二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -日と月- ( No.298 )
- 日時: 2012/06/04 17:52
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
第九十八夜 -神への殺意-
said無し
ロ「ボクはロード・キャメロット。君を迎えに来んだよぉ」
卦「ボクを・・・?」
由「お兄ちゃん・・・パパは・・・?ママは・・・?」
卦「・・・パパとママは—」
ロ「死んだんだよぉ」
卦・由「!!」
由尹は悲しい顔をし、卦尹はおこった顔をした。卦尹はまだ幼いため、あまり恐い顔ではない。逆に言えば可愛いものだ
卦「由尹に余計な事言うなっ!!お前が・・・お前が殺ったのかよ!!」
ロ「可愛いねぇ卦尹はw・・・違うよぉ」
卦「え?・・・じゃあ、誰が殺ったの?」
ロ「''神様''だよ。ねぇ卦尹。神様が憎い?」
由尹は相変わらず泣きじゃくっている。そんな中、由尹の泣き声にかき消されそうな小さな声で、卦尹はつぶやいた
卦「神様がパパとママを殺したんなら・・・憎いよっ!神なんか・・・大嫌いだ!!」
切りま
- Re: D.gray-man -日と月- ( No.299 )
- 日時: 2012/06/05 16:44
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
由「・・・え?ダメだよお兄ちゃん!神様は私達の味方なんだよっ!?」
卦「由尹・・・でも・・・・・・」
由「神様を敵にまわすお兄ちゃんなんて・・・大っっ嫌い!!」
ロ「・・・かんせ〜い♪」
卦・由「え?」
ロードは急に笑い、悟った。まるで、何かを待っていたかのように。
ロ「日と月の材料は整ったよ。二人共。ボクが言う言葉をひとつづつ、繰り返して言ってね」
卦・由「・・・うん?」
卦尹と由尹はまだ疑問を持っている。
ロ「お」
卦・由「お」
ロ「ま」
卦・由「ま」
ロ「え」
卦・由「え」
ロ「な」
卦・由「な」
ロ「ん」
卦・由「ん」
ロ「て」
卦・由「て」
ロ「死」
卦・由「死」
ロ「ん」
卦・由「ん」
ロ「で」
卦・由「で」
ロ「し」
卦・由「し」
ロ「ま」
卦・由「ま」
ロ「え」
卦・由「え」
ただ無意識に、ロードの言葉を繰り返していた為、何を言ったのか忘れてしまった二人。でも、それがあだとなった。
もし、この言葉の意味に途中から気づいていれば・・・仲の良い兄妹が、争いの巻沿いになる事はなかった。
卦・由「・・・?」
ロ「ハッピーバースデー!太陽と月!!君らは今日から・・・敵同士だよぉ」
卦・由「!?」
由「敵・・同士・・・?」
幼い二人にはまだ、難しい言葉だった。
ロ「卦尹は神に選ばれたんだよ。こっちに来て」
卦「俺が・・・?」
卦尹は、幸太が神に選ばれたという事を思い出した。もしそっちに行ったら・・・幸太に会えるかもしれない
そんな甘い考えが、頭をよぎった
卦「わ!!」
わかったとも言わなく、無理矢理腕を引っ張られる
卦「待ってよ!由尹!!由尹いぃぃいぃぃい!!」
由「お兄ちゃん・・・?お兄ちゃん!!!」
二人の運命は、今切り離された・・・——