二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.3 )
日時: 2012/01/07 12:31
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)


登場人物

桃園 祐喜(ももぞの ゆうき)

愛譚学園高等部普通科1年16歳。
日本昔話「桃太郎」のモデルになった退鬼師の生まれ変わり
7匹の鬼にかけられてしまった呪いにより、あらゆる災厄を引き寄せてしまう「超」がつくほどのトラブル吸引体質。
前世で退治した7匹の鬼の呪いをとかなければ18歳までに死んでしまう。現在は紅、裏葉、宵藍、桔梗を攻略したため、残りの鬼は3匹。現在は体質もある程度治りかけている。疫病神とも言われてしまっていた。
覚醒具は「鬼美弾護」

雉乃木 雪代(きじのき ゆきしろ)

愛譚学園高等部国文科1年16歳。
獣基の紅一点。
桃太郎の3匹のお供の一人・雉(きじ)のモデルとなった人物の子孫。
3人の中で一番獣基としての血が濃い
3人の獣基達は幼馴染で、幼稚舎の頃から一緒であった。
よく鼻血を吹く。美少女が台無し。
酉(とり)の覚醒具・螺鈿(らでん)を持つ。普段は後ろ頭につけている。

高猿寺 咲羽(こうえんじ さわ)

愛譚学園高等部体育科1年16歳。
桃太郎の3匹のお供の一人・猿(さる)のモデルとなった人物の子孫。
桃園裕喜の従兄弟。
3人の中で2番目に覚醒し、一番攻撃力が高い
申(さる)の覚醒具・紅蓮(ぐれん)を持つ。今代の正獣基

犬飼 雅彦(いぬかい まさひこ)

愛譚学園高等部理数科1年16歳
桃太郎の3匹のお供の一人・戌(いぬ)のモデルとなった人物の子孫。
丁寧な物腰だが、祐喜のこととなると我が身を投げ打ってでも彼を守ろうとする。
戌の戌たる性質なのか、彼の能力は少々ビジュアル面が台無しになることが多い。
3基の中ではいじられ役
戌(いぬ)の覚醒具・牙厳(がげん)を持つ

Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.4 )
日時: 2012/01/07 12:38
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)


鬼メンバー

暮内 紅(くれうち こう)
愛譚学園高等部芸能学科1年16歳で男。
「泣いた赤鬼」の生まれ変わり。
青鬼とは幼馴染。
ク−ルで無口が売りの芸能科のトップ。
呪いを解く条件(攻略法)は友達になる事。

竜胆 宵藍(りんどう シャオラン)

愛譚学園高等部商業科1年16歳。
紅の幼馴染の女の子。
「泣いた赤鬼」に登場した「青鬼」の生まれ変わり。
優しそうな外見とは裏腹にかなりの理不尽美少女。

柳 裏葉(やなぎ うらは)

愛譚学園高等部声楽科1年16歳で男。
紅の友達。
緑鬼の生まれ変わり。
最年少のボーイ・ソプラノのソリスト。
攻略法(条件)は「鬼のパンツ」の替え歌、「鬼のスーツ」を全校生徒が覚えること。

樗 桔梗(おうち ききょう)

愛譚学園の芸術学科・漫画専攻1年。
「こぶとりじいさん」のモデルになった紫の牛鬼。
牛鬼とは、牛の頭に蜘蛛の胴体を持つ、完璧な武闘派の鬼のこと。
どうやら漫画専攻なだけあって重度のオタクであるらしい
クリア条件は「戦いという『舞』を見せて、自分(紫鬼)をねじ伏せ勝つ」こと。

Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.5 )
日時: 2012/01/07 12:43
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)

用語
愛譚学園(あいたんがくえん)

物語の舞台となる、愛譚市の中央の高台に建設された巨大学園都市。幼稚舎から大学院まであり、選び抜かれた生徒・教員関係者合わせて1万5000人のマンモス校。様々な学科の校舎や、広大な土地を収容し、なおかつテーマパークやデパートなどの娯楽施設や、生徒の寮までをも完備。各学科のための校舎や、農業地なども有しており、建設には政府すらも協力して数十年前から開発が行われ、16年前に完成となった名門校。様々な人間が在籍しており、数多くの歴史的な人物の生まれ変わりが在籍している。有名人なども在籍しているのだが、雑誌などの取材許可は一切下りず、侵入しようものならば、すぐさま排除が行われるという謎の学校。ただし、この学園内の一般生徒は2タイプの「生まれ変わり」の事を一斉認知していない。
この学園の生徒は皆順応性が高く、祐喜のクラスの生徒は祐喜の体質を個性だと認めており、彼に来るトラブルも難なくすり抜けている。そして自分達に害がなければ、どんな騒動でも楽しんでいる図太い神経の持ち主たちだ。
現在判明している学科
普通科
国文科
理数科
体育科
芸能科
工業科
家政科
農業科
商業科
音楽科…声楽科
社会科
国際科
専門知識修得科
民俗学伝承学科
帝王学科
芸術学科…漫画専攻
写真科

生まれ変わり(うまれかわり)
歴史的な著名人や、日本昔話などに出てくる登場人物やそのモデルとなった人、もしくは動物たちを前世に持つ人たちのこと。大まかに分けて2つあり、祐喜や椀野などは「人間組」と呼ばれ、咲羽・雪代・雅彦などの獣基と動物の血を引く者は「動物組」と呼ばれている。ちなみに桃太郎の祖父母のように性別が逆転して生まれた人のことは「男女逆転組」という。
この生まれ変わりについては一般の生徒は認識しておらず、覚醒までに時間がかかるという場合もある(祐喜はリミットまであと2年という時に覚醒)。


獣基(じゅうき)
生まれ変わりの「動物組」の中でも、主人を持ち、戦う力を有する者達のことを言う。それぞれの生まれ変わりを模した仮面の覚醒具をもち、幼少期から高い身体能力を持っている。何の動物かによって特出した力を持ち、例えば祐喜の獣基である雪代は「飛行形」、雅彦は「感覚形」と呼ばれる。
彼らは世襲制で、覚醒してからは全力で自分達の主を探し続けるが、ある代は見つけることができず、またある代は見つけても力が及ばずに、鬼の呪いで散ってしまうこともあった。その度に彼らは涙を流し、次の代こそはとより強い血を残すことに専念してきたという。
また、彼ら獣基たちの出生率は大変低く、通常はその家に一人生まれれば良いほうである。その例外が猿の家系とネズミの家系である。

覚醒具(かくせいぐ)
自分が生まれ変わりだと覚醒した時に、購買部の凪から購入する特別な品物。獣基達は仮面の形をした覚醒具で、生まれ変わりはそれぞれの前世に関連する覚醒具を持つ。なかでも高位の覚醒具は力の高さにより、核を具現化させることができる。祐喜の鬼美弾護も、高位の覚醒具の一つ。
獣基達は仮面を被ることで能力を発揮するが、生まれ変わりの覚醒具は能力発動時に形を変える(椀野の覚醒具は発動時には大きな針となる)。

鬼(おに)
桃太郎や一寸法師に出てきた鬼(正確にはそのモデル)のことで、赤鬼の紅や緑鬼の裏葉のこと。様々な色の鬼の生まれ変わりは、その世代に一人しか生まれないため、呪いをかけた鬼は他の誰かにも呪いをかけているということになる。また、彼ら鬼の呪いを解く方法は2種類あり、一つはその鬼ごとに決まった条件をクリアして、鬼に呪いを解くこと。もう一つは鬼自身を殺して呪いを解く事。
彼ら鬼には血のブロックというものがあり、仲間の鬼のことについての情報を提供することはできないようになっている。呪いを解いてほしい本人が気づくと、そのブロックが解かれて、漸く喋れるというものである。

生徒会
鬼の生まれ変わりが委員を務めている生徒会。生徒会室は一般在籍者、及び一般教員が立ち入りを禁じられている海(湖?)のど真ん中に聳え立っている塔。呪いを解いていない鬼達が集い、かつては紅・裏葉・宵藍・桔梗も所属していた。呪いを解除すると、生徒会からは除名となる。
集会の際には白を基調とした生徒会専用制服(バトル・ドレス)を着用している。

強化合宿(きょうかがっしゅく)
休みごとに行われる獣基・生まれ変わり限定の合宿。十二支の名前を持つ12の獣基一族が持ち回りで開催している。獣基と生まれ変わり別々に訓練を行い、生まれ変わり組は基礎中の基礎である「五感」の訓練を行う。2泊3日の合宿であり、最終日には合同訓練などが行われる。祐喜が初参加した時の最終日は「鬼ごっこ」が行われ、祐喜は「視覚」を覚醒させた。

パレード
雪代、咲羽、雅彦の3人が幼い頃から行っているもの。幼稚舎で習った「鬼のパンツ」の歌を毎日5時きっかりに歌って踊りながら行進し、鬼をおびき寄せるというもので、学園では時計代わりに浸透している。効き目はなかったと思われたが、自分のことだと勘違いしている裏葉にだけは効果があった(それでも3人に知られないように紅に止められていたが)。
現在は裏葉のクリア条件のため、「鬼のスーツ」という歌でパレードしている。

立体重量ドッヂボール
体育科名物の特殊なドッヂボール。使うのは普通のソフトボールなどではなくボウリングの球。体育科の人間は普通にこれを片手で投げ合い、取り、ぶつけ合っている。トラブル吸引体質の祐喜の教室に、このボールが飛んできたこともあり。


Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.6 )
日時: 2012/01/09 22:08
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)


プロローグ



?『今日、桃太郎の生まれ変わりが来るらしい』

黒の少女が楽しげに言った

少女の額には角が生え月に照らされ白く輝いていた

?『今回の桃太郎はどれくらい俺を楽しませてくれるかな』
















イツニナッタラ、オレヲコロシテクレルノ?

Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.7 )
日時: 2012/02/20 13:55
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)

愛譚学園(あいたんがくえん)

それは巨大学園都市

選び抜かれた生徒・教員関係者合わせて1万5000人のマンモス校


そこに今日転校生が来た
痴漢に間違われたり脱線事故が起き転校初日から大遅刻をした
男子生徒

桃園 祐喜(ももぞの ゆうき)

その叔父と歩いていると野球ボールが飛んできて
一人の女生徒が庇い怪我をし、その友達と思われる男子生徒たちがきた
その女生徒は桃太郎の腕のなかで鼻血を出している

変態なのか??

女の視線は一人の男子生徒に向いていた
高猿寺咲羽(こうえんじ さわ)

やっぱりあいつは桃太郎の獣基だったか

?「華、もうあの時の様にはならないでよね」

華と呼ばれた女は刀に話しかけた

華『心配すんなよ火武羅、もうあんな風にはならねーよ』
火「そう?」

祐喜たちが空へと飛び立つのと同時に
華達も空へと跳んだ










モウ サミシクナイネ

Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.8 )
日時: 2012/01/21 18:10
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)


屋上の隅で仮眠を取っていたら話し声が聞こえてきた

…この声は桃太郎達か

雉「桃太郎は無事に悪い鬼を退治しました
しかし鬼は、最後の力で桃太郎に呪いをかけたのです
その身にあらゆる災いを呼び込むように」

そんな話だったなぁ〜

雉「あなたは死ぬわ、退鬼師と同じ18歳までに…」
桃「じゃあ、オレの体質はっ!!
オレの友達にケガさせて————
オレの命まで奪うっていうのかっそんなの————」

衝撃の事実を知り取り乱している
雉乃木さんが慰めようとしていた

まあそうなるよな、桃太郎になる人は…

桃「そんなのありえねえって!!」

ぷぷっと笑いワタシ信じてマセ—ンみたいに笑った
おいーーーっ、そんなんでいいのかーーーー!!
心の中でおもわずツッコミを入れてしまった

桃「信じられると思ってんの?」
申「トラブルの度に出る家紋の〔桃〕の痣が何よりの証拠だ!!」

なんか咲羽軽くキレてるし

桃「えっ…アレって〔桃〕だったの?〔尻〕かハートだと…」
申「桃!!オレ達はその痣の持ち主を守るのが役目なの!!」

桃=尻だと思っていた祐喜はトラブル吸引体質よりもそっちの方がびっくりしている

申「鬼の奴も生まれ変わっている、だからお前も全力で探して————ってオイ!!」

まさかの話を聞く前に逃亡———!?
向こうには紅がいるんだけどなぁ…
まあいっか、死ぬわけじゃないし
絶対に紅は人間を殺す事は無いしね



Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.9 )
日時: 2012/01/21 19:12
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)


昼休み、オレは大体紅と昼食を取っている

華『紅、お前桃太郎に姿見せただろ』
紅「えっ、華ちゃんに言ったっけ」

何で知ってるの!?みたいな反応されたって知ってるもんは知ってるんだ

華『んにゃ、寝てたら話し声が聞こえて桃太郎が走り去っていったから』

へーそうなんだっと反応していると紅の目線が中庭の方に向いていた
まあ、紅は人間よりだからな…

華『そんなに気になりゃあ、見に行ってこいよ』
紅「いいの!?」
華『分かったから、早く行って来い』

嬉しそうな顔をするとフェンスの外に出て眺め始めた
よかったなぁ、とほのぼのとした空気でいると雉が飛んで来る気配がした
とっさに自分の周りを影で囲い姿を隠した

雉「我が君は貴様などにー——殺させない!!」

いきなり飛んできていきなり紅に襲い掛かった
紅はそれを術を発動して返した
間一髪のところで桃太郎が雉を助けたらしい
しかも他の奴らも加わってあいつ等の空間を作ってやがる
紅はというと…

紅「ずるい…」

泣いてらっしゃる————————!?
なんで!?疎外されてたから!?
鬼の面子が立たねえよ

紅「ボクだって生まれ変わり君を助けたのに…さっきもお弁当一緒にいいなって…見てただけなのに」

ボロボロと涙を流しながら語っていた

紅「その女の人…急に襲ってくるしぃぃ—…」

そんなに泣いて…何の鬼かばれちゃうよ…

桃「あんたもしかして!〔泣いた赤鬼〕の鬼か!?」

ばれてらっしゃる————
おいおい、鬼ってそんなもんなのか———!?

紅「そう…ボクは…〔泣いた赤鬼〕のモデルになった鬼の生まれ変わりだよ」

  泣いた赤鬼(要約)

昔々…
人間と仲良くしたい優しい赤鬼が
親友の協力で人と仲良くなる友情と愛の物語

紅「物心ついた時から人が大好きで…人と仲良くなりたい…愛されたいって思ってた
ごめんね…許してね…、ボクとも友達になってね」

そう言って桃太郎の手の甲にキスをすると痣が赤く光った
なんか、子を見送る母親みたいな気分だ…
すると、いきなり野球ボールが飛んできて桃太郎に直撃!!…かと思ったら1mほど離れた場所に落ちた

桃「すげ———!!解けてる!!直ってるぅ———!!」

今まで飛んできた野球ボールは全部当たってたのに!!そう付け足した桃太郎に本気で同情してしまった
全部当たるって可哀相だな!!
だがラグビーボールは当たっていた
まあ、一人目だし?という紅が説明を受け相当ショックだったようだ

まあ、頑張れよ!!といいたくなるような光景だった

Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.10 )
日時: 2012/01/22 14:26
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)


雉「祐喜様アーン」←和食
戌「祐喜殿アーン」←洋食
紅「桃君アーン」 ←中華

桃太郎事、ゆう…ゆう……祐喜!!
祐喜は、お口の中がお友達のおかげでワンダーランドです☆

桃「思っきしまずいわぁ、アホ——!!」

あ、遂に怒った
つーか読者の皆様はもう気付いてらっしゃるかと思うが
俺は桃太郎ご一行と共に昼食を食べています
何故って?
それは…
紅が祐喜達とメシをとる事になってひとりになったからだぁぁぁぁぁ!!

申「お前全然食べねえな」
華『余計なお世話だ』

食べれるわけねーだろ!!
退鬼師と一緒だったら!!

桃「お腹でも痛いの??」
華『も…………………桃、桃園!!…だったよな?』
桃「まだ名前覚えてもらってないんだね…」

ごめんっ、俺名前覚えるのが苦手だから…
いつかは覚えるから←おい!!by水仙

雉「華さんは、結構無口ですのね」
華『そうか?結構喋るけどな』

なんか質問攻めにあっているような気が…
無口なのは喋ると勝手に情報を流すからだ!!

それからは他愛無い雑談を交わしていたが予鈴が鳴ったためお開きとなった

Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.11 )
日時: 2012/01/22 17:13
名前: 水仙 (ID: prO3xdH6)


祐喜が覚醒具【鬼美弾護】を手に入れ
鬼をおびき出すという

桃「こっちから…おびき出すって……どうやって…?」
戌「我らはいつもこの時間に〔鬼を呼び出す儀式〕をやっています。雪代あれを———」
桃「(そんな儀式が!?すげぇ———)」
雉「では祐喜様こちらをご熟読してください」

合図をすると雪代が祐喜に一枚の紙を差し出した
緊張した面持ちで紙をみるとそれは楽譜だった

雉「儀式に必要な…歌ですの」

題名をみると………
【鬼 の パ ン ツ】


鬼のパンツ(歌)

鬼〜のパンツはいいパンツ
強いぞ〜×2
5年はいてもやぶれない〜
強いぞ〜×2
はっこう!はっこう!
鬼のパンツ〜〜
トラ柄トラ柄
鬼のパンツ〜〜

桃「えっ…ああ、俺これ幼稚園で踊った事ある…」
雉「はいっ我らも幼稚舎で習得いたしました!!」

なんか衝撃を受けている
そしてパレードが始まっても変な目で見るものはいなかった
逆に時計代わりに使われているようだ
パレードが終わると何処からかか攻撃が飛んできた



華『あ〜裏葉出て行っちまったよ…』

しっかりと押さえときゃあよかったと思ってもときすでに遅し
もう攻撃してしまった

紅がギリギリで防御したからいいけど・・・・・・・・
紅——————!?
撮影中だったんだな…
着流ししてるよ☆

裏「ああ……裏切ったっていうのは————本当だったんだな赤鬼———紅!!」

あ〜〜〜・・・・・ホントに出ちゃったよ

犬「ああっ!!君は音楽科一年の〔柳 裏葉〕君!?最年少でソプラノソリストになったあの————」
裏「その通りだ、さあ紅!!そこをどけ!!」
紅「でも裏葉っ・・・・ボクはずっと————」

   〜回想中〜
裏「はなせぇーあんな歌今すぐ止めさせてやる———」

視線の先には大声で歌っている三人組

紅「こらえて〜〜〜始末されちゃうよ〜」

   〜回想終了〜

紅「あの歌に激怒してとびだぢそうな君を止めてきたじゃない?」

本当に効果があったのか…と思っているのか祐喜は複雑そうな顔をしている

裏葉はこの歌を聞いて絶望したらしい
俺はなんともないけどな…

よく聞こえなかったが裏葉は獣基たちにとっての禁句を言ったようだ
ん?何でわかるかって?
だってさっきだって覚醒具付けてるしね…
一番最初に動いたのは咲羽だ
裏葉の首を絞め…絞めてる…

その時俺の中の何かの鎖が切れた
裏葉を殺したら許さない!!

その場から一瞬でいなくなると首を絞めている咲羽の首へ火武羅を付けた




Re: 桃組プラス戦記 —鋼鬼の生まれ変わり— ( No.12 )
日時: 2012/07/29 19:44
名前: 水仙 (ID: c0jwj1MN)

咲羽が緑鬼の首を絞めてる!?
止めなきゃ!!

そう思っていたとき咲羽の隣に影が降り立った

華『猿、裏葉から手を離せ』

仮面を被った男か女かもわからないその子は低く怒りを込めた声で呟いた

華『手を離せと言っているんだ!!』

全く手を緩めようとしない姿に怒りが頂点に達したのか腕に力を込めようとした

雉「此処で獣基二人を仲間を守りながら戦うのはあまり得策ではありませんわよ」
華『それが何だ、獣基など俺とは天と地の差だ』

だがそれを止めたのは裏葉だった

裏「いいんだ、紅…もう……いいんだ」

もう諦め全てを捨て、笑うそんな顔だった
その時祐喜が紙を投げた

桃「咲羽!!ちょっとまったぁぁぁぁ!!」
裏「・・・・・なんだよ・・・これ・・・」
桃「それじゃあ・・・だめかな?」

消し去るのは無理でも・・・新しく

桃「放課後だけじゃなくて登校の時も皆が覚えてくれるまでずっと・・・だから・・・これじゃダメかな?」

すると無言で手をとると手の甲にキスをした
嫌々そうに可愛くない態度で…

桃「やった!!赤から緑に変わった!!」

そんな時鬼美弾護が成長して・・・・・・と思ったら今度はカサになった

桃「むあたこんなのか————————!!」

・・・・・・・何かを忘れているような気が・・・・・・・・・・・
!!!!!!銀色の角の鬼!!!

桃「君は誰?」
華「・・・・鋼鬼」

それだけいうとその鬼は姿を消した