二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第一章 ■01 「First Movement」 ( No.2 )
- 日時: 2011/03/16 15:40
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
第一章 —「Something From the Sky」—
■01 「First Movement」
紫色に渦巻く雲、そこから時折聞こえてくる雷鳴。ボロボロに崩れた柱は、かつての面影を全く残していなかった。
過去のカオス神殿。そこに、闇の軍勢が集っていた。
「時が来れば、全て実る」
神殿の内部、玉座に程近い場所で、時を操る魔女——アルティミシアが言う。自信に満ちた表情が、彼女の高慢さを物語っていた。
それを聞いている者の表情は様々だ。興味がありそうな者もいれば、全くどうでもいいといった表情の者もいる。さすがは「混沌」の戦士達。まとまりの無さには定評がある。
「究極の死闘——いだっ、誰ですか石を投げたのは!」
石を投げた張本人は目の前にいるが、話に夢中になっていた本人は気づかないようだ。ふよふよと宙に浮いていた露出度の高いお姉さん——暗闇の雲が、これまた本人にばれないように横を向いてくすくす笑う。
「そして、完全なる終え……あだっ、おい、貴様今投げたな? 今投げたな?」
アルティミシアと同じく壇上で喋っていた男性——皇帝が額に青筋を浮かべて目の前にいる極彩色の男にメンチを切る。
当の本人——ケフカは、涼しげな顔で目をそらす。皇帝は杖を構えて魔法を放とうとしたところをアルティミシアに止められ、ふーこーふーこー荒い息を吐きながらもなんとか冷静になる。そしてまた正面に向き直り、
「掴めぬ物があるとすれば——あでっ、貴様、また投げたな? 今また投げたな!?」
さすがにキレたのか、皇帝は杖も持たずにケフカに掴みかかる。それにケフカも応戦。周りのメンバーは「また始まった……」とでも言うかのように頭を抱えた。
「どれだけ人をおちょくれば気がすむのだ貴様は! っていうかこの前私の椅子にブーブークッションを仕掛けただろう! あれのせいで何人に誤解されたと思っているのだ!!」
「引っかかる方が悪いんですぅー。ひたっ、ほっへたひっはんなほのかふきひゃくひゃ!!」
「誰が市川海老蔵だ!!」
「はいナルシスト発見ん! っていうか時事ネタっていいの!?」
この二人の相性は非常に悪く(イタズラ好きと短気)、一緒にすれば必ずといっていいほど喧嘩になる。そしてそれは誰かが止めるまで絶対に止まらないのだが、喧嘩の仲裁をするほど人のいい奴は、元が「破壊大好き!」なカオスメンバーにはいない(ゴル兄さんは別だが)のであって。
はぁ、とアルティミシアがため息をつく。
来たる闘争のためにも結託しなければならないのに、こいつらは一向にそんな気配を見せない。まとまらないからこそ「混沌」なのだろうが、この状況ではそんな悠長なことも言ってはいられない。
だが、止めようとしないのがカオスクオリティーというもの。
「大体アナタの存在自体が間違い………ん?」
皇帝の鼻をまるでピノキオのように引っ張っていたケフカの手が、不意に止まった。尖った耳がかすかに動く。
「…………何か、聞こえませんか?」
「いえ、特に何も………」
………ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ
「!! やば——
ドゴォォォォォォォォォン!!!
さっきまでケフカがいたところが、突如凄まじい轟音とともに砂塵に覆われた。難を逃れた皇帝は、「な、何が起きたのだ、一体!!」と、普段では考えられないほどテンパっていた。まるで周りにに「あわあわ」とでも効果音が出そうなほどだ。
「…………人、かい?」
銀髪の青年——クジャが、手で煙を払う。徐々に煙が晴れ、ケフカの極彩色の服が見え出した。その上にうっすら、茶色の物が見え隠れする。
ケフカの上に乗っかっていたそれは、うつ伏せに倒れた人だった。背格好から察するに20歳かそれより若いぐらいの歳。体格は男だった。
「………誰だ、こやつは」
「降ってきましたね………空から」
「コスモス側の戦士かな? でもそれなら何で空から………」
「…………わしは知らんぞ」
「誰か一人でもいいからぼくちんを助けようとする奴いないの!?」
どうやら気絶はしていなかったらしいケフカが、青年の下敷きになりながらも怒鳴る。よく見るとその下の地面にはヒビが入っていたことから考えると、青年はよっぽど高いところから落ちてきたのだろう。
ケフカは青年を押しのけて立ち上がり、服のホコリをぱんぱんと掃う。それからまた青年に向き直り、
「………誰?」
たまたま横にいた鎧——エクスデスに聞く。当の先生は「無」言。
「……とりあえず、話を聞きますか。誰かポーションとか持ってます?」
- ■02 「Talking with Strange Boy」 ( No.3 )
- 日時: 2011/03/16 15:39
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
■02 「Talking with Strange Boy」
「………っ、たー………頭モロに打ったやんけ……って何やこれ! なんやものっそいベトベトなんやけど!!」
セフィロスの持っていたポーション(飲料)を頭からぶっかけられた青年は、その冷たさによって目を覚ましたようだった。お笑いなどでよくある、気絶した奴にバケツの水をぶっかけて起こす原理である。
「しかも何やシュワシュワゆうとるし、炭酸かこれ!」青年はタートルネックのセーターの首元を引っ張り、「甘っ! 甘い匂いめっちゃすんねんけど!」と半ば絶叫に近い声をあげた。
あーもー最悪やー、と呟いた青年は、周りのラスボス10人集の存在にようやく気がついた。10人は穴が開きそうなほど凄まじい目力で青年を睨んでいる。
「…………えー、と……?」
「貴様、何者だ」
皇帝が青年の喉元に杖を向ける。反射的に青年は立ち上がってホールドアップ。
「あーもーすんません! 皆さんなんや機嫌悪いんも全部俺の責任です! もうホンマすみませんでした!!」
「叫ぶな! 貴様は何者だと聞いているのだ!」
キレた皇帝は青年の喉に杖を押し付ける。「ぐぇ」と変な声を出した青年は、今度は下を向いて申し訳なさげに、
「……リオ、言います。旅人やらしてもらってます。自称やけど」
胡散臭いやっちゃなー、とクジャは首を傾げる。
「ねえ君、君はコスモスの戦士なのかい?」
「コスモス……て、誰? 俺戦士とかちゃうし。戦うん怖いもん」
どうやら、嘘は言ってなさそうだ。青年——リオの表情には、嘘をついたとき独特の違和感が全くない。
皇帝は訝しげな顔のまま、リオの喉に押し付けていた杖を下ろす。
「なぜ、貴方は空から——?」
「ん? ああ、アレな。俺の能力。自分の意思とは関係なく、変なところに瞬間移動してまうねん」
「「「「「「「「「「はぁ?」」」」」」」」」」
ラスボス10人集の声が重なった。驚きでリオの肩が軽く跳ね上がる。
「なんなのだその便利だか不便だかよく分からん能力は!」
「や、あの、俺、不幸体質で」
「不幸体質ですまんだろうそんなもの!」
「ちょ、ねえ、聞いて」
「貴様、まさかモンスターか?」
「ちょいと、お姉さん」
「便利ですとも」
「便利ちゃうて。てか喋らして」
「瞬間移動ならわしも出来るが」
「張り合ってどないすんの。なぁ喋らして」
「え? もしかしてテレポ?」
「俺魔法使えらんて。ちょ、だから」
「………………クラウド」
「誰やそれ! 頼むから喋ら」
「時は止められますがねぇ……」
「なんの自慢や。ええから喋らし」
「空は飛べるんだけど……」
「せやからなんの自慢? 俺喋るから」
「マジかよ! お前以外にすげぇんだな!!」
「さいですか、あざーす………もうええ、喋らせろ!!」
- Re: DFF −See You Again- ( No.5 )
- 日時: 2010/12/24 10:29
- 名前: リラ (ID: 9nPJoUDa)
- 参照: http://syousetu.gaym.jp/
こんにちわー!!朱音さん☆
待ってましたー!!DFFの小説〜イヤッホー!!
リズ「…始まった、FFモード」
グラッセ「なんじゃそら」
ムーン「作者がFFについて、話す時のやかましいモードだ」
悪かったですね!!
リオ君ですか〜、面白いキャラですね←失礼
リズ「DFF世界だから、チョコボ(クラウド)も居るんだよね!!…ちょっくら遊びに行こうかな〜(闇の回廊出現」
やめてー!!世界のジャングル違うからー!!(滝汗
キミ、何処の世界でも行けるけど絶対ダメ!
キミが言ったらカオス軍団どころか、コスモス軍団まで全滅するー!!
てか、DFF世界が消滅する!!
グラッセ、ムーン!!止めろ!!
グラッセ「お、おう!」
ムーン「リズ、待てー!!」
…嵐が去った…
朱音さん、これからも頑張ってください!!
応援してまーす!
- Re: DFF −See You Again- ( No.6 )
- 日時: 2010/12/24 11:04
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
☆リラ様☆
なんか私の駄文が上の方にあるなと思ったら………あなたでしたか!
こんな駄文にコメントありがとうございます! 私もこれから冬休みなのでガンガン書いていきますよ!
親もいないことですしねwww 今家にいるのは私と愛犬のみwww
リオ君のキャラはヒロ様オリキャラのスパーダ君を見て思いつきました。私も関西人だし丁度いいよね、みたいな軽いノリで←
外見はpixivのとある神絵師様のオリキャラをイメージ……トレースして描いてます。そのうちpixivにも載せようかな、と。
や、やめろリズちゃん! こっち来ちゃだめぇぇぇぇぇ!!
ガチで世界が崩壊する! あ、ケフカ様とでもタッグ組んで世界滅ぼしちゃう?←ヤメレ
そうだ……クラウドとはお知り合いでしたもんね。コスモス勢もそのうち登場させますのでお楽しみに!
嵐では大野君が好きです←知るか
- ■03 「the Dark Clown」 ( No.7 )
- 日時: 2011/03/16 15:43
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
■03 「the Dark Clown」
「………小さい時言われませんでした? 人の言うことはちゃんと聞けて」
さすがにツッコミにも疲れたのだろう。リオの肩は激しく上下し、額にはうっすら汗まで浮かんでいる。その背中から立ち上る覇気に、周りを取り囲んでいたラスボス10人集が一歩後ろに下がった。
「あー……この能力な……」
リオは頭をぽりぽりと掻いて、
「ぶっちゃけ、呪いや、呪い。昔助けた妖精にかけられた呪い」
10人は声こそ出さなかったが、皆同じ表情をしていた。先ほどと同じく「はぁ?」という表情である。
「……なぜ、妖精を助けて呪いをかけられるのだ?」
宙に浮いている暗闇の雲が訝しげに聞く。リオは「あー……」と呟き、どことなく落ち着きの無いそぶりを見せながら、腕を組んで空を見上げた。
「うん……思い出してみると懐かしいなぁ。その日な、俺暇で暇でしゃあなかったから森…?に散歩行ってん。したらな、なんかな、妖精ぽいんがな、……えっと、罠に嵌っとってん」
リオは時折ジェスチャーも交えながら、
「俺割りと正義感強いし、助けなアカン雰囲気やったし、……まあ、助けてん。そんじゃあその妖精がな、「あなたの願いをひとつ叶えてさしあげますぅ〜」とか言うもんやからな」
言いながら、またリオは頭を掻いた。
「「俺、旅人なりたいねん。せやから、なんかこう、他んトコにバビュッと行けるような能力つけてや」って言うてん。んーでつけてもろた能力が………」
リオは眉をひそめて自分の胸をどんと叩いた。
「コレや。俺の意思一切関係ナッシング」
その後リオはいくつかの質問に答え、なんとか攻撃はされずに済んだ。だが、コスモスの戦士である可能性はまだ消えてはいない。
皇帝はカオスメンバーをちょいちょいと呼び集め、神殿の上部へと上がった。10人はこそこそと作戦会議を開く。おもしろい遊び道具が入れば、メンバーの心は一つにまとまるのだ。
「……あいつはコスモスの戦士なのか? あんなひんっ弱な身体をしているのに……」
皇帝は口に手を当て、リオに声が聞こえないようにこそこそと喋る。おのずとメンバーは皇帝の近くに集まるため、10人の小さな円が形成される。ちなみに「ひんっ弱」は「貧弱」の最上級。「big」という単語で言えば「biggest」の位置にあたる単語だ。
「貧弱といえど、あなどれんぞ。あのような能力も持っておるのだし……」
「けどよぉ、「戦争は無理」とか言ってたじゃねぇか。そんな奴がわざわざ召喚されるモンか?」
暗闇の雲の言葉に、ジェクトが反論。ケフカ曰く「脳筋」のジェクトにしては珍しく知的な意見だ。
「我々が対峙した時点であちらも10人揃っていましたし……向こうだけ増えては不公平ですしね。彼はおそらく、この闘争には関係のない人物だと思いますよ」
アルティミシアは顎に手を当てて、声を潜めて言う。なぜか、クジャの目が輝いた。
「それじゃあ、あの青年は好きにしていいってことかい? 丁度いい、新しい魔法の実験台に……」
「いいこと、思いついた♪」
決して大きな声ではなかった。
だがそのどこか楽しそうな声は、9人の腹の奥底にまで響き渡った。
発言者——ケフカの顔には、子供が新しい玩具を手に入れたときのような笑みが浮かんでいる。無邪気ささえ感じるその笑みは、見ているとゾっと背筋が寒くなるような恐ろしさも兼ね備えていた。
「見たところ、アイツは戦うのが無理そうですし……そしたら、スパイにでもしちゃえばいいんじゃないですかぁ?」
ケフカはにこにこと笑いながら、
「カオスの駒じゃないんなら使い捨ても出来るでしょぉ? アイツをコスモス側に送り込んでー、もしこっちのスパイってバレてもこっちには何の損害もナシ!」
「なるほど……働き方によっては内部から壊滅させることも出来る……ということか」
エクスデスの言葉に、ケフカは満足そうに頷く。
「そう! アイツはこの戦いになんの関係もないんだから、どう使おうが自由ってワケですよ! ぼくちん天才♪」
その提案に、皇帝は満足そうに頷いた。
「おもしろい遊び道具」が入れば、犬猿の仲の二人までもがまとまるのだ。
- ■04 「Melancholic Boy」 ( No.8 )
- 日時: 2011/03/16 15:51
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
■04 「Melancholic Boy」
「………え? 今戦争中? ………マジか」
「そうだ。神々の闘争——とでも言った所か」
神殿上部から内部へと戻ってきたカオス勢。リオはゴルベーザに今のこの世界の現状を聞き、愕然とする。
おーのー、とリオは大袈裟に頭を抱え、
「無理です、戦争とかマジで無理なんです。もう神様ら皆仲良うなってお花畑でフィーバー! 的なカンジんなれへん?」
「なるかそんな馬鹿みたいに平和ボケした世界! 何故花畑なのだ!」
「じゃあお花畑でフォーエバー」
「永遠に花畑で遊んでろ貴様は」
皇帝の怒りのボルテージがじりじりと上がっていく。だが、そんな空気などこれっぽっちも読めないリオは、そんなのお構いなし、とでもいう風に喋り続ける。
「ええやん、人なんかみんなそれぞれ違うんやし、必ずしも分かり合う必要なんかないわけやん。せやのに皆俺の言うこと聞けーとかばっか言うから戦争なんか起こんねんで……。ああもう俺こんな空気イヤや。花畑いきたい。花畑………」
リオは自分の言いたいことを勝手に言い、一人で落ち込みだした。体育座りをして壁の方を向き、背中から「もう話しかけんといて」オーラを出す。
こいつ、うぜぇ……メンバー皆がそう思い出したとき、ケフカがぴょこぴょことリオに近づき、その背中をぽん、と叩いた。
「戦争、終わらせたいんですか?」
「……………俺に終わらせれる程度の戦争やったら、もうとっくに終わっとるやろ。………出来へんから落ち込んでんねんで俺は…………」
リオは自分の膝に顔をうずめて、
「しかも今回は神様の戦いやろ? ……俺みたいなんが手ェ出せる領域とっくに越えてんやん………」
「そんなことないですよー」
ケフカはまたリオの背中をぽんぽんと叩いて、
「この戦争はですねぇ、「神々の闘争」って言うぎょーぎょーしー名前ついてますけど、戦ってるのはぼく等と同じ人間なんです。人数はこっちもあっちも10人。向こうには子供もいますからねぇ」
「………なんで、戦争やのに子供戦ってんの? 神様って非情やなあ………。それだったら俺はなおさら手ェ出せれへんやん……」
膝にうずめられていたリオの顔が、ケフカの方に向き直る。ケフカの顔には、子供のような笑みが貼り付いていた。
「僕らは世界を護る側、あっちは世界を滅ぼす側です。あいつらが求めてるのは力——クリスタル。「神の欠片」、クリスタルがあいつらの手に渡れば、この世界は消える………ぼくたちはそれを防ぐために動いてるんですよ〜」
「クリスタル……が向こうのモンになったら………世界が滅びる…………」
顎に手を当て、リオは考える。その様子を、ケフカはにこにこと笑いながら見つめていた。
——全ては自分で思いついてやったこと、そうなるように仕向けているのだ。
その様子を見ていたガーランドは、ケフカの狡猾さに舌を巻いた。ケフカはあくまでも「行動を起こしたのはリオ自身」と言い切るだろう。全てを知ったリオがどれだけ逆上しても、そう考えたのは彼自身なのだから。
「………クリスタルを壊せばエエんとちゃうん? したら、あちらさんも何も出来んようになる……」
「おぉ! そんな手がありましたか……! ………ああ、でも、駄目だ…………」
ケフカの顔は一瞬明るくなり、すぐに沈んだ表情になる。男優さながらの名演技。リオは完全に騙されていた。
「え!? 何で!?」
「………ぼく等は所詮神々の戦士。「神の欠片」を破壊する程の力は持ち合わせてないんですよ…………」
その顔には本当に絶望の色が浮かんでいるようだった。リオは心配そうにその顔を覗き込み、またすぐに下を向く。しばしの沈黙の後、急にリオが立ち上がった。
「せや!」
「…………どうしたんですか?」
「俺がそれ壊してきたるわ! 俺はこの戦争に何も関係ないんやし、人傷つけらんでエエんやったら何でもやれるしな!」
「………本当に、いいんですかぁ?」
誰にも見えないくらい小さく、ケフカは笑った。
その顔は狂喜に満ち溢れていた。
- Re: DFF −See You Again- ( No.9 )
- 日時: 2011/03/16 15:36
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
修正作業中。
今までの話を全て第一章「Something From the Sky」の中のものとし、今現在進めている第二章「衝突」を消します。
まあ、第一章「起」、第二章「承」、第三章「転」第四章「結」みたいな感じですね、ハイ。
- ■05 「Bang Up」 ( No.10 )
- 日時: 2011/03/17 09:16
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
■05 「Bang Up」
元気を取り戻したらしいリオは、気合を入れるかのようにぐぃーと背伸びをする。腰を回すと、動いていなかった骨がバキボキと鳴った。
「……でよ。コスモス…の戦士?のとこにはどうやって行くん?」
「そうですねー、ぼくが連れて行ってあげますから、行き倒れみたいな感じで?」
「助けてもらうんか、なるほど」
リオは深呼吸をし、若干瘴気の混じった空気を肺いっぱいに満たす。
「行こか」
ケフカの顔には、まだ笑みが貼り付いていた。
「ててててーてーてーてっててー!」
今イミテーションを倒したらしき旅人——バッツが、得意そうに勝利のファンファーレを歌う。その後ろにいるのは、複雑な表情の盗賊——ジタン。
「てーれーてーれてーってれーてっれー、てーれーれーれれー」
「なあバッツ、もういいだろ? 早く行こうぜ」
「てーれーてーれてーってれーてっれー、てーれーれーれれー」
「まだ続くのかよ!」
さすがに怒りだすジタン。バッツは満面の笑みでジタンに向き直り、
「いやだなぁ、軽いジョークだって。イギリス風ジョーク」
「イギリス……」ジタンはまた複雑な表情になる。バッツはそんなジタンの背中をどんと叩き、
「ほら、勝負再開だぜ!」
「…………おう!」
二人がいるのは、高い柱に囲まれた空間——闇の世界。彼らはここに来る前、月の渓谷である勝負を始めた。
——先にクリスタルを見つけたほうが勝ち。
クリスタルは神の欠片。この世界を救うのに絶対に必要な物。10人の戦士は、そうコスモスに伝えられた。
他の戦士にはクリスタルを見つけようと躍起になっている者もいる。逆に、自分なんかに見つけられるのかと不安になっている者もいる。だが、この二人はそのふたつには当てはまらなかった。
クリスタルを見つけることを勝負の条件にし、戦いすらも「真剣に楽しむ」——この精神こそが、クリスタルを見つけるのに一番必要なことかもしれない。
子供っぽいとかバカとか言ってはいけない。彼ら(特にバッツ)はただただ純粋なだけなのだから。
「スコールも一緒に来ればよかったのになー」
ジタンが退屈そうに、腕を頭の上を組んで言う。横を歩いていたバッツはジタンには見えないようににこりと笑い、「大丈夫だって」と明るく返した。
「そうそう敵にやられる奴じゃないだろ? それに——」
バッツの声が急に止まった。「それに?」と先を促したジタンは、その顔がまっすぐ上を向いていることに気が付く。
つられて同じ方向を向くジタン。目線の先に、何か茶色い物が映った。
…………ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ
「えっ、ちょ、待っ——
ドゴォォォォォォォォォオン!!!!
- ■07 「Traveler and Traveler」 ( No.11 )
- 日時: 2011/03/17 09:20
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
■07 「Traveler and Traveler」
飛び散る砂塵、辺りに舞う煙、衝撃に吹き飛ばされるジタン。石造りの床に何かが激突したのだろうか。そしてバッツの姿が見えない。
煙を吸い込んでしまったらしいジタンはなみだ目になり、ゲホゲホと咳をする。両手をぶんぶん振り回して煙を払うと、地面に倒れている人影がふたつ見えた。
ひとつは見慣れたバッツの背中。そしてもうひとつは——
「お、おい……バ……ッツ……?」
「あ、あ……?」
仰向けに倒れていたバッツが、自分の上に倒れている人を押しのけて立ち上がった。だがその身体はフラフラで、目の焦点すらまともに合ってない。
「バッツ! 良かった。大丈夫か?」
「あ、どうしたんだい母さん! こんなところまで……あ、それはボクの竹刀じゃないか! 母さん、ボクがトーキョーに出て行くって知って、持って来てくれたんだね……」
「バアァァァァァァァァァッツ!!!」
二分後。
どうにか正気を取り戻したバッツとともに、ジタンはそれを見ていた。
それ——上空から落ちてきた人、だ。
明るい茶色の短髪にボロボロの同系色のマント、背格好、体格からして18から20歳ほどの男。白目をむいて気絶している彼は、まあ分かってもらえてるだろう。リオである。
「ジタン、こいつ、誰だ?」
「さあ……俺達は見たことないから、カオスの奴かも知れないな」
ジタンは警戒態勢に入る。
「ふーん……あ、こんなところに……」
バッツが発見したのは、リオの額に出来たたんこぶだった。興味津々、といったようすでリオに近づいたバッツは、そのたんこぶをボタンか何かのように押す。すると、リオがうわ言のように「いだっ」と反応した。
「おお! スイッチか、これ」
少年のように瞳を輝かせたバッツは、そのたんこぶを連続で押す。そのたびにリオは「いだっ」「あだっ」と呟く。
バッツは決して悪意があってやっているわけではない。「無慈悲に」押しているのではなく「無邪気に」遊んでいるだけなのはジタンも十分承知だ。そして被害にあっている当の本人は痛みを与えられながらもまだ気絶している。こんなことならこいつを起こすためにも放っておいた方がいいんじゃないかと判断した聡明な(?)ジタンは、体育座りをしてバッツとリオを眺めていた。
「あ、そうだ。ポーションあったんだ」
バッツは懐からポーションを取り出す。「あったんかい!」というジタンの見事なツッコミを華麗に受け流し、バッツはそれを容赦なくリオにぶっかけた。
- Re: DFF −See You Again- ( No.12 )
- 日時: 2011/01/14 20:28
- 名前: 朱音 (ID: WOvdF.BH)
ごめんなさい、上げちゃいます。更新はまた明日。
- ■08 「Lio Crossing」 ( No.13 )
- 日時: 2011/03/17 09:22
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
■08 「Lio Crossing」
「ん……いっだぁ……って何やねんこれ! ものっそいベトベトなんやけど!」
目を覚ましたらしいリオは、自分の服を見て愕然とする。さっきかけられたポーションは乾いていたはずなのに、その黒いセーターはまた、水を吸ってじっとりと湿っていた。それになにやら甘い匂いもする。
リオは仰向けの姿勢から上半身を起こし、辺りをきょろきょろ見渡す。自分の右側に、茶髪の青年が腰を下ろしていた。
「あ、起きた! さっすがポーション、回復するのが早いな!」
「ああ、これ、回復薬……って、こんな甘ったるい回復薬やこあるかい! ジュースやろかけたん!」
寝起き一番のノリツッコミもキレが良い。確かにバッツがかけたのは飲料のポーションだが、回復薬、というのはあながち嘘ではない……かも、しれない。だが、リオの額にはバッツに押されまくったせいで赤く腫れたたんこぶがまだ残っていた。リオは額をさすり、「痛っ」と涙目になる。
「お前、誰だ? どこから来たんだ? ……まさか、カオスの奴じゃないだろうな」
バッツの横に立ち、不機嫌そうに腕を組んだジタンがたずねる。訝しげな表情をあらわにして、何かあったらいつでも攻撃できるぞ、といったような殺気が、その背中から上っているのはリオでも感じ取れた。
……短くてごめんなさい。
- ■08 「Lio Crossing」 ( No.14 )
- 日時: 2011/03/17 09:23
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
- 参照: は! ぴ! つ! り!
■08 「Lio Crossing」
わずかに、というよりは明らかに怒気をはらんだジタンの声。
リオは立ち上がって服の埃を払い、ポーションでベトベトになったセーターを絞る。それからちらりとジタンを見て、
「ちゃうよ?」
と、言った。「あんたでしょ万引きしたのは!」とでも言われた後に返せば確実に犯人決定であろう台詞。ジタンは無言で剣を構え、同時にリオはホールドアップ。何を思ったのかバッツはにこにこ笑い出す。
「いやだからちゃうって! あんた等はこんなひょろひょろの悲しい青年に刃を向けるんですか!」
必死に弁解しつつ、リオは二人を観察する。
ーー十四、五歳くらいか。目付きだいぶ悪いな。装備とか動き方、喋り方を見てる感じやと多分ドロボーとかそんな感じ……え!? 尻尾!?
「おいおいジタン、無闇に人を疑うのは良くないぜ?」
「………………」
ジタンは剣を下ろす。だが、その瞳は依然訝しげなままだ。
ーーこっちは、体格的に俺と同じくらいやな。底抜けに明るい性格……まあ、演技やろうけど……靴の底めっちゃすり減ってる……よう歩いてる? こいつも旅人かなんかやな。
- Re: DFF −See You Again- ( No.15 )
- 日時: 2011/01/24 17:56
- 名前: 朱音 ◆c9cgF1BWc. (ID: WOvdF.BH)
でしであでおでしむはいなるはんたじー3月3日発売だって! イヤァッホウ! 受験終わってないけど買うっきゃないね!←
っていうかこの小説にも挿し絵入れたいなぁ……その前に更新しろって話ですよな。よろしければシリアス・ダークでの私の小説もよろしければ(殴
- ■09 「『Are You OK?』」 ( No.16 )
- 日時: 2011/03/17 09:25
- 名前: 朱音 ◆c9cgF1BWc. (ID: JYHezvC8)
■09 「『Are You OK?』」
平然とした顔で話しながら、二人をじっくりと観察するリオ。表情や行動にはなんの違和感も見られなかった。だが、
「なんだよそんなに人の顔ジロジロ見てさぁ。俺の顔になんかついてるか?」
「………………は?」
驚愕を無理に押しつぶし、リオは表情を歪める。対してバッツは依然笑顔のままだ。
ーーなんで、分かった?
動揺は波となり、リオの心を覆いつくした。心臓が早鐘を打ち、首筋がじわりと熱くなる。
「……っま、助けてくれたコトには礼言わなな。結果俺ベトベトになったけど、助けてくれてありがとう」
リオは苦笑いし、目の前のバッツに右手を差し出す。「いいっていいって!」とバッツはその手を握りしめた。
「ほらジタン、悪い奴じゃなさそうだぜ?」
「…………まあ、バッツが、そう言うなら」
微妙にむすっとした顔のまま、ジタンはリオの右手を握る。「アンタの名前は?」ジタンが鋭く聞いた。
「あ、言うてへんかった? リオ、ていいます。自称やけど旅人やってんねん」
「旅人ォ!?」バッツが瞳を輝かせた。そしてリオと半ば強引に肩を組み、
「なーんか気が合うと思った! 俺も旅人なんだ、よろしく!
- ■09 「『Are You OK?』」 ( No.17 )
- 日時: 2011/03/17 09:26
- 名前: 朱音 ◆c9cgF1BWc. (ID: JYHezvC8)
■09 「『Are You OK?』」
「そう言えば、さ」
ジタンはきゃいきゃいとはしゃぐ二人を複雑な目で見、
「なんでアンタ……リオは、空から落ちてきたんだ?」
未だに訝しげなジタンの言葉。リオはその視線に居心地の悪さを覚えたのだろう、ちょいちょいと手で合図して二人を座らせ、自身もひやりとした大理石のような地面に腰を下ろす。
リオは胡座をかき、ゆっくりと口を開いた。
「いや……な? これはアレや。いわゆる不幸体質やねん」
リオは人差し指を立てる。
「アレはー……、いつぐらいやったか忘れてもたけど。俺が暇で暇でしゃあなくて森に散歩に行った時にな−−」
「まあ簡単に言うたら、これは天然の妖精が俺にかけた呪いやねん」
長かったリオの話が終わる。すると体育座りをして話を聞いていたバッツが急に手を挙げた。
「はい先生! 質問です!」
突然のバッツの挙手に驚きつつも、リオは比較的優しいめの声で「どぞー」と返す。するとバッツは手を下ろし、
「先生のその変な喋り方はなんなんですか?」
「ああ、これ? カンサイ弁ていうねんけど……」
- Re: DFF −See You Again- ( No.18 )
- 日時: 2011/02/20 10:32
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
返信16あるのになぜか14って表示される!
またかよっ!(涙
- Re: DFF −See You Again- ( No.19 )
- 日時: 2011/02/20 15:54
- 名前: 獅乃 ◆.bGScIrt8o (ID: A9wxTbZM)
初めまして、獅乃と言います。
朱音さんの小説を読ませてもらいましたが、とてもおもしろいです。
私も現在プレイ中で、受験だというのにとても悩まされました。
続きを書かれるのを楽しみに待っています。
- Re: DFF −See You Again- ( No.20 )
- 日時: 2011/03/04 17:12
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
▼獅乃様
返信遅れてしまって申し訳ないです……><
はい、受験前なのにこんなんやってるバカですw
おもしろいなんて……ありがとうございます!! 嬉しいです!!
ディシディア楽しいですよね^^ デュオデシムも買ったんですが、やっぱ受験前なので出来ないんですよ……。
暇が出来れば書きに来ます^^
コメントありがとうございました!
- Re: DFF −See You Again- ( No.21 )
- 日時: 2011/03/16 14:53
- 名前: 朱音 (ID: JYHezvC8)
- 参照: ケフカちゃーん ケフカーちゃーん 細すぎーてもやーしーみーたーい
……みなさん知ってました?
ケフカの体重ってティナと同じなんですよ。48キロなんですよ。
で、身長が168センチ。かなり小柄な体型ですよね。だから女装セット装備可能なんですよ。私シルクのドレスしか持ってませんけど。
あと、メイク取ったらせふぃーにも劣らないほどの美形です。
生年月日は11月11日、AB型でさそり座。好きなものは鏡、嫌いなものはレオ将軍、趣味は人形遊びの35歳(笑)ですよ。
…………私はケフカのストーカーか!!
- ■10 「Desiderate」 ( No.22 )
- 日時: 2011/03/17 09:36
- 名前: 朱音 ◆c9cgF1BWc. (ID: JYHezvC8)
- 参照: ケフカちゃーん ケフカーちゃーん 細すぎーてもやーしーみーたーい
■10 「Desiderate」
バッツとジタンが顔を見合わせる。「知ってるか?」というバッツの問いにジタンは無言で首を振り、二人は同時にリオの方を向いた。対してリオは驚いたような顔をしている。彼は複雑な表情で後頭部を掻き、
「えっと……近所にトラビアっていうトコあんねんけど……知らん?」
茶髪と金髪が同時に揺れる。リオはがっくりと肩を落とし、
「そか……あんまし知名度ないねんなぁ……」
と、絶望に満ちた、という感じの声を搾り出すようにして出した。すると、体育座りのバッツが急に立ち上がり、
「なぁ、お前は今からどこに行くんだ?」
まるで今までの会話を全てぶった切った様な明るい声で聞いた。膝に顔をうずめてめそめそといじけモードに入っていたリオと、彼の話が長すぎて眠りかけていたジタンが同時に顔を上げる。
「どこ、って言われても……。ここ来たん最近やからよう分からんし……俺戦うんも苦手やし……」
言いながら、リオは大理石のような地面を人差し指でぐりぐりと押す。どうやら完全ないじけモードのようだ。
かつんかつんと靴をならし、リオに近寄ったバッツは、彼の肩を勢いよく叩いた。ばふんっ! という豪快な音が響き、同時にリオが顔を跳ね上げる。
「痛いっ! 何すんねんお前!!」
「じゃあさ、俺たちと一緒に行こうぜ」
にぃーっと口を開き、バッツは明るく笑った。ジタンもリオに近寄る。
「…………へ?」
間の抜けるような声を出し、リオは叩かれた肩をさすりながら立ち上がる。呆然とした表情の彼に、ジタンがアイコンタクトする。
「俺たちさ、クリスタルってのを探してるんだ。大勢の方が見つけやすいだろうし、敵が来たら守ってやるから、一緒に行こうぜ!」
クリスタル。
その言葉を聞いたとき、リオの目が一瞬鋭くなった。だが、0,5秒にも満たなかったその刹那の表情は二人には目視できなかったのだろう。バッツはそのまま話を続け、ジタンも警戒心を解いたかのように笑っている。
——こいつらに、ついてけばええんか。世界消そ思てるくせに、よう言うわ。
リオは燃え滾る感情とは裏腹に、呆気に取られたような表情で話を進める。その顔には不自然さなど欠片もなく、二人が完全に騙されているのが見て取れた。
彼はさっきケフカに騙されたことに気づいていない。そして、バッツとジタンはリオの本心に気づかない。交錯したそれぞれの思考が重なり合ったその瞬間と言えるだろう。これで、物語はケフカの思惑通りに進んでいく。
「じゃ、行こうぜ」
バッツがマントを翻し、「4つの心」を鼻歌で口ずさみながら闇の世界を進む。ジタンもそれに続き、リオは慌しく後を追う。
——後は、クリスタル見つけて壊すだけや。
リオは自身の鼓動が早くなるのを感じていた。彼らを上手く騙すことは出来ても、「神の欠片」であるクリスタルを破壊することが出来るのか、正直分からなかったからだ。
更に、コスモス軍の中に入れば、いつ自分の素性がばれるか分からない。相手は曲りなりにも神に選ばれた戦士だ。目の前のこいつ——ジタンより疑り深く、強い存在がいないわけがないのだから。
素性がばれれば即刻始末だろう。そんなものは平和主義のリオでも重々承知だったし、ゴルベーザからも念を押された。貴様のやろうとしていることはスパイ行為。発覚すれば命の保障は無いと。
——それでも、それでも。
リオは危険を承知でこの任務を受け入れた。奴らの探しているクリスタルを破壊し、世界に平和をもたらすことを望んだ。
——もう、無くなってほしくないねん。
幾度となく見てきた戦争の風景が、リオの頭をよぎる。家族に会えずに戦場で散った兵士の涙が、恋人を戦争で失った女性の苦しみが、色鮮やかにその目蓋へ投影された。
——こいつらにだって、死んだら悲しむ奴がおる。だからこの方法が一番ええんや。
リオは顔を上げ、前を行く二人の背中を追った。
- Re: DFF −See You Again- ( No.23 )
- 日時: 2011/04/07 11:41
- 名前: 朱音 ◆c9cgF1BWc. (ID: z1wKO93N)
すみません、落ちてしまったようなので上げます。