二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.370 )
日時: 2012/06/13 21:08
名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)


次の部屋へと入ると、なんか図書室みたいなところにでる。
こうゆうところって、あれだよね。
どれか一冊の本を引きぬく、とか押し込むとかすれば隠し扉が出てくるって奴。
「元帥。あまり、ものには触らない方が…。」
そんなことを考えていたら、元帥が本棚の本を抜き取っている姿が…
「え? 何かいった?」
すると、天井に穴? が開きそこからアクマがコンニチワ。
今までいなかったのになぁ…。
イノセンスを発動しアクマを破壊していく。
一通り、破壊し終わった後次の扉をあけに行く。
最初に元帥が扉を開けようとしたのだが、神田が自分でやる、といいだし扉の前で止まる。
押したり引いたりしてみるが、まったく動かない。
こうゆうのは、きっとあれだよね。あれ。僕、知ってるよ?
「前も後ろも駄目なら横に動かすといいんじゃない?」
なんか、前にこんな感じのパズルゲームをやったことがあるような気がするんだよね。
そう言ってから、今度は僕が扉を横に開ける。
すると、ガラーっと普通に開いた。
そこでまたまたアクマとコンニチワ。
Lv.2が近くにいるのかな? 結構後半の方に出て来たって事は。


そのアクマ達を壊し、奥に進むと広い部屋に出た。
「ヨウコソ。エクソシスト。」
声がした方をみると、そこにはさっきのLv.2のアクマが3体。
「ようやくご対面だね。」
「余裕だね。ティエドール元帥」
「おや? 私の事を知っているのかい。」
そりゃ、知ってるだろうな。ノアも本格的に動き出したみたいだし。たぶん。
「こっちは、あんたのイノセンスに用があるんでね」
「残念ながらあげることは出来ないよ。」
のんきな会話をしてんなぁ。
その間に、ペン(イノセンス)でナイフを描く。
今持っているナイフは、イノセンスじゃないので、アクマには効果がないから。
そのナイフを描き終わらせ実体化させた後、手におさめる。
「それでは、舞台を整えようか。」
そういうと、急に天井に穴が開き、クラウスさんが落ちてくる。
何故ここにいるんだろう。外にいたはずなんだけど…。
「舞台って、これ?」
「違う! そいつは勝手に入ってきただけだ。」
「す、すみません。どうしても気になってしまって…」
「まぁ、来てしまったのなら仕方ない。」
その後、いろんな障害物が出てきて、それが上下している。
すっごく邪魔な物体だ。動きにくい。
しかも、アクマを見逃してしまう。こちらにとってとても不利な戦場だな。
「ここが、最高の戦場の舞台。そして、お前らの墓場となるのだ。」
そう離しているアクマの声がする方へ、近くによっていく。
あちらもこちらの姿は見えていないようだ。
だったら上手く利用すれば勝てる。

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.371 )
日時: 2012/06/13 21:55
名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)

そっと障害物を上手く利用しながらアクマの後ろへまわる。
それから、思い切りナイフを振り上げ、一体にあてた。
他の2体は、分散する。でも、これで一匹…。
「残念。」
「え?」
そいつは、すぐに傷口をふさぎどこかへ消えてしまう。
くっそ。まるで幽霊みたいだ。何処にいる?

目を閉じて、神経を集中させる。
アクマの気配をかすかに感じる。右、左、上、下。
何かが素早くこちらへ向かってくる。
「後ろかっ!!」
ナイフを後ろへまわし振りかぶったがすぐによけられる。
「当たんないよぉ〜」
うぜぇ。こいつ、うぜぇ。ぜってぇ壊してやる。
ナイフを一旦、消して新しい絵を描き始める。
「イノセンス、第2解放。」
すぐに、ゴーレムをモデルにした蝙蝠(こうもり)を描く。
「キャシャ・オルソ」(追跡)
その蝙蝠を実体化させると、すぐにアクマの後を追いかける。
僕は、目をつぶる。ペンを片手に握りしめ。
『どうした? もう終わりか?』
アクマは、まだ、“追跡”の存在に気づいていない。
数秒後、すぐに僕のペンは、光出す。
それを合図にペンを振りかぶる。すると、すぐに何かに当たった感覚があった。
見事。目を開けると、ペン先が仮面に突き刺さっている。
「うっ!」
「なるほど。仮面が弱点って訳だ。」
自分では、気付いてなかったが、この時不敵に笑みを浮かべていた。
すぐに、ペンを抜き取り今、描いていた絵を消して、今度は、短剣に書き換える。
弱点が分かった今、隠れる必要なんぞどこにもない。
徹底的に壊してやる。
そう思い、次々と障害物を破壊していく。そのたびにアクマは、奥へと逃げていく。
「やめて下さい! これ以上壊さないでください!!」
……戦っていない一般人にはわからない。
命と建物を比べたら断然命の方が大事だろう。
それとも、あいつは、命をさずけてでも建物を守るのだろうか。
「死にたくなかったらそこで大人しくしていろ。」
それの答えには、神田が答える。
どうやら、神田も障害物を破壊してっているようだ。
障害物を完全に壊し、見晴らしがよくなると僕は、アクマと対峙する。
「これでもう隠れる所もないだろ。」
神田が、一言いった。
しかし、アクマの方は、余裕そうだ。一体何を楽しんでいる?
「やれやれ」
「随分と派手にやってくれたね」
「しかし、少し壊し過ぎたようだ」
その瞬間、床が一気に壊れる。
えぇ。ちょ、まじかよ。
ちょうど短剣を手にもっていたのでそれを壁に突き立て、落下を防ぐ。
ただ、ずっと捕まっているのはきつい。速くなんとかしなくては…。
「まったく。床がこわれるような壊し方をするかね。まだまだだね」
あ、砂が目にはいった…。でも下手に動くと落ちる。
下は、このカラクリ館の動力源みたいで歯車が勢いよく回ってるし。
落ちたら確実に死ぬな。
うぅ、砂のせいで涙でてきた…。
「クラウス。命をかけてまで見に来た館だ。よく見ておきなさい。」
「え?」
「メーカーオブエデン アート!」
元帥がイノセンスを発動し、この館全体を破壊。
一応助かったが、瓦礫にうもれそうに…。
そこを柔らかいものを絵に描いて実体化させ体を守る。
体を起こすと、アクマは、上の方にいた。
「隠れる所をなくすんだったらこれくらいしないとね。ほら、上だよ。上」
さすがに神田でもあんな上まで届かないだろう。
そのせいで、アクマはこちらを見下ろしている。
逃げないってことは、余裕があるんだろう。
いっただろ、ぜってぇ壊すって。ペンで、大型サイズの鳥を描く。
「神田!」
その鳥は、神田の横に飛ぶ。
神田は、僕がいいたいことがわかったらしく、それに乗って上までいく。
その時、やっと危険を感じたのかアクマが逃げようとする所をマリがイノセンスで縛り上げる。
身動きが取れなくなったアクマは、なんとなくだがおびえた顔をする。
神田が、僕が描いた鳥から思い切りジャンプし、六幻をアクマに思い切り振りかぶる。
そのアクマは、無残に破壊。ざまぁ(笑)
自分の手で壊すことは出来なかったが壊したことには変わりは、ないので。
それから、クラウスさんは、このヤーンの館以上にすごいものを造る、と新しい夢をみつけ、張り切っていた。
元帥は、それを聞いて安心した顔になる。
「まさぁ、元帥は、これを予想して破壊したのか?」
「さぁな。俺には関係ない。」
もし、それが本当なんだとしたら、「元帥」という人は、すごいと思う。
そして、また歩き始めた。


1人のノアが近づいているのも気づかずに。