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聖なる誓いの場所で漆黒に染まる花嫁は、その場で
儚ぃ瞳で笑っている、不思議な少年と出会う。

少年と目が合って、一目で恋に落ちた哀れな少女は
自らの心に宿る許されない想いを募らせたまま
少女はなにもかもを裏切った

少年と少女。二人が全てを裏切り手に入れたのは、この手の中にある
焦がれ続けた欲望の果実
二人、求め合い奪い合う熱が、……清らかな誓いさえもを侵し始める

僕らが昔、繋ぎ合わされた過去を、僕自らの手で粉々に消し去ってしまうとしたら……
君は、後悔を更に悔やむほど……溺れて堕ちていってしまうかい…？

僕たちが犯した禁忌の罪を許さないもの一人。
それは……決して癒える事のない傷跡となり、僕たちに刻み続け……
怒れる堕天使の放った、僕らを裁く銀の矢が……

—————漆黒の少女を貫いた

少女は真っ赤な花を咲かせながら崩れ落ち……少年が現れたときには、息は無かった…


少年は泣く、守ることの出来なかった最愛の人に対して……
静かに静かに泣き続ける


「My dear,lying cold （冷たく横たわる愛しき）

I will spend all my life for you as I swore on that day. (あの日貴方に私の全てを捧げると誓った)

My sin against God... (神に背いた私の罪…)
A
ll my acts of treachery shold be paid by my death, (全ての罪は私の死によって償われるべきで)

so I will die for you... (貴方に私の命を捧げよう…)

I believe,that's my fate. (それが私の運命と信じて)

遠い昔に羽を堕とした堕天使は悪魔との穢れた契りを解き放ち、
自らの命と引き換えに少女を助け……

一枚の羽となり消え去った

羽堕とした堕天使と、汚れた黒に染まる花嫁
少年が地の底に堕ちようとも、誓いの契りを絡め合い赦されない罪を抱えていく

少年と花嫁の間に出来た、罪の果実が朽ち果てたとき……
再び巡り合うその日まで……

———僕は君を忘れはしない