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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 王様ゲーム【終わりと始まり】 ( No.14 )
- 日時: 2012/09/27 22:25
- 名前: アリス (ID: 6U1pqX0Z)
「三奈月…桜……」
全員が転入生を快く受け止められる空気ではなかった。
そして、三奈月は俺の隣の席に付き、携帯電話の画面を見せてきた。
『君の名前は旭健太朗?』
! 彼女は…知っているのか?
彼女はまた携帯に何かを打ち込んでこちらに見せてきた。
『知ってるよ。王様ゲームでしょ?』
俺のおもっていることがわかるんじゃないか?
そう錯覚するくらいの受け答えだった。
「知ってたんだっていうか、お前の所にも来てたんだな……」
そして
「おまえ、俺とキスする気ある?」
失礼だが、気になっている。
この三奈月がする気がなかったら、俺、死ぬのかなぁ?
『心配しなくても大丈夫。私はこんな最初に人を殺すつもりは無いから……。それにね』
続きが書いていない。
焦っていたのだろうか?
彼女は俺に顔を近づけて
「私は…知ってる…から」
彼女は途切れ途切れに、か細い声で言った。
しゃべれるのか…?
だが、しゃべりにくそうだ。
「おっ、2人とも本当にキスをするのかな?」
俺たちの様子を見てひやかしてきたのは、俺の親友の田口聖矢である。
「んなっ、キスなんて……」
消え入りそうな声で美礼が言うと、三奈月はにこっと笑い
俺の顔に自分の顔を近づけ
キスをした
まだ唇に彼女の感触が残っている。
それが合図かのように
-----ピロン【受信メール/1件】
全員の携帯が一斉に鳴った。
なんだ? もしかして……服従確認メール?
【6/22日_09;10 送信者.王様 件名.王様ゲーム 本文/服従確認 END】
- Re: 王様ゲーム【終わりと始まり】 ( No.15 )
- 日時: 2012/10/13 16:06
- 名前: アリス (ID: wIulFSp9)
全員が唖然としていた。
「本…物?」
クラスで一番気の弱い竹内佐奈が震えながら呟いた。
「でも、これおかしいよね?王様メールって零時零分に届くんだよ?なのに、コレ、零時八分に来てるよ。きっといたずらだよ」
そう言ったのは佐奈の親友の佐藤明だった。
----ピロン【受信メール:1件】
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