語り手(?)はあの少年かなぁーっと妄想してみたり。しかし外れていたら恥ずかしいので何も言いません。言いませんよ?(黙れ
"光の証明"の世界が現実だとしたら、なんだか悲しいですね;親友に出会えない運命だったのですから。でも、ご両親は元気で蓮くんも心に傷を負うことが無い……。過去の話は、複雑です;いや、桃花も複雑にしたのですが、まだあんまり把握できてません。作者が←
円ウル、可愛いです(今更? なんか想像してたら良いなぁっとなってきちゃいました。くそっ、円堂め。どれだけフラグを立てたら気が済むんだっ!←
えっと、なんかこれだけ騒いでおいてあれですが、本来の目的を果たしちゃおうと思いますw私のところで話したネタをきちんとリクしようと思いまして^^ ……ふっ。断りなど認めない!(殴
お相手【蓮くんと晴矢と風介で^^】
ジャンル【ギャグに向いてるかな……?】
シチュエーション【蓮くんに彼女疑惑が浮上。それを聞きつけた晴矢と風介はどうするのか……! みたいなのでどうでしょう?←】
入れてほしい場面やセリフ【お任せします】
備考【設定に関してですが、もし三期設定のほうが書きやすければ照美様の登場も期待しておりますv】
キャラの名前【春崎 桃花/ハルサキ モモカ】
性別【女子です】
キャラの性格【基本的には、大人しくて優しい。頼まれ事や気の強い子の要望(主に珠香ちゃんですねw)は断れない。やや天然で、言っちゃいけないことをサラッと言うこともしばしば。悩んでいる人には厳しく意見してみたりもする。雰囲気がほわほわしてますw】
キャラの容姿【明るい茶色のセミロング。薄桃色の瞳。常時うさ耳スカーフ着用】
サンプルボイス
「春崎桃花です。えっと……よ、よろしくお願いします」
「しろう、アツヤ! けんかはダメだって。お母さんに怒られちゃうよ?」
「ほら、だいじょうぶ。わたしは、ここにいるよ」
お相手【吹雪兄弟で^^】
お相手との関係【小さい頃からの幼馴染です】
ジャンル【ほのぼの】
シチュエーション【桃花と吹雪兄弟の幼少期話でお願いします】
入れてほしい場面やセリフ【お任せします^^】
備考【士郎くんは「桃ちゃんor桃花」。アツヤは「桃!or桃花!」呼びでお願いします。とある作者様のアイデアをお借りしていますw】
なぜ二つもリクしているのか、突っこまないで下さい(
だ、だって……まだパソができる今のうちにリクしておかないと、しずく様は神文だからいっぱいリクが来ちゃって、先送りになりそうだったから……orz
優先は「彼女疑惑」のほうでお願いします。夢リクは、気が向いた時にでも書いて頂けると嬉しいです(
上にも言い訳した通り、まあ、その……まとめればしずく様(の神文も含めて)が大好きなんですっ!(なに告白してんだテメェ
軽くお話が書けるくらい語ってしまいましたorzすいませぬです; リク、是非お願いします!
うん、やっぱり語り足りない。雑談掲示板にスレ立てようかな……?
ではでは、お邪魔しました^^*
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】ヒナ♪さんリク完成 ( No.76 )
- 日時: 2011/05/14 18:28
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: たまにはシリアス書きたいな←
女神のお仕事。——morning
「起きてよ! 円堂くんっ!」
私は、ベッドの上で寝ている円堂くんの両肩を掴み、激しく揺する。揺すられて気分が悪そうに顔はしかめたけれど、口からはまだいびきが漏れている。大きく口を開けて、気持ちよさそうにいびきを欠いていた。——ああ、無理ね。十回ほど揺すって起きなければ、相当眠りが深いと言うことは、円堂くんを何回も起こしているから分かる。私は起こすのを諦めて、ふっとため息をついた。
もう練習時間が始まっているのに、まだ寝ている円堂くん。びっくりしちゃうけれど、こんな人がイナズマジャパンのキャプテンなの。寝ている姿からは、フィールドで見せるようなキャプテンらしい貫禄は見えない。むしろ、見ていて微笑ましくなっちゃうな。可愛いとか……うん、何だか可愛らしい。大きないびきをかくのだって、男らしくてかっこいい気がしてくるな。私はベッドの縁に腰掛け、円堂くんの寝顔を窺った。
「ん——あきぃ」
その時、円堂くんがもぞもぞと体勢をうつ伏せに変えながら、口を動かす。
寝言だってわかっているけれど、私はびくっと身体を震わせて円堂くんを見つめた。寝言の続きを待った。
「すきだぁ……」
心臓がばこんと跳ね上がる。頬の辺りが妙に熱くなっちゃって。や、やだ。私ったら、どうして寝言でドキドキしちゃったりするんだろう。自分を必死になだめていると、円堂くんの口はさらに言葉を生み出していく。私は聞き逃すまいと、口を凝視した。
「お前のおにぎり、すごく好きだぁ……」
それだけ言い残して、円堂くんはまた大きないびきを出し始めた。
身体から熱が冷めていく。ああ、なんだおにぎりのことだったのね。私はふうっと深呼吸をすると、円堂くんの耳元に口を寄せて、さらに大きく息を吸った。
「おきなさーい! 円堂くん!」
秋の声は、宿舎の外まで聞こえたという。円堂の絶叫と共に。
〜FIN〜
(ちょっと、残念だったかな?)
初めて書いたCPですねwmorningは秋と円堂の日常ですw秋は毎日こうやってお母さんやってんだろうな〜って妄想。次の作品は、night、円堂と冬花の日常ですwって、シリーズ化好きな私。光の証明もちゃくちゃくやってきますよ?
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】ヒナ♪さんリク完成 ( No.77 )
- 日時: 2011/05/14 19:04
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
>>海刀さん
呼び、タメオッケーです♪では、リク頑張らせてもらうね^^
>>桃李さん
大丈夫です。私もテスト前になるほどカキコ見る&かく率がいつもより急上昇します。カキコは夢の国過ぎて……いつも誘惑がorz
今の紹介じゃ薄すぎるので、これからの部分も書きましたが、長すぎました〜(えへ☆一応プレースタイルもいるかと思って書いておきました。最強設定は嫌なので弱点を作っているはずが……最強になっていないか心配で溜まりません;;サッカーチームを滅ぼしたのは実話ですw5章くらいに出すつもりなのでばらしてもいいかな〜と。寒光のパサーも5章に出すつもりなのでネタバレ((
桃花ちゃんも設定が他にもあるんですね。よしまずスリーs(逮捕気になります><
もうバレバレw桃李さんの予想が当たってると思います。桃李さんのように素敵なシリアス小説を書こうとして、失敗しました←
光の証明は↑通り、ひぐらしの〜「賽殺し」編の世界観を真似しています。ひぐらしご存知なかったらすいません><その子も、友人がいない世界に飛ばされ、死んだ(殺された)両親が健在……と悲しい世界観。
親友もいない、今の蓮にとっては残酷すぎる世界です。両親がいれば幸蓮はもっと明るくなっていたかな、と思います個人的にw親友がいることが幸せなのか。しっかり結論づけたいです。
桃花ちゃんも複雑ですよね……書き始めたときは蓮も普通の少年設定でしたが、お日様園にいたとなると、養子になる必要がorzそれで、慌てて設定しなおしたんです。
友人が円ウルにはまっていて、その影響ですwもっと短編増やしたい←気に入っていただけたのなら、友達も私も喜びますw
リクエスト待っていました!天からの恵みですね^^
風介、晴矢ときたら、もちろん照美様も来ます(え)照美様がマイブームになりましたw蓮はFDの方がネタがいいかもw妄想は爆発だ(キラ☆
桃花ちゃんと吹雪兄弟の幼少期も楽しみにしていました^^も、桃花ちゃんを可愛く書けるかな……?よし、妄想を膨らませて頑張ってみますb他ならぬ桃李さんの桃花ちゃん!じゅう、充電せねばorz作者様のアイデアですかwいいですね^^
今度、蓮のリクを桃李さんに出してみたd
リク、了解です^^本当にいつも長く語ってしまいますねw語るの大好きなんです、すいません;;
し、神文だなんてあああああああありが、とととございます。緊張してはだがエターナルブリザード。私も実は桃李さんのことが大好きです(お前は少し黙るべきw神文もその性格も全部なのです(こらw
雑談もいいですよね〜では、ありがとうございました^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】ヒ ( No.78 )
- 日時: 2011/05/19 11:49
- 名前: 健康診断しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: L7LaX0Yq)
- 参照: 健康診断でまだ登校していませんw
僕は、何がなんだかわからないままフィールドの白線の外側まで来た。
紅白戦をやっているみたいで、控えもいれた選手たちがセンターラインを挟んでフィールドに立っている。ぼうっとつったっていると、チャンスゥから「早くポジションにつきなさい」と叱られてしまう。僕は、訳がわからないままフィールドに足を踏み入れた。不自然に空きがあるポジションは、チャンスゥの右サイド——前線の真後ろである。……このチームで僕は、やはり「攻撃型ミッドフィルダー」の扱いを受けている。
何をするかと言うと、前線にボールを送りつつも、攻めたりするのだ。要は、アシストをしつつも、時には自分自身でも、フォワードのように攻め上がったりする結構ハードなポジションだ。
監督が笛を鳴らし、控えのソンジュンがドリブルで上がってくる。チャンスゥはアフロディたちに上がるよう指示し、僕に目を向けてくる。ああ、僕にボールを奪えと言っているようだ。ま、口はさておき。その指示が来ることは予め分かっていたので、僕は、既に走り出していた。チャンスゥは、何かと僕に命令をするのが好きだ。守りを固める時は、まず僕から動かし、守りの布陣を整えるのだ。慣れてしまえば、チャンスゥの意図を察して素早く動くのも、なかなかやりやすい。頭に電流が走ったようにチャンスゥの指示が頭に浮かぶ。
アフロディがソンジュンを抜かして行くなか、ソンジュンは、ウンヨンにパス。僕は素早く回り込み、パスがウンヨンに届く前にカットし、すぐに前に進む。ディフェンスがすぐに僕を囲んでくるが、僕から見るとスローだ。空いている空間に突っ込み、ディフェンスを抜き去る。と、思ったら不意打ちのトラップだ。抜き去った先には、またディフェンスが一人。待っていたかのように、<じばしり火炎>——足払いが来た。が、やはり遅い。僕は、落ち着いて、ボールを爪先で宙に舞わせ。足払いは、ジャンプで交わす。足の下数十センチを足が通りすぎた。ふう、危ない危ない。が、ここまで抜ければ、前に回しても大丈夫だろう。前を確認すると、晴矢たちは既にゴール前で待機している。ゴール前に、ディフェンスはいない。僕に抜かされ、相手の陣形が崩れているんだ。隙をつかれ、陣形が崩れやすいのは、このチームの弱点の一つでもある。また、アドバイスを監督からもらう羽目になりそうだ。
ふと前を見ると、早くボールを渡せ、と晴矢たちが目で強く訴えてきた。全く、おいしいところだけ持っていく気か。相変わらずの困ったフォワードだ。
僕は晴矢と風介に向かって頷くと、パスを出した。晴矢が先に動き、パスを膝で受け止めたが——僕は、また違和感を覚える。すぐにわかった。晴矢の動きが明らかにいつもより遅い。ボールの軌道を読みとるまでに時間がかかりすぎだ。
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】ヒナ♪さんリク完成 ( No.79 )
- 日時: 2011/05/21 11:33
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: ウンヨン=ゴリラ似の人 ジョンス=四週にもわたって大爆発張り手乙
僕の疑問は正しかったようだ。あれから風介にもパスを出したが、風介もまた遅かった。
僕と晴矢、風介三人の連携はとても早いパス回しに定評がある。何でかは知らないが、僕を含めたこの三人はお互いのパスが進む方向を手に取るように理解しあえるようだ。そう、前に二人が言っていた。
晴矢と風介は、僕の出したパスをほとんど瞬時に受け取る。普通、パスを受けるときはある程度ボールの進む方向を予測するだろう。ところが、晴矢と風介は僕がボールを蹴った瞬間から、もう僕が狙った地点に先回りしているから驚きだ。どうしてかはわからない。けれど、それは僕の誇れること……だったはずなのに。一日でそれはなくなった。どうして。
わけがわからないまま紅白戦は終り、ジンソン監督から集合の命がかかかる。僕は歩きながら他の選手の様子を窺う。こうして見る限り、晴矢と風介の態度以外に変わったところは見受けられない。やっぱり、二人が僕をからかっているとしか思えない。そう思うと無性に腹が立つ。ここまで悪趣味なからかいをするなんて、本当に二人は意地が悪い。
そんなことを考えていたら歩くスピードが遅くなり、監督の元につくのが遅くなってしまった。みんなはもう監督が座るベンチの前に円を作るように集まっていたので、僕はその円から外れることになった。
……不幸なことに僕の前にはウンヨンとジョンスがいる。こいつらは、僕よりも背が高いから監督が全く見えない。仕方ないが、諦めることにしよう。
「次はネオジャパンとの決勝戦だ。気を抜くな」
みんなは一斉にはい、と声を揃えて返事をしたけれど、僕は返事が出来なかった。
……決勝戦? ネオジャパン? 次の試合は、予選の二回戦だったはずだし、相手は円堂くんたちが率いる『イナズマジャパン』のはず。この前、練習を黙って抜け出し、デザートライオンに勝利する瞬間はしっかりと目に焼きつけつたから、間違いはないはず。監督の間違いか?
それから監督は相手チームの話をしたが……それは、ネオジャパンのもの。イナズマジャパンの「い」の字も出てこない。今日は混乱するばかりだ。晴矢と風介は何かおかしいし、決勝戦になっているし、第一相手がネオジャパン? 考えると頭がパンクしそうなので、僕は考えないことにしていた。
やがて解散の指示が出て、みんなは宿舎に次々と引き上げていく。僕も引き上げようと歩く中、少し離れた場所に晴矢と風介を見つけた。楽しそうに話しながら進んでいる。それを見て、僕は心をぎゅうぎゅうと締め付けられるのを感じた。あの中に僕がいないことが、晴矢と風介が僕のことを気にしていないことが苦しくてたまらなかった。それだけ、僕は二人のことを「親友」と思っていることだ。ただの幼馴染じゃなくて、もっと大きな存在なんだ。
「蓮、どうしたんだい?」
急に肩を叩かれて、僕は飛び上がりそうになりながら、立ち止まって横を向く。僕の左横には、いつのまにかアフロディがいた。「蓮」と呼んでくれる事にほっとした。アフロディとの関係は変わっていないみたいだから。
「い、いや。別に……」
今の僕の悩みははっきり言って「非日常的」だ。相談したところで意味はないだろう。その話題は避けようと言葉を濁す。早足で宿舎に戻る。するとアフロディは少しだけ走った。長い金髪が軽やかに踊っていた。僕に追いつくと、僕の歩調に合わせて歩き始めた。
「蓮、ネオジャパンは強いよ」
アフロディがそう言った。そりゃそうだ。ネオジャパンはフットボール・フロンティアの参加学校のメンバーがうじゃうじゃいるし、GKは源田くん。はっきり言って、ジョンスなんかより優秀だし。
「フットボール・フロンティアの参加校メンバーが集まっているんだ。強くて当然だろ」
「そうだね。優勝校の世宇子の選手も多いからね」
僕は反射的に聞き返した。
「え、優勝校って雷門中学校でしょ?」
アフロディはクスリと笑う。不思議そうな顔で首をかしげた。……聞いたことがない、とでも言うように。
「雷門中? どこの学校だい?」
その瞬間、僕は呆然とした。
世宇子が宿敵、雷門中を忘れるはずがない。それを「どこの学校?」と返してくること自体ありえないことだ。僕が驚きを顔に表しているのを、アフロディは不審げに見てくる。
「蓮、今年の優勝校はボクがいる世宇子だ。帝国学園と世宇子の死闘、キミもTVで見たと言っていていた」
呆れたように、怒ったように教えてくれるアフロディ。
でも、僕がTVで見たのは、世宇子と雷門の戦いだ。帝国と世宇子も見たが、あれは「神のアクア」によるドーピングで帝国が一方的に叩きのめされていたのだ。「死闘」とは程遠い。
「あ、そうだったね」
これ以上何か言うとますます不審がられそうなので、僕は調子をあわせておくことにした。アフロディはその言葉を聞いて満足したらしく、「さあ、早く戻ろうか」と僕をせかした。
親しさがない晴矢と風介。おかしくなった決勝戦の相手、消えた雷門中学校。ますますわけがわからなくなるばかりだった。
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】ヒナ♪さんリク完成 ( No.80 )
- 日時: 2011/05/23 15:57
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
崩壊告知
——雷門中を倒せ。
その指示を受けた私は、チームを率いて雷門中に勝負を挑むこととした。試合場所に指定した場所に向かうと、そこには既に雷門中のメンバーが勢揃いしている。どいつもこいつも緊張で強張った顔つきで私を睨んでいた。
その中に、黒い瞳を細めて悲しげに私を見つめる人間が一人。彼と目があった瞬間、私の鼓動は加速した。だがそれを表に出さないようにしながら、私は彼に嘲笑の笑みを送ってやる。
「どうした修也」
「……夢魔」
修也は私の近くによりながら、寂しげに名前を呼んだ。途中、円堂が「豪炎寺、よせ!」と修也を止めようとしていたが、止められなかった。結局、修也はセンターラインを挟んで私と向き直っている。哀れむような瞳で私を見つめた。瞳は戻って来い、と言っていた。無理だ。
修也がセンターラインを超えてこちら側に来ないように、私もセンターラインを超えて雷門中に行くつもりはない。そう、このラインの通り、私たちに「境目」は引かれているのだから。
「戻って来い」
静かな——でも、力強い声で修也は訴えてきた。
「無理だ」
これが私の定め。
でも、修也大丈夫と心の中で話しかけておく。
雷門中は倒しても、お前だけは助ける。邪魔者は全て消え、私と修也は二人きりだ。そうすれば晴れて味方同士、もう憎みあうことも苦しめあうこともない。味方になったら、お前はどこに行きたい。そうだな、二人で過ごした沖縄はどうだ? あそこで星を見ながら、思いでもはせようか。それとも妹の夕香のところか? ああ、彼女もこちらに引き込んでしまおう。彼女も豪炎寺の妹だ。サッカーを始めればすぐに上手くなるはずだ。……どうだ、私が雷門中を倒すことがお互いの幸せになるだろう? だから、待っていろ。もうすぐ……もうすぐ、私たちは幸せになれる。
「……ホイッスルが鳴れば、敵同士だ」
「夢魔——っ!」
修也が瞳を見開き、これが夢だと否定するように叫ぶ中——試合開始のホイッスルは鳴らされた。
(幸せの始まり)
〜FIN〜
何この意味不明な文字の集まりw海刀さんすいません、一方的に夢魔ちゃんが豪炎寺を考えている展開になってしまいましたorzファイア・トルネードや爆熱スクリューが来ても文句は言いません。それがしずくsの低くおりてぃーなんですから☆(←こら)ではでは、リクエストありがとうございました^^よければ感想聞かせてくださいね^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】海刀さんリク完成(リク受付中) ( No.81 )
- 日時: 2011/05/28 18:26
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: 真面目に書いた初CP2
女神のお仕事〜night〜
静かな森から聞こえるホーホー……と威嚇するような低い声に私は思わず身を震わせる。しかも、今度は小さな風がざわざわと木々を揺らして音を立てて、私の横を駆け抜けていく——波紋が広がるように音はどんどん広がっていって。ふくろうの声と葉が擦れあう音は、怖いデュエットとなって襲い掛かってくる。私は思わず右手を伸ばして、”あるはずのない”ものを掴もうとした。当然、そこには誰もいないから、右手は何も掴めなかった。
思わず戻ろうかと振り向く。ちょっと離れた所にはイナズマジャパンの宿舎があって、部屋のあちこちからぽつぽつと漏れていた。足は一歩宿舎の方向に向かいかかるけれど、私は自分の意志でどうにか堪えた。何のために出てきたのと自分を叱咤する。私は、彼に会いに行かなければならない。会いに行くことがマネージャーのお仕事だから……目的のことを思い出すと、少しだけれど恐怖が和らいだ。まっすぐ前を向くと、私は森の間の道を一気に駆け抜けた。すごいスピードだったから、スカートがめくりあがらないように必死に抑えた。
しばらく走っていると森は開け、遠くに海が見え始めた。空の黒を映した海は真っ暗で、その中に浮かぶ月は輪郭をぼやかしていてとても綺麗。
遠くから潮騒と、聞き覚えのある音が小さくだけど聞こえてきた。聞き覚えのある音は走るたびにどんどん大きくなっていく。「ふん!」と気合を入れるような声と何かを叩くような音。聞きなれた、でも私が一番大好きな声と音。——守君がタイヤで特訓をする音。そう感じ取った瞬間、暗い浜辺に彼の姿をはっきりと捉えることが出来た。今日もロープを木に結んでタイヤを垂らし、そのタイヤを受け止めたり、少し勢いをつけてからタイヤから手を離して、パンチしたりしている。すごい動きで守君が動くたび汗が飛んだ。でも、その守君はとっても輝いているように見える。空に輝く月や太陽よりも目を惹かれてしまう。手に持っていたオレンジのボトルと白いタオルをぎゅっと握ってしまった。
やっぱり守君だ……! そう思うと、私の足は自然に速まっていった。靴にたくさんの砂が入り込んできたけれど、気にならなかった。
「守君!」
私は出来るだけ大きな声を出して、守君を呼んだ。するとタイヤにパンチを出して吹き飛ばした守君は、にっこりと笑いながら、私の方を向いて片手を挙げた。
「おう、冬っぺ!」
「守君! 前、前!」
私が注意を促すと、守君は横に視線を向ける。さっき守君がパンチで飛ばしたタイヤが勢いを保ちながら、守君の元に向かっていた。このままだと守君が危ない。そう思った私は考える間もなくボトルとタオルを地面に投げ捨て、守君に飛び掛った。
「うわ!」
間一髪。風が私の背中をものすごい勢いで通り過ぎていった。私の髪がタイヤの風圧で持ち上がるのを感じた。地面に倒れた私と守君は、そのまま砂浜を転がった。地面の茶色と空の黒い色が交互に何度も見えた。しばらくすると、ようやく止まる。ふっと前を見ると、守君がこちらをじっと見つめていた。私は視線に気づくと、反射的に起き上がる。
「だ、大丈夫!? 守君!?」
〜つづく〜
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】海刀さんリク完成(夢リク受付中) ( No.82 )
- 日時: 2011/05/28 19:00
- 名前: 海刀(ソード) ◆4icd8.9m/Y (ID: 6zao/Ohq)
しずくさん♪
夢魔ーーーーーーー!!可愛いよぉぉぉぉぉぉ!!
豪「死ね!消えてなくなれ馬鹿野郎!!」
海「夢魔たん最高でしゅ^p^ノもう俺未練ないかも^p^ノ」
豪「うん、じゃあ死ね。」
海「うるさいなぁ、もう。修也を置いて死ねるか!!」
豪「うるさい!!」
海「ってか、神文でした^p^ノ
ご馳走様でしたァァ!!」
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】▼夢リク受付中 ( No.83 )
- 日時: 2011/05/28 19:33
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
>>海刀さん
夢魔ちゃん可愛く書けていたようでよかったです^^もう未練がない、ですか?豪炎寺君すごくひどいですね^^;そう簡単に暴言を吐いてはいけませんy(ファイアトルネード炸裂w)神文だなんて…照れちゃいます///では、リクエスト有難うございました^^
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】▼ ( No.84 )
- 日時: 2011/05/29 18:34
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: /eEAG2r9)
紅の思い出
「あ、不動くんどうしたの?」
一人でグラウンド脇にある、木に寄っ掛かっていると、上から緊張感のない声が降ってきた。
声の主を予想しながら頭を後ろにそらすと、葉の緑と茶色い枝のなかにある、異色の青と黒。果たして、白鳥が俺を上から見下ろしていた。
随分高い木の幹に座っているが、そこまで行ける運動神経と、高い場所を怖がらない神経には驚かされる。バカと煙は高い場所を好むと言うが……あいつも立派なバカの分類だな。
「白鳥、ンナ高いとこで何やってんだ」
退屈なので適当にこえをかける。高い場所にいるので、ちいとはでかい声を出してやった。すると、あいつは愛嬌のある笑みを浮かべた。——心を明るくさせる不思議な笑み。
「リンゴを食べてるんだ」
そう言って、白鳥は右手で掴んだリンゴを見せてくれた。オレに見せようと、限界まで手を下に伸ばしているのが見ていて危なっかしい。「わかった」と言うと、元の体勢になり、呑気にリンゴをかじり始めた。足を、ぶらぶらと揺らしながら、視線を宙にさ迷わせて、また一口。
つか、あんなに高いところでリンゴを食べるなんて何を考えているんだ。
「お前、何でそんなとこでリンゴを食ってるんだ?」
「……禁断の果実だから」
にっこりと笑顔で答える白鳥。意味がわからない。
「ああ?」
「アダムとイブが口にし、エデンの園から追放された禁断の知恵の実」
白鳥はリンゴを天に掲げながら、映画のナレーションのようにわざとらしい抑揚をつけて語った。ますます意味がわからない。
「意味がわかんねーよ」
「そうだろうな」
白鳥は、寂しそうな笑みを浮かべると、視線を上げてしまった。
何か言いたいことがあるのか、オレの顔色を窺うように時折、顔を下げてくるが。じれったいので、言いたいことがあるならはっきりしやがれと叫ぶと、白鳥は愛想笑い。頭を掻きながら、困ったように語った。
「いや、リンゴは久しぶりに食べたからさ。な〜んか懐かしくなっちゃって」
それから、右の掌に収まったリンゴをじっと見つめはじめる。憎いものを見る、哀れむものを見る、何とも複雑な顔つきだ。オレが黙っていると、白鳥はリンゴとにらめっこをしながら話を続ける。
「死んだ両親がさ、すごくリンゴが好きだったんだ。……だから小さい頃を思い出しちゃって」
バカだよね、と誰に向かって発したのかわからない呟きを残し、白鳥は口を閉ざしてしまった。自嘲気味に口元を歪めながら、長いためいきを吐き出し、視線をさまよわせる。その時、白鳥の手からリンゴが零れた。慣性の法則とやらの再現だな。白鳥は慌てて手を伸ばすが、リンゴはどんどん地面に近づいてくる。
が、リンゴは地面に落下する前にオレが両手で捕まえておいた。上から、「ナイスキャッチ!」と能天気な声と、微かな拍手が送られるが、俺は無視して、リンゴを見た。
よく熟した真っ赤なリンゴ。白鳥の歯形が所々に残っている。どれ、一口。
「うまいじゃねーか」
かしゅっと言う涼しげな音がし、口一杯にリンゴの甘さと酸味が広がる。冷たいが、どこかに暖かさがあるような気がすんな。最近、リンゴの味はそう感じる。
「前は不味いって言ってたのに」
気がつくと、オレの前に白鳥が立っていた。いつの間にか降りてきたらしい。すごい運動神経だ。
「どんな味がしたんだ?」
からかうように聞くと、白鳥はあっさり答える。
「暖かい味」
「オレはな」
「冷たいけど暖かい味」
オレが言おうとしたこと、そのままを先に答えられた。こいつは、相変わらずバカではないらしい。
「……変わったね、不動くん」
試合の時にまれに見る、全てを知ったような探偵の瞳。仏像に似た淡い微笑み。こいつは、オレのことをよく分かっているんだ。不思議な感情が喉までせりあがり、でかかったが。
「ほら、帰るぞ」
言わないことにした。
白鳥は数回瞬きをしたが、すぐに頷く。リンゴ、もう少し食べる?と勧められたので、リンゴは全部オレが食べた。
宿舎に向かって帰るなか、突如白鳥が思いついたように声をあげた。
「ねー、一緒にリンゴを買ってこうよ」
「まあ、いいんじゃね?」
「じゃあ、不動くんの奢りねっ!」
そう言い切ると、白鳥は逃げるがごとく駆け出した。オレが何でだよ、とツッコミを入れると、足を止めて、笑顔で振り向く。
「だって不動くん、僕のリンゴ全部食べたじゃない?」
今、思い出した。こいつが大人しそうに見えて、実はとんでもない奴だと。……あの笑顔は、初めから計っていた証拠だ。
「お前が食べろって勧めたんだろう」
「全部とは言ってないよ」
憎らしく思える悪魔の笑み。
オレは、またこいつの罠にはまったらしい。
「どれにしよっかな〜」
歌うような節をつけて遠ざかる白鳥。……全く、変わったやつだ。
(あいつは要注意だ)
〜FIN〜
テスト前で、パソコン禁止礼出ても、携帯でやるしずくですww
何となく思い付いたので、深い意味はノッシング。まあ、アミダくじで決めたCPを書いただけと言う。
いたずら(策略家)蓮と不動。なんか新鮮ですww
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】▼ ( No.85 )
- 日時: 2011/05/30 23:05
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: GrtLFIxW)
- 参照: 光の証明
混乱で”知恵熱”を帯びた頭を冷ますため、僕はアフロディに適当な嘘をついて、アフロディを先に宿舎に帰らせた。
……ようやく一人になり、変に安心した。やっと考える時間ができたというか。少し、脳をクールダウンすべきだと思ってたし。
頭を落ち着かせるため深呼吸をした。清々しい空気が肺一杯に流れ込み、熱くなった脳を冷ましてくれる。
思考を回復させた僕は、今置かれている状況を整理することにした。
今、知っている変化は二つ。晴矢と風介の異変、フットボールフロンティアの優勝校が雷門から世宇子に変化したこと。この二つが大きな変化だ。だが、他は何も変わらない。このグラウンドだって、いる周りの人々だって。何もかもが同じだ。——まるで”僕だけ”が変わってしまったかのような……そんな錯覚を起こさせる。浦島の心持ちってやつもこんな感じだったのかな。
アフロディの態度は、昨日までと変わらない。僕のことは「蓮」と呼び捨てにしてくるし、他のファイアードラゴンの選手に比べて、僕に接する態度は明らかに親しげ。仲はいいことになる。う〜ん。整理しても、思考は絡まるばかりだ。ふっと前を見ると、もう宿舎の入口前に立っていた。考えてもらちは空かない。『ベッド』に寝転がれば何か思いつくかも……ん、ベッド?
ベッドと言う単語が頭のすみに引っ掛かる。スルメイカが歯に挟まったような、妙な不快感が頭をモヤモヤさせた。だが、それは一瞬のことですぐに落ち着いた。
宿舎の入り口に戻ると、下駄箱の前にジンソン監督が立っていた。誰かを探しているのか、しきりに辺りを見渡し——僕の前で視線を固定した。どうやら探していたのは僕のようだ。
「白鳥。話がある。すぐに俺の部屋に来い」
「あ、はい」
監督の言葉に返事をすると、監督は先に自室の方向に歩いていった。僕は段差に座ってスパイクを脱ぎ、自分の下駄箱の中に仕舞うと、大急ぎで監督の部屋に向かった。
閉じられた監督の部屋に続く扉の前に立った時、心臓が速く動きはじめる。緊張と不安も、心臓が全身を駆け巡らせているみたいだ。顔が怖い監督に呼ばれると、生活指導の先生から呼び出された気分になる。ちょっとした肝試しに近い。ええい、ぐだぐだしてもダメ。
失礼しますと、礼儀正しく挨拶して、ジンソン監督の部屋にはいった。
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク受付 ( No.86 )
- 日時: 2011/05/31 17:43
- 名前: ヒナ♪ ◆9G12fmecqU (ID: IvdLyRwl)
しずくさん
有難うございます!とっても面白かったです!!
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク ( No.87 )
- 日時: 2011/06/02 23:49
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: WSl7zu6B)
- 参照: 幸せは人によって違うから
幸せのあり方
「オレの幸せだ? ……今はまだわからないな」
(答えはこれから)
「……私は。彼がそばにいれば幸せだろう」
(身近な青いとり)
「さあ。今、生きていることかな」
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク受付中^^ ( No.88 )
- 日時: 2011/06/04 12:30
- 名前: 風風(携帯) (ID: jSrGYrPF)
またまたまた来ました☆
何回もすみません
あと、タメで良いですよ?
それで、リク良いですか?なんか、…前回、リクしたので、それの続き的にしてくれると嬉しいです///
キャラの名前【安城 雛菊(女)
安城 雛罌粟(男)】
性別【男だけど女!】
キャラの性格【男の時は、元気だけど
女の時は、大人しく大人っぽい 主に敬語】
キャラの容姿【までのほんのり赤みが入ったピンクのはねっ毛の髪
丸っこい瞳は、黄色
まさに女の子
声も女の子】
サンプルボイス「めんどくせぇなぁ!!(男)」
「そうでしょうか?(女)」
「初めまして安城雛菊です^^」
お相手【風丸と吹雪】
お相手との関係【イナズマジャパンの選手とマネ(友)
雛菊が男だとは知らない】
ジャンル【ほのぼの&ギャグ】
シチュエーション【宿舎の風丸の部屋】
入れてほしい場面やセリフ【「ほら、男ですよ^^」と言い微笑みながら、上の服をめくる!?】
備考【雛罌粟は本当は男だけど女装して雛菊になっています
イナズマジャパンの皆も雛菊が男だとは知りません】
没、拒否可ですので…
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク ( No.89 )
- 日時: 2011/06/05 18:12
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: Qn90BKnn)
- 参照: そろそろリク消化しま〜す
返答歌〜I wont to play soccer with you〜
「……嫌いだ」
彼は、重々しい雰囲気を纏いながら、はっきりと”キライ”の三文字を発音した。
ああ、やっぱりと思う。彼が普段、僕に接する態度を見ていれば誰だって気づくだろう。円堂くんには失礼だけど。鈍い円堂くんだって気づけるような、すごい露骨な態度だったからね。ま、気にはしていなかったけれど。
「お前なんか、嫌いだ」
必死に思いを吐き出す彼。僕を色々な感情が混ざりあい、汚れてしまった瞳で睨みつけ、握った手を小刻みに震わせている。睨まれても、僕は微動だにしなかった。彼は、何の感情を示さない僕を見て、目付きをますます鋭くする。
「なにか言えよ」と無言の圧力がかかる。結構な圧迫感だ。フツーの人なら、びびって思わず怒鳴り返すだろうが、僕にそんな気力は、否。そんな気さえない。怒鳴り返すなんて、さらなるいざこざを引き起こすだけ。いざこざを起こすのも嫌だが、そもそも彼はとても可哀想な人間なのだ。懸命に努力したのに勝てず、見下されていた悲しい過去。……それが、僕を嫌う大きな理由。正しくは、見下した人間たちが、僕を称賛するのが気にくわないから、らしい。その見下した人間と言うのが、今は、別チーム所属だけど。僕の大切な親友たちだから困ってしまう。彼らのせいで、チームメイトから嫌われるなんて迷惑もいいところだ。でも、勘違いしないで欲しい。僕は、彼らのことをとても大切に思っている。例え、人を上から見下ろしたり、僕をいじって楽しんだり、人使いが荒い、わがまま……まだまだあるが、よしておこう。今あげた点があったとしても。悪い点を挙げれば枚挙にいとまがない連中であるが、僕にサッカーを教えてくれた先生であり。生みの親が亡くなり、絶望の淵にいた僕を救ってくれたのもまた、彼らなのだ。嫌いになんてなれない。——彼から嫌われても、だ。
脱線した。彼の話に戻ろう。彼は、僕の親友たちが僕を褒めるのが気にくわないから、僕を嫌う。日本語を当てるなら、”嫉妬”ってやつだ。僕も、彼と同じ立場ならそうなるかもしれない。見下した相手が、尊敬する相手と言うものは、嫉妬の対象になりやすい。——あいつより自分の方がすごいはず。そして、抜かそうとする。彼の行動パターンもこうだ。まず、僕に勝つことに拘っている。僕より点を決め、僕より仲間たちに称えられる。彼は、試合でイナズマジャパンのみんなに誉められるたび、「いいだろ?」と、勝ち誇った笑みを向けてきたっけ。僕が悔しがる顔を見たかったのだろうが、残念なことに僕は馬鹿正直だ。彼の活躍を、自分のことのように喜んで、鬼道くんにたしなめられた。……いやなかおなんてひとつもしなかった。それが、彼の嫉妬に拍車をかけてしまう。続いて彼は、僕が出したパスを全部避けるようになった。初めは、練習中だけだったけど、最近は試合までそうだから呆れる。足がボールに届く位置なのに、身を捻ったり、わざとらしくジャンプしたり。とにかく、僕が出したパスは絶対に受けてもらえない。さらに参ったことに、彼はパスを避けるたびに僕に暴言を浴びせてくる。いくつか挙げるか。
「わかったか。キミの実力はアジアにだって届いていないな」
あっそーですか。
「それほどサッカーが下手なら、代表を諦めたらどうだ。”諦めは心の養生”と言うからね」
相変わらずの諺マニア。使い方間違っているよ?その諺を言った人に失礼だよ。
初めは、僕のパスの出しかたが悪いのかと思っていたけれど。彼の罵詈雑言を聞いて、わざとやっていることに気づいた。僕が嫌そうな顔をする時だけ、彼は嬉しそうに笑っているから。最初は勿論腹が立った。僕はよく穏やかだ〜と言われるけど、聖人君子ではない。負けず嫌いなせいで、何回か下らない悶着を起こしてしまった。その時、彼は、口端を持ち上げて、見下ろすような笑みをうかべる。……そして、勝利に陶酔した口調で必ず言うのだ。キミ程度の人間が、何故イナズマジャパンにいるのだと。冷静になれば、わかる。これは、彼が味わってきた思い。これは、彼が知り尽くした屈辱そのもの。
仕掛けた他愛ないイタズラだって、裏を返せば、僕と同じ思いに辿り着くはずだから。——『あの二人に勝ちたい』。だからこそ、僕は、切に願う。——気づいてほしい。僕は、キミの仲間だと。僕は、キミの共にフィールドを駆けたいと思っていると。
*
甲高いホイッスルの音が、前半終了を告げ、スタジアムの観客の歓声はさらに増した。1—3で、あなたのチームが押されていた。
「隙だらけだね」
「少しは上手くなったようだか……所詮、お前は敗者だな」
赤いシャツにベージュのハーフパンツを見にまとう二人は、地面にがくりと両膝をつけ、呆然としている彼を、笑った。が、それは嘲笑以外の何物でもない。
彼を、あなたは、黙って見つめていた。口を出す気もなかったのだ。
そのうち、赤いシャツの二人は、表情を嘲笑から挑発的なものに変えて、あなたを眺める。あなたもまた、彼らに挑戦的な笑みを向け、憎悪に満ちた視線と絡み合う。彼は、憎々し気にあなたを睨んでいた。拳が、身体全身が震えている。そして、時折痛みに耐えるようにはを食い縛っていた。
「ねえ」
あなたは、憐れむがごとく目を細め、しゃがんだ。彼と対等な目線になる位置まで、腰をおろす。あなたは、最後にまた、彼に手を伸ばしたかった。
「キミ、誰に勝ちたいの?」
あなたの質問に、彼はキチガイを見る目付きであなたを睨んだ。
「そんなことを、お前なんかに答える必要はない。場違いの質問をするなど、お前はキチガイそのものだ」
彼はあなたをせせら笑い、あなたは全身から力が抜けていくのを感じた。彼に自分の思いが伝わらないのが、歯痒い。でも、無理なのかもしれないとも思った。ハーフタイムに入り、こちらをちらちらと見ながら、ベンチに戻っていく仲間に習い、あなたもベンチに帰ることにした。彼は、まだ膝をつけたまま、天をあおいでいる。
あなたは数歩だけ歩くと、肩越しに振り向いた。
「このままじゃ、誰にも勝てないよ」
あなたはそれだけ言い残すと、ベンチに駆け出した。途中、彼があなたに呼び掛ける。お前も、オレなんてチームのお荷物だと思っているのか、と。あなたの心は、痛んだ。でも、走った。彼が気付いてくれることを祈って。彼が気付いてくれることを信じて。
(僕は、キミとサッカーをやりたいだけなんだ)
〜終〜
えへ、初めて二人称に挑戦してみました。「あなた」に語りかける感じになります。
嫉妬の詩の相手目線になります。バレバレですが、最後のファイアードラゴンとの戦い、もしです。実際の展開とは、かなり
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク ( No.90 )
- 日時: 2011/06/05 18:54
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: vG.R/Y1J)
今、気付きましたが、携帯でもスレッドが見れるようになった万歳!これからは、疾風ダッシュで返せます!いやーはー勝利の舞。
>>風風さん
では、タメでいかしてもらいまっす!ま、またリクをくれる…だと!?マジで画面が滲んで見えないよ;;あんまり、コメントやリクが来ないので、久しぶりのコメントですごく嬉しかった♪
リク了解。見た目とギャップがある子、すごく大好きだよ♪テスト期間中で遅くなるけど、頑張らせてもらうね^^リク、ありがとう!今度、風風の勝利の小説にも顔を出すね←よく忘れるから、来なかったらごめん。
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク受付中^^ ( No.91 )
- 日時: 2011/06/05 20:33
- 名前: 風風(携帯) (ID: 9IMgnv4t)
- 参照: http://山登りで左足がぁ
しずく
じゃぁ、ウチもタメで行くね♪
いやぁ短編って好きでw
ギャップなのかなぁ
ウチも、つい一昨日ぐらい
テストだったんだよぉ
ほんと!
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク ( No.92 )
- 日時: 2011/06/05 22:52
- 名前: しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: ffzF7wsd)
>>風風
短編って読みやすいもんね。私も、たま〜に書きたい妄想を事故満足←本当に。で書いているからか、短編にはまりかかってたりするww
ギャップ好きだよ〜私が書いているれんも、子供っぽさと大人っぽさと、造反するもの持たせてるし…ギャップがある人って、意外せいがあって面白いと思うんだ。
テストお疲れ!私は、明日、あさってまである。でも、小説はかくと。
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク受付中^^ ( No.93 )
- 日時: 2011/06/05 23:03
- 名前: 風風(携帯) (ID: 0T24nVPU)
- 参照: http://山登りで左足がぁ
しずく
うん読みやすいw
ウチも、暇潰し(授業中)に短編を作ってる
へぇだって
雛罌粟「俺に言うな」
緩く付け足しで
コイツは足が速いらしい(自称w)
疲れたよ…
明後日は校外学習
数学オワタ\(^o^)/
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク ( No.94 )
- 日時: 2011/06/07 23:00
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: ZUyffco7)
- 参照: コメントはまた後で!
抜けるような青い空に、一つのサッカーボールが高く舞う。やがてサッカーボールは、慣性の法則により、ゆっくりと落下した。ある程度の高さになると、そこに蓮は額を軽くぶつけて、ボールの進路を変更させる。そして膝上に落とすと、膝でボールを突き上げ、反対の膝に。また、反対の膝に。ボールは、蓮が交互に上げる膝の上で、踊るように跳ねる。綺麗なフォームの、リフティングだ。
蓮は、膝でやるのに飽きたらしく、膝で蹴ったボールをキャッチし、軽く上に放り投げた。今度は、額を使ったリフティングを始める。頭を少し反らし、額でボールを空中に押していた。ポンポンと軽い音がするたび、蓮は、「一、二……」と、ボールを押し上げた回数を数え始める。その数は、あっという間に二桁に到達し、蓮の顔がだんだん険しくなる。自己ベストを頭に思い浮かべ、数えている数がじりじりとその数に近づくからだ。心地よい緊張と、ミスしたらどうしようと言う不安感が同時に生まれ、混ざりあって心臓の鼓動を速くする。身体から、冷や汗が流れてきた。
そして、とうとうベスト記録を更新した。我ながら、調子がいいらしい。恍惚の表情で、蓮はうっとりとする。同チームの元神様に似た態度たが、蓮は満足と言った感じだ。
もっと記録を伸ばそうと意気込む蓮。リフティングを楽しそうに続ける。
途中、後ろ——と言っても、だいぶはなれた場所だが。晴矢がいたずらっ子の笑みを浮かべていることに蓮は、気づいた。リフティングを止めて、横目でちらりと見ると、晴矢はからかうように歯を見せて、こっちを見ていた。
こういう笑いかたをする晴矢が、大抵ろくなことを考えていない。そのことを、蓮は、嫌と言うほど理解している。多分、どころか99%リフティングの邪魔をするつもりだ、と言う晴矢の心情を蓮は、推測する。しかし、むきになって噛みつくのも馬鹿らしいので、蓮は、晴矢から視線を逸らすとリフティングを再開する。すると、
「蓮、ボール貸せ」
蓮がボールを宙にあげた瞬間。晴矢は、蓮の頭上に両手を伸ばし、せっかく上げたボールをキャッチしてしまった。ボールが来ることを予測し、身体を動かしていた蓮は、何もない場所に額をぶつけている。数回ほど動いたあと、やっと違和感に気付いたようだ。目を上にやると、ボールを両手で抱えたまま、嫌らしい顔つきで晴矢が覗き混んでいた。
「あっ。こら、晴矢! ボールを返せ!」
悲鳴に近い声を上げると、蓮は、両手を伸ばして、サッカーボールを取り戻そうとした。しかし、晴矢は、ボールをあちこちに動かし、蓮がとれないよう意地悪をする。楽しそうな顔付きから見るに、蓮をからかって楽しんでいるようだ。全く、仕方のない幼馴染みである。
「ほら、取り返してみろよ」
挑発しながら、晴矢はボールを天に掲げる。蓮は、懸命に背伸びをしてボールを取り返そうとするが、晴矢はボールを左に、右に動かした。蓮は、晴矢に遊ばれていた。
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク受付中^^ ( No.95 )
- 日時: 2011/06/10 11:53
- 名前: ふぁいん (ID: PODBTIS5)
またリクしてもいいですか!?
②ノーマル小説(試練の戦い番外や蓮関連もあり!)
お相手【蓮君、晴矢、風介、アフロディ】
ジャンル【ギャグ?ほのぼの】
シチュエーション【蓮君が風邪を引いた】
入れてほしい場面やセリフ【三人が取り乱すところ?】
備考【】
よろしくです!
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク受付中^^ ( No.96 )
- 日時: 2011/07/04 19:09
- 名前: しずく ◆oXl.S/IHBE (ID: PODBTIS5)
- 参照: 平仮名にしたのは練習用w
面影
ぽかぽかとあたたかいぬくもりにつつまれ、ぼくはげんじつとゆめのあいだをさまよっていた。きょうはほんとうにつかれた。ふたりでいっぱいいっぱいがんばって、おかあさんとおとうさんにほめられたんだ。すっごくうれしかったけれど、がんばりすぎたぼくはねむくなってしまった。だいすきな”あたたかさ”につつまれて。ぼくはふわふわとしたふりょくかんのなか、あたたかいくらやみにみをまかせていた。
でも、そのあたたかいくらやみをこわしたのは、かんだかいおんなひとのひめいだった。でも、それはおおきなおとにかきされてしまう。とってもおおきなおとがすごいはやさでぼくにちかづいてくる。たきのおとのような、けものがほえるほうこうのような——でも、それをなだれだとりかいしたしゅんかん、ぼくのめのまえはくろからしろへとかわった。
「あっ……」
目を開けると、そこにあったのは北海道の世界ではなかった。蒸し暑い室内。見慣れたイナズマキャラバンの天井——僕は、キャラバンの座席の一角に横になっていた。ゆっくりと身を起こすと、腕に鈍い痛みが走りついうめいてしまう。嗚呼、そうだ。僕はジェネシスと戦っている途中に倒れてしまったんだ。自分の弱さに自虐的な笑みがこぼれる。だからあの悪夢を見たのかもしれない。いや”彼”が見せたのかもしれない。お前なんて要らない——さっさといなくなればいいと言う為に。
「う、う……」
僕は、腕の痛みと要らないと言われたショックから小さく呻いた。すると、その声を聞きつけたのか、前の座席の方から誰かが走ってくる音がし、僕の前で止まる。はっとして顔を上げると、心配そうな顔付きの秋さんがそこに立っていた。秋さんは、僕の様子を見るように少しかがんだ。
「吹雪君、大丈夫?」
ああ、秋さんの声音はとても優しい。不思議と胸が温かくなる。本当に死んだ母さんに似ているなぁ。母さんも父さんも、僕が風邪を引いたときにこんな風に優しい声をかけてくれたっけ。
「うん、大丈夫だよ。秋さん」
心配をかけないようにと無理に笑って見せると、秋さんは悲しそうに目を伏せた。僕が心配させないようにと無理しているのを見透かしているみたいだ。この表情も……どこか母さんを思いださせる。僕が怪我をしてないと嘘をついた時の母さんみたいな。
秋さんはしばらく下を向いていたが、顔を上げるとにっこりと笑いかけてくれた。
「何かあったら……相談してくれていいのよ? 私でよければ、いつでも相談に乗るから」
ああ、ダメだ。この笑顔には敵わない。
「ねえ、秋さん」
気づくと僕の口は無意識に彼女の名を紡ぎだしていた。
「秋さんは僕の中に別の人間がいたら、僕を嫌いになる……?」
口はそのまま、僕の意識など介さずに勝手に言葉を生み出し続けて。でも、こんな質問をされた秋さんはもちろん目を丸くしていた。普通の人間が聞く質問でないことはわかっている。笑われるかなと思ったけれど、秋さんは真剣な顔付きで首を横に振り、柔らかい微笑を浮かべた。
「嫌いにならないわ。吹雪君は吹雪君だもの」
その柔らかい微笑に僕の胸は温かさとは別の暑さを帯び始める。秋さんはみんなのお母さんだといわれることくらい分かっている。マネージャーとしての言葉だと分かっている。それでも、その言葉が無性に嬉しかった。お礼を言いたいが、そのまま上手く言葉をまとめられず口を開きたいが開けない。僕は秋さんを黙って見つめることしか出来ない。秋さんは静かに僕を見続けている。僕のペースで言葉を言うことを待ってくれているんだ。
「……秋さんはお母さんみたいだ」
「え?」
しばらくしてやっとその言葉を吐き出せた。秋さんにとっては予想外の言葉らしく、軽く瞬きをした。戸惑う彼女を余所に僕は言葉を続ける。
「秋さんは僕の母さんによく似ている。秋さんは僕の母さんみたいだ」
「そうなの」
秋さんは笑った。可愛いとかそう言う感じの笑いだった。ここに”死んだ”をつけたら、秋さんはきっと悲しい顔をするだろう。彼女の悲しい顔だけはどうしても見たくないと思った。
+
ブリザードのゲームであるワンシーンを見てから思いついた妄想w吹雪×秋も悪くないんじゃないかと思っていたりします←
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク受付中^^ ( No.97 )
- 日時: 2011/07/09 10:20
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: テストが近いorz遅くなってすいませんでしたっ!
「でね、そうそう!」
部屋の中に明るい声が響く。
窓の縁に腰かけた蓮は、耳に携帯電話を当てながら楽しそうに声を弾ませた。声同様顔もにこやかで、相手がいるわけでもないのに何やら手を動かしている辺り、かなり興奮しているようだ。先程から縁に座ったり立ったりを不定期に繰り返している。
しばらくは他愛もない世間話を相手としていたが、話題が蓮の身近なことに移ったらしい。今日も練習はハードだけど楽しかったよ、と蓮が短く言ってから、何か思い付いた顔になる。
そういえば僕の幼馴染みがさ……と、急に前置きを述べた後、今日南雲と涼野にされたことを、相手に愚痴りはじめた。時折相手が相槌を入れているのか、蓮もうんうんと当然そうに頷いている。
「ここ最近、蓮は誰と話しているのだ?」
「サッカーの友達なんだろ」
そんな蓮の姿を、僅かに開かれたドアの隙間から、覗く人間が二人。言わずとした幼馴染み——南雲に涼野だ。彼らは蓮に気付かれないよう、小声でひそひそ話をしていた。
「……にしては、長話をしすぎだろう。蓮は、あまり親しくない人間と長話を好まないのは、晴矢も知っているだろう」
「確かに、相手はただの友達じゃなさそうだな」
ここ最近、蓮は毎晩のように誰かと携帯電話で話している。短い時で数十分、長いときは一時間近く話していることもある。
相手が気になる二人は蓮に誰と話していたかをよく聞くが、毎回「サッカーの友達」と言う答えしか返ってこない。それ以上追及しようとしても、「秘密」とはぐらかされてしまうのがオチでいつも聞き出せない。だからこうして”盗聴”を昨晩からしているわけだが、聞こえてくる話は、南雲と涼野が知らないサッカーチームの名前と選手の話ばかり。あの選手のドリブルの抜き去り方がかっこいいだの、監督の采配が素敵だの、蓮がまくし立てるように話続けている。だが、その合間に「やっぱり!?」や「だよねだよね!」と興奮した様子で相槌をうっているあたり、相手も蓮の話についていけているようだ。
相手がわからず二人は、考え込んでいる。特に普段はあまり頭を使わない南雲は、もはや頭がショートしかかっているようだ。両手で、赤い髪の毛をくしゃくしゃにしている。涼野も思い付かないらしく、青緑の瞳を悔し気に細めながら、宙に視線を泳がせていた。と、そこに考えこむ二人とは正反対に馬鹿みたいに明るい声がかかる。
「彼女に違いない!」
南雲と涼野がうんざりした顔付きで声の方に顔を向けると、やはりチナンがいた。何やら楽しそうに笑い、手には手鏡程の大きさがある虫眼鏡を持っている。もしかしなくても探偵の真似だろう。チナンは、無駄に空気が読める男なのだ。
「どういうことだ? チナン?」
南雲は一応、早く言いたくてうずうずしているチナンに質問をしてやった。チナンは、持っていた虫眼鏡を右目に当てると、
「あのなー。男が夜に呼び出されるとしたら、殺すつもりの相手、もしくは密会したい女って相場が決まっているんだよ。どうだ、オレの推理!」
自信満々に、見事な迷探偵ぶりを披露してくれた。南雲は、その意見を聞いたとたん、チナンに質問したことを激しく後悔する。あまりの馬鹿らしさに全身から力が抜け、倒れそうになる。意思の力で、下がる身体を必死に起き上がらせる。
「……推理小説の読みすぎじゃねえのか」
「なるほど。前者は有り得ないとすると、蓮に彼女ができたと考えるのが妥当だ」
南雲が憔悴しきった声で呟く横で、涼野は何故か納得していた。おい、何で常識はずれな意見に納得できるんだよ……と南雲は、立ち眩みに近い感覚を覚えるが、涼野に意見する。
「ちょっと待て、風介。蓮に彼女だと? お前がバカなのは知っているが、どう考えたらそうなるんだ?」
むっとした涼野は、表情を一変させ、南雲を睨み付ける。
「ならば聞き返すが、彼女がいないと言う証拠はあるのか?」
南雲は、うっと詰まった声を出した。反論の言葉が出てこない。ふっと前を見れば、勝ったような憎らしい笑みを浮かべる涼野の顔。思わず涼野を殴りたい衝動に駆られ、南雲が一歩踏み出した時、タイミングよくチナンが口を挟んでくる。
「それにな、俺やチームメイトは見たんだよ」
勿体ぶるようにゆっくりとチナンが話し、せっかちな南雲はイライラして大きな声で聞いた。
「なにをだ!?」
「あいつ、このまえ金髪の女と歩いてたんだよ!」
「……海外の彼女か」
納得したように溢す涼野。中国か韓国か日本か、と明らかに金髪人口が少ない国を挙げ独り言を言っている。真面目に考える涼野と違い、南雲は、アホらしいと鼻で笑う。金髪で女らしいやつといえば、このチームにいるではないか。
「どうせアフロディだろ。見間違いじゃねえのか」
「ん? 南雲、ボクを呼んだかい?」
そこにひょっこりとアフロディが現れ、南雲は金の瞳を大きく見開いた。
「っておい。アフロディじゃねえのかよ!」
「何のことだい?」
「あのなー! 白鳥に彼女が出来たらしいんだ!」
状況がわからないアフロディにチナンが説明を入れ、アフロディは目を丸くする。本当に何も知らないようだ。一応、南雲が蓮の彼女に心当たりはあるかどうか聞いたが、本人は首を横にふった。長い金髪が、静かに揺れていた。
「くっそーオレの中じゃ、アフロディ×白鳥がやっと盛り上がってきたところなのにつまんねえなぁ……」
と謎の言葉を独りごつチナンは、放置し、アフロディは小声で南雲と涼野に話しかける。
「今の話は本当かい?」
「さあな……」
好奇心に満ちた瞳で話に乗ってくるアフロディを南雲が前にした時、部屋の中で蓮がそんなことないよ!
と反論している声が聞こえ、アフロディたち四人は、扉に張り付いてそっと中を覗きこんだ。
蓮は、アフロディたちに背中を向けるように立ち上がって、悲しそうな顔付きをしていた。やがて、悲しげな顔が真剣な顔に変わる。黒い瞳に明確な意志が宿る。
「遊びじゃないって。僕は、本気だよ? 本気でキミとやるのが好きなんだ」
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク受付中^^ ( No.98 )
- 日時: 2011/07/09 10:24
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
蓮は、勢いで言ってしまったらしく、自分が言ったことに気がついてから、凍り付いた表情で頬を赤らめている。そのまま、やっけになって電話の相手に食ってかかっている。
ドアの外でアフロディたちは、呆然としていた。
「ほ……本気なのか?」
と普段は冷静な涼野が顔に驚きの色をはっきり表し、
「か、彼女としかも……やったと言うのかよ!」
と蓮を非難するように南雲が叫んで、
「修羅場だね」
とアフロディが他人事のようにくすくすと笑い、
「オレの聖書(エロ本)読むと気絶するあいつが、もう大人の世界に足を踏み入れたのかよ!」
チナンは、うるさく叫んでいた。相変わらず、方向性が間違っているが。
とここで、涼野が待て、と話の流れを変える。
「しかし、そうなると蓮が心配だ。もし、サッカーに支障をきたした場合、ファイアードラゴンは確実に終わるぞ」
「もしかして、その彼女もそれを狙ったかもしれないね……」
「くそ、よくも蓮にてを出しやがったな! 今すぐに女を探して<カオスブレイク>を打ち込んで、蓮に近付かないようにしてやる!」
脱線した挙げ句、三人は不気味に微笑みあった。
「私たちは、蓮の保護者だ。お人好しな彼を守るためには、これがいい」
「そうだね」
「これが龍の怒りだ!」
三人は非常に乗り気だ。ちなみにこの三人は、蓮の保護者を自称している。まあ実際の立場は逆で、問題行動が多いアフロディたちを、はらはらしながら蓮が見守っていたり、事後処理を担っていたりする。
「ん、話の流れが変だぞ?」
チナンが言ったが、結束した三人を止められるのは、チャンスゥか怒っ
た蓮を除いていないのだった。
***
しばらくして、蓮が噂の彼女を大胆にも、宿舎に誘った。驚いたことに、チャンスゥにも許可をとったと言うのだ。アフロディたちは驚きを隠せなかったが、彼女が来ると言う時間も盗み聞きしたので、先回りをした。玄関近くの部屋にサッカーボールを持って隠れ、僅かに開いた扉から息を殺して、彼女の到着を待っていた。宿舎内で<カオスブレイク>を打ったら、宿舎が壊れるとか誰も突っ込まなかった。
やがて、軽い足取りの蓮が宿舎の入り口まで降りてくる。——そして。彼女は来た。緑のジャージに身を包んだ小柄な背丈。蓮の胸ほどの高さか。ふんわりと膨らんだ短い金髪。耳より下の髪は、羽根のように広がっている。頭には、天使がつけるのに似た白い輪。ぱっちりとした緑の瞳は、人形みたいだ。中々なやつだと、チナンが鼻を伸ばした時、
「あ、待ってたよ。アンジェ”ロ”」
蓮が、嬉しそうに相手の名を呼びながら駆け寄り、アフロディたちが同時に声をあげながら、部屋から飛び出る。
「「「「アンジェロ!?」」」」
勢いがありすぎたのか四人はバランスを崩し、そのまま前に倒れた。一番初めに飛び出たアフロディとチナンが、哀れにもうつ伏せの体勢で倒れた南雲と涼野の下敷きになっている。早く離れてとチナンとアフロディが手足をばたつかせるが、南雲と涼野は、うつ伏せの体勢のままアンジェロをにらみ据えていた。
今の音に蓮が振り返り、「大丈夫!?」と四人に駆け寄り、南雲と涼野を叱咤してチナンとアフロディの背中からどかせる。南雲と涼野は、アンジェロを睨み付ける。が、当のアンジェロはきょとんとし、
「ねー、彼らは蓮の友達?」
「そう。僕のチームメイトだよ」
蓮が、アフロディたちを紹介するとアンジェロはにこりと笑った。子供が浮かべるあどけない笑顔そのものだ。
「じゃあ、初めまして! ぼくは、イタリア代表オルフェウスのMF、アンジェロ・ガブリーニ。今日は、蓮に招待されて、遊びに来たんだっ」
「イタリアって、海に沈んでいるから寒いよね?」
「蓮、イタリアは地中海に面してるのっ!」
「地中海って海の底?」
「海は海なの!」
「あ、思い出した。イタリアって、アトランティスの末裔が……」
「海の上にあるの!」
アンジェロの自己紹介で、アフロディたちの怒りと熱は急激に冷やされていった。急に虚無感が身体全体を包み込み始める。そして、サッカーの上手さと反比例する地理の能力に——アンジェロと蓮の掛け合いに思わず絶句してしまう。韓国を北朝鮮と勘違いしたり、韓国はアマゾン川に面しているだの言う蓮だから仕方がないが、やはりファイアードラゴンの恥さらしになるだろう。
オルフェウスの名は、アフロディたちでも知っている。そのチームにいると言うことは、「男」に間違いない。まあ、アンジェロも男のなではあるが。
「ややこしい外見だな……」
アフロディがぼそりと呟いて、
「お前が言うな」
チナンに突っ込まれた。
「みんなをびっくりさせたくて、内緒にしてたんだ。……ま、バレバレだったけどさ」
蓮は、いたずらっぼく舌を出しながら笑うと、ぼうっとするアフロディたちを他所にアンジェロと話始める。その様子を、四人は黙って見つめていた。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
もう口を聞きたくない程にだるいし、疲れた。やがて、
「……寝るか」
「そうだね」
「だな」
「寝るぜーアルパカ先生の写真を枕の下に入れるか」
南雲が脱力した声で呟き、アフロディたちは次々と賛成の声を上げて、部屋に引き上げていった。
〜FIN〜
待たせておいてこの堕落しきったありさまで申し訳ありません;;
彼女=大好きなアンジェロたんしか連想できません。アンジェロが何で韓国にいる&蓮と知り合いになったわけは妄想にお任せしますw
リクエスト有難うございました^^:二段目も頑張らせていただきますっ。
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】桃李さんリク①完成 ( No.99 )
- 日時: 2011/07/10 16:34
- 名前: 桃李 ◆J2083ZfAr. (ID: SjhcWjI.)
- 参照: 久遠さんと桃花のss書きたい!←
アンジェロォォォと叫んだ私をどうか許して下さい!←
どうも、あまりの神文度に鳥肌ぶるぶるな桃李です(
なんかもう今回もごちそう様でした!← まさかのアンジェロたん登場に胸のときめきが止まらない……!
そして相変わらず、三人は蓮くんの(自称)保護者なのですねwチナンのツッコミにも一理ありますが、聖書に若干の問題有です← 蓮くんは純粋なんだからそんなもの見せちゃダメだよチナン!
まあ、蓮くん>宿舎なのはわかりますが……カオスブレイクを打ち込むのは、ちょっと(
ああもう美味しすぎてお腹一杯です^^*
テンション上がりすぎて自分が何を言っているのか覚えてないです←
本当にありがとうございました!二個目は……お暇な時にでもお願いしますです(自重
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】桃李さんリク①完成 ( No.100 )
- 日時: 2011/07/10 22:56
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: PODBTIS5)
- 参照: しばらく短編中心になりそう。
私もアンジェロ大好きです←もうアンジェロ×蓮が可愛すぎてたまらんで(ry
妄想の塊ですが褒められるとやはり嬉しイーヨ!チナンは友達にもキャラが濃すぎだろと貶されるくらいすんごい性格のキャラになっています。大人の世界を14で既に嗜んでいるアルパカ大好き男です。何かサブキャラをいじるとこういうのになるのがしずくさんの特徴←
三人は自称保護者です^^でも、実際は蓮の方がしっかりしているので三人の可愛い弟(?)がいるって感じです。チャンスゥ母さんと、兄ポジの蓮と、問題児三人兄弟的な家族構成←と夢を見る。
蓮は純粋ですw大人の世界を見ると気絶するか一時間はろれつがまわらなくなるほどうぶです。
今日も語りすぎてすいませんでした(え)二段目も早くに取り掛かりたいと思います←
>>ふぁいんさん
お返事送れてすいませんでした;;有難うございます!是非、取り組ませていただきます^^
- Re: 勿忘草【イナズマ短編】リク ( No.101 )
- 日時: 2011/07/11 22:01
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: m.emTaEX)
- 参照: ついにやってしまった女装させられるネタ。
カリーノ☆リンちゃん—雷門ちゅうっ!—
*蓮が女装させられる哀れなシリーズです。たまにイナズマキャラが巻き添えくってます。気まぐれ更新。パロディ。一期に蓮がいるが気にしたら負け。
「次の対戦相手は、秋葉名戸学園です」
ずっとパソコンとにらみ合いを続けていた春奈さんが顔を上げ、真剣な声で告げる。普段はカチューシャのように上げている眼鏡をきちんとしているからか、彼女が知的に見えた。会社て働く有能な可憐な秘書さんかな?
春奈さんが告げた学校名。イマイチぴーんと来ないみたい。円堂くんたちは、あちらこちらで疑問符を浮かべている。そりゃ、そうか。秋葉名戸は世間的にあまり知名度は低くない。そんな学校が僕たちを苦しめた尾刈斗をあっさり破ったから、驚くのも無理はないだろう。
「で、音無。次の相手校はどんなチームなんだ?」
風丸くんが聞いて、春奈さんは指で、眼鏡を額のいちまで押し上げながら、パソコンを睨みながら、困ったように答える。
「秋葉名戸は今年、初参加の学校です。だからか、情報がすごく少ないんですよ」
なるほど。帝国学園じゃないし、情報はそう簡単には手に入らないようだ。だけど、でもと春奈さんは続ける。
「でも、秋葉名戸の選手がよく出入りすると言う場所があるんです!」
それから、春奈さんは満面の笑みで僕を見る。みんなの視線も、壁際にいる僕へと集中して恥ずかしい。どうも、僕の力が必要らしい。でも、何でかな。心の中にすんごい重りが居座って身体が重い。これは、明らかに身体が行くなと告げているな。
「白鳥先輩の協力がかかせないんですよっ」
予想通り春奈さんが助けを求めてきた。なんか嫉妬や憎悪に満ちた禍々しい視線を目金くんから感じたので、軽く睨み付けたら静かになった。いったいどうしたんだろう?気にはなるが、嫌な予感しかしない。でも春奈さんが助けを求めてくれているんだ。先輩として、後輩の頼みは聞くべきだよね。
「でも、何で僕?」
心配なので一応聞いておくと、春奈さんは相変わらず輝いた笑顔で人差し指を口に当てた。くすっと愛くるしい吐息が漏れる。
「それは、秘密です」
この時は気にしなかったが、後で自分の勘が正しかったことが証明されるのだった。
〜つづく〜
- Re: ナツのヘクセ【イナズマ短編】リ ( No.102 )
- 日時: 2011/07/15 20:26
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: jFJOmttq)
- 参照: 試験が近いので短編中心
「れいなねえちゃん!」
嬉しそうな声を出しながら、小さい蓮は私の元に駆け寄ってきた。誰がお姉ちゃんだとツッコンでやりたいが、それは今の話だ。
「れん、どうしたの?」
当時の幼い私は、”姉”として小さい蓮の頭を撫でてやる。すると小さい蓮は、愛嬌のある可愛らしい笑みを見せながら、
「おねえちゃんがだいすきだから、いっしょにあそびたいの!」
と甘えるような声を出した。不服だが、その純粋な笑顔はとても可愛らしくて。可愛がりたくなってしまう母性愛を引き起こすものだ……った。私は、頭を撫でてやった後は、蓮の手を引いてよく彼を連れ出していた。
そういえば蓮は、馬鹿みたいに素直なので気に入っている人間には、平気で好きとか言っていたな。が、その伝える相手と言うのなは意外にも少なかったものだ。同性では、親友と言うか悪友の——晴矢と風介にしょっちゅう言っていた。いつも仲良くサッカーをしていたし、無理もないか。が、揃いも揃って性格が悪いあいつらと、性格がいい蓮は一見不釣り合いに見える。……それでも、何故か気が合うらしい。
そして、女性では瞳子姉さんと私。姉さんはわかるが、何故私なのか。当時私は、蓮に好かれることをした覚えはないのだが……
**
蓮は、何故か幼い頃から私を姉呼ばわりしている。きっかけは覚えていない。が、気づいたら姉さん呼ばわりだ。私の誕生日は三月生まれの蓮より遥かに早いとはいえ、学年は同じだ。つまり、姉呼ばわりされる筋合いはない。なのに、玲名姉ちゃんと今でも呼んでくる。何故か。
——少し、思いだして考えてみよう。まず、蓮は非情に情けない男だったな。女の私より小さかった手は、その証しか。そもそも、蓮はお日さま園で一番女の子らしい男だった。泣き虫で気が弱く、しかも人見知り。知らない人や怖い動物がこようものなら、大抵バーンやガゼルの、ひどいときには私の背中に隠れていたし、軽く転んだだけですぐに泣きじゃくっていた。——彼は、本当に男とは思えなかった。はっきり言って女々しくて嫌いだ。しかし、あの可愛らしい笑みにはどうしても手を差しのべたくなってしまう。
今、思い出した。幼い私は、茶々を入れながらも小さな蓮に手をさしのべていたな。バカなあいつは、それを「優しい」と勘違いしていたよう。言っておこう、蓮。私が手を差し伸べたのは、優しさからではない。その愛嬌のある笑みに、つい手を伸ばしたくなっただけだ。
「……蓮。忘れものだ。見苦しいぞ」
サッカーに使うスパイクを差し出すと、蓮は目を丸くした。
「あ、いっけない」
「……それにユニフォームに、ボール、弁当」
低い声で付け足すと、蓮はしまったと言う顔をして、愛想笑いを浮かべた。なるほど、勘が鋭い彼は私が考えていることを読み取っているようだ。その様子が手に取るようにわかり面白いが、
「今日の夕食当番はお前だ」
そう宣告してやると、蓮の表情が気だるげなものへ変わっていく。全身が脱力したように手をだらんとだらしなく下げ、肩を落とす。
「玲名姉ちゃんのいじわる」
が、蓮は幼い頃と変わらぬ笑みを見せて、
「ま、いいよ。姉ちゃんの頼みなら断れないね」
じゃあ晴矢と風介とサッカーしてくるから。そう言うと、蓮は私から渡された袋を揺らしながら走っていった。……ふう、と安堵のため息が漏れる。つくづく世話が焼けるあいつ。いつまでこんなことが続くのか。しかし、こう世話を焼いてやるのもわるくない——ガゼルとバーンの元へはしる蓮を見詰めながら、私は小さく笑った。
*
なんとなく書いた蓮×玲名姉さん。蓮はどこまでも弟で、兄がヒロトで姉が玲名って妄想←
- Re: ナツのヘクセ【イナズマ短編】リク受 ( No.103 )
- 日時: 2011/07/15 22:11
- 名前: ふぁいん (ID: KoErH5Nm)
キャラの名前【天城ヒカリ】
性別【女】
キャラの性格【明るく元気!とてもツンデレです!でも繊細です!】
キャラの容姿【おさげにした亜麻色の髪。肌は色白で瞳の色は琥珀色】
サンプルボイス「あたし、ヒカリ」
「ばかじゃないの^^?」
「も、もう///」
お相手【虎丸】
お相手との関係【同じ小学校の友達】
ジャンル【甘!】
シチュエーション【お任せ!】
入れてほしい場面やセリフ【お任せ!】
備考【】
たっくさん頼んじゃってすいません!しずくsの甘い文章を読みたいって思ったんです!よろしくお願いします!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】リク受付け中っ! ( No.104 )
- 日時: 2011/07/16 21:53
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: KoErH5Nm)
>>ふぁいんさん
甘いリク有難うございます^^甘いのはあまり書かないので、、久々に書きたくなったところです←ヒカリちゃん可愛い。元気でツンデレとか萌えの代表格dごほん。テストや部活で遅くなりますが、頑張らせていただきますね^^
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.105 )
- 日時: 2011/07/17 20:53
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: l0i1WlFj)
- 参照: しずくさんは変態なようです。
「いらっしゃいませっ!」
明るくお客様に挨拶する春奈さんの後ろから、
「い、……いらっしゃいませ」
僕はいつもより声を高くしながら、恐る恐る挨拶をした。——まさかのメイドの姿で。
あれから僕は、春奈さんが手に入れた情報を元に、とある場所へと連れていかれた。そう、何故か”メイド喫茶”だったわけだ。店の外見とかこじゃれたカフェってなのに、入ってみればカオスな楽園とかしていた。中も趣は、西洋風のカフェって感じ。が、働いているのはメイド服を着た女の子だし、店の客は野郎共だらけだし。萌えー!とか、マナちゃんとか、野太い声で叫んでいる。こんな場所は僕のような一般人がいるべきではない。そう入店僅か数十秒で決めつけた僕は、帰宅しようとしたが。——そこに小太りな男が立ちはだかり、困ったように笑った。
「キミもこのメイド喫茶一日体験会に参加するんだろう?」
メイド喫茶一日体験?……まさか。と思いながら後ろを振り向くと、眩い笑顔を顔に宿した春奈さんがこっちを見ていた。そしてこちらに駆け寄ると、僕の腕に絡み付いてきた。……春奈さんが女性だと思わせる感覚が腕をくすぐり、羞恥心と戸惑いで頭が真っ白になる。
「はい、そうなんです!」
それからしばらく意識が飛んでいた僕は、春奈さんが何を話したかは知らないが——気づけばこの様だ。採用するのか面接もあったが、見事に通過してしまったわけだ。この顔立ちは男らしいと思うし、第一胸がない時点でわかりそうなものなのに。どうも僕の顔立ちは中性的で、勘違いされやすいようだ。……顔は、男らしいと思っていただけにショックでたまらない。
今日の僕の服装は、黒髪に映えない、白いレースで飾り付けられたカチューシャ。それに袖と裾がやはりレースで縁取られた黒いワンピースに、フリルがいっぱいの白いエプロン。とどめに……ああ、これ以上は認識したくない。男である僕に女装の趣味はないのにとアンニュイにため息をついてみる。後ろで、リンちゃん萌えとか言われてなんかいない。気のせいだ。
ちなみにリンと言うのは、春奈さんに作成された、僕の偽名。さすがに蓮の名前だと男だと見破られると思ったらしく、店には白鳥リン(しらとりリン)とどっかの双子アイドルを連想させる名前を申告したようだ。
「リンちゃーん」
と、そんなことを考えていると、カウンターの方から男の嫌らしい声が耳に届いた。ああ、男が男に鼻を伸ばすって気持ち悪いったらありはしない。でもトラブル起こしてもいみないし。内心吐き気を覚えながらも、顔の筋肉は笑顔で固定したまま、控えめに返事をする。
「は、はい。な、なんでしょう……?」
さすがに大声だと男だとばれそうなので、内気な女子のふりをしている。声はかろうじて聞き取れる程度。世間体からすれば、接客業には向かないのだろうが——内気な子萌えとか変態が数名いるようだ。今だって、春奈ちゃんとリンちゃんのどっちが可愛いかと白熱した議論の声が聞こえてくる。足が自然と店の出口の方角へと一歩踏み出そうとして、誰かに腕を捕まれた。肩を跳ねさせて振り向くと、僕と同じ衣装を身にまとう春奈さんの姿。ああ、やはり本物の女の子は違うと痛感させられる。青い髪に黒地のスカートがよく映えていて非情に可愛い。さらに今は、きちんとかけている赤いメガネのせいか、知的なイメージかな。立派な館で働いているメイドさんと言うより、喫茶店とかにいそうな素朴な感じがする。
僕がメイド春奈さんに見惚れていると、春奈さんはスカートのポケットから携帯電話を取りだし、開くと、ボタンを数回押し、ボタンに親指を当てた。そのまま僕からやや離れた場所に立って、携帯電話を自分の方に近付けたり、遠ざけたりしている。……嫌な予感。
「先輩、前を見て、笑ってください!」
そんなことは頭から消え失せ、言われた通り真っ正面を、つまりは春奈さんの方を見ながら僕は笑う。その瞬間、カシャッと何かどっかで聞いたことがある音がした。血の気が一気に引く。が、春奈さんは、携帯の画面を見ながら満足そうに微笑んでいる。僕は、息を整えながら春奈さんに近づき、恐る恐る彼女の携帯の画面を除き混んだ。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.106 )
- 日時: 2011/07/19 22:26
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: KoErH5Nm)
- 参照: いちぺーじっ!
あの日のセグレート〜sideB〜
ふわり、と私の茶色い髪を涼しい風が撫でていった。何となくだけれど、秋が近いことを感じさせる。風が運ぶ草木や空気の香りが、秋の匂いを漂わせているかな。ちょっと外に目をやれば、色づきかけた木々が目に入ってくる。
そういえば「ニュースで、日本のどこかが紅葉している映像をやっていたの」って珠香ちゃんが昨日言っていたかな。それから、「合宿ってことにして、学校を休んでみんなで紅葉見に行こーっ」て、珠香ちゃんがサッカー部のみんなにしれっと提案していて、とりあえず曖昧に話を保留にしていたことをふっと思い出す。あ。昨日、明日までに考えておくからって、しっかり明言していたんだ。……いけない、珠香ちゃんは変に記憶力がいいから、多分覚えている。うぅ、どうしよう。何も考えてない。学校を休むことに罪悪感はあるし、かといってみんなと外出できると言う話は魅力的だ。
今さらだけれど、冗談かもしれないし、でも。珠香ちゃんはあまり冗談は言わない子だし——ああ、どうしよう。頭の中は、しっちゃかめっちゃかになっていて答えが出てこない。私は、頭を整理するためにふうっと息をはき、屈んだ。
慣れた手つきで、ケースから艶のある茶色をしたバイオリンを取り出す。頭を切り替えたい時には、やっぱりバイオリンかな。演奏していると、どんな気分でも吹き飛んで、必ず元気になれるから。
ふっと、辺りを見渡すけれど、グランドには誰もいない。今日のサッカー部の練習時間を、私が勘違いして一人だけ早くきちゃったからだ。ああ、珠香ちゃんや士郎に確認しておけばよかったな、と遅い後悔をする。誰もいないグランドは、私一人には広すぎて虚無感を覚える。このまま演奏しても、観客<スペクタトゥール>なしの、独り芝居<モノローグ>になってしまう。ちょっと悲しいけれど……。演奏していれば、いつか誰か来るよね。そう自分に言い聞かせると、演奏の準備をして、何を弾こうか数秒迷ってから、目を閉じ、ゆっくりと弾き始める。明るい調子の緩やかな旋律が、豊作を喜ぶ村人たちを連想させる。ほら、まぶたの裏には黄金色に輝く麦畑が——。
『ももちゃん!』
そんな声が耳のふかいふかいばしょから聞こえて、
『もも!』
また声がした。あれ、士郎にアツヤの声。それもかなり幼いような——。
私はそれらに構わず、演奏を続けるが、声はたくさん聞こえてくる。——泡が生まれては消えていくように、たくさんの声が耳のそこから蘇っては消えていく。
曲のイメージは、豊作を喜ぶ祭りへと変わっていく。明るく、力強いメロディーだけれど、私の脳が生み出すのは、豊作を喜ぶ村ではなく。過去の世界だった。声の後から、せきをきったように過去の映像が再生される。同時に関連する事柄がいくつも暗闇の中に思い出される。心の奥底から暖かいものが浮かび上がり、顔が緩んでいくのがはっきりとわかる。まるで夢心地のような快感に、現実と思いでの区別が曖昧になった。それでも、身体が動いているのだけはわかる。もう、止めようとも思わなかった。明快なヴァイオリンの音は、私を過去へと誘っていく——
***
それは、今のような秋が近付いた日のことだった。私がいつもの遊び場に向かい、驚いた。なんとアツヤと士郎が口喧嘩をしていたのだ。互いににらみ合い、ものすごい剣幕で捲し立てあってる。小さい私は、怖くて足がすくんでしまった。
「ぼくだよ!」
「いいや! オレだ!」
二人は互いに自分だ、自分だと何やら我を張り合っている。普段は穏和な士郎が、ここまで強く言い返すのは珍しかった。だからか、当時の私は、二人の剣幕に押されてしまい会話を遠目に見ることしかできなかった。
「ぼくのほうが、アツヤよりもあたまがいい。ぼく、たしざんできるもん」
議論が止み、士郎が得意気に言った。胸を張ったりして、ペンギンみたいで可愛らしい。一方のアツヤは、不機嫌そうに士郎を睨んでいる。……返す言葉がないみたい。口元が悔しさで弾き結ばれている。
あ、少し空気が和らいだ。そのことを感じた私は、恐る恐る二人に近付いた。すると、同時にアツヤがはっとした顔であーっと大声を出した。瞳が勝利を確信したような光を宿す。
「にいちゃんは、たしざんできないってこと思い出したぜ。このまえ、『りんごがひとつ、みかんがひとつあります。たすといくつになるかな?』ってもんだいで、『三』ってかいただろ」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.107 )
- 日時: 2011/07/19 22:25
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: KoErH5Nm)
- 参照: ひらがなだらけでーす。
アツヤがからかうように指摘すると、士郎はしかめっ面でそっぽを向いてしまう。アツヤはますます調子にのって、笑っている。そんな態度に士郎は、横目でアツヤをにらむように見つめ、当たり前だと言った調子で反論した。
「だって、たべるんだったらももちゃんもいるから、みっつになるでしょ?」
当時はわからなかったけれど、今となっては嬉しい思い出になる。ただの問題でも私やアツヤを忘れない優しさ。それを、士郎はもう持っていたんだ。本当に士郎らしいなあ。
「くだものはぜんぶおれのもんだから、こたえは”ひとつ”だ!」
……それを否定したアツヤの言葉も、非情に彼らしいけれど。ちょっぴりわがままな性格がよく出ている。
「こたえは”に”じゃないの?」
ちなみに当時の私は、横から当たり前のことを呟いた。
二人は急に沈黙した。今ならわかる。私たちの間には、非情に気まずい雰囲気が数秒は流れていたと思う。しかし、アツヤと士郎は気を取り直して言い合いを再開する。
「ぼく、アツヤとちがってにんじんたべれるよ。ももちゃんのつくった、おかしもだいすきだよ!」
「オレはにいちゃんのきらいなピーマンをたべられる?それにオレだって、もものおかしだいすきだ!」
今度は好き嫌いの話題。
ほとんどの食べ物、アツヤが嫌いなものは士郎の好物で、アツヤの好物は士郎の嫌いなものになっている。二人が喜んで食べるのは、二人のお母さんの手料理と私が作るお菓子と相場が決まっていたかな。けれど、
「すききらいはだめって、せんせいいってたよ。ふたりともだめよ!」
好き嫌いはよくない。だから、私は二人を叱った。……最後の嬉しい言葉は、恥ずかしいことに幼い私の耳には入っていなかったみたい。聞いていなかったみたい。二人は何故か私に頭を下げ、再び沈黙が流れる。
が、唐突にアツヤが口を開いた。
「でも、オレはにいちゃんよりせがたかいもんな。せがたかいほうが、おとこはかっこいいよな」
アツヤは士郎の頭に手を奥と、その手を自分の方へと引き寄せ、身体にぴったりと当てた。その位置は、アツヤの額の位置。つまり、アツヤの方が士郎より背が高い——なんとことはない。私は、アツヤが背伸びをしているのを目撃していた。地面につま先立ちになった足がぷるぷると震えている。
「うそだ。アツヤは、せのびしてるからおおきいんだ。ぼくのほうが、たかいよ」
さすがの士郎もわかっていたみたいで。アツヤの真似をして背伸びをすると、アツヤの頭に手を置いて、自分の身体に引き寄せてみた。士郎の手は、なにかに当たることなく士郎の頭を撫でていった。アツヤと士郎の身長差は、たいしてないみたい。あ、士郎のつま先立ちした足も震えている。
だけど、話し合いは平行線をたどり、いつまでたっても終わりそうにない。痺れを切らした私は、思いきってアツヤと士郎に話しかける。
「アツヤ、しろう。さっきからなんのおはなししているの?」
「ももちゃんには、かんけいないよ」
「ももにはかんけいねえ」
「またふたりでないしょのおはなし? ずるい!」
二人に速攻で仲間外れにされ、私は怒った。二人は、私など視界にいないらしく、また悶着を起こしている。大好きな二人に無視され、悲しくなり、大好きな二人が喧嘩をしていることにいっそう悲しみが募る。気がつけば、私の視界は霞んでいた。いつのまにかアツヤと士郎が、喧嘩を止めていた。
「しろう、アツヤ……けんかはだめだよ……やめて……」
霞がその濃さを増そうとするなか、私はアツヤと士郎に涙声で訴える。すると、二人は狼狽しながらも私の近くに駆け寄ってきた。
「あ、な、なくな。もも。オレがわるかったよ」
「ごめん、ももちゃん。ぼくたちがわるかったよ」
アツヤと士郎は、交互に詫びをいれながら、二人で私の涙を人差し指で拭ってくれる。小さいけれどぬくもりを感じる指先に、私の悲しみはとられていった。
「なかなおりしてくれる?」
確認するように私が聞くと、アツヤと士郎は笑顔で、はっきりと頷いた。二人の曇りのない表情は私を安心させすぎるのに十分だった。よかった、と私が溢すとアツヤと士郎は顔を見合わせた。この時の会話は、昔の私はすっかり聞き流していた。
「……なあ、しろう。だったら、ももにきめてもらおうぜ」
「うん、それでいいよ」
アツヤと士郎は密談をしたあと、喜んでジャンプをしていた私に向き直り、
「ももちゃん」
「もも」
いつになく真面目な声で、私の名前を呼んだ。幼い私は、あどけない笑みを浮かべながら振り返った。
「なあに?」
ます士郎が、私を見据える。なんでかな。顔が真っ赤に見える気がする。私とまともに目が合うと、びくっと震えた。が、決心したように言葉を吐き出す。
「ももちゃん、しょうらいぼくとアツヤ、どっちのおよめさんになりたい?」
私に、考える暇を与えず、アツヤが矢継ぎ早に質問してきた。
「もも、オレとにいちゃんどっちがすきなんだ?」
今この言葉を言われたら、とても恥ずかしい。……やだ、昔のことなのに動悸が激しくなる。顔全体が異様に発熱している。鏡で見たら、情けないほど真っ赤になっていそう。
っと、違う。今は、思い出を楽しむのが先。ちなみ に、当時の私はなにも考えずにこう答えた。
「わたし、しろうのおよめさんになりたくって、アツヤがだいすき!」
要するに、どっちも大好きなんです。今も昔も揺るがない思い。
「やったー!」
「よっしゃー!」
……って、当時の二人は喜んでいたっけ。
でも、もし。神様があの時に私を戻してくれるなら、私は必ずこう言う。「アツヤも士郎も、私の大切な友達だから、どっちが一番なんて決められないよ」今なら、自信を持ってそう答えられる。
士郎もアツヤもいつも私の隣にいた。いつも、みんなで笑ったり、泣いたりしていた。みんなで時間を共有してきたから。だから、一番なんて決めたくない。決めたくないよ。——たとえ、片方がもうこの世にいなかったとしても、絶対。
ヴァイオリンが最後の一音を奏で終わると同時に、私の意識は現実に戻った。暖かい懐かしさと激しい動悸、異様な発熱が体内で同居している。しかも、顔が勝手に笑ってしまう。表情は緩み、口角が上がる。顔の筋肉でいくら正しても、また戻る。幸い、辺りには誰もいないし、大丈夫かな。ふう、と息をはくと熱が少しだけ冷めた気がする。
そこでようやく頭が動き出す。
「二人が喧嘩していた理由は、何だったのかな……」
士郎に聞いてもだめ。「知らないなぁ」って、いかにも知っている笑顔で曖昧にするんだもん。士郎に聞こう、と決意を新たにした私だけど。
それからすぐに珠香ちゃんが来てしまい、合宿の話でまだ聞けずにいる。……いつになったら、聞けるのかな。
〜FIN〜
パソコンで修正wがっかクオリティ!しかも携帯はよみずらいとかorzちなみにちびっと続きます吹雪サイド、短いですが書く予定です。桃李さんをお待たせしてしまったので、区切りであげておきます。謝罪は次ので^^;
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.108 )
- 日時: 2011/07/19 22:29
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: KoErH5Nm)
- 参照: なんか三頁め
あの日のセグレート〜sideA〜
この前、桃ちゃんがこんなことを聞いてきた。「ねえ、あの時、士郎は、どうしてアツヤと喧嘩していたの?」……普通なら、わかるんじゃないかな。
あのあと、僕とアツヤは、子供ながらキミに告白したから。だから僕たちが何を争っていたのかって。でも、わからないのは桃ちゃんらしい。ふふ、もし僕が本当のことを話したら、彼女はどんな顔をするのかな。顔を熟れた林檎のように赤く染め、微笑んでくれれば最高だけれど。何となくだけど恥ずかしさのあまり黙りこんでしまいそうだ。まあ、困った顔の桃ちゃんもとても魅力的だし、僕は、十分に満足できるだろうなあ。
え、桃花ちゃんにばかりいじわるばかりしていないで答えを教えろ? だって? 全く、キミは桃ちゃんが絡むと、何でも根掘り葉掘り聞くよね。女の子ってそういうものかな?
まあ、いいや。素直に話しておくよ。簡単だよ、どっちが桃ちゃんの結婚相手にふさわしいかってそのことで喧嘩していたんだ。えっと、きっかけはね……あの日、幼稚園の先生が僕とアツヤに、「どっちが桃花ちゃんのお婿さんになるのかな?」って聞いてきたんだ。確かに結婚できるのは、一人だけ。で、僕もアツヤも桃ちゃんが大好きだったからね。すぐに口喧嘩をしていたんだ。どっちがあたまがいいとか、下らない内容。相手よりちょっとでもすごい方が、お婿さんになれるんだ〜って、二人して思ってたんだ。
大きくなればわかるけれど、どっちがすごいかじゃなくて。桃ちゃんが好きなのはどっちかって言うのが答えなんだよね。あの時は、二人とも好きって言ってくれたけど、今はどうかな。え、何でそんな意外そうな顔をするのかな? そんなの、ただの子供の約束だって? やだなあ。僕は、昔から冗談は言わないよ。あの時の告白は本気だ。今も、本気で信じている。だって、今だって僕は桃ちゃんを、いや。桃花が——大好きだからね。ん? 私も桃花ちゃんが大好きだから、吹雪くんには渡さないって。あはは、恋敵が珠香ちゃんになるなんて思いもしなかったよ。……でも、負けないからね?
〜FIN〜
はい、駄さクオリティだいにだんっ!吹雪サイドのお話でした^^最後に、珠香ちゃんとの会話方式にしてみました。だって、珠香ちゃん可愛いんですもん←全体的な反省として、桃花ちゃん演奏させたり無駄にフランス語を乱用したり……妄想の嵐でした。待たせておいて、本当に面目ないorzこれからも、楽しく語りまショーという意味も込めて桃李さんに捧げます!リク、ありがとうございました^^
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】桃李さんリク完成^^ ( No.109 )
- 日時: 2011/07/19 22:35
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: KoErH5Nm)
- 参照: 円堂のお嫁さん、夏未さんだったんですね^^びっくりです。
-----
お題シリーズ。やっぱどころか蓮関連。(BLはないよ!)思いついた順に更新されていくと思います
・わん、つー、すりー、ふぉう!
(踊れや楽しめ!)
→
・ありったけの言葉をきみに
(ありがとうだけじゃダメなの、)
→蓮&晴矢&風介の定番コンビ。ちょっとツンデレ気味な蓮を書きたいとしかり。
・蒼天クリームソーダ、
(しゅわしゅわ、ひゅうん!)
→吹雪&蓮コンビで何か。ほのぼのな予感しかしない←
・あそこにあるのは何なの?
(ジャンプして掴め、笑え!)
・笑うのなんて簡単、
(笑ってみれば良いの。)
・クローバー、クローバー、
(ありったけを貴方へ!)
-----
ひふみ。様に頂いたセンス溢れるお題です^^落ち着いてきたので、上げてきます。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】桃李さんリク完成^^ ( No.110 )
- 日時: 2011/07/19 22:54
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: KoErH5Nm)
消えているようなのであげます
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】桃李さんリク完成^^ ( No.111 )
- 日時: 2011/07/20 16:47
- 名前: 桃李 ◆J2083ZfAr. (ID: AHLqKRWO)
あばばばば神文ごちですううう!←
というわけでしずく様の神文で胸が一杯になりますた。( やばいです、hshsです。もう皆こっちおいでよ^^
桃花の演奏シーン書いて頂いて嬉しかったです!フランス語も使用してもらっちゃって申し訳ないです……しかも、物凄く使える言葉を。最近日本語しか喋らせてないので刺激になりました^^;
珠香ちゃんは私の天使、吹雪は私のスノーエンジェル(いきなり何を
……なんだか桃花=蓮くん、アツヤ=晴矢、士郎=風介、珠香=アフロディ(?)に見えてきました。蓮くんを取り合い喧嘩しちゃう二人可愛いとか妄想広がリーヨな自分は末期(
三ページもありがとうございます!これをエネルギー源に蓮くんリクも頑張ります!……と言いたいところですが;アフロディが自重しませんどうしましょう?←
玲名姉さんマジ女神(
弟キャラな蓮くんですねわかります萌えです。兄ヒロトさんは蓮くん苛めるのが趣味っぽい← で、いざとなったらバンガゼ出陣!みたいなですかねw
リンちゃんは頂いた!タイトルにノックアウト!蓮くんのメイド姿……よし、売りましょう(待て
春奈ちゃんにマジで感謝!全力で感謝!おいしいものをありがとうっ!(自重
……最近パソ替えたのですが、その叩き心地の良さ故に語りすぎてしまいました(違うだろ
語りまショーなんてそれは私の台詞ですよっ!これからも是非お付き合い頂ければと思います^^*
リクありがとうございました!私も頑張らせて頂きますw
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.112 )
- 日時: 2011/07/21 00:19
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: bPAPej8q)
- 参照: コメント返しは後で;;
点をバンバン決める強いフォワードと、相手からバンバンボールを奪うディフェンス。サッカーのテレビを見ては、ごっこを遊びをしていたね。キミたちがフォワードで、僕はいつもディフェンスの役だった……。
なーんで、そんな嬉しそうな顔するの? いっしょにプレイできるのが、そんなに嬉しいの? そんな時は、思いっきりボールを蹴ろうよ。一緒に敵を突破して、世界に僕たちの名前を轟かせよう。——僕がいれば絶対に勝てるって? わあ、すごい自信だね。うん、僕は攻め混んでくる敵を許さないよ。このチームの、ゴールは守って見せる。……ごめん、今の状況は違うね。
でも、僕を最後まで信じてよ。僕がこのチームを勝利に導くディフェンスになるから!
成長したのは、キミたちもそうだよ。二人とも、昔は頼りないフォワードだったけれど、今の二人は威厳にみちみちている。……昔のごっこ遊びのこと、覚えてる?キミたちが、フォワードで僕がディフェンス。たまには、僕もフォワードになりたかったけど……そうじゃないんだね。それぞれ似合うポジションがあるんだね。そして、僕たちは三人で強くなれるんだ。
+
サンホラ聞いてたら衝動的に書きたくなった。幼なじみたちの信頼感を描いたつもりです。小さい頃からやっているから、互いの弱点とか発想とかわかりあっているつもり←あー、三人が共闘しているシーンが書きたいぃ!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.113 )
- 日時: 2011/07/22 22:12
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: mW7zBAGR)
- 参照: サンホラー!サンホラー!陛下!陛下!
胸がいっぱい…ですと!?わ、私の文でそこまで言っていただけて嬉しいです。よし、東京湾に沈んできますbgbg
桃花ちゃんの演奏シーンは書いてみたかったので、100%純粋な妄想仕様で書きました←言葉がおかしいよ? とっても楽しかったです^^*フランス語は、かっこよさを出すために出しました。最近、外国語にはまっているので、色々出してます。英語基本に色々ぶっとんでます。Yahoo!
二人で奪い合う構造は確かに蓮とにてますね←でも、アツヤさんと士郎さんは、純粋な気持ちでやってて微笑ましいけれど、晴風に至っては、嫌らしい理由しか浮かばん私は、マッキキーですな。
私も、桃花ちゃんが珠香ちゃんと士郎さんに取り合いされてる妄想が止まらんのです。珠香ちゃんと士郎さんは、いざって時には協力しそう←
蓮は、弟。玲名姉さんは「バカ」とか言って冷たくしながらも、優しくしていればそれでいい。玲名姉さんの夫?、ヒロトさんは冷たくされて落ち込む蓮の慰め役。「また玲名にからかわれたんだ?」とか言って頭撫でてればいい。
リンちゃんは隠れアイドル道を進みかけています(-.-"春奈、蓮にそんな格好をしてくれてありがとう!赤いミスが止まらない!
パソコンを買い替えたんですか、いいですねっ。私も、携帯の叩きごちがいいのでたくさんウッテマス。語り、いつもありがとうございます!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.114 )
- 日時: 2011/07/23 22:59
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: Kwou2MmU)
- 参照: テスト前なので、短文
ここ、最近面白いことがない。何でか分からないけれど、いつもいつも退屈で仕方ない。何でかしら? えーっと、最近あった大きなことは——あ、あのアフロなんとかって言うナルシストな”元”神様が来たんだ。今、思い出してもあのじぼれな態度には不快感を覚えざるを得ない。晴矢ったら、どうして二枚目の誘いに乗ったのかしら?
雷門と戦うため、僕の母国のチームに入ってほしい。アフロディのこの誘いを、晴矢は風介と共に二つ返事で承諾した。……プロミネンスの私達にも声はかかると思っていたけど、なかった。晴矢は「じゃあ行ってくるな」の言葉だけを残して、韓国に行ってしまった。
晴矢は、雷門と戦いたがっていたから、韓国に行くのはいいことだと思う。FFIに女が参加できないことはわかってる。けど、けどよ……あんたがいなくなってから、何だか寂しくて寂しくてたまらないのよ……張り合う相手がいなくて。私は、みんなで騒いでいたい方だから、張り合うあんたがいなくて寂しいのよ?
だから——あたしが、韓国のマネージャーになってあげる! 異論は認めないわ!
+
これ、バンレアか?時間がないので、描写がぐちゃぐちゃしてます。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.115 )
- 日時: 2011/07/26 13:11
- 名前: 星沙さんリク完成! (ID: bvgtbsWW)
- 参照: 携帯だと、お知らせする術がないとかorz
「蓮、テストはどうだったんだい?」
アフロディから「テスト」の単語を聞いた途端、蓮はびくっと身体を震わせた。苦笑いを浮かべると、アフロディと晴矢、風介たちを見る。
「何で人のテストが気になるの? あれ、監督が急にやれって言っただけじゃないか」
つい先日、このファイアードラゴン宿舎で「期末試験」が行われた。監督が一ヶ月前に、「このチームには、知識が足りない。勉学もまた、スポーツの基本だ。そこで、一ヶ月後に期末試験を行う」と急に宣告され、教科書と参考書を全員ドンと渡された。さらに「成績が悪いものは、一日このバカと書いたハチマキを巻いてもらう」と付け足され、皆は訳がわからないまま、テストは行われた。科目は、学年別に合わせた主要五教科(蓮たち日本人は、国語は、現代文、古典。社会科は歴史と地理)と保健体育、家庭科と謎な上、日本人たちは、別の問題と気を使われているのが謎だ。ちなみに後で聞くと、監督が誰が秀才か知りたかっただけだと言うから驚きだ。職権乱用であるが、蓮が韓国サッカー連盟に通報しても意味はなかった。
つい今日がた返されたテストの話がなぜ出てくるのか。蓮は、はぐらかしながら、聞くな聞くなと、心内で呪詛のように呟いていた。しかし、アフロディは楽しそうに笑う。
「ふふ、ボクたちの結果は教えただろう?」
「オレたちが教えたのに、お前も教えねえってのは、不平等じゃねえのか?」
「そうだぞ、蓮」
調子に乗った晴矢と風介を前に、蓮は嘆息する。
「教えたって……キミたちは、テスト自体さぼってじゃないか」
蓮が指摘すると、アフロディたちは固まった。
この三人は、蓮の指摘通り見事にサボったのだ。当然、ジンソン監督とチャンスウに呼び出され、こっぴどく叱られた。それを、蓮ははっきりこの目で見ている。
しかし、彼等に諦める様子は微塵も見られない。好奇心でギラギラと輝く瞳たちが、蓮の黒い瞳をじっと見詰めてくる。初めは、にらみ返す蓮であったが、だんだん相手をするのがバカらしく思えてきて、自分が折れることにした。
「じゃ、これから僕がいくつか問題を出すから、答えてくれたら見せてあげる」
アフロディたちは、簡単な条件に喜んで飛び付き、「早く問題を出して」と蓮をせっつく。
初め、蓮はいたずらでアフロディたちが分からないような英語の問題を出そうと思ったが、止めた。以前のテスト出た、簡単な問題を出すことにする。
「音楽用語で”FF”の読み方は?」
晴矢は顔をしかめながら、
「FFったら……”ファーストフード”か?」
それを風介が否定する。
「違う、”ファイナルファンタジー”だ。ちなみに、pは"ポーション"のはずだ」
「マジかよ?」
自信満々に断言する風介を晴矢は、怪しむように目を細めてみた。それから、間違った答えを言い合う低レベルな悶着へと発展するのに、さほど時間は必要としなかった。こうなるのは、いつものこととは言え、中学生とは思えない珍解答には頭が痛くなる。
「フォルテッシモ、じゃないかな?」
アフロディがさらりと正解を前髪を払いながら呟き、蓮はため息をついた。
「……はい、アフロディだけ正解」
すると晴矢と風介は、喧嘩を止めて、
「じゃあ、次の問題で風介に勝つ」
「私が勝つに決まっているだろう」
次の問題を待つ。二人の目には、闘争心がありありと見えていて、二人の間に漂う空気はぴりぴりとしている。
「じゃあ次は……理科で行こうかな。カエルは、何類に属す?」
「きもちわ類ではないか?」
と初っぱなからボケる涼野。蓮は、呆れを通り越して何も言えなくなってしまう。
「爬虫類だろ」
「カエルなど、美しいボクの視界には入らないね」
「……アフロディ?」
蓮が最高の笑みを浮かべてアフロディの名を低い声で呼んだ。顔にはシワがより、血管が浮き上がっている。押し潰されそうな重圧感を、蓮から感じる。蓮は、怒る時ほど笑顔が魅力的になる性質を持っているらしい。
晴矢と風介は、恐怖で目を見開いたまま凍り付き、身体中に冷や汗を張り付けている。何とかしろ、と言わんばかりにアフロディを睨み付け、アフロディは腫れ物に触るように蓮に接する。
「あはは、ごめんよ蓮。で、でも、そろそろキミの答案を見たいなあ」
その一言で、蓮から威圧感が消える。アフロディたちが安堵のため息を漏らすなか、机の上に置いてあったテスト用紙を乱暴に取り上げた。
「はいはい、もう好きにしてよ」
その用紙をアフロディが受け取り、その左右から晴矢と風介が除きこんでくる。点数を隠すように折られた紙の角を持ち上げると、いきなり80の数字。ちなみに国語だ。次の英語も同じようにすると、100の数字。
「うわ、スッゲー成績だな」
次の紙を見た時、晴矢が羨ましそうに呟いた。
紙をめくる乾いた音がするたび、アフロディたちは目を開ける。80、90、100と言ったかなりの高得点が紙の上で踊っていたからだ。蓮の成績は、英語と理科は100、数学が90、他の科目は大体、80点代だった。すごいと思う直後、風介が軽く吹き出した。
「しかし、地理が5点しか取れていないのは、予想通りだな」
思わず身を乗り出してテストを眺めるアフロディと晴矢。丸ばかりだった用紙が一転、ばつだらけの用紙へと変貌を遂げていた。言わずと知れた、蓮の天敵「地理」の答案用紙である。相変わらず、地理は壊滅しているようだ。
「えーっと、なになに。バルド三国を上げよって問題に、蓮は『韓国、中国、四国』って答えてるね。国じゃないのが混じってるよ?」
「四国は日本の中の独立地域じゃないの?」
アフロディが読み上げた箇所を、蓮は当たり前そうに答える。が、四国が日本の地域の一つであることは、誰もが知っていることだ。
「……あれは、地方名だ」
「あ、アメリカの五大湖を上げろって問題には、『ラッ湖、トル湖、アルベラのたた海、琵琶湖』って書いてあるけど、湖は一つしか書いてないね。しかも日本の湖だ」
「湖は大体、なんとか"こ"とか"かい"ってつくだろう?」
「ちなみに、歴史も一問だけ珍解答があったよ。ナポレオンの名言を答えろって問題に『龍こそが神聖にして最強の生物だ』と書いて、丸をもらってるね?」
「採点してたのは、チャンスウだったよな」
晴矢が言って、アフロディがあっと声をあげる。
「ん? 保健体育の答案がないが……ああ、蓮は、あの時失神していたね」
蓮は、恥ずかしそうにうつむき、「だ、だって刺激が強すぎるよ」とごにょごにょと囁いた。
何故かは知らないが、蓮は保健体育のテスト時間に気絶し、そのまま保健室送りになったのだ。
「こいつはウブだからしゃーねえだろ」
「確か答案用紙には、赤黒い染みがついていたな」
「……つか、僕もアフロディたちと同レベルなのか」
結局分かったのは、みんながみんな、苦手科目があるということだった。
〜おわり〜
星沙、中途半端でごめんなさいっ!色んな本からパロディしたりして、楽しかったぜ!リク、ありがとうございます。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.116 )
- 日時: 2011/07/26 20:58
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: T7mhaKN7)
怪我は大分よくなったようだ。ベンチに座りながら、ボクは、自分の足を観察する。怪我もアザ程度で全く残っていない。もう大丈夫だろう。それに、こうして屋上まで、一人で来ることができるようになったし、ね。パジャマ姿とももうすぐお別れできると思うと嬉しい。病院では、同じ服装ばかりで飽きてくる。美しいボクは、このような服装よりも似合うものがあるだろう……なんてことを考えていると、
「アフロディ」
僕を呼ぶ声に振り向けば、今日もまた、蓮がいた。サッカー部の帰りなのか、雷門のジャージを着たままだ。
「また来たのかい? キミも物好きだね」
からかうように声をかけると、蓮は不服そうな顔をしながら、首をかしげた。
「じゃあ、何でアフロディはここにいたの?」
蓮は、随分的確な質問をしてくる。ボクは、笑ってごまかすことしか出来なかった。……ほぼ毎日、怪我をした雷門の仲間の元を見舞った後、一人でボクの元に、足しげく通う蓮は、物好きだけれど。物好きなのはボクも同じだ。蓮が来ると言った日には、決まった時間にこの屋上で彼を待つのが、当たり前の習慣と化してしまっていた。
「ねえ、怪我はよくなってる?」
ボクの隣に腰を下ろした蓮は、いつもの常套句を聞いてきた。返事をする代わりに、ズボンの裾を捲って、痣が多少残る足を蓮に見せた。怪我がよくなりつつあるのが嬉しいのか、蓮はにこりと笑う。気分を明るくしてくれる彼の笑みは、見ていてとても楽しい。
「もうすぐ退院かな」
「ああ、そうなるだろうね」
そっかー……と上の空の返事。蓮は、頭上に広がる青空に目をやっていた。何か考え事があるのか、ぼうっと空を見上げたままだ。その体勢のまま、蓮はポツリと呟いた。
「……ごめんね、アフロディ」
ボクは、蓮の言葉が意図することがわからず思考が止まった。しかし、蓮はボクの様子など気にもせずに、語り続ける。
「もっと僕がしっかりしていれば、カオスの突破口を見付けられたのに」
蓮は、素直な上に根が真面目だ。カオス戦での怪我は、決して蓮の責任ではない。ボクが雷門に反撃のチャンスを与えようと思い、自分で行動しただけ。雷門が弱いとか、そんなことは一度も考えたことがない。カオスを恨んだことも、雷門を恨んだこともない。むしろ、少しでも雷門の役に立てたのが嬉しいと思う。
「ねえ、いなくならないで」
蓮は、空に向けていた視線をボクに向ける。黒曜石を思わせる瞳には、不安と恐怖と懇願の光が宿っていた。思わず直視したくなる必死さが、ボクの瞳を吸い寄せた。
「……風丸くんたちみたいに」
〜多分続くよ!〜
途中までかいたアフ蓮。BLとか言ったら駄目です。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.117 )
- 日時: 2011/07/27 20:10
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: FtPJcOXY)
××だけシリーズ
蓮と吹雪がごろごろしてるだけ
「気持ちいいね〜吹雪くん」
蓮が気持ち良さそうに呟くと、お隣に寝そべっている吹雪も「そうだね」と、同意しました。
二人は、練習中に見つけた草原でごろごろしています。ジャージにも髪にも、草の破片がたくさんくっついてます。
今、風が、背丈の短い草を揺らす音をたてながら草原を駆け抜けていきました。同時に青草の香りが鼻に届き、思わず蓮は深呼吸。吹雪も真似して深呼吸をし、
「いい風だね」
「ねー」
ほのぼのとした会話を交わしています。蓮は、眠いのか目が半分程閉じかかってます。ところで今、吹雪と蓮が膝枕してるとか嫌らしいことを考えたのは誰ですか。ねっころがるとは言え、二人の距離は三十センチはあります。
「……ねむーい」
うつらうつらしていた蓮、とうとう限界のようです。大きく欠伸をすると、そのまま腕を枕がわりにしてお休みなさい。もう、寝息が聞こえてます。寝つきよすぎです。その顔に落書きしようか?
「…………」
おやおや、吹雪からも静かな寝息が漏れてます。長いまつげで被われた瞼はしっかり閉じられてました。可愛い寝顔ですね〜おs(粛清されました)
「うしし〜寝てる、寝てる」
そこへ忍び寄る怪しい影が一つ。わかってると思いますが木暮くん。二人を起こさないように抜き足さしあしで近づくと、ジャージのポケットからマッキー(水性)を取り出しました。そしてキャップを外すと、二人めかげてふりおろす——
それから、数分後。
起きた二人はと言うと。
「あ、吹雪くん可愛い」
「白鳥くんも」
パンダのような顔にされた互いの顔をみて、笑いあってました。それから、
「ねよー吹雪くん」
「そうだね」
またごろごろするのでした。
+
蓮と吹雪はとにかくほのぼの^^何があっても、マイペースにねーとかうなずきあってます。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.118 )
- 日時: 2011/08/02 22:45
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: .3t6TJMo)
- 参照: お知らせ
お久しぶりです、しずくです^^只今絶賛テスト期間中です☆v(^o^)…私の学校は世間様が夏休みだと言うのに、家の近くで盆踊りやっているて言うのに、テストorzマジあーめんです。あーめん。合掌。夏の予定だけ書きます。
夏中にやりたいもの
>>リク消化。ためにためてすいませんorz
>>詠み人の名は知らず
晴風+蓮による七夕ネタ。ひたすらほのぼの+ギャグ
>>ちょっとした中編
サンホラの曲、「沈んだ歌姫」、「海の魔女」をイナイレキャラでやっと見ようかと。興味のある方は、ようつべやニコどーで聞いてみてみてください^^
>>闇堕詩
先ほど言った「海の魔女」をモチーフに、DE風丸さん。闇落ちも書きたいんだよね←
なんか発想だけ
バンレア←ツンデレアン
クラガゼ(疎いガゼルさん。)
幼なじみはリアル充実
アイシー&リオーネ→ガゼルの気を引くため、蓮があれこれ働いて?が、それをガゼルが何か勘違いして大変なことに。
バーラ&ポニトナ→蓮が何か二人にモテてしまえば面白い。
アイスブロッ君&バーンアウト君、蓮→蓮によるお説教タイム発動
ネロとクィール
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.119 )
- 日時: 2011/08/03 23:51
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: mW7zBAGR)
- 参照: ぶっとぶのがしずくさん
*語りに注意
「なーなー白鳥」
「ん? なあにチナン?」
「お前さあ、アフロディのことどう思ってるんだよ?」
「どうって……いいチームメイトだと思うよ」
「なんだ、いいチームメイトどまりかよ」
「"どまり"ってナニ?」
「お前ってアフロディの、ベストパートナーだろ。パートナーなら、オレとしては、『僕には、アフロディがいないとサッカーできないんだよ!』って目を潤ませながら、叫んでほしいんだよっ!」
「何で僕がアフロディにそこまで求めなきゃいけないの?」
「つーか、お前はあんなに魅力的な男を前にして何でそうならないんだよ! 白鳥は、アフロディの魅力がわかってない!」
「……はい?」
「いいか、アフロディの魅力はまずあの少女ともとれる美しい容姿だろ! 小説だったら、滑らかな絹糸みたいとか表現できちゃう金髪に、あのすっとした切れ長の瞳は反則だろーが! そもそも切れ長の瞳って言うのは、クール系とかかっこいい感じを受けるから俺大好きけどな、アフロディの場合は、なんかかっこよさ+ラスボスの風格な印象を受けるよな〜けど、あいつはナルシストでいかにもラスボス! シュート決めたら、前髪払うとかかっこよすぎてたまんねえっ! だけどな、だけどな! アフロディには可愛さが、可愛さが不足しすぎている! くそ、女らしい外見してるくせにドジっ娘要素とか気が弱いとかツンデレとか要素がなさすぎだ、なさすぎだーっ! だからな、オレは白鳥とアフロディの組み合わせに萌えをLOVEを感じるんだよ! くそ、見た目が女の子と性格が女の子なこの組み合わせは萌えてたまらん! アフロディと白鳥が絡むと、互いの不足を補える気がするんだよ! 白鳥は、アフロディといるとあの可愛い笑顔をよく見せるし、アフロディも白鳥を怒らせるとだじたじになっていてマジ女の子って感じだ! この組み合わせは、二人が女々しく見えてたまらん! それにな……」「一言いいかな。チナン、病院に行け」
+
へ
ん
た
い
。
↑
え、語りすぎですか?←テストチュウでテンションがおかしくなったせいです☆チナンの語りは、友人と語り合った時に出てきたもんです。
最近、アフロディ×蓮の組み合わせにはまりつつある……!あ、本命はジンソン監督×蓮デスヨ?
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.120 )
- 日時: 2011/08/04 11:45
- 名前: 梨花 ◆jICz.CJxTQ (ID: UAynsV1W)
おはつっ!すんごい素敵な短編だらけで惚れちまったでねーかー。その勢いでリクしていいですか!?
夢リクエスト(お相手は世界でも蓮でもスカウトキャラでもばちこい状態ww)
キャラの名前【青山優里】
性別【♀】
キャラの性格【おっとりしていて天然ボケ!とても可愛い】
キャラの容姿【茶色の髪に蒼い眼。人形みたいに可愛い!】
サンプルボイス
「初めまして〜優里って言いますぅ」
「あ、このお花可愛い^^」
「コーヒーって、コーラと混ぜると美味しいでしね」
お相手【ガゼル】
お相手との関係【お日様えんの幼なじみ】
ジャンル【甘】
シチュエーション【ガゼルさんと、海でデート!】
入れてほしい場面やセリフ【おまかせ!】
備考【ない】
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.121 )
- 日時: 2011/08/06 22:45
- 名前: 梨花 ◆3qDMUSp0ng (ID: FtPJcOXY)
追加サーセンwwバーン+蓮君も出してもらっていいっすか?しずくさんが描くバンガゼ+蓮君が最高すぎるのと神文すぎるからだよ!やられっぱなしの蓮君が可愛くてたまらないww
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】リク受付中! ( No.122 )
- 日時: 2011/08/06 23:02
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
お久しぶりです、しずくさん。
紅闇でっす!
蓮君、吹雪……グハァッ^p^
ちょ、ニヤニヤが止まりませグハァッ
穏やかわいいwマジでニヤニヤ止まりません。あ、ヤベ親来た。
…コホン。私、こういうほのぼの系めっちゃ好きなんですよ!二人にノックアウトです←
チナン……
まあ、気持ちは分かるけどね! 僕も!←
とりあえず輸血ください。マジで。
うーん、この短編見て思ったんですけど、もういっその事どっちかが女になっちゃえよ!t((おや誰か来たようだ
ご馳走様でした。今度また満腹しに来ますw
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】リク受付中! ( No.123 )
- 日時: 2011/08/08 13:19
- 名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: NXpyFAIT)
- 参照: 喜多くんと夜桜くんhshs。←
ぶほぁっ←
しずくさまの蓮くんと3TOPにhshsしっ放しのゆうですこんにちは(キリ←
まだ此方は消化してないのに頼むとかまじ厚かましいですけどお願いしますっ、
FFと聞いてフットボールフロンティアとファイナルファンタジーが思い浮かんだ私は馬鹿です、←
っていうかやはしアフロディはナルシストなのですn(黙/)
蓮くんマジhshsです結婚しt( ごめんなさい暴走のし過ぎです。
夢リクエスト
キャラの名前【亜美】
性別【女】
キャラの性格【基本明るく元気っ子、というか其処ら辺に居る女の子。スイッチが入れ替わるとクールになったりする。基本は普通の女の子。】
キャラの容姿【黒髪で緩くウェーブが掛かっていて背中の真ん中当たり前。瞳は赤色。身長は158と低め。】
サンプルボイス/
「南雲、南雲、アイス買って来て」
「やばいまじ風丸くん格好良いです結婚してくれないかなあ、」
「——や、あの。家に帰してくれませんか」
お相手【韓国3トップ+蓮君でw】
お相手との関係【南雲&涼野とはエイリア馴染み】
ジャンル【ギャグ】
シチュエーション【FFIの予選で亜美が迷い込んじゃったみたいな。詳しいことはお任せします^^】
入れてほしい場面やセリフ【亜美が南雲をパシりする場面←】
備考【一人称は「私」。風丸大好き。基本は苗字呼び。因みに、南雲と涼野だけはくん付けしない。】
gdgdですねうわあ←
蓮君とか頼んじゃって良いですか、(
ではではお願いします、る!
ps/宜しければおとm((
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.124 )
- 日時: 2011/08/19 23:14
- 名前: 久々しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: U9CqFAX7)
- 参照: コメント返しはまた明日に><
「……な、んで」
そう驚愕の表情であいつが叫んだとき、オレは初めて自分がバカだったと気付いた。あいつがこんな悲しい顔をするなんて思わなかった。サッカーがまたできるようになれたことを喜んでくれると思っていたのに。あいつの喜ぶ顔が見たくて"あれ"に手を出したのに。この現実は一体何なんだ。
「風丸、どうしてエイリア石なんかに頼ったんだ!」
批難する目で見つめてくるあいつを見ていると、泣きたくなってきた。
——お前のためだよ。だって強くなってエイリア学園を倒そうって言ってだだろ。だからオレは、ジェネシスたちを潰したんだ。全ては、またみんなでサッカーをするためだ。ジェネシスがいなければ、世界はもう平和だろ?
そう答えてやりたいが、今のオレたちは語り合えないみたいだ。ふと胸元に目を落とせば、毒々しくも美しい魔性の輝きがそこにある。こいつのせいだ。こいつの魅力をみんなは理解していないからいけないんだ。身に付けるだけで体力も身体能力も見違える程に上がるなんて、とても魅力的じゃないか。怪我をして、長いことサッカーできなかったオレがジェネシスを倒すことが出来たんだ。石をつけるだけで力が上がるなんて素晴らしいじゃないか。それなのに、あいつらはどうしてエイリア石を悪いものだと言うんだ?
努力や特訓で培ったものこそが真の実力だとあいつは言うが——それは、残酷な現実だ。それは、努力が出来る奴の言い分だろう。オレみたいに努力をしたくても強くなれない奴には、無理な話なんだよ。でもな、神は道具を使うのを反則だと言うらしいな。サッカーで薬物を使って筋力を上げれば"ドーピング"になることはオレでも知っていた。けどな、エイリア学園から地球を守るのにはアイテムのひとつや二つ使ってもいいだろう。そもそもあいつらだって、アイテムを使っていたんだ。その時点で、オレらは平等ではない。だから、平等になるためにオレはエイリア石に手を出した。
それなのに、お前を泣かせてしまうこの悲劇は何故なんだ。どうしてお前は分かってくれないんだ。なあ、どうしてなんだよ……
闇に堕ちた彼等が生きることは罪なのだろうか。力を望むことは罪なのだろうか。嗚呼、エイリア石よ、あなたの虜となった彼らは言うだろう。『努力。そんなものを力とは呼ばない。オレたちは、そんなものを力とは呼ばない』と。
冷たい寒光の元に立つ一人の少年。その姿はおぞましくもどこか寂しさを感じさせるものだった。
悲劇<トレジェディア>の進行をかつての仲間は知らない。
+
海の魔女をモチーフにしたde風丸さん。言葉回しとか真似してます。サンホラいいね!
ちなみに最後の台詞、オレたちは、力と呼ばないと言うのは、”与えられた”力ではなく、自分自身の"実力"だということなはず←キャプテンの力の定義って努力でてにいれるものなので、その努力を風丸さんは否定して、"与えられた"ものであっても力は力だと主張しているわけです。闇堕ちまた書いてみたいとこ。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.125 )
- 日時: 2011/08/20 09:59
- 名前: ふぁいん (ID: TW9kGICx)
しずくsお久さです!闇丸感動です!円堂君とすれ違いの気持ちがよく現れていてよかったし、最後の言葉回しにもしびれました!頑張って下さいね\(*⌒0⌒)b♪
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】リク受付中! ( No.126 )
- 日時: 2011/08/20 13:37
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
- 参照: 来れなかった理由→合宿、家族旅行、TDL
こんにちわ^^二週間ぶり位ですかな、かな?真夏のテストと言う試練が終わった私ですがこの後に合宿やら家族旅行やらTDLやら宿題とか部活とか腹痛とかストライカーズとか流しそうめんが入ってしまい随分お久しぶリーヨ☆になりました。ちなみに合宿ですが八月の下旬と九月の頭にも入ってます;;ちょっとクラブ、私の夏休みを強奪しないでぇええ!
>>梨花さん
私はリクを下さるあなたに全力でラブ注入☆したいのですがよろしいですか?
ガゼルさんと真夏の海でデート・・・だと!?優里ちゃん、ちょっとそこ変わってくださいな。
こほん、リク遅くなりますが頑張らせていただきます♪
>>紅闇さん
お久しぶりです^^前に紅闇さんの小説に行くって行かずにすいませんでした→今から反省も込めて顔出ししてきます。ぼろ糞言われても大丈夫なレベルです。
私もほのぼの好きですwいや、最近ほのぼのとギャグしか書けなくてシリアスへのリハビリを行っているところです。
吹雪と蓮の組み合わせを気に入ってくださって嬉しいです^^
元々性格が似ている二人だし(よく考えると人称も同じなのだ!)、天然オーラ発しながら「ねー」「ねー」とか言っていれば至福だよこれとか思ったのがきっかけ。私も書いた直後に自分の発想にノックアウトとか間抜けなことをしていましたw
チナンのあれは友人の影響ですwテスト前のあれもあいあまってテンションおかしいまま書いたのさ^^;もう、マジでどっちかが女の子になればもっと萌えられると思うんですよね←アフロディかな?絶世の美少女と穏やかふんわり男子は中々いけr
満腹ですか!次は食べすぎを目指せるように頑張りますね←
>>ゆうさん
うおおおおお、この前は神文を本当に抱きしめさせていただきました♪まだ感想書いていませんがこれからかきますぜ!蓮の人気に私もhshs。韓国3TOPと蓮は個人的に一番hshdsしますが、やっぱり亜美ちゃんと風丸君が一番だよね。二人の絡み大好きすぎて末期です。じゅーしょー
リクエストてんくすです☆蓮は韓国設定で行きますね。亜美ちゃんが誰かにぶつかって振り向いたら3TOPがいたとか少女マンガチックな展開が思いつきました。で、南雲は頑張ってぱしっていただきましょう←
お友達あ、握手してください。おソロレオおいorzまた、そちらの短編にも顔を出しますね^^*
>>ふぁいんさん
すっかり夏休みに飲み込まれていました←このままおぼれてカキコに来られないところだったかもしれないです::
感動していただき有難うございます。リハビリの一環でシリアス書きましたが、私にはギャグの発想しか浮かばないよ。ですな。駄文加減にしびれたんですね、わかります。
ではではみなさまコメント有難うございました^^
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】リク受付中! ( No.127 )
- 日時: 2011/08/20 15:24
- 名前: 星兎 (ID: .MlM.eMp)
- 参照: 宿題ひー^p^
お久しぶりです^p^
元MiNiなんですが覚えてますか?
久しぶりすぎて口から赤い液体が←
いきなり消えて色々と皆さんに迷惑かけた思って知ってる人のスレ行って謝罪してるんです
いや何かすみませんm(_)m
相変わらずの文才の持ち主で、とても羨ましいです(´・ω・`)
またカキコで活動するので仲良くしてくれると嬉しいです
それでは改めて宜しくですm(_)m
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】リク受付中! ( No.128 )
- 日時: 2011/08/20 17:46
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
星兎さん
もっちろん覚えていますよ^^大丈夫ですか?ティッシュをどうぞ☆いえいえ私こそ嬉しすぎて成層圏まで飛び上がりましたよ。ただいま地球に帰還しましたw
お戻りになられてすっごく嬉しいですw最近イナイレを話せる仲間が周りに本当に無くて・・・また話せると嬉しいです><
文才は星兎さんのほうがありますよ!甘いのとかほんとうに私がとろけそうな甘さをかもし出していて憧れます←
では、星兎さんのところにもお邪魔しますね♪
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】リク受付中! ( No.129 )
- 日時: 2011/08/20 19:13
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
「なあ、”本当”の勘違いって何だ?」
さっきの私の言葉が気になるしく、風丸さんは首を傾げている。横では吹雪さんも同じように頭を左に倒したり右に倒したりしていた。ふふ、お二人とも私の秘密に気づいていないんですね、と心の中で俺は意地悪い笑みを浮かべた。ピンクの髪を撫でてみると、甘いシャンプーの香りがした。ふっと服に目をやれば木野や音無に見繕ってもらった女物の服。は、俺自身でもうっとりとする完璧な変装だ。今までイナズマジャパンの奴等に見破られたことは無いが——こいつらなら気づくかも。そう思った俺は微笑んで二人を見ながらも、警戒を続けていた。心臓が早鐘のように打つ。汗がべったりと肌に張り付いて来る。
風丸も吹雪も長いことうんうんと唸っていたがとうとう限界に来たらしく、
「ねえ、ボクたちは何を勘違いしているのかな?」
「ヒントだけでもくれよ」
ギブアップしてきやがった。ったく、サッカーの試合の時には諦めない不屈の根性を持つくせに、こういうなぞなぞには弱いらしいな。仕方ねえ、少し遊んでやるか。
「だから、さっきも言ったでしょう?」
「雛菊ちゃんが実は男だってこと?」
お、吹雪のやつは勘がいいな。けれどその声音は笑い声で、言外に信じてないってことを匂わせる。まあ、前にも何度か冗談で「俺は男だ」と訴えても聞かなかった奴だ。当たり前と言えば当たり前かもな。
吹雪の言葉に合わせて、風丸も笑い飛ばす。
「オレたちが雛菊の性別を間違えるわけないだろ。この前も木野や音無しと服を買いに行ったりしていただろ?」
別に女じゃなくても買い物くらい付き合えると思うが——まあ、普通の男なら女の子ときゃあきゃあ買い物したりしないよな。鬼道とかがたま〜に音無の荷物もちになっている以外、ジャパンのメンバーがマネージャーと買い物をしているのを見たことが無い。じゃあどうしようと考えたとき、白いイナズマが俺の脳裏に瞬いた。
「じゃあ、証明してやるよ」
いきなりの俺の男言葉に風丸と吹雪は面食らったようだ。が、すぐに「女の子がそんな乱暴な言葉使っちゃダメだよ」と吹雪にたしなめられちまった。おっと今ここで俺が男だとバラしちゃあつまらないな。
ちょっと乱暴に喋ってみたかったんです、と雛菊スマイルで応じれば二人とも納得したように頷いた。ふう、よかったと心内でため息をつくと、俺は作戦に出る。シャツの裾を掴むとおもむろにめくってみせ、
「ほら男です……」
が、その行動は吹雪と風丸によって阻止されちまった。裾を掴んだ手を無理矢理引き剥がされ、一方的にまくし立てられる。……二人とも、顔が赤いし動作がいつもよりも慌しい。
「ひ、雛菊ちゃん! どうして異性の前で服を脱ごうとするのかな!?」
吹雪は、俺が服を脱いだら女の身体が見えると思っていたらしいな。羞恥心で真っ赤になった顔と、立て続けに放たれる非難の言葉がいじらしくて可愛らしい。ふっと俺の横に立つ風丸に目をやると、風丸は吹雪以上に顔を赤くしながら凍り付いていた。目も限界まで見開かれ、幽霊でも見たようだな。こいつもうぶだな。何だか意外な面が見れて楽しいぜ。
「風丸さん?」
俺が控えめに呼びかけると、風丸ははっとした顔付きになり数回瞬きをした。どうやら別次元に飛んでいたらしいな。お帰り。やがて俺と視線が合うと、ばつが悪そうにそらし、俯いた。ポニーテールが上に跳ねた。そのまま近くにいた吹雪の腕をがしっと掴んだ。そしてきょとんとする吹雪を余所に、扉を開けた。
「……行くぞ、吹雪」
小さい声でぼそぼそと告げると、
「う、うん」
吹雪は困ったように俺を見てから、渋々と言った感じで風丸と共に部屋から出た。扉がパタンと閉じられ、俺は室内で一人。初めは風丸の行動に思わずきょとんとしていたが、徐々に思考が追いつき始める。なるほど、俺が着替えると勘違いした風丸は恥ずかしさから出て行ったのか。そのことに気がつくと思わず俺は笑ってしまった。だって、男の俺が着替えるだけのに、あそこまで赤くなるか? 同性の着替えで赤くなる奴らはあいつらが初めてだ。マジで最高だぜ、風丸、吹雪。
「今度は気づきますか?」
私はそっと呟いてみる。ひょっとすると、その日は永遠に来ないのかもしれない。
〜終わり〜
すいません至らぬ駄文で←
ニケ月近く待たせてこのクオリティです。すいません。文句がありましたら容赦なく浴びせてくださいw
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】風風さんリクやっと完成← ( No.130 )
- 日時: 2011/08/20 21:38
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
こんばんはです!
えとですね、失礼ながらバトン回しに来まして!;
■愛してるんだけどバトン■
□やり方□
Ⅰ 小説コメ欄に、バトン回しました系のコメントが来たら、まず何のバトンなのかを確認。
指定された条件で、小説(短編1つ)と質問に答え始める。
その時、次にバトンを繋げる方を指定された人数分書く。誰に繋げるのかもちゃんと書いておく。
Ⅱ 小説書いたぜ&質問も答えといたんだが。な人は、それを自分のスレにアップ。
そして、次にバトンを回す方のスレに行き、バトン回しました系コメントを書く。何のバトンなのかも忘れずに。
この時、まだバトンを貰うのが初めてな方には、この□やり方□を一緒に貼り付けると、分かりやすいかもしれません。
Ⅲ これで、バトンが回って来た方が、回した方のスレに来て、質問の所をコピー。自分のスレに持ち帰って、小説&質問に答え、アップされるとバトンが繋がった事になります。
Ⅳ 全体的にスルー大歓迎なので、回ってきても「はァ?めんどくせ。誰がやるかそんなの」な方はスルーされて結構です。
次ルール。
○ルール○
1.包み隠さず全て語ること。
2.アンカーを突っ走るのは禁止。
3.質問では指定されたキャラの萌を語ること。
4.指定するキャラは男の子(夢なら女の子も可)キャラであること。
5.短編では指定のキャラ&指定のジャンルをきっちり守って書くこと。
6.スルー大歓迎。
7.この世に駄文なんて無い。愛が篭った小説は全て神文だ。自信を持って書くこと。
質問書きます〜
●初めて出会った場所は?
●どこに萌を感じる?
●M?orS?どっちでいて欲しい?
●どんな仕草が萌?
●好きなところは?
●嫌いなところは?
●望んでいることは?
●もっとこの子と絡んで欲しい人は?
●この子を描くときに特に主張して描く所は?
●家族にするなら?
●学ランとブレザーどっちを来て欲しい?
●私服ではジャージとGパンどっちでいて欲しい?
●結婚したい?
●最後に愛をどうぞ
●回したいヲタさん2〜3人
で、【カオスの二人&夢主 ギャグ】お願いします!
スルー上等です。失礼しました。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.131 )
- 日時: 2011/08/21 22:37
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: s5c4A2FH)
- 参照: ネタシュウ。追加や変更ばちこい←
キャライメージまとめ?
蓮との関係も書いたり。
亜風炉照美
通称アフロディ。美少女みたいな外見ではあるが、実際は男だったりする。
自分を美しいと称するナルシストさん。前髪払うとかマジふつくしい。また、キャラが濃い南雲や涼野を操縦しちゃうすごい人。
非常にマイペースで自分がやりたいように突き進んでいくタイプ。大人しい蓮をごたごたに巻き込み、散々振り回している。よく蓮を怒らせひどい目にあっているが懲りないタフな精神の持ち主なのだ。
蓮からすると、迷惑を持ち込む面倒な奴。色々抵抗は試みるが、最終的にはアフロディに手綱をとられ、幼なじみと一緒にアフロディの配下に収まるはめになる。試合中も何かと蓮を操っていたりと影のキャプテンだろこいつ。ちなみに蓮にゴットノウズを仕込んだ裏設定がある。アフロディ、公認のお弟子さんなのだ。
一言「蓮。今日もボクにパスを送ってくれ。頑張って決めて見せるよ」
蓮「またおいしいとこだけ持っていくつもり?」
南雲晴矢
蓮の幼なじみ。赤毛チューリップ。……炎のイメージなので、炎?顔は、いつも挑発的。それがワイルドっぽい。プライドが高く、人を見下すのがお好きな様子。
好戦的で熱くなりやすい。しかも荒々しいかつ口が悪いが比較的(アフロディ・風介より)常識人であり、言っていることはまとも。ただし悪ノリはするため、蓮にまとめて鉄槌を食らわされることもしばしば。蓮が困った時に便りするくらいの頼もしさはある。風介とは趣味・思考が正反対であり、何かと喧嘩をしているが試合中の連携はスッゲーって感じ。
蓮にとってはライバル。素直な性格からか、普段は南雲にからかわれ、弄られてます。蓮の負けず嫌いな性格、南雲の熱くなりやすい性格が災いし、二人で低レベルな口喧嘩もよくしている。そういう時に宥めるのが、風介のお仕事。
常識はあるためか、困りごとはまず南雲に相談するなど何かと頼っていたりする。南雲も南雲で口ではからかいつつも、内心では蓮をいい仲間だと思っている。蓮と風介がいれば最強トリオだと自称している。
一言「おら、ぼさっとすんな蓮。さっさとオレにパスを回せ」
蓮「誰のおかげでシュートを撃ててると思ってるの?」
涼野風介
蓮の幼なじみ。クールで冷徹なお人。が、実際はかなりプライドが高く、調子がいいと上から目線+厨二なお言葉をたくさん聞かせてくれるのさ。かなり重症な厨二さん。凍てつく闇ってせんせい、何ですか?逆にちょっとでも嫌なことがあるといじけてムキになる面も。可愛いですね。やや天然が入っており、変な知識をアフロディに入れ知恵されて蓮に突っ込まれることが増えている。
蓮は大切な幼なじみ。何かにつけて蓮を心配をしており、アフロディや晴矢と共に保護者連盟を組むなど、過保護に走りつつある。
一言「さあ、蓮。勝ちにいくぞ」
蓮「もちろんさ!」
番外編
チェ・チャンスウ
黒アフロさん。ランランルーとかしない。龍がどうのこうのと、風介の影響を受けているようにしか思えない台詞を吐くが龍ってどこにいるんですか?チームのキャプテンであり、皆をまとめるお母さん。天才ゲームメイカーと言われる頭脳は本物。常識人で、アフロディたちの暴走を止められる唯一の人間。すげー。
アフロディたちに苦しめられる蓮を慰めてくれたり、時には助けてくれるお母さん。唯一の味方と言っても過言ではない。母をこえ、もはやゴッドマザーと言えるくらい蓮は信頼を置いている。また、観察眼がある蓮と力を合わせ、敵の突破方法を考えたりと助け合う関係でもあるため、チャンスウも蓮は「龍のために必要な存在」と信頼している一言「アフロディたちのことなら、私に任せなさい」蓮「いつもいつも有り難う」
ホ・チナン(捏造注意)
ファイアードラゴンの控えGK君。
普段は少々お馬鹿でノリの良い、いわばチームのムードメイカー的存在。が、実は宿舎に聖書(エロ本)を平気で持ち込んだり、(部屋には巧妙に隠してあるw)妄想が趣味と言うとんでもないやつ。特に妄想は、ファイアードラゴンのチームメイトたちを題材に朝〜夜、練習中と場所を選んでいないの。実力が控えどまりなのは、妄想のせいかもしれない。妄想の趣味はチームメイトには隠しているが、たまに独り言で変態発言が飛び出す。が、お馬鹿なためか冗談ととらえられているようだ。
ちなみにお気に入りの妄想ネタは、アフロディ&蓮のコンビ。チナンの中では、二人は恋人になっているらしい。好きあらばネットに二人のbl小説をあげる気まんまん。他国のチームでも妄想しているようだが…監督同士の組み合わせで妄想しているから重症と言える。
一言「アフロディと白鳥がいちゃついてたら、オレはマジで幸せだ!」
蓮「へ?」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.132 )
- 日時: 2011/08/21 23:01
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: w1PAg8ZW)
- 参照: ん?
>>紅闇さん
バトン確かに受け取りました!これを私たちの栄光のゴールに繋げるんですね、御姉様!←ですが、時間がないので保留に><近いうちに必ず答えますね。
これは、誰について答えればいいんでしょうか…カオス二人?
幼なじみ短編小説ですね〜ギャグは行ける気がします。
コメント有り難うございました^^
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】風風さんリクやっと完成← ( No.133 )
- 日時: 2011/08/21 22:57
- 名前: 風風 (ID: 7foclzLM)
- 参照: http://私の願いは夏休みがなくなり金曜日が休みになる事です
今回は早い登場
べつに大丈夫だよ(笑)
結局、風丸と吹雪は気付かないだろうね
雛罌粟「当たり前だろ☆家族のメイクセンスは並じゃないぞ・・・・俺的には・・・」
ちょっと携帯越しに
1人ニヤニヤと・・・・
また、リクするかも(かも!)知れないので
そのときはお願いします(かもなので)
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.134 )
- 日時: 2011/08/24 14:57
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: g/rqr0JS)
- 参照: コメント返しはまた後で;;←かなり珍しい話を書いた
憂鬱少女←sideLisa
その日、日本に来た私は、古い友人の木野秋と共にレストランで食事をしながら話していた。
アキとは毎週のように文通したり、国際電話で話したりしているけれど、こうして直接会うのは一年ぶりくらいになる。だからか久々の会話には花が咲いた。 私は、アメリカの中学校の話をして。アキは、雷門中の話をして。お互いの近況を報告しあった。ちなみに私たちの会話は、私がまだ日本語ができないせいで英語でかわされている。日本語の中に英語、例えるならマクドナルドにケンタッキーのカーネルなんとかの人形が置いてあるくらいの浮きようだと思う。周りの好奇の視線も気にはならないが、やっぱり浮いているのかも。それをまぎらわせるためにもアキとの会話に集中する。そうだ。あれを聞かなきゃ。
私は前々から気になっていたことを、日本に来たらアキに必ず尋ねようと思っていた質問をアキに聞いた。
「ねえエンドウに告白した?」
そうしたらアキはあっさり首を横に振った。
「まだよ」
「えー!? アキったら、まだ告白していなかったの!?」
私は大声で叫びながら、椅子から勢いよく立ち上がった。同時に椅子が派手に倒れる音がして、辺りのお客さんやウェイターが私とアキに一斉に視線を向ける。……あ、まずいことをしたかも。と言うかした。 私は苦笑いを浮かべながら、斜向かいに座るアキにちらっと目をやった。アキはしばらく呆然とした様子だったが——やがて顔を真っ赤にしながら立ち上がった。状況を理解したみたい。
辺りの人に「すみません」と日本語を発しながら、頭を下げまくった。アメリカから来た私には、この日本語が何を意味するのかわからない。だからアキの真似をして頭を下げるので精一杯だった。やがて一通り下げ終わると、
「もう、リサ! 大声で叫んじゃだめでしょ。みんなに迷惑だったじゃない」
アキは真っ赤な顔のまま私の母国語——英語で叱ってきた。その真っ赤になりながら怒るところは変わっていなくて、思わず微笑んでしまう。
「いいの、いいの。日本人に英語なんて理解できないから大丈夫よ」
そういうことじゃないわ……と、呆れるアキ。
ここで黙っているとまた叱られそうなので、話題をずらしてみなくちゃ。
「それでそれで。意中の"エンドウ"とはあれからどうなっているの?」
"エンドウ"の単語を聞いた途端、アキはびくっと肩を跳ねさせた。顔がさっきとは別の意味で赤みがさしていく。息も早いし、湯気がたっててもおかしくないと思う。アキは変わらず分かりやすいなあなんて関心していると、私から視線をそらすと言うおまけをつけられた。えっと……と、もじもじしながら口ごもっているアキ。もう、そんなんじゃエンドウと何かあったのかないのか、わからないよ。私が「教えてよ〜」とせっつくと、アキは観念したように言った。
「さ、サッカー部で毎日話しているわ」
「それだけ?」
思わず拍子抜けて問い返すと、アキは相変わらず俯いたまま小さく首を縦に揺らす。エンドウは、サッカーバカで女の子に興味がないとはアキから聞いてはいたけれど、まさかここまで鈍感だとは思わなかった。 アキがエンドウを好きだって恋にうとめな私ですら分かるんだから、並の洞察力があればわかるはず。……エンドウ、恐るべしね。もう、アキみたいに素敵な女の子はそういるもんじゃないのに、どうしてわからないのかしら。エンドウへの呆れと静かな怒りが沸いてくる。その八つ当たりに近い感じで私は、更にアキへ問いを重ねる。
「一緒に帰るとかは?」
アキは荒っぽい私の声に瞬きを数回した。が、すぐに考える仕草をとりはじめる。
「たまにしているわ。朝も二人だけで来ることがあるのよ」
「どのくらい?」
「週に二日くらいかしら」
「もう、サッカー部の帰りには毎日帰ればいいのに」
「そんなことをしたら、みんなや夏未さんに悪いわ」
「ナツミって、エンドウのことが好きなライバルじゃない。……ライバルに遠慮してどうするのよ」
「リサ、夏未さんは、ライバルとかそう言う関係じゃないわ。一緒にサッカー部を支えてくれる、大切な仲間なのよ」
きっぱりと言い切るアキに迷いの色は一切見られなかった。……そのナツミと言う人を"仲間"と認めていることが嫌ってくらいに伝わってくる。私もアメリカでマネージャーをやっていたからわかるけど、マネージャーは仲間。喩え相手が嫌いな人でも、チームを支える"仲間"になるのよね。……その為に何かを押さえ付ける必要だってあるってことも知っている。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.135 )
- 日時: 2011/08/24 14:54
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: g/rqr0JS)
- 参照: アミノ式体操並みに燃え尽きた感がorz
「もう、アキはどうしてそんなにナツミに優しくなれるの。エンドウにもっと積極的にアタックして彼氏にしちゃえばいいのに」
この言い方は我ながら意地悪だ。本当なら素直に『どうしてナツミに優しくできるの?』だけでいいところに、悪魔の囁きまでつけているんだもん。でも、私はアキの正直な気持ちを知りたかった。
アキは私をじっと見つめていた。その顔には困惑とか羞恥心とか色々浮かんでいるけれど……わかる。きっとアキは怒っている。多分だけど私は、怒られる。「そうやって余計なことに興味を持たないの」って、お母さんが子供を叱るみたいに怒られる。アキが言葉を吐き出すためにすうっと息を吸った時、私は思わず目を閉じた。
「……円堂くんはみんなの円堂くんだから」
だからアキが微かな微笑と共に吐き出した言葉は、予想外だった。事態が飲み込めずにきょとんとする私に構わず、アキは両肘をテーブルに乗せ、頬杖をつきながら私に悲しげな笑いを送る。その瞳は私に向けられてはいるが、私を映してはいない。アキの瞳は、人が過去を見つめるそれになっていた。アキの独白は続く。
「私はね、円堂くんが笑っていてくれればそれでいいの。他はなにもいらない。円堂くんがサッカーを笑顔でいられるようにする——それがマネージャーの私の仕事。円堂くんを独り占めしちゃいけないの」
——わかるでしょ、リサ。そう紡ぎ終えたアキの言の葉たちは、自虐的で虚しいものに聞こえた。人を暖かみでふんわりと包んでしまう、普段のアキの言動からは考えられない言葉だった。人の心は感じることしかできないからわからないけれど、これはアキの本心じゃないと私は思う。
本当ならエンドウと二人きりでいたいのかも。けど、"マネージャー"だから遠くから見守るだけで精一杯。違う、アキはあえてそれを望んでるんだ。アキは優しいから、きっとエンドウやナツミを気にしてるんだろう。だから思いを胸に秘めているんだろう。我慢しているんだろう。——アキは大人だ。
気づくと、私は鞄の中からスケッチブックと鉛筆を取り出していた。ページを捲り、空白のページを出すと、アキを描いた。
何度何度描いてみても……絵の中のアキは笑ってくれなかった。
+
切な目秋さん。時期は世界前ですが、秋も色々と我慢しているのではないか……そんな妄想。今度円秋にもチャレンジせねば。
英語感を出すためにみんなカタカナ、カタカナ。
あ、ちなみに語り手の女の子はしれたかの世界編に出す予定のマネージャーさんで丹下里沙と言います。世界編では、またオリキャラ募集してみようかな?特に韓国に可愛いマネジが欲しい。
里沙はアメリカと日本人のハーフさん。里沙は日本名ですが、アメリカ名はリサルダなのです☆夢リクとか出していると、女の子のキャラも書きたくなるんだよね、考えました←本来の目的はマネジと絡む子が欲しかっただけ。特に秋と絡ませたかっただけとかそんなことは内容。
里沙の詳細は後述します^^;
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.136 )
- 日時: 2011/09/05 14:02
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: AzXYRK4N)
昨日言っていた里沙の詳細をば書いてみる
「私が応援するんだから負けは絶対無いと思うわ」
名前【丹下里沙(たんげ りさ)←(日本名)リサルダ・オールコット(英語名)】
性別【女】
性格【明るく勝気なお転婆娘。しっかりしていて周りを引っ張る姉御肌だよ←ジャパンの皆様のうち、何人かを子ども扱いしていて、(もちろん蓮も入るよー)よく上から目線で話します。
言いたいことは何でもずっばずば言っちゃうKY人間。人様が傷つくとか気にならない。が、言っていることは的を得ているので認めれば成長のたしになることも。要は毒舌家さ。ただし、日本語が不自由なので毒舌であることに気づかない人が多いのは奇跡w】
容姿【ぱっちりした茶色の瞳。肩につくくらいの天然パーマ気味の金髪。耳には羽の形をしたイヤリング着用。ピアス穴は開けてない問題ない。体格は標準気味だが胸が無い。ペッたんに近い。胸がないのは正義】
服装(制服)【白いブラウスに赤いリボン型のネクタイ。スカートは長めで赤チェック柄。下はスパッツ履いてガード済。ソックスも赤。靴は黒いローファー。】
備考【母ちゃんアメリカ人、父ちゃん日本人のハーフ少女。日本名も持つが生まれも育ちも純アメリカ人。英語しか話せません。
本名は、長ったらしく『リサルダ・マツモト・サローヤン・タンゲ・オールコット』と言うが普段は「リサルダ・オールコット」で通している。
日本語が不自由であまり話せず、秋や蓮による同時通訳が必要。それでも円堂わ何人かは気にせず日本語で話してくるがww日本語をTVやアニメで学んで入るが・・・使い方を色々誤っている
がさつだが絵は上手。試合の合間に選手たちをスケッチするのが趣味でもある
秋とは、秋がアメリカにいた頃からの古い友人。幼馴染とかそーいうのじゃないぞ。マークやディラン、一之瀬、土門、西垣君とも馴染みのある人間。特にマークには好意を持たれているようだが、マークと自分は釣り合わないと里沙自身は考えてる
親の反対を押し切ってアメリカから雷門中学校に留学。その後、留学と言う本分を忘れ、イナズマジャパンのマネージャとなった女の子。
】
多分また修正する。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.137 )
- 日時: 2011/08/24 15:03
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
>>風風
本当に遅れてごめんっ!後、お詫びもかねて風風のスレに行くね^^
2828できたのは、雛罌粟君のキャラが素晴らしいからだよっ☆普段は敬語で喋っているのに切り替わったときの落差がたまらないと思う←
またリクしてくれるんですかっ!?そうしたらまた喜んで書かせてもらうね^^
コメント有難うございました!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.138 )
- 日時: 2011/08/24 23:09
- 名前: ふぁいん (ID: uUVs9zNY)
お久しぶりです!相変わらずの素晴らしい神文を拝ませてもらいました!眩いですリサちゃんと秋ちゃんの短編、素晴らしかったです( ´△`)秋ちゃんの切なさがよく出ているし、さすがしずくsですね!また来ます。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.139 )
- 日時: 2011/08/26 22:19
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: oL1jw7AM)
- 参照: またコメント返しは保留に;;
ドリンクを取りに宿舎に戻ると、私はそこで、朝から見かけなかった緑川と出くわした。緑川は、段差に座っていて、やや前屈みになった姿勢のまま、驚いたようにこちらを見上げている。スパイクを履いている途中で私が邪魔をしたらしい。緑川の手には、結ばれていない靴ひもがしっかり握られていた。
あれ、とここで疑問が浮かぶ。確か久遠監督は今朝がた『緑川は体調不良で欠席する』って言ってたはずよ。それなのにどうして。
「エスケープ?」
私は緑川の目をじっと見詰めながら、英語で尋ねた。日本語で授業をエスケープするとかアキが言ってたし、多分通じるだろうと思った。
緑川は愛想笑いを浮かべて「ノー、ノー」と首をかなり大袈裟に横に振る。ああ、通じてよかったと安堵すると同時にオーバーなリアクションに疑問を覚えた。……怪しい。目を細めて彼を睨み付けると、緑川は力なくあはは、と笑ってくれた。目が笑ってない。頼むから逃がしてくれって目が訴えかけてくるけど、生憎私はアキ、ハルナ、フユカと違って優しくないの。そそくさとスパイクを脱いで、宿舎内に逃げようとする緑川の腕をつかみ、逃げられないようにしておいて、
「サボり、イケ、ない」
あ、"エスケープ"は日本語で"サボり"だったわね。なんて感動もあったけど。緑川にきつい声音で注意しておく。
本当はもっと言ってやりたいけど、日本語が思い付かない。アキやハクチョウがいないから、訳してもらえないし。……日本に来てから何回目かの敗北感が身をじりじりと焦がしていく。
あ〜悔しいと、英語と共に嘆息すると、緑川はそれを更に責める言葉だと解釈したらしい。私の腕を振り払い、必死に弁明してきた。
「た、丹下、オレは別にエスケープ……いや、サボりをする気はない。ただ、元気になったから練習に行こうと思っただけだ。ノーエスケープだ。ゴープラクティス。アンダースタンド。アンダースタンド?」
そんなたどたどしい英語で何回も緑川は念を押してきた。"元気"にプラクティスは——練習だから、体調が回復したから練習に行くと受け取っていいのね。焦って何回も変な英語を使って私を説得しようとする必死な姿に、演技らしい影はないし。許してあげますか。こう言う時には、と私は脳内の日本語単語帳から、使えそうな言葉を探る。それほど苦労せずに、一昨日、TVで聞いた言葉を思い出せた。
「いいよ。後、日本語、で、あそ、ぼ」
は?と緑川の口から溢れる呟き。もう、彼ったらどうして聞き取れないのかしらと苛立ちを覚えてしまった。
緑川はしばらく考え込む仕草をした後、控えめに聞いてくる。
「……えっと、日本語で話せばいいってことか?」
あ、通じてたんだ。
私がこくっと頷くと、緑川は安心したように微笑む。
「じゃあ、日本語で行かせてもらう。ところで丹下、日本語が上手くなってきたな。地球にはこんな諺がある。『雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)』ってね。初めて会った頃に比べると、上手くなっているな」
難しい諺に、私の脳みその処理能力は追い付いていなかった。こんな諺の後からが全く聞き取れなかった。最後、誉めてくれたのはわかるんだけど……留学生に諺を使うとか、新手のイジメだわ。私は、むっとしながら、
「緑川。私、諺知らない。私、留学生!」
留学生を強調して訴えると、あ、と思い出したように呟いた緑川。ごめん、と謝ってくる。
「英語では『絶え間のない滴は石に穴を開ける』って言うらしいな。木野に聞いておいたよ」
それなら私にもわかる。小さな努力を続ければ、いつかは必ず成功するって意味の諺だ。そっか、緑川は励ましてもくれていたのね。そう思うと嬉しくて、ずれた日本語だけど「ありがとう」と伝えられずにはいられなかった。が。緑川の反応はいまいちだった。
感謝した。なのに、緑川の表情は暗くなる。妬むように私を見る緑川は、私が知る緑川とは別人だ。何か言いたいのだろう、彼の嫉視するような眼差しに、私は思わず怒鳴ってしまう。黙っていられるのは気持ちが悪い。
「なに?」
「……お前はいいな」
緑川は、寂しそうに目を細めながら言った。
「どう、して?」
問い返すと、緑川は自虐的に笑う。
「努力したらしただけ、日本語が上手くなるからだ。……羨ましいな、オレはどんなに努力しても、あいつから遠ざかっていくだけなのに」
そう独白し終えた時、気づくといつもの緑川が戻ってきていた。でも、今の寂しげな囁きは何だったんだろう。日本語がわからない私には何を言っているのか理解できない。けれど、彼が羨ましいと言ったのだけはわかる。何が羨ましいの?考えを巡らせていると、緑川は、いつの間にかスパイクを履いて立ち上がっていた。私に近づき、肩にポンと片手を置き、笑いかけてくれる。
「丹下、努力すれば報われるんだ。早く、日本語が話せるようになるといいな」
じゃあ、と別れを告げるや否や緑川はばっと身を翻し、グラウンドに紛れていった。でも、遠ざかる彼の言葉を私は聞いてしまった。
「くそ、何であいつはイナズマジャパンなんだ。あいつは、あんなやつはファイアードラゴンになればいいのに」
そして、
「……勝つんだ、あいつに」
*
私は後にハクチョウに緑川が言っていた日本語を訳してもらい、大まかな意味を知った。自分が努力しても遠ざかるばかりだと嘆いていたこと、あいつがファイアードラゴンになればいいと言ったことを。
……ああ、なるほど。緑川は日本語が上達する私を見て、嫉妬していたんだ。努ついでに言うと、"彼"にも嫉妬中みたいね。努力しても、報われない彼。日本語が日々話せるようになっていく私は、報われない彼から見ると嫌がらせそのものかもしれない。努力して上手く行かない時って、他の人が成功すると羨ましくなるもの。……それが別の分野だってね。
でもね、と日本語が話せたら緑川に言いたい。それってあまちゃんな考えよ。嫉妬したって、現実はなにも変わらないじゃない。嫉妬するくらいなら、相手を認めてあげなさい。すごいなって。そうして相手から学ぶとか、いい関係を築けって。嫉妬して相手を引きずり下ろそうとするから、相手は遠くに行くの。あなたは、あなたでいればいいのに。追い付けなくても、別のことでは抜かせるかもしれないじゃない。あなたは、あなたでいてって。
「ねえ、緑川くんの背中に何か見えた?」
「見えたわ。"嫉妬の唄"が」
私は後に、緑川がこうなってしまった理由がファイアードラゴンにあることを知る。
+
リサルダと緑川のシリアル。商品名はコーンフロスト☆違います←シリアスです。緑川久しぶりに書いたなあ…時期的にはファドラ戦直前くらいです。
リサはかなりきつい考えの持ち主で、私自身書いていて共感できないことが…
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.140 )
- 日時: 2011/08/26 13:55
- 名前: まい (ID: qjApfV.l)
始めまして、まいと言います!馴れ馴れしいですけど、リクお願いします!!
キャラの名前【暁 直也】
性別【男】
キャラの性格【基本、捻くれてはいるものの根は押しに弱いお人好しであり、自分を頼りにする者を無下には出来ない性格。いわゆるツンデレ】
キャラの容姿【黒髪の短髪に目はつり上がってて瞳の色は茶色。背は蓮くらい。いつも白いキャップをかぶっている】
サンプルボイス「お前、頭悪いな。」
「本当にサッカーヘタクソだな、時間つぶしに俺が教えてやってもいいか・・・・」
「べ、別にお前のために教えるんじゃないからな!か、勘違いするなよ!!」←デレの時
お相手【韓国3TOPと蓮で】
お相手との関係【けっこう仲がいい5人と言う事で】
ジャンル【友情。ギャグも入れていいです】
シチュエーション【おまかせでお願いします】
入れてほしい場面やセリフ【暁が晴矢や風介に毒舌を言って、あとで仕返しされるところ】
備考【アフロディからのスカウトでチームに入った男の子、最初はチームに馴染みにくかったけど、アフロディのおかげで蓮、晴矢、風介と仲が良い。だが、蓮と晴矢と風介を毎日からかう。捻くれだから。何かあればアフロディの後ろに隠れて助けを呼ぶ。大体それで助かっていることが多い。唯一怖いものは怒った時の蓮。だから出来るだけ蓮は怒らせないようにしている】
しずくさん、暁をお願いします!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.141 )
- 日時: 2011/08/26 22:24
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: bPAPej8q)
- 参照: 週に一度イナシィすることにした←反応は気にしない
キミたちは、一体僕の何?気付いたら側にいて、散々迷惑かけてくるキミたち。気付いたら側にいて、僕に勇気を与えてくれるキミたち。
みんなにどういう仲かと言われて、すっごく困る。
例えば親友?迷惑なキミたちがそうとは思えない。
例えば兄弟?意地悪なキミたちがそうとは思えない。でも、そんな僕たちは最強トリオだってキミたちは言う。
確かにキミたちがいれば試合にも勝てる気がする
負ける気がしない
この勇気はどこから来るのかな?
小さい頃に一緒にいたからかな?よくわからない。
けど確かなことはひとつ。キミたちは、僕にとって例えようのない大切な存在ってこと
+
詩も書いてみたりした。センスのなさにぶっとびジャンプ。蓮→晴風への心情。
おまけ
イナシィ☆そのいち!
雫「ってどこぞの呟き型日記を連想させる企画はなんだ、これ?」
しずく「よくぞ聞いてくれました!←(そわそわ)」
雫「誰も気にしてないし」
しずく「今度からね、週に一度このスレを使ってイナズマGOの一言感想とか、キャラ語りを呟きたいなあと思うんだけど……もう、最近イナズマについて語れる(放置すると簡単には三千字オーバーするのでカットします)」
雫「はい、スレの無駄遣いだと思う人手を挙げて〜いち、じゅう、ひゃく、せん、いちおく……ほら、日本国民総出で無駄だといっているゾ。こんなにいるんだし諦めろ」
しずく「何かな、その影山式の数えかた(怒)大体短編の最後にくっつけるつもりだから、無駄遣いじゃないイカ←興味ない方は短編だけで、語ってやがるよこいつとスルーしていただければオッケーなので」
雫「ア、ソーデスカ」
しずく「じゃあ早速語るよ(控えめに)。今週のイナズマの一言感想ですが、帝国の御門くん(?皇帝ペンギン7打ってた人)が……先生、土門にしか見えなくなってきました。彼が必殺技打つとしたら、トライペガサスしか思い付きません。どうすればいいでしょうか」雫「(スルーして)さよか」
しずく「土門の印象でかすぎた。つかさ、来週イナズマある日に手話クラブの合宿とかどういうことだよ!」
次回の更新は多分金曜日
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.142 )
- 日時: 2011/08/26 22:55
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: bPAPej8q)
- 参照: 描写が雑や私。
>>ふぁいんさん
ああ〜新たな駄文の分野に突入した新文ですね、わかります←
でも誉めてもらえると嬉しいですww誉められれば伸びる子なので、もっと頑張っちゃいます!目指せ、無限の彼方へ!
切なめは初めて書いたので緊張しまくりでした。秋ちゃんが好きなのに、まともに書いたことがないせいかギャグ・ほのぼのになりかかりました、危ない。危ない。
リサを気に入って頂けると嬉しいです♪蓮は可愛いので、(あら?)それと対照的な女の子にしました!そのうちマークとうふふな話が書きたいですね。変態とか言わないで。では、コメントありがとうございましたっ!
>>まいさん
はは、始めまして!問題のしずくです。
暁くんのツンデレ台詞に一瞬でKOされた私を許して下さい←す、素敵だああ!お前のためにとか言って、頬を赤らめているんですねわかります。ツンツン→デレデレの落差がいいwwぶっきらぼうなのに、面倒見がよろしいなんて…何て旨いキャラですか←
晴矢たち幼なじみコンビからかわれているんですねw仕返しは、たらいを落としたりとか?いや、アフロディがうまいこと守ってくれますかwいいなあ、そこかわっry
蓮を怒らせると怖いとわかる暁くんは、頭がいいですね^^
韓国3トップと蓮が人気があってびっくり。どこが好きが是非教えてry
まいさんにあえて嬉しいあまりに、変な文書いてすいませんでした。
馴れ馴れしくして頂いて逆に嬉しいです!私は、人様に声かけられないチキンなので;;今度、まいさんのスレにもお邪魔しますね^^*
コメント、ありがとうございましたっ!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.143 )
- 日時: 2011/08/27 20:37
- 名前: まい (ID: ECK/13Kg)
まい「リクを受け付けてくれてありがとうございます!正直、しずくさんのスレにリクをお願いするのに
けっこう勇気がいるけど・・・・」
暁 「どうでもけど、俺ってこんなにツンデレだったっけ?」
まい「もしかして・・・・・自覚がないの?」
暁 「自覚したことなどない」←
暁 「お前、なんで韓国3TOPと・・・・・蓮が好きなんだ?」←名前言うの戸惑った。
まい「試練との戦いを読んで、晴矢と風介が蓮のことを思いやっているところが二人を好きになって
蓮は普段振り回されているところがかわいいし、自分の意見をはっきり言う、カッコイイ一面がある
ギャップが好きになってね!アフロディはアニメと違って天然のところが好きなんだ!」
暁 「・・・・・・まとめると『しずくのスレを見て4人とも好きになった』」
まい「そうそう!よく分かっているじゃん!!」
暁 「お前のことなら、大体分かる。こんな説明力がない野郎が俺を生んでくれた主人なんて呆れるが」
まい「一言余計だ!!暁は私に感謝が足りないんだ!!!」
暁 「なんでそんな話になる(汗」
まい「今度、私のスレに来てくれるんですかありがとうございます!」
暁 「し、しずくがスレに来てくれるのは・・・ちょっと、うれしいぞ・・・(小声)」
まい「? なんかしずくさんに何か言った?」
暁 「なな、なんでもない、しずく!今のは忘れてくれ!!/////」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.144 )
- 日時: 2011/08/28 18:33
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: lwQfLpDF)
- 参照: 改行なしだと何か変わるかと思った
笑うのなんて、かんたん
その日の練習中、私はベンチで選手に渡すドリンクを一人で準備していた。本来私を含め四人いるマネージャー。(メガネは生活面では役にたたないから、頭数には入れてないわ)だが、今日に限ってアキとハルナは、久遠監督の私用についてどこかに行ってしまったのだ。昼までには帰ると言っていたのに帰って来ない。従って、マネージャーの仕事は残された私とフユカだけで、いつも四人でやる仕事を二人でやらなければならなくなってしまったのだ。フユカとは電子辞書のお力を借りて何とか会話し、こうして仕事を分けたのだった。
ボトルにドリンクを注いで、蓋閉めて、ボトルはクーラーボックスにいれて、と。一通りの手順を終えた私は、改めてクーラーボックスにあるボトルを数えた。何度数えてもイナズマジャパンのメンバー分ある。よし、と沸き上がる達成感。しかし、そんなことを喜んでいる暇はなかった。
「あの、里沙さん」
可愛らしい小声に呼ばれたからだ。ゆっくりと振り向くと、フユカが立っていた。片手には茶色のバスケットを持っている。
「みんなのお昼、作りました」
私がありがとーと伝えると、フユカはバスケットをベンチの上に置き、前を見てそのまま固まった。彼女の視線を目で追うと、エンドウがいた。練習中のみんなに「もうすぐ休憩を入れるぞ!」と、今日もまた空気の読めない男だ。……今しがた準備終わったばかりなのよ。空気読めと、念じ、エンドウにテレパシーを送っていると、
「里沙さん、頑張っていますね」
フユカに労われた。別に頑張っているわけじゃない。ああ、テレパシーを送ったけど、エンドウは見向きもしない。諦めてフユカとお話ししよう。
「フユカ頑張った」
たった二人とは言え、フユカにもすごい働いてもらっちゃった。本当に偉い。そのことを素直に誉めると、フユカはふるふると首を横に振って、きっぱりと断言する。
「いいえ、そんなことありません。里沙さんや秋さんと違って私、何も出来なくて……みんなに迷惑しかかけていないと思います」
自己を卑下しすきだ。もっと自信を持っていいのにと私は、率直に思った。フユカは、マネージャー経験者の私たちに比べれば確かに不器用だ。でも、出来る仕事だって増えてきているのは鈍い私ですらわかる。そう言ってもフユカは「違います」と否定した。私が観念してだんまりを決めると、フユカは真剣な声音で私に問いかけてきた。
「里沙さん、私はマネージャーとしてどうあるべきだと思いますか?」
怒った私はTVで覚えた日本語をまさぐり、
「バカー! あんた、それでもマネージャー!?」
「……え?」
フユカはきょとんとした。そのまま勢いで英語で思いをぶつけるが、フユカは目をぱちぱちとさせただけ。……自分の日本語を呪いたくなる。しかし、何としてもフユカには言ってやりたい。頭を絞ると、絵のことを閃いた。絵なら少ない日本語でも伝わるかも。
そう考えた私は、持っている数少ないボキャブラリーの中から使えそうな言葉を探しつつ、紙とペンを求める。けど、ない。諦めて近くにあった短めの木の枝を拾った。
私は枝を持ったまま前屈みになり、地面に絵をかきはじめる。砂が指先について、指が白っぽくなって気持ち悪い。
「地面に何か……?」
フユカも屈みながら、不思議そうに呟いた。が、すぐにあっと声をあげる。
「これ、私の……絵?」
あ、よかった通じた。私は枝をそこいらに捨て、手についた砂をパンパンと払いながら立ち上がる。改めて、描いた絵を見てみた。にっこりと笑う、デフォルメ化したフユカ。マネージャーの時に、みんなに笑いかけているフユカ。
「フユカ笑うとみんな笑う! それ、私出来ない。それ、フユカだけ。笑って、みんなハッピー。それ、フユカだけ」
フユカが笑うと、イナズマジャパンのみんなはつられて幸せそうに笑う。その光景は、とても微笑ましくて私も大好きだ。アキは直接サポートでみんなを笑顔にって感じだけど、フユカは背中から知らないうちにそっと押してあげるタイプだと思う。笑ってみんなを勇気づける。これだって、立派な仕事だと私は思う。
フユカは、私の言葉を噛み締めるように「私の笑顔でみんなが幸せに」と復唱し、口を閉ざした。数秒後、ねえ里沙さんと呼び掛けられる。
「笑うといいんですか?」とびっきりの笑顔と共に。「笑顔、立派な、仕事」
私も最高の笑顔で返す。うん、と微笑むフユカがとても輝いて見えた。
と、そこにどやどやと練習帰りのメンバーが私たちに近づいてきて、私たちは慌てて真顔に戻る。
「里沙〜腹減った〜」
と普段ならアキに言うはずのことを私に言うエンドウ。バスケットを早くも開けようとするので、素早く奪っておく。と、今度は小さな手がバスケットに伸びる。私が手をピシャッと叩くと、いて、と呻くトラマル。トラの名を持つだけあって食欲が旺盛すぎる。私がまだでしょ、と年上として注意すると、トラマルが私のブラウスの袖を引っ張って空腹を訴えてきた。……上目遣いといい甘える目といい計算されつくしている。こいつ、また子供っぽさを演出する気か。
「里沙さん、オレもう腹ペコペコです。早く食べさせて下さいよ!」
「なら、手を洗って!」
アキの真似をして、グラウンドすみにある水道をびしっと指すと、トラマルは「はーい」と意外にも、素直に返事をして駆け出した。エンドウも後を追うように駆け出し、どっちが先に手を洗い終わるか競争だなんて、ガキらしい会話をしながら、二人はすごい勢いでとんぼ返りしてきて、サンドイッチを食べ始めた。とりあえずトラマルとエンドウは放置して、フユカを手伝いますか。私は、ドリンクを配るフユカの元に足を運んだ。
「冬花さん。飲み物ちょうだいッス」
「はい、壁山くん」
フユカは、一人でドリンクを配っていた。クーラーボックスのドリンクは、後一本。最後に並んでいるハクチョウに渡せば終わりみたい。ハクチョウに渡し終わった頃を見計らい、私はフユカに近づく。
全くにわかに騒がしくなったわね、と私が英語で呟くとフユカは苦笑した。多分嫌そうな声で呟いたから、声音で察したんだろう。
「あれ、二人とも今日は仲良しだね」
とドリンクを飲んでいたハクチョウが、笑いながら聞いてきた。カベヤマや何人がそうか?と呟いたけど、ハクチョウは仲良しだよ、と向きになって言い張る。相変わらずガキだけど、勘はいいみたいだ。
私とフユカはお互いに笑うと、
「「だってマネージャーですから!」」
思いっきりの笑顔を見せた。
(笑うのなんて、かんたん)
㌶
素敵なテーマ与えられてそってなくてあはは☆←なしずくです。
慣れないガールズトークですよ、奥さん。里沙とフユカのほのぼのですよ。ストーリー意味不明ですね、すいません。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.145 )
- 日時: 2011/08/28 19:13
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: qJ0dFxMT)
>>まいさん
かなり遅くなりそう←すいませんorz会話形式にしてみますね〜
里沙「まい、わかるわ。だってここ妄想と駄文の奈落だもの。近付きにくいわよね」
しずく「里沙が話してる理由は気にしたら負け。全力で失礼だよね、キミ。駄文なのは認めるけどさ〜ここは、妄想のヘブンといってほしい。わあ、エリry」
蓮「と、ところで僕、暁くん素敵だと思う!」
しずく「うん、素直ではないところが直球です。たまに優しくなるところとか、すごくストライクですね。口では何か言いつつも、態度が優しいとグッドキター(・∀・)←?暁くん、ツンデレむじかくですか!?そうか、特殊アビリティですね。素晴らしい」
蓮「……違う、かな?」しずく「むじかくゆーたら、蓮も女々しいってこと自覚してる?」
蓮「ない。ところでまいさん、わざわざ丁寧に質問に答えてくれてありがとう!晴矢も風介も、いっつも人の話聞かないから困っちゃうよ。……で、でもねいないと困るし(小声)」
しずく「あ、試練の読んで下さってたんですか!嬉しいです^^明日辺り、早く更新しないとorz七夕もネタがww
ギャップですよねww蓮は意見は言ってるのに無視されて振り回されてます。あ、それは悪人らしさを狙ってます。晴矢と風介が何か大切に思うせいで、悪人のイメージが遠ざかっていく予感。それで、蓮は振り回される設定が誕生←アフロディは、気付いたらネタキャラです。気に入っていただけて、何よりですvすっごく嬉しいお言葉です><
暁くん、ちゃんとその言葉聞いてたよ、ふふふ。携帯にも録音したから、←え?」
暴走ぎみですいません、こういうやつです。今からいってきますね!よければお友ry
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.146 )
- 日時: 2011/08/29 14:58
- 名前: まい (ID: yeFfi6HB)
まい「里沙ちゃんは毒舌だけど、男子を子ども扱いできるなんてカッコイイよ!」
暁 「丹下はお転婆だから、本音を言えるだろう。まぁ、素直な所が逆に良いか。」
まい「めずらしく、人の事をほめているね。」
暁 「そういう所が良いって言っただけだ。何を言ってるんだか」
まい「蓮としずくさんに素直じゃないところが直球だって言われたよ!」
暁 「どうせ、俺は素直じゃありませんよ。」
まい「付け足しで、口では何か言いつつも、態度が優しいとグッドキター!だって、良かったじゃん♪」
暁 「!!//////」←思わず、後ろを向いた。
まい「どうしたの?後ろなんか向いちゃって」
暁 「い、今、絶対にだらしない顔をしているから、こっち見んなよ////」
まい「(赤面しながらデレたね。けっこう嬉しいんだ。)」
まい「質問に答えるのが礼儀のようなものだし、こっちも勝手に好きになった感じだから。私は理由を答えただけだよ。
それより、試練との戦いを明日更新するのですか!?楽しみにしています!七夕ネタですか。蓮は誰と行くんだろう?」
暁 「・・・・いつ、あれを録られたんだ?全然、気づかなかった。(けっこう恥ず////)」
まい「長々とコメをして悪いですが、しずくさん、お友達になってくれますか?」
暁 「まぁ、友達になれば、まいも敬語を使わなくてラクになると思うし、しずくが良ければ蓮ともここで
会えるから・・・・俺は別に、良いよ。」
まい「それが、人に頼む態度?」
暁 「ヘタレなお前のために言ってやってるんだ。感謝しろ!」
まい「えぇ!?私、ヘタレなの!?」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.147 )
- 日時: 2011/08/29 20:05
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: ZtEKXS3z)
しずく「里沙はかっこいい女を目指しているので、かっこいいと言って頂ければ私のツボ。誉められたんだから、デレロ!」
里沙「エンドウと言い、トラマルと言い、周りがお子ちゃますぎるだけよ」
しずく「クールすぎるわ、里沙。暁くん、里沙は素直と言うよりKYですな。人を容赦なく傷付けるんで、里沙みたいになっちゃダメだよ。
ところで暁くんは不器用なタイプですが、彼なりの誠意のこもった優しい態度は素晴らしいと思います。頑張れと応援したくなります」
蓮「暁くんが優しいこと、僕はちゃんと知ってるよ」
しずく「赤面デレに私の周りが赤く染め上げられていく……この可愛さはもはや萌えを越えた何かがある」
蓮「しずくは普通の人間じゃないからね」
しずく「でも、まいさんのコメントはとっても励みになります><この小説は駄文すぎてお客様が少ないので、まいさんのような神様がおこしになられてくれて、マジうひゃっほう×273とジャンプしたんですよ。天井穴だらけさ☆
七夕頑張って行きます。もっと後かな?アンケートとったら、幼なじみトリオが人気だったので幼なじみトリオでやっとります。……久遠監督との男の会話も来年はやりたい
お友達喜んでえぇぇ!かなりぶっとんだやつですが、どどうぞ握手を←それとも別のことを?
確かにタメの方がまいや暁くんと話しやすいよね」
蓮「じゃあ、まいさんのスレにいこ〜!」
長文大好きだよ←私の語りかなり長いから、ごめんなさい。
乱文、失礼!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.148 )
- 日時: 2011/08/30 09:48
- 名前: まい (ID: AS6qN2jn)
まい「しずくが『暁くんは不器用なタイプですが、彼なりの誠意のこもった優しい態度は素晴らしいと思います。』だって」
暁 「しずくから、優しいなんて思ってくれるのは、ちょっと嬉しいな・・・・と言うか、照れる(小声)」
まい「あと、蓮が『暁くんが優しいこと、僕はちゃんと知ってるよ』って、暁の事をよく見ているんだね」
暁 「そうか・・・あんな女々しい奴に言われるなんて。俺も落ちたもんだな」
まい「それは酷くない!?」
暁 「アイツはたまに生意気言うし、女々しいし、サッカーはヘタクソだし」
まい「マイナス要素をよく見てる・・・・」
暁 「まぁ、そんな奴の面倒をみるのも悪くはない。放っとくと危なっかしいから・・・・なんか、放っておけないし。
こんな俺も友達として見てくれているから・・・ほめ言葉として受け取ってやるぞ」
まい「なんか、回りくどいよ。つまり、好きなんだね」
暁 「多分。」
暁 「お前のコメントがしずくの励みになっている。だって」
まい「私こそ、しずくが、私のスレに来てくれてすごく、物語の続きを書くのに気合が入るよ♪」
暁 「蓮は一緒に七夕祭りに行く相手はあの二人とか、まぁ、楽しんでいけば。」
まい「仲良しの人と行けば、願いが叶うかも!!」
暁 「それはお前の思い違いだろ。願いなんて、自分で叶えるものだろ」
まい「そ、そうだけど・・・今、正論を言ったね」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.149 )
- 日時: 2011/08/30 10:41
- 名前: 星沙(別PC) ◆Qss0HrE9To (ID: 0TdvNrVL)
- 参照: 絵師の仕事が来ないww誰か、頼む。仕事くれw
おはよ〜ww
相変わらずのおいしい文才してますな!
ご馳走様でしたw(ちょ、おまww)
ちなみに、今はちゃくちゃくとイラストコンテストのイラストかいてるから、メールとかできない状況なんだwゴメンね♪(タヒ
癒「うちの、絵のことしかない、馬と鹿の区別もつかない作者がご迷惑か消してます。スミマセン」
イメージがわかないww
別件
里沙ちゃんのイラストも描かせてもらってますw
今回は、完全色塗りつきでw
もしかしたら、PCのカキカキ掲示板にアップするかもしれないから、とりあえず、許可をもらおうと思うために着てしまいました〜w
そういうのって、結構許可がいると思うからww
(イメージと異なる可能性がございます。ご了承ください)
まず、今度メールで送ってから、OKか聞くからw
イメージ違ったらそのときに言ってほしいかも。
うん。ホント、画力がなくて、ゴメンね
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.150 )
- 日時: 2011/08/31 01:10
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: LkHrxW/C)
- 参照: 合宿中なのでコメント返しはまた今度に。
あいうえお作文
あ→愛なんて
い→いないと
う→憂れる
え→絵が得意な
お→おてんば娘
テーマ→里沙でした。
退廃から始まる物語
私とマークは釣り合わない人間。天秤にかければどちらかに傾くしかない、引っ張りあえばどちらかに引きずられるしかない。……そんな関係であることは、初めからわかりきっていた。だけど、私にはそれを白紙にする勇気も知恵もなかったわ。
だから理解しているのに、彼を——マークと言う楽園を求め続け、その現実から目を反らし続けることを選択してしまった。私は、叶わぬ夢を追う探求者でいたかった。……嗚呼しかし、夢は必ず覚めるもの。あることによって、私の楽園(エリュシオン)は、退廃(デカタンス)へと導かれた。
「ねえ、それどういうことなの」
マークを何度問い詰めても、返ってくる言葉は何もなかった。
あれほど信じていたマークは、私を簡単に”板”の上から捨て、彼だけがのうのうと助かったのだ。それでも、彼の罪は仕方がないと周りのみんなには赦されてしまうの。でも、私はあなたを許せない。私は聖女でも優しい乙女でもない、ただのオンナだから。
あ、ちなみに私ならもう楽園を見つけたわ。教えてあげましょうか?
退廃が紡ぎ出した新たな楽園の名は——イナズマジャパン。
+
合宿中でも駄文を書く。マーク←里沙のシリアス恋愛です。里沙はいまんとこ落ちはマークの予定ですが、簡単には落ちないのですよ。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.151 )
- 日時: 2011/08/31 21:22
- 名前: 桃李 (ID: PYDDIR5L)
- 参照: 合作楽しそうですね^^
お久しぶりです桃李です!
女の子キャラ可愛いなぁ…とhshsしながら里沙様を眺めてました。マークとの間に何があったのか気になります!
私も里沙ちゃんみたいにスバズバ言う娘好きですvなかなか書かないキャラなので、新鮮ですねw 今度里沙ちゃんとマークのリクもしてみようかなー?とか思ってますw
ところで…今、リクエストって受け付けていますかね?時間が無くて、かなり穴が多くなると思いますがお願いします!
すいません、リク頼みにきた理由は衝動です←
キャラの名前【春崎桃花】
性別【女の子】
キャラの性格【優しくて温和で天然。たまにビックリ発言が飛び出す】
キャラの容姿【茶髪をセミロング/うさ耳スカーフ/薄桃色の瞳】
サンプルボイス
「照美さん、また蓮くんに会いに来たんですか?」
「……晴矢くんも大変ですね。チャンスウさんにも宜しくお伝え下さい」
「風介くんまで蓮くんをいじめないであげて下さい! ……ああ、もう良いです」
お相手【蓮くんと韓国3TOPで!】
お相手との関係【敵チームの選手?】
ジャンル【ギャグ】
シチュエーション【イナジャパ所属の蓮くんの元に照美さんがやってくる。それで、蓮くんと桃花で日本にある韓国宿舎に照美さんを返しに行って……あとはお任せします!】
入れてほしい場面やセリフ【お任せします】
備考【桃花は照美を女の子だと信じ込んでいますw】
うわあgdgd……ど、どうか宜しくお願いします!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.152 )
- 日時: 2011/08/31 10:16
- 名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: l78GGQ1X)
- 参照: 合作とかやってみてえ……(
里沙しゃんかわええ、なゆうですお早うございましあ。
蓮くんにもhshsしますがしずく様なら誰でもhshsですhshs。
コメントしようかな、どうしようかな、とまるで乙女のようにry 嘘です、チキンなのでコメントなんて恐れ多くてできませんでしたいや本当にすみませぬ。
謝るから何も投げないで下さい(
あいうえお作文とか……!
考え付かないですぼくの頭じゃ駄目だry 今まで、いろんな場所でElysionとかみかけてたけどエリュシオンって読むんですね漸く謎が解けたぜやっふい。
何かgdgdなコメントになっちまいましたが此れからも更新頑張って下さいませっ!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.153 )
- 日時: 2011/09/01 07:08
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: XHLJtWbQ)
- 参照: まだ合宿してます。コメント返し遅れます。
その日、僕は異様な暑さで目を覚ました。目覚めると、頭が異様にぼうっとして、身体には悪寒が生じ始める。え、まさか風邪かな。と最悪な予感を感じつつ、汗で冷えきった掌を額に当てれば、……かなりの熱が感じられた。平熱ではない。思わず息がふうっと生ぬるい吐息が漏れる。
サッカーやるんだから、早く治れと念じても、身体はますます重くなるだけだ。と、そこへ扉を叩く音がして、チャンスウが部屋に入ってきた。
「白鳥、大丈夫ですか?」
「……だ、大丈夫じゃない」
返事をしながら、布団の中から、顔だけを横に向ける。ふと枕元の時計に目をやると、練習開始時間をとっくに過ぎていた。
チャンスウはベッドの脇に歩み寄ってくると、顔をしかめながら、右手を僕の額にぴったりと当ててから、左手を自分の額に当てた。チャンスウの掌は、濡れていてひんやりとしている。ああ、すごく気持ちいい。今日の食事当番は彼だから、皿洗いでもしていたのかな。
「……たちの悪い風邪にかかりましたね。熱がありますよ」
チャンスウが、額から手を離しながら、ため息と共に吐き出す言葉を聞いたとたん、辺りの景色が僅かだか止まったように見えた。この後に続く言葉は。ああ、予想通りチャンスウは「今日の練習は休みない」と続けた。まあ、風邪を引けば当たり前にかけられる言葉だけど、僕にとっては、死刑宣告にも等しい言葉だった。何せ、大好きなサッカーが出来ないなんて、大嫌いな地理で0点をとった気分より最悪だよ! それを聞いた僕は、ほとんど条件反射で飛び起きた。チャンスウが驚いて、僅かに固まる。
「……これくらいの熱、大したことないって。ね、だから練習やっていいでしょ?」
駄々をこねる僕に向かって、チャンスウはきっぱりと言い放つ。
「駄目です」
なるべく大したことがないようににっこりと笑った、ものの。チャンスウは、あっさりと僕の意思を否定した。……本当、天才ゲームメイカーさんは頭が固くて困っちゃうな。頭がいい人って大抵頑固だよね。
「やるったらやるの」
「駄目です」
「やりたい」
「駄目です」
……何を言っても頑として聞き入れてくれないチャンスウ。むっとしながらチャンスウを睨んだが、動じない。むしろチャンスウは呆れたようにため息を吐きだした。そして柔らかい笑みを口許に浮かべると、僕を無理矢理ベッドへ押し戻し、更に首の下までタオルケットを引っ張り、僕の身体にかけてくれる。
「無理をして風邪が長引いたらどうするつもりですか? あなたは、チームの中心メンバーですから、長く練習を休まれると困ります。きちんと、療養していなさい」
母親が子供を宥めるような口調でチャンスウに諭され、僕は殊勝にも頷いてしまう。……と言うか有無を言わせない口調だった。やはり、キャプテンに逆らえないのが僕の定めらしい。
うう、身体がそうしろと言わんばかりに、ますますだるさを増してきた。……起きるのすら、億劫になってくる。僕は敗北感と共に毛布を握りしめ、チャンスウを恨む目で見る。
「……わかったよ」
悔し紛れに、タオルケットを握る力を強めた僕は、幼い子供そのものだろう。そして、
「分かればいいのですよ」
柔らかい笑みを浮かべるチャンスウは、母親そのものだろう。あのFW組の連中から守ってくれたりと、チャンスウには世話を焼かれているのも事実だが。
と、チャンスウはベッドに置かれた時計を見ると、「そろそろ行かなくては」と名残惜しそうに僕に目をやる。
「頑張って。後、彼らを抑え込んでおいてね」
手だけを持ち上げ、応援の意味を込めてひらひらと振る。
”彼ら”とは、もちろんアフロディたちのことだ。僕が風邪で倒れていると知ったら、三人で見舞いに来るに違いない。……彼らに来られると、風邪は悪化しかしないと思う。特にアフロディの”ご犯”なんて食べさせられたら、サッカー出来ない日は必ず増えるな。それだけは何としても防がないといけない。だからアフロディたちを唯一押さえ付けられるチャンスウに手を回しておくんだ。
賢いチャンスウは僕の意図を理解したらしく、黙って頷いてくれた。
「彼らは私が押さえつけておきましょう。では、私は練習に戻ります。昼食の時間になったらまた来ますね」
そう言って、チャンスウは部屋から出ていってしまった。
*
薬を飲んで一眠りすると、体調は大分回復した。
頭がまだぼうっとはするけれど、身体が動くようになっただけマシだ。そうだ、練習はどうなっているのかな。とふっと気になる。大人しく寝ていても、その考えはじわじわと脳に染み渡り、気にせずにはいられなくなってしまった。……円堂くんじゃないけれど、自分はサッカーが好きでたまらないみたい。思わず自虐的に笑ってしまう。サッカーをしないと落ち着かないなんてサッカー中毒かな。何だか、身体中の細胞がサッカーしたいって訴えていて、身体がむずむずする。今だってボールがあれば蹴りたい気分さ。でも、それは無理だしせめて練習を見ようかな。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.154 )
- 日時: 2011/09/01 07:14
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: 8HM4KmaQ)
- 参照: つか、昨日てんかん起こして倒れ今は病院で合宿なう。
僕はベッドから降りると、窓辺の縁に座り、外を眺める。窓の向こう——グラウンドには、練習中のチームメイトの姿があった。窓を開けると、チャンスウが指示を飛ばす声や選手たちのかけあう声が風にのって運ばれてくる。今は、個人練習中かな。DFは、パイロンを敵に見立てて抜く練習してるし……僕から見て遠い方のゴールでは、晴矢と風介が<ファイアブリザード>を決めていた。炎と氷の渦が絡み合って二色の竜巻みたいだ。二色の渦が渦巻きのように回転しながら、ゴールネットを限界まで引き伸ばしていた。
ああ、僕も思いっきり身体を動かしたいなあ。あんな風にかっこよくシュートを決めたりして……ま、うちの3TOPは、強いから僕が決めることなんてそうないけどさ。
でも、どっちにしろ無理だなあ。だって、チャンスウが許してくれるわけないし。窓枠に肘をつけて、じっと見つめることしか出来ないのがもどかしい。
何気なく晴矢と風介の方に目をやると、晴矢が珍しくパスミスをしていた。風介にパスを出そうとして、力の加減を間違えたみたいだ。ボールは風介の遥か頭上を通り越し、風介から大分離れたところに落ちた。すると、風介が晴矢に何か言ったみたいだけど、遠くて聞こえない。でも、大体予想はつく。どうせまた、「パスをミスするなど、FWとして失格だな」とか吐き捨ててるんだろう。あ、晴矢は、風介に詰め寄った。風介が睨み返す光景が遠目に見える。二人の間に漂う空気は大分張りつめているみたいで、近くにいたチームメイトたちはあちこちに避難していた。あ、でもみんな練習に専念している。二人の喧嘩なんていつものことだから、みんなは慣れっこなのだ。やはり、慣れたようにチャンスウが宥めていた。つかアフロディ。キミはなんで二人の喧嘩を、ベンチからドリンク片手にいい笑顔で見物しているんだ。
ところが今日に限って、二人は仲直りしない。チャンスウが止めているのにも関わらず、まだにらみ合いが続いている。やがてさすがのチャンスウも降参したらしく、彼らから離れてしまう。……結局、晴矢と風介が喧嘩したときに宥めるのは僕の役目ってことだね、うん。……行くしかないらしい。
そう悟った僕は部屋に引っ込むと、パジャマの上からジャージの上を羽織った。ズボンも着替えたいけど、めんどくさいからいいか。ぼうっとする身体を引きずって一階まで降りると、自分のスパイクを履いてグラウンドに出て、大きく息を吸い、
「こら! 晴矢、風介何してるんだ!」
二人に思いっきり怒鳴ると、二人じゃなくてチームメイトと監督が一斉に僕を見た。チナンやみなが心配しるような目付きで見ているのに気付き、自分が短絡的な行動をとったことを思い知らされる。が、頭がぼうっとしているので恥ずかしいと言う感覚はない。
ふと気付くと、顔の前に晴矢と風介の顔があった。
「お、お前風邪は大丈夫なのかよ?」
そう言いながら、晴矢は自分の額を僕の額に軽くこつんとぶつけ、「アチい!」と驚愕の表情で叫んだ。それを聞いた風介が目を丸くしたが、そりゃ風邪だから驚くことじゃないと思う。
続いて風介が僕の額に手を当てた。すぐに手を離すと、風介は僕を睨み付けた。翡翠色の瞳は怒るように細められ、僕をいぬく。
「まだ熱があるのに何をしに来たのだ」
「キミたちがうるさいから、こっちもおちおち寝られないんだ……」
反論していると不意に喉がくすぐったくなり、僕はそのまま咳き込んだ。晴矢と風介が何故か焦る。僕の元に駆け寄り、早口で捲し立てられる。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.155 )
- 日時: 2011/09/01 07:23
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: 8HM4KmaQ)
- 参照: 病院合宿なう
「お、おいマジで寝てなくて平気なのかよ!?」
「まさか堕天使が、蓮に不治の病となる呪いをかけたのか?」
「呪いだと?」
「ああ」
いや、大袈裟すぎるから。つか風介は僕をに世界を救えと言いたいのだろうか。内容がよくある剣と魔法ものみたいだ。
「蓮はもうすぐ眠りについてしまうんだね」
と、そこへアフロディがくすくすと笑いながら近づいてきた。眠りとか何が言いたいのか、さっぱりわからない。
と、横にいた晴矢と風介の顔が青ざめた。
「わ、私は……キミに死なれては困るぞ。晴矢とは、仲直りをするから、早く寝ろ」
「そうだ、悪かった風介」
「すまなかった、晴矢」
いったい全体どう解釈すればそっちに行くのだろう。いつのまにか二人は互いに謝りあい、仲直りをした。あっという間の出来事だ。そして、二人は僕の身体を後ろから押し、宿舎の方へ帰そうとする。
「ほら、さっさと帰れ!」
「寝ていろ」
「後でこのボクが直々に、蓮の見舞いに行こうじゃないか。そうだな手料理を——」
「風邪が移ったら大変だし、来なくていいよ」
えーと避難するように叫ぶアフロディだけど、君のご犯を食べたら風邪ではすまなくなるんだよ!
+
その夜、晴矢と風介が僕の部屋にやって来た。アフロディはと聞くと、チャンスウに呼び出され何か話しているらしい。もしかしたらチャンスウが気を使っているのかな?
「あ、晴矢? 風介?」
大分体調がよくなってきた僕は、ベッドから上半身を起こし、彼らを笑顔で出迎える。晴矢と風介は、ベッドの縁に腰掛けると、僕の顔をじっと見つめた。やがて、顔色が優れた僕を見て、晴矢と風介も釣られるように、そして安心するように笑ってくれた。
「具合はどうだ?」
「大分よくなったよ。明日にはサッカーできるかな」そうか、と短く——だが風介にしては嬉しそうな声で言った。本気で心配をしていてくれたのだと思うと、僕の心も暖かくなる。心配してくれてありがとう、と伝えたいけれど照れ臭くて言の葉にはならない。幼なじみである風介と晴矢に、今さらお礼を言うのは何故か恥ずかしいんだ。雷門のみんなには言えるのに、この二人にはどうして言えないのかな。
羞恥心からいつのまにか俯いていたらしい。はっと我にかえって顔をあげると、晴矢と風介が揃ってニヤニヤと嫌な笑いを浮かべていた。ああ、これはからかわれる前兆だ。覚悟、覚悟しなきゃ。
「ったく、ヒヤヒヤさせやがって。バカは風邪引かないって言うけど、地理バカくんでもひくんだな蓮」
「……誰が地理バカだ」
晴矢が意地悪い笑みと共に僕を嘲笑う。僕が食いつくのを想定してわざと言ってる。……わかるけど、思わずむっとしながら反論してしまった。嗚呼、晴矢が楽しそうに笑うのが癪に触る。
と、ポンポンと誰かに肩を叩かれて振り向くと、口角をあげた風介がいた。
「そろそろ寝ろ。今日は早めに寝て体調を回復させるといい」
「ありがと、風介」
礼を言うと、晴矢と風介はベッドから立ち上がり、
「明日は今日のぶん、私たちと特訓だ。覚悟を決めておくがいい」
「明日は今日サボった分、しっかりシバいてやるからまた風邪引いたら許さねーぞ」
そんな宣言をされたので、
「わかってるよ」
僕は、了解の意味も込めて晴矢と風介と拳を軽くぶつけあった。
+
ふぁいんさん、遅くなりすいませぬ。風を引いたじゃなく風邪を引いた蓮のお話でした。でも風邪は萌えの一つですよね〜引いたら、里沙みたいなねえ様もポロっと甘えてくれたり、潤んだ瞳も可愛すぎてたまらんすいません。
ギャグは書いていて楽しかった!上手いリクエストありがとうございました。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.156 )
- 日時: 2011/09/01 11:09
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: SZKU6Vs0)
窓の向こうに広がる、すっかりオレンジ色に染まってしまった空。いつもなら綺麗だと思うけれど、今日はとても憎らしいものに見える。だって、と私はちらりと視線を前に送る。前では私に背を向けて、虎丸くんが黒板消しを片手に一生懸命黒板を消していた。手だけでは届かない黒板の文字を消すため、時々背伸びしているのが何とも可愛らしい。
そう、憎らしく思うのは、同じく日直だった虎丸くんと二人きりだから! その時間が終わるなんて、とても悲しい。でも、だからと言ってこの思いを伝えられる程の素直さと勇気はなくて。私には、戻らない時の流れを憎み続けることしかできなかった。
「ヒカリ、そっちは終わった?」
いきなり声をかけられた私は、びくっと肩を跳ねさせた。虎丸くんを見ていたなんて恥ずかしすぎて言えない。何でもないよと適当にはぐらかし、虎丸くんに背を向けて机の整理を始める。
顔がすっごく熱い。私の顔は鏡で見たらきっと真っ赤なんだろうなあ。もう、何で私は、ドキドキしているのかな。
虎丸くんは、「そっか」と言っただけで特に追及しては来なかったから、ほっとする反面聞いてくれなかったのがとても悲しい。虎丸くん、私のことが気にならないのかな……?
「あ、あのね虎丸くん」
私は、意を決して緊張した声で虎丸くんに話しかける。虎丸くんは、黒板消しを黒板の溝に入れると、教壇から降りてきた。
「どうしたんだ、ヒカリ?」
「え、と」
明るい笑顔で尋ねてくる虎丸くんを前にすると、頭のなかで色々な声がする。
聞かなければよかったと後悔する私の声。お前は友達だからなと言う虎丸くんの声。これはいつの声なのだろう。ああ、もう何でこんなことで悩まなきゃいけないのよ!
思わず叫びそうになったが、私は、必死に言葉を吐き出し続ける。
「き、今日は日直た、楽しかったね」
私のことどう思う?なんて言葉はなく、私の少ないボキャブラリーは無難な感想を出すのが精一杯だった。すると虎丸くんは、へへと得意気な笑みを作ると、人差し指で鼻の下を擦る。あ、こうするときの虎丸くんは照れ臭がっているんだ。じゃあ……!
「ヒカリと一緒なら、何でも楽しいに決まってるだろ!」
「あ、ありがとう!」
嬉しすぎて思わず零れる涙。虎丸くんが泣くな〜と、指で涙をすくってくれたのが幻影のように感じてしまう。ここまで虎丸くんに近付いたことはなかったから……でも、私の胸が早がねのように鳴ってしまったのは、どうしてなのでしょうか。
(その恋に私は気づかない)
〜FIN〜
やっぱあまは下手ですね→まとめてアップしました。虎丸ってキャプテンみたいに天然なイメージあります。初めて書くので、とても楽しかったです^^
リクエストありがとうございました!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.157 )
- 日時: 2011/09/01 15:19
- 名前: ふぁいん (ID: FtPJcOXY)
しずくさんは改めて素晴らしい文才をお持ちの神様だと感じました!
蓮君も可愛いし、虎丸の話は甘すぎて貧血になりましたよ!その文才を分けてください!
またリクに来ます!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.158 )
- 日時: 2011/09/01 19:55
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: iP.8TRIr)
- 参照: 夕飯なので、8月30日文を…無、無視はしてないですよ!
>>まい
しずく「ただいま〜やっと群馬県から舞い戻った不死鳥しずくだぜ!」
蓮「ふふ、暁くんそう考えているんだ?」←にっこり
リサ「勘が鋭いだけあって、人の本心を見抜くのは得意らしいわね」
蓮「あ、でも一言いいかな?僕を晴矢と風介と同レベルに扱わないでね。よく、二人と同格って言われるんだ」
しずく「そーすか」
リサ「そういえば、暁も人のことを下手とか言う以前にサッカーは上手いのかしら?」
しずく「リサ、ギガ失礼でしょ!痛いところをつくんじゃない」
蓮「ま、下手ってことはまだ伸びるってことだから、僕にとっては誉め言葉だよ。お礼を言っとくよ」
しずく「まいが来てくれると、エンジンかかる!走る、走る私!ネタギレだろうと合宿中だろうと乱文を連ねる。それが」
蓮↑は無視して「そういえば、暁の願い事は?」
>>星沙
美味しいとか嬉しい言葉を貰ったら、しずくさんコックにナロウトシチャウよ!?
イラストコンテスト頑張ってね!星沙のファンの一人として応援しています!萌えをくだ。
な、ぬ……り、リサのイラスト!? し、しかもカラーとか地デジよりもふつくしすぎるわあぁ!生まれてきてよかったあぁ!今から喜びの舞を踊るから(自重)
時間があればでいいので、是非とも描いてくださるとうれしいです!
では、また来てくれると、嬉しいな!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.159 )
- 日時: 2011/09/01 21:18
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: aQf5AfGs)
- 参照: 病みは闇に負ける。
>>桃李さん
いつも押し掛けて楽しませてもらっているしずくで→す
おお、里沙を気に入って頂けて嬉しいです。こういう留学生タイプは初めてなので、頑張りたいです☆と言うか女の子同士の友情に手を伸ばしたくなり、つい里沙を誕生させました。ちなみにリサでも里沙表記でもどっちでも大丈夫。これから里沙マクと、里沙秋が流行ればいいry後、風丸×里沙とか……
マークと里沙は喧嘩別れだけしたと言っておきます!残りは世界…って、いつになることやら。ネタバレしない程度に頑張りますが、なら里沙秋で(私が)逝くかorzいや、吹桃が一番逝きやすい!
リクエストが天から降ってきたああ!恵みのリクエストだあぃ?病院合宿で頑張って減らしたので、受け付けてます。遅くなりますが、すいません。桃李さんの女子力ぱねぇ。アフロディは、桃花ちゃんを誘拐しに来て吹雪くんに追い払われればいい。てるみんは女の子だ、異論は認めない!では、また来てくださると舞い上がります。リク、ありがとうございました!
>>ゆうさん
明日ゆうさんの短編コメント出します。私も、乙女のように悩み、げふん。里沙はねえ様!ちなみにカタカナリサも正しいんだぜ!女の子同士の友情に負けました。さあ、花園を作ろう!
わたしは、そんなゆうさんにhshs。さらに亜美ちゃんにもhshs.心臓がはち切れソーダよ。
ゆうさんは、素敵な女の子です!発酵しきったをとめとは違って、ピカピカに輝いてます。嗚呼、なんて神々しいのゆう大明様。あいうえお作文は、思い付きです←俳句か悩みました。
エリュシオンは、私も最近知りました<>死語の楽園とかんな意味らしい←つまり、もうそ…コメントありがとうございました!また来てくれると、嬉しいです!
>>ふぁいんさん
はい、新しい分野を切り開いた新しい文ですね。未発達で見てられないですか、そうですか。前よりは甘めに書けていればいいのですが、称賛して頂きすごく嬉しいです。
リク、ありがとうございました!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.160 )
- 日時: 2011/09/01 21:26
- 名前: まい (ID: buJGQ2Tw)
まい「しずく!合宿おつかれさま!!さすが、不死鳥のしずくだ。生きてて嬉しいよ」
暁 「縁起でもないことを言うな。」
まい「あ、本心が蓮に分かってしまったようですよ」
暁 「考えて悪いのかよ・・・・普段はそんなこと、口が裂けても言わないけどさ」
まい「感謝の言葉もたまには言った方がいいんじゃないの?」
暁 「お前に言われる筋合いは、ない!」
まい「素直になりなよ☆」
暁 「お前の相手をすると疲れる(汗」
まい「蓮のことをあの二人と同格だと言ってるの?」
暁 「そうだけど」
まい「蓮が暁のことを嫌いになるよ」
暁 「そんなこと、知るか」
まい「私って生み親だから、あんたの本心くらいわかっているよ。なんでそんなことを言うのか公開しようか?」
暁 「そ、それはやめてくれ!!あの三人が仲が良いのがうらやましくて、つい、そんなことを・・・・・あ゛!」
まい「意外とチョロイね★」
暁 「〜〜〜〜〜!!」←言い返せない
まい「どれくらいサッカーうまいの?」
暁 「俺は大体シュートなんてあんまり打たない、基本的に蓮と同じパス中心に出すポジションだ。
あいつ、いい俊敏性があるくせに微妙に無駄な動きがあったり、気持ちが弱い所もある。
だから、荒々しいプレーをする相手だとボールを簡単に取られるからヘタクソなんだよ」
まい「長々とコメしていいけど、蓮はこれから伸びる?」
暁 「そうだな。アイツは世界に通用するかもしれない才能があると俺は思っているし。」
まい「タメになる話だね☆」
暁 「まあ、俺の単なる勘だけど」
まい「それ、自慢げに言えること?」
まい「しずくのためならここに何度もくるよ!!例え、ネタ切れの時でも(ry」←語ると長いです
暁 「ね、願い事?」
まい「恥ずかしい願いなの?」
暁 「別に、『このチームで世界の舞台に立ちたい』って書いたような・・・・」
まい「まさかのうろ覚え!?」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.161 )
- 日時: 2011/09/02 21:30
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: 4nNMzbDf)
- 参照: 合作とかいいかも
桃李さんのところから、貰ってきました!や、やりたかった。
■名前
「白鳥蓮だよ!」
「え〜これってフルネーム?面倒だわ……日本名は丹下里沙、アメリカ名は、リサルダ・マツモト・サローヤン・タンゲ・オールコット。はっきし言って、本名は戸籍関連でしか使わないの。普段の生活では、リサルダ・オールコットで通しているわ」
■フリガナ
「はくちょうれん」
「たんげりさ」
■年齢
「1、14才の中学二年生!(里沙「嘘よ。13じゃない」)精神はもう14なの。僕は、年下じゃない!」
「私は、14才よ」
■身長
「晴矢と風介とどっこい。でも、僕の方が一ミリ高いんだからね。本当だよ!?」
「アキより少し高いくらい」
■血液型
「わからない」
「B型」
■出身地
「東京」
「アメリカ」
■種族
「鬼道くんやチャンスウに言わせると、「天才猛獣使い」だって。どういうことなのかな?」
「アメリカ人と日本人のハーフ。それ以上でも、それ以下でもないわ」
■職業
「普通の中学生だよ」
「留学生になるわ」
■使用武器1
「声。演劇好きだから、たま〜に武器にするんだ」
「チアに使うバトンとポンポン。ほら、殴るのにちょうどいい固さでしょ?」
■使用武器2
「サッカーボールさえあれば無人島でも、一年は生きていけるよ!」
「後は素手よ、素手」
■名前の由来を教えてください。
「蓮←はすは泥水の中で美しく咲くでしょ?だから、『この世がどんなに汚れきった世界でもあなただけは、泥の中で美しく咲く蓮のように逞しく生きてって』願いがあるみたいだね」
「リサルダは、両親が愛を誓いあった街の名前よ。忘れないために、そこから取ったみたい」
■一人称は何ですか?
「僕」
「私」
■二人称、相手のことを何と呼びますか?
「男子は『くん』付け。呼び捨てにしてって言われたら、呼び捨てにするよ。女子は『さん』付け、呼び捨ては苦手でできても、名前にさんをつけるくらい。大人にはきちんと敬称をつけるよ」
「男の子たちは、名字呼び捨て、女子は名前呼び捨てね。年下も年上も関係ないわ。敬うべき人間だけ敬っていればいいの」
■どんな髪型をしていますか?
「ショートカット」
「天然パーマ気味のややロングヘア」
■肌の色は何色ですか?
「普通の肌色かな?」
「肌は白人の母譲りで白いわ。ま、あのバカ神の方が白いのは許せないけど」
■髪の色は何色ですか?
「黒色」
「薄い金髪。あのバカ神より色は大分薄いの」
■目の色は何色ですか?
「黒曜石みたいな光沢のある黒かな」
「明るい茶色になるわ」
■身体的特徴を教えてください。
「んとね、よく言われるのはやせ形で引き締まっているって」
「なだらかなシルエットについて触れたら、許さないからね!」
■過去に大きな病気や怪我はありますか?
「小さい頃、親を失ったショックから廃人になりかかったけど、晴矢と風介に救われたんだ」
「自転車で崖から落ちたときは、死ぬかと思ったわね」
■家族構成は?
「養父母、僕の三人。両親あまり帰って来ないから、一人暮らしの日もあるよ」
「両親と私、姉の四人。姉はアメリカで働いてるの」
■戦い方のスタイルを教えてください。
「味方をアシストするんだ。決定打に繋がるパスを出したり、敵からボールを奪って味方を助けるの」
「どうやったら、相手が自滅してくれるか考える」
■戦うのは好きですか?
「あんまり好きじゃないかな。でも、負けるのはもっと好きじゃないんだ」
「内容によりけりだわ」
■体力、力、防御力、魔法力、素早さ。1番自信があるのは?
「体力と素早さかな?」
「…魔法力ってなに?ま、体力は自信あるわ」
■男性の好みのタイプは?
「穏やかな人がいいな。吹雪くんや立向居くんとか。後、晴矢と風介みたいに自分のプレイに自信を持てる人はすごいって思います。最近はヒロ兄とも仲いいかな?落ち着いてて憧れる」
「ノーコメントよ」
■女性の好みのタイプは?
「アフロディは、プレーも容姿も美しくて素敵だなあって思う。秋さんは気が利くし、春奈さんや塔子さんは明るいから好き。後、玲名姉ちゃんがかっこいいから好きだよ!」
「バカ神は男の子でしょ?アキは、優しいところが好きね。ハルナは明るい、フユカは一生懸命なところが好きだわ。あまり、女嫌いはしないわ」
■苦手な男性のタイプは?
「ジョンス(ファイアードラゴンのgk)みたいに、口先ばかりの人」
「そうねぇ…英語が出来ないからって、私から逃げ回る栗松かしら」
■苦手な女性のタイプは?
「皇マキちゃん!自分の思い通りにならないとすごく怒るから」
「苦手な人…マークにつけよる女は苦手ね」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.162 )
- 日時: 2011/09/03 20:06
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: horemYhG)
■好きになったらどういう行動に出ますか?
「いつも通りに振る舞うかな?」
「アタックに出ると思うわ」
■何フェチですか?
「瞳の色かな〜風介や晴矢の瞳の色とか憧れてるんだ」
「足フェチかしら…足が綺麗な人はつい見ちゃう」
■好きな食べ物は?
「刺身とか冷奴とか……冷たくてさっぱりしたものが好きだよ!たこ焼きとかお好み焼きも大好き!」
「ポークビーンズ、ステーキとか、脂っぽいもの」
■苦手な食べ物は?
「苦手なものはほとんどないんだ。あるとしたら、クサヤかな。あれは一回食べたけど、ダメだったよ」
「ナットウとかオクラとか……ネバネバ気質のもんはダメね。後、焼き魚も味が薄すぎて物足りないわ」
■よく飲む飲み物は?
「コーヒー、緑茶、麦茶」
「紅茶、飲むヨーグルト、乳酸菌飲料」
■どんな本を読みますか?
「サッカーに関係する本、戯曲、古典、ファンタジー、ミステリー、うん。色々読むよ」
「現代ラブコメとかサッカーの雑誌を読んだりしてるわ」
■好きな季節は?
「秋かな。涼しくて過ごしやすいから」
「夏は暑いから頑張りたくなるし、冬は寒いから頑張りたくなるわ」
■趣味は何ですか?
「サッカー、演劇、読書、料理、お菓子作り、カラオケ……色々やってるんだ」
「応援、チア。タロットカードもかじってるわ」
■簡単に自分の履歴を述べてください。
「小さい頃、生みの両親が死亡したのでお日様園に引き取られた。その後、科学者の今の両親に引き取られ、中学二年になってから雷門中に来たんだ」
「アメリカ生まれアメリカ育ち。思い立って、つい最近来日し、イナズマジャパンのマネージャーになったの」
■自分の性格を一言でいうと?
「物腰が柔らかい」
「毒舌家ね〜よく言われるし、自覚もしてるわ」
■自分の周りで愛用暦の長いものは?
「サッカーボールと…言葉は違うけど、演劇かな。『真夏の夜の夢』って言う台本は今も大事にしてるの」
「バトンとポンポンかしら」
■もっとも自分らしい台詞はどんなものですか?(話の中などで)
「晴矢!風介!かな?あの二人といるときが、一番素の自分でいられる気がする」
「ないわね」
■あなたのイメージソングは何ですか?
「雫(スキマスイッチ)、なのです☆(羽入)とかだって」
「ルナ〜海の妖精〜(トラボルタP)とおてんば姫の歌♪(同)らしいわ」
■最後に一言お願いします。
「え、とこれからも頑張るのでよろしくお願いします!」
「日本語を覚えられるよう努力するわ」
■回す人
「自由にどうぞ」
ありがとうございました!何かながったらしくなった気しかしないと←
あ〜リサにタロットカードが好きな設定を入れるの忘れてた。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.163 )
- 日時: 2011/09/02 22:18
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: zypMmNa5)
- 参照: 今日は他スレ行けません。すいません;;
しずく「よかったね〜弱点分析もしてもらえたし、誉めても貰えて」
里沙「でも無駄な動きは違うわ。この人、攻守の切り替えが早いから全体的に無駄な動きはないわね。ま、ドリブルで持ち込むのが苦手らしくって隙があるのよね」
蓮「一人で攻めるの苦手なんだ……暁の言う通り気持ちの問題かな。でも僕のポジションって、攻撃型MFだから攻めにも出なきゃならないんだよね」
しずく「完璧なプレイヤーなんてそういないし、成長できる証だね?」
蓮「うん、頑張るよ〜」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.164 )
- 日時: 2011/09/02 23:35
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: w/AVokpv)
- 参照: 悲恋も読みたい←
気が付くと、私は見慣れた土地に立っていた。広いグラウンド、白い校舎。……これは、祖国アメリカの中学校。私が通う中学校。けれど不思議と懐かしい気はしない。しかも、私はいつも通り大勢の生徒たちと共に正門へと歩いていた。
そんな最中、
「リサ!」
背後から私の名を呼ぶ大きな声。
次の瞬間、前の女子が急に立ち止まるから危うくぶつかりそうになってしまった。周りを見ると、きゃあマークさまとあちこちで黄色い歓声が上がり、帰宅の波を遡る迷惑な女子の軍団が出現する。水牛みたいな軍団は、帰宅する生徒たちを押し合い、へし合い、私を呼んだ声の主を探そうとするから正門近くは大混乱。無関係な男子や女子はパニックになってるし……私は、人垣から離れ、正門へと続く道の脇の芝生に出る。嗚呼、今日はクラブなかったから早帰りしようと思ったのに——嘆息しているとポンポンと肩を叩かれた。チア部の仲間かと思って振り向き、私は目を見開いた。
「リサルダ・マツモト・サローヤン・タンゲ・オールコット、ようやく見つけたぞ」
フルネームで呼ぶな。そう突っ込みを入れたけれど、マークは意味ありげな笑みを浮かべるだけで。もう、何を考えているのかしら?
私をフルネームで呼んだ男の名はマーク・クルーガー。アメリカの中学校の同級生。端整な顔立ちで、女子の人気をかっさらっている。どこにでもいるアイドルってやつかしら。ちなみに私も彼にトキメク女子の一人だったけど……
「で、何の用かしら?」
「たまたま見かけたから、一緒に帰ろうと思ってな」私が一人で帰るときほど、マークやディランに会うのは何でかしら。ま、一人でも退屈だし二つ返事でオッケーする。そうしたら、マークが聞きたいことがあるってすごく真剣な声で尋ねてきた。あ、思い出した。これってあの時の——
「リサには好きな男がいるのか?」
その一言で私は、夢から覚めた。耳の底では、マークの声がこびりついたように反響していた。
何でだろう、日本に来てから何度もマークやディランを思い出してしまう。彼らのことだって捨ててきたはずなのに、この締め付けられるような思いは何なのかしら
(既に諦めた筈なのに)
低クオリティww里沙→マークの設定をこうして進めていくのが楽しみ。お題は、フォレストページ様よりお借りいたしました
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.165 )
- 日時: 2011/09/03 17:05
- 名前: まい (ID: SUsN38YB)
暁 「へぇ〜質問ね、確かに二人のことが大体分かるな」
まい「蓮の趣味ってけっこうある!サッカーや料理は分かるけど。カラオケって何を歌うの?」
暁 「それ以前にアイツは歌、うまいのか?」
まい「一つ暁に質問!ファイヤードラゴンのメンバーで一番好きなのは?」
暁 「好きとか、よく分からないが、メンバー全員・・・多分、好きだ。中でも、一番好きなのは照美だと思う」
まい「今の・・・・幻聴かな?照美ってアフロディのことだよね。なんで名前呼び?」
暁 「スカウトされた時、「キミは特別にぼくのことは照美って呼んでいいよ」って言われた。
それ以来「照美」と呼んでいるだけだ」
まい「けっこう気に入られていますね」
暁 「まぁ、あいつはバカな所があるし、ハッキリ言って料理下手だし、ナルシストだし、
自称神でメチャクチャムカつく時があるし。けっこうマイナス要素があるけど。
一緒に居て楽しいし、チームに馴染められたきっかけを作ってくれた人だ。だから、けっこう好きだ」
まい「意外とストレートに言うんだね。しかも、照れなかったし」
暁 「俺だって素直な時くらいあるぞ////!!」
まい「あ、照れた」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.166 )
- 日時: 2011/09/03 18:35
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
- 参照: 円秋(?)もどきです。意味不明ですいません←
幸せの彼方
「お〜ありがとうな、秋」
はいっと作りたてのおにぎりを渡すと、にかっと歯を見せて笑ってくれる円堂くん。ああ、いい食べっぷり。もう半分近く食べちゃった。元気な証拠なのね。イナズマジャパンの”キャプテン”円堂くんになっても、変わらない。その食欲も明るい笑顔も。変わらない……変わっていないのよ、ね。
そう……よ、ね。口の周りに米粒をつけているなんて、一年前と同じ。もう、円堂くんったら、本当に子供みたいなんだから……苦笑しながら、制服のポケットからハンカチを出して渡そうとしたら、
「おーい、円堂! 練習に付き合ってくれよ!」
グラウンドの方から、風丸くんが円堂くんを呼ぶ声がして、私は思わずハンカチをポケットの中に戻してしまう。……だってハンカチが役に立たないって、円堂くんとの時間はこれで終りだって知っているから。
嗚呼、円堂くんはベンチから立ち上がると、私の視界からどんどん小さくなっていく。その小ささに胸の片隅がじくじくと痛んだ。
許されるなら今すぐにでも立ち上がってその小ささを引き戻したい。でも、許されないのよね。あなたはキャプテンで私はただのマネージャー……私の仕事は、あなたを私の視界からどんどん小さくしていくことだから。二人でサッカー部を作ってきたときから薄々わかっていたことなのに、薄々望んでいたことなのに、胸に幾重も苦痛の波紋が重なるのは何故なの?
「ああ。わかったよ風丸!」
風丸くんやみんなに向けられる笑みは——同性に、仲間にだけ向けられる明るい眼差しで。マネージャーである私に向けられる笑みとはちょっと違う。似てるけど、違う。だってそれ、励ます笑みだもの。マネージャーには「ありがとう」って笑顔だけど、みんなには「頑張ろうぜ」って笑みなんだよね。ううん、違うな。
選手には「ありがとう」も「頑張ろうぜ」も見せるけど、マネージャーの私には「頑張ろうぜ」って笑ってくれたこと無いなのね。マネージャーは選手じゃないから試合に出ないし、仕方の無いことだけど。それでも、選手と同じように「頑張ろうぜ、秋」と話しかけられたいのは、私の我が侭かな?
「円堂、口が米粒だらけだぞ。これで吹いたらどうだ?」
風丸くんが呆れたようにハンカチを手渡して、円堂くんはさんきゅー風丸とお礼を言って口を拭き始める。その光景に私は風丸君にかつての己を重ねた。落ち葉が舞う校庭の木の下で——一年前、ハンカチを渡したのは他ならぬ私だった。それが一年後には風丸君が立っているなんて、その時の私は思いも寄らなかっただろう。でも、円堂くんの笑顔だけは同じなのね。あなたのその笑顔だけはそこにあるのに、ひどく遠く感じます。
「……あ」
零れるのは、誰の呟きかと思ったら、私の呆然とした呟きだった。
でも、円堂くんは私が呟いたことなんて微塵も知らずに練習を開始してしまう。青い空に、円堂くんが蹴り上げたサッカーボールが高く舞った。
——ねえ、円堂くん。
私は上がっていくボールに思いを重ねる。
私、いっそ男の子にうまれてきたほうがよかったのかな? そうしたら、円堂くんと一緒にサッカーできたし……もしかしたら、豪炎寺くんのポジションが私で、信頼しあうGKとFWだったかもしれないわね。それにね、こんな風に悩むことも無かったと思うの。悩んでもサッカーのことなら円堂くん優しいからしっかり聞いてくれるし、もっとお話できたかもしれないね。
でも、と私は重力に引き寄せられるボールに思いを重ねる。
私、女の子に生まれて良かったと思うわ。だってそうじゃなきゃ、こうしてマネージャーとして円堂くんを支えられないから。私、一緒にサッカーする仲間もいいけど、支える側も素敵だと思うの。きっと私とあなたは”マネージャー”と”キャプテン”としての関係でいるのが幸せなのよね。そう、運命は決まっているのかしら。運命は私たちが惹かれあうことを許してくれないのかな?
そして、地面にぶつかり、跳ねたボールに私は祈りを込めた。
それでも私、あなたの事が好きよ、と。ボールが重力に逆らって跳ねるように、私もあなたへの思いは増していくばかりです。
(逆らうのも、いいことなのかな)
円秋←
まあ、話せないけど本当は昔みたいに円堂くんと話したいよ〜と言う秋ちゃんのつもりです。ゲームでもそんなことを言っていたので、書いてみました。くそ、誰か綺麗な文の書き方教えk
意識してないけど最後の唄が百人一首っぽいですね。こいぞつもりてふちとなりぬる?←
これから夕食です。夜にはリサマク書くので、一度落ちます><
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.167 )
- 日時: 2011/09/03 18:54
- 名前: 桃李 ◆J2083ZfAr. (ID: p6e1/yUG)
- 参照: テスト、だと?←
円秋ktkr← あああもう円秋好きだ大好きだお前ら結婚しろ!(
と大声で叫んでしまった桃李です。円秋×しずくさん=ネ甲ですねわかります(どやっ
相変わらず綺麗で暖かい文章で羨ましいです……orz
なんかもう秋ちゃん好きです。秋ちゃんは皆のお母さんですね^^ また円秋書きたくなってきたいやもどきですけど! 円秋フェア、終わる気がしないのですが。
切ないの大好きです。いや、でも円秋はハッピーエンドが良かったですけど。夏未さんも綺麗だと思いますが;
オリキャラバトン楽しませて頂きました^^*
蓮くんの可愛らしさを改めて実感。そしてリサルダ姉さまは素敵すぎる……! あと、アフロディが女性のタイプについて触れられている質問で登場し、びっくりしたと同時に共感しました。いや、彼女は女神です←
リサマクktkr←← 個人的な事情ですが、マークの口調が曖昧です。なので、しずくさんのふつくしい文章でhshsしながら学びたいと思いまーす! これが所謂一石二鳥というヤツですねわかります!
な、何だかもう今から世界編が楽しみですよ^p^ 私も世界編書きたいのに……創作意欲ェ……
ああもう夜が楽しみです><
お邪魔してしまい失礼しました; で、でもリサちゃん大好k(ry
ではではっ! 退散しまs(ぉぃ
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.168 )
- 日時: 2011/09/03 22:21
- 名前: ふぁいん (ID: hbLXOO8r)
- 参照: 学校つらいよお。
オリキャラバトン楽しませて頂きました!
蓮くんは、晴矢と風介と身長を比べあっているところが可愛すぎます。一ミリでも重要ですか?一ミリくらいどうでもいいはずです!蓮くんは、アフロディを男と見ていますか!?アフロディは男だよ、蓮くん。
里沙ねえ様は、かっこよすでhshsッス。ノーコメントは吹きました。
では今度は味方として、だぬ
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.169 )
- 日時: 2011/09/04 18:11
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: 907dJaBJ)
「決まりました!」
耳に刺したイヤホンから司会者の興奮気味な声がし、歓声が上がるスタジアム。またマークがディランと共に〈ユニコーン・ブースト〉を決めたのだ。ゴールのネットはまだ揺れているし、地面にめり込んだボールからはもうもうと白煙が上がっていた。私の遥か眼下でマークとディランがハイタッチしている。明るいマークの笑顔に、私も釣られて笑ってしまう。
どうして来てしまったの。私は、場に不釣り合いなため息を一人でに吐き出す。マークに明日から日本に行くから、と別れを告げて早一週間。私はまだ祖国にいた。旅立つ前にアメリカ代表チーム、"ユニコーン"の試合を見てから旅立とうと親に我儘を言ったのだ。
……やがて試合終了を告げるホイッスルが鳴らされ、ユニコーンの勝利が確定した。3—0で勝つなんて、やっぱりマークたちはすごい。
試合が終わり、サポーターたちが次々と席を立っていくなか、私は座ったままフィールドを見続けていた。試合が終わり、マークの元に一人の女の子が走りより、タオルとドリンクを渡す。それに「ありがとう」と真面目にお礼を言うマーク。……気付くと、私は手に持っていたペンに力を入れていた。どうしてかしら。世の中には相応と言うものがある。私とマークは不相応だから……そう諦めたはずなのに!
席から立ち上がると、私は逃げるようにしてスタジアムの階段をかけ上がった。生ぬるい風が私を追い越して、髪を乱すのも気にせずに。やがて息を切らせてスタジアムから飛び出すと、私はスタジアムを見上げた。……たくさんの思い出が溢れてくる。前に来た時、私はマークの側にいた。チア部として、サッカー部の応援に来たんだっけ。いつか来たときは、ディランやマークに声援を送って——嗚呼、どうしてこんなことになっちゃったのかな。自分で決めたはずなのに、ひどく後悔している気がするわ。楽しかったあの頃にもう一度戻りたいって、私は本当に我儘娘——
(もう一度、なんて私の我儘)
+
リサマク?
お題を螺旋階段上様から頂きました!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.170 )
- 日時: 2011/09/04 19:51
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: sIzfjV5v)
- 参照: 暖かい円秋書きたいな
>>まい
しずく「ネタじゃん!見下すみんな、白い目お〜イエァ!裏設定を書いちまったぜ。まいもやってみるといいよ、面白いから!」
蓮「カラオケは…色々歌うんだ。ケーポップとかジェーポップとか。上手いかどうかはわからないけど」
里沙「一人カラオケ?」蓮「円堂くんたちと行ってるってば!晴矢と風介とも、アフロディともたま〜に行くよ」
里沙「私は流行りの歌。アメリカで、メジャーな曲ばかり歌っているわ。斬新な悪魔のノーゼとか」
しずく「それ、アニソンやん」
里沙「ところで暁が、あのバカ神と仲がいいなんて意外だわ」
蓮「口悪いよ、里沙さん。へえ、アフロディかなりいい人なんだね。面倒見てくれるし、気にしてくれるし。まあ、実質あの人がファイアードラゴンの影のキャプテンだよね」
しずく「ほー暁は、アフロディが好きか。これはいい話を聞いたぞ。本人に伝えてあげるから、待ってて!」
蓮「ちなみに僕は、チナンが好きかな。アルパカ好きで変な奴だけど…面白いから」
>>桃李さん
下手な円秋書いてすいません←桃李さんの宇宙より広い愛情に満ちた円秋を読んでいたら、書きたくなってきましたw最近円秋好きになってきました^^大好き同盟あったら、入りたいよ←
誉めて頂けて嬉しいです^^今度はもっとほのぼのを書きたいです←秋ちゃんはマジでお母さんですよねっ!その癒しパワー分けて下さいませんかry
バトン楽しかったですwコネタがたくさん←蓮は子供っぽさをアピって、里沙はお姉さん系で攻めました。よし、狙い打ち(は)
あれは蓮がアフロディの性別をたま〜に忘れている設定から来た遊び心です。そうさ、てるみんは僕らの女神←
マクリサ?マークの口調が曖昧だよ、どうしよう。また何か書こう。
世界編の構想ばかりが膨らみます…!でも、あっち先に終わらせなきゃ。桃李さんと同じで、創作意欲がガタガタ来てます。世界編やる時になったら、オリキャラ募集するつもりなので是非ry
色々話せて楽しかったですw是非、また来て下さると嬉しいです☆
>>ふぁいんさん
ネタだらけのバトン、今楽しんで頂けましたかw蓮にとっては、一ミリがダイヤモンド以上の価値がありますww晴矢と風介に昔は背が負けていたので、勝てるかどうかは死活になるんです><
アフロディって、女神でいいですよね?
では、コメントありがとうございました!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.171 )
- 日時: 2011/09/04 20:55
- 名前: まい (ID: jkpAQDpo)
まい「うん!じゃあ、私のスレに借りるね!!明日くらいに更新になっちゃうけど」
暁 「ところで、丹下はアメリカのメジャーな曲を歌うのか」
まい「レディー・ガ●の曲を歌うのかな?」
暁 「・・・・あんまり、イメージが湧かないな。」
暁 「————っていうか、しずくはなんで本人に俺の気持ちを伝えようとしているんだ/////!?」
まい「暁の口では言えないから。しずくが代わりに言おうとしてるんじゃない?親切心でしょ」
暁 「何が親切心だよ!?余計なお世話だ///!!それくらい、じ、自分で言える。だ、だからしずく、伝えないでくれ/////」
まい「言えないから、言おうとしてるんでしょ」
暁 「お前らは俺をどれだけ照れさせたいんだ///?」
まい「蓮はチナンが好きなんだ。たしかに彼は面白いよね!!私も好きだし、特にバレンタインの時のチナンの発想が面白かったな〜」
暁 「そう言えば、チナンはたまに、何を言ってるか分からない時がある。蓮×アフロディとか、何の意味があるんだ?」
まい「そこら辺は気にしないでね☆」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.172 )
- 日時: 2011/09/04 22:30
- 名前: ふぁいん (ID: BA35VKfF)
リサマク泣きました!里沙ちゃんは理由があってマークから離れているんですね。不釣り合いだなんて…何があったのか気になります!とっても切なかったです!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.173 )
- 日時: 2011/09/05 20:02
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: 7H/tVqhn)
- 参照: イナシィ「円夏夫婦のこれからが気になります」
「行ってくるぜ、杏」
そう晴矢は、明るく笑いかけてくれて。どうしてあんたは笑っていられるのよ。刹那、あたしの中で怒りが煮えたぎる"音"がした。表現するんなら、お湯が沸騰して、煮えたぎる音。内に籠ったものが出たい出たいと泣き叫ぶ声だ。晴矢にぶつけてやりたい思いが、言葉が、次々と頭の中で響きあう。けれど。
「……行ってらっしゃい」それらの思いは、この一言に集約された。晴矢でも分かる不機嫌な声で、素っ気なく言ったこの一言に。 応援なんかしていないと言うささやかな抵抗。また私の前からいなくなる選択をとってくれたことへの恨み。——それらの思いを込め、冷たく見送りの言葉を吐いてやった。別段、後悔などしていない。
以前、カオスとなる晴矢を見送った時は何も言えなかったから。……そういえば、あの時から晴矢は気が狂い始めていたっけ。勝利だけをその瞳に宿し、仲の悪いガゼル様と手を組んだ晴矢。嗚呼、あそこから変わってしまったんだわ。
ダイヤモンドダストとプロミネンスが手を組、"カオス"となるとき、あたしはそのメンバーに入れてもらえなかった。実力には、自信があっただけに悔しくてたまらなかった。
何度も晴矢を問い質した。だって、あたしは晴矢がいるからサッカーをやって来たの。晴矢と一緒じゃなきゃ、嫌よって泣きながら懇願したの。……そしたらあいつ、優しい顔で微笑んだの。雷門に負けて、居場所がなくなるのはオレたちだけで十分だって。——でも、本当はわかっていたの。それは、晴矢がついた冷たい嘘なんだと。本当はあたしみたいな厄介者を排除するために、メンバーを選りすぐったんだ。考えてみると、カオスの連中って、晴矢に忠実な奴等だけだもの。あたしみたいにうるさい子はかやのそとなんだわ。もう、嫌になってくる。あたしは晴矢のためにサッカー始めたはずなのに、その晴矢に捨てられるんだもの。——でも、カオスの時は希望があった。エイリア学園が勝てば、きっと迎えに来てくれると霧みたいな希望を私は、持っていたの。だから、あの時は捨てられたと感じつつも、頑張ってきてねと優しい嘘を吐いたのよ。
そして、またあたしは晴矢に排除されてしまった。アフロディとか言うやつが、晴矢と風介だけをスカウトし、二人は二つ返事で承諾したらしい。……その事が、あたしにはショックでたまらなかった。仲間たちから離れることに、躊躇いを見せない晴矢が悪魔のように思えた。昔の晴矢なら、プロミネンスから何人か連れていくって言うだろう。だけど、今のアンタは円堂に勝つってことだけに捕らわれていて——もう、それしか見えていないのね。
「じゃあ、頑張ってきてね」
「当たり前だぜ!」
胸を張る晴矢を見ると、本当に見えてないなと思う。あたし、口ではこう言ってるけど、本当は罵っているのよ?
(あたしの言葉は嘘ばっかり)
シリアスなバンレア。レアンはバーンに置き去りにされて、泣いていたりするとか思う←
いい加減にギャグも書かないと、短編のテンションが落ちる気がしてきた←
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.174 )
- 日時: 2011/09/05 20:46
- 名前: 携帯しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: GrtLFIxW)
しずく「うむ、善良なしずくさんの全力優しさを喜んでくれたか!では、てるみんにメールするかの。おうおう、暁くんの趣味を包み隠さず(←ここ重要)見せてねっ!そんななりして、あ〜んな趣味とかこ〜んな趣味があるんだろうな←むふふ」
里沙「(シカトして)まあ、その人もレパートリーには入ってるわね。後は、世界一有名なネズミさんたちの曲よ。…マークとデュエットで、絨毯の歌を歌うわね。暁は何歌うの?」
蓮「チナンの発想って、いつも変だよね。バレンタインと言い、ね。アフロディと僕がいちゃつくといい、ってどういうことかな?」
しずく「ダメです。それは開けてはならない絶対領域。調べたら、あなたは呪われるでしょう」
里沙「安い嘘だわ」
>>ふぁいんさん
あれです、きっと私の駄文が唐辛子を発して、ふぁいんさんの綺麗なおめめを汚してしまったんですね、分かります。
男女の恋愛けいは初めて書くので、自信が持てませぬ←
切ないけいは少女漫画読んだり、うたきいたりして何とかイメージだけは掴もうと努力しています。聞きすぎて小説が疎かにryわあ、君に届けとか金田一君いいわあとか脱線なんかしてないからね!
お二方とも、お恵みをありがとうございました!充電101ッス!
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.175 )
- 日時: 2011/09/06 19:31
- 名前: まい (ID: srpfH8Pc)
まい「っていうか、もう更新しているんだけどね!善良なしずくさんの全力優しさを喜びました!!」
暁 「あんたの趣味だろ・・・・しずくはなんで、照美にメールでわざわざ趣味を伝えようとしてるんだ?」
まい「えぇ!?ま、まさか暁にあ〜んな趣味があったとは・・・・」
暁 「お前が設定してるんだろ!あと、しずくは妄想するな!!」
暁 「そうだな、俺は・・・・THE BOOMの島唄とか、のゆったりとした曲を歌う。たまにアニソンも」
まい「うまい?」
暁 「いや、人前で歌った事ないから。評価されたことないから分からない」
まい「まさか、一人カラオケ?」
暁 「ま、まぁそうだけど」
まい「さみし〜」
暁 「チナンは人を呪う事が出来るのか?」
まい「いや、正直に受け止めちゃだめだよ。まぁ、私は知っているけど。暁は知らない方がいいよ」
暁 「・・・・・そうなの?」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.176 )
- 日時: 2011/09/06 18:39
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
- 参照: 世界編書こうかと思います。お優しい方はオリキャラを考えておいてry
hitorigoto
どうしよう
しれたか途中ですが、その途中の世界編も近々書こうかなという邪念ですねが浮かんでしまいましたよ←しれたかもやりますが、そっちのネタバレはしない方向で世界編もやりたいなとか思っちゃうよごめんなさい。しれたかも進めつつ、世界編も書いちゃおうかな・・・オリキャラ募集もします(きら)しれたかでは大分迷惑をおかけしてしまったので、整理するやり方を考えました←な独り言でした。
>>まい
しずく「優しさ。妄想は私の日課だ。誰にも止められん」
里沙「・・・と言う名の好奇心よ。バカ神が知ったらどうなるのか気になるのよ」
蓮「僕はアニソンやボカロも守備範囲かな。しずくは名に歌うの?」
しずく「え、いいじゃんどうでも(汗)」
里沙「一人カラオケねえ・・・上手いと思う向上心だけは認めてあげてもいいわ」
しずく「上から目線で話すな」
しずく「チナンは>>131。あれが私のイメージの全て」
里沙「・・・変態キャラ?」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.177 )
- 日時: 2011/09/07 18:59
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
お知らせ
やっぱり世界始まりましたよ、奥さん←もう数分もすればスレ立てますwタイトルは(世界への羽ばたき!(仮名)で多分変わる予定。センスないね、運。イナGO見てから書くので、序章が精一杯かな?
オリキャラ募集もやっているので、よければご協力を!では、イナGOにダイブしてイナシィやりますw
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.178 )
- 日時: 2011/09/07 19:07
- 名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: AIMlKtHp)
っぷぎゃあああry
なにこれ萌え滾りますこのやろu。げふん、俺にその文才を下さいお願いしまs。
円秋もバンレアもリサマクも何でも愛してry でもやっぱり韓国3トップと蓮くんが何だかんだで萌えます。でもバンレアは私の栄養ですmgmg。ガゼクラも好きですけd。
オリキャラ考えていますやります絶対に(きりり、/)っていうか今から行ってきますノシ
あああイナGOこっちでは土曜日放送なんですよね羨ましい……!
私も今見たいです海王学園……だが帝国が出ただけでお腹いっぱいです、イケメン探しでもしますかうふふ。
げふん、円秋にずっと萌えすぎて死にそうになっていた私ってナニ← ぷぎゅうううry っつうわけでオリキャラ募集行ってきます。これからも頑張って下さいませっせせせ(((ry
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.179 )
- 日時: 2011/09/07 19:40
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
- 参照: イナシィ第三回「OPに鬼道さんがたくさん!第二の監督ですね^^」
>>ゆうさん
うふ萌えて頂けてありがとうございまっする。ちなみに腐った豆腐並の文才でry
←最近円秋が熱すぎてヤバイwこれって、円秋信者になれって言うお告げかな!?でも風丸×亜美ちゃんが一番おいしいです。先程新しいスレ見ました〜もうおなかいっぱいになりそう。これから疾風ダッシュしますね☆
私も韓国3TOP+蓮をマジ愛してます^p^
イナGO土曜日なんですか!私のとこはバリ水曜日の7時からです←今は休みなので初めてリアルで見ました^^いつもワンセグナウ。
帝国はイケメソ多いです^p^あの子誰だっけ・・・シードじゃない子がすごく素敵だったのに、名前忘れたってどういうこと←
オリキャラ募集してくださる優しいかたキター!生きててよかったー!画面がく、か、かすんでいるだと!?PCの調子が悪いぜベイベェ。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.180 )
- 日時: 2011/09/07 20:15
- 名前: まい (ID: MTFzUrNw)
まい「あのさ、私もしずくの新しいスレにオリキャラ投稿していいかな?」
暁 「もし、やるとして、俺はどこにチームに入るか決めてないけど」
まい「それは、暁次第と言う事で!」
暁 「そう考えると迷うな・・・・・・しずく、おすすめのチームとかあるか?」
まい「それ聞いちゃいます?」
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.181 )
- 日時: 2011/09/07 20:47
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
しずく「うわ、神様がまた来た!もちろんもちろん、来るものはみんなウェルカムさ←監督だってガルシルドの奥さんだってコイや」
蓮「ん〜しずくったら敵チームの応募しかしてないもんね。暁くん、どこがいいかな?」
しずく「まいがやりたいようにやちゃってくれて構わないよ!」
答えになってなくてすいません←
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.182 )
- 日時: 2011/09/12 21:47
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: g/rqr0JS)
- 参照: ひぐらしのフレデリカの詩パロです←これからやりたい
諦めることを知らず、常に前へと進み続ける。
そんな彼に私は憧れていた
絶望を希望へと変える、魔法の笑みを見せていた。
そんな彼に私は恋をしていた
彼は眩しくて、ただただ輝いていて。
私には、そんな彼が必要でした。
+
フレデリカの詩罪滅ぼし編パロディ←円秋のつもりです。好きだったのに手を伸ばせない、てきな。
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.183 )
- 日時: 2011/09/28 22:47
- 名前: 星沙(別PC) ◆Qss0HrE9To (ID: ChKdbj6w)
- 参照: 忘れ去られてなんたらかんたらw
うん。更新がんばって!
どっちも期待しているよ!世界(略 と、前略)ヘクセ !
ドンだけ略したいんだよww
そして、ボクのリクしたy(べつにいいけどね〜w更新がんばって
- Re: 夏のヘクセ【イナズマ短編】 ( No.184 )
- 日時: 2011/10/07 20:47
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: Kgb35kUF)
- 参照: 向こうで会いましょう←
え、と。映像板にいきなりスレ立てしてすいませんでした!ぐちゃぐちゃになったので思い切って閉じることにしましたorz
あ、まだ書いていないリクは向こうで書くのでリクエストはあっちで書きます。夢リクも向こうで受け付けるので、ごひいきの方は是非(え)
急に閉じてしまい、申し訳ありませんでしたorz