二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.29 )
- 日時: 2012/10/05 21:36
- 名前: タク (ID: 39RfU1Y2)
第三話の続き
休み時間にて、5年1組。
「まだ手段はある!!ゲーセンの景品狙い作戦だ!!!」
「フジ!!お前遊びたいだけだろーがッ!!!!」
テツヤの鉄拳がフジに炸裂する。
「痛ッ!!ジョークだよ!!」
「真面目に考えろ!!!実はな、今度この辺りで大会が二つあるんだ。
二つとも賞品カードの種類は押さえてある。それがリアルカードの可能
性、大だ。」
フジは感心して、思わず手を叩いた。
「大会か・・・・!いつなんだ?」
「次の日曜だ。・・・ったくよォ、お前のせいで3連休潰れてんだろー
がフジィ・・・!」
驚いたフジは、飛び退いた。テツヤは根に持つタイプと今更気がつい
たらしい。
「テツヤ。賞品のカードは?」
「ああ。片方が、【鬼カイザー『滅』】、もう片方が【常勝ディス・オ
プティマス】ってカードだ。」
テツヤが落ち着いたので、ようやくフジは安心できた。
「あ、テツヤそれとその日、俺は親戚の家に行くことになっていて、行
けないんだ。頑張って来いよ!」
テツヤは、自信満々の笑みで返した。
「もちろんだ!優勝してくる!!」
時同じくして、5年2組・・・。
「おい、無頼!こんどはオレと勝負しろ!!」
「ふざけんな。オレ様だ!!」
シントがかなりの強者という噂が流れ込み、シントは挑戦を受けては
その相手を下していた。
「これじゃキリがない!!」
何とかどさくさに紛れ、教室を脱出した。が、そこにも・・・。
「デュエマしようぜ!無頼!!」
「勘弁してくれよォ!!」
こうなるのがオチだった。
- Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.30 )
- 日時: 2012/10/05 22:17
- 名前: タク (ID: 39RfU1Y2)
第三話の続き
放課後の部室にて。
シントはテツヤとフジから、例の大会について説明されていた。
「鬼カイザー『滅』か・・・。俺にピッタリなカードだな!」
テツヤも負けていない。
「オプティマスほど俺にふさわしいカードは無い!!」
「『滅』だ!」
「オプティマスだ!」
そしてフジが、すかさず、
「幼稚園児かっ!!」
ボカッ!バキッ!
と鉄拳制裁。
「痛ッ!フジ、鉄拳制裁は俺の仕事だ!!」
「テツヤ。たまには俺がやっても、いいんじゃ・・・。」
二人が争っている間に、シントは頭を二つの意味で冷やしていた。
「ああ、アイスノンは効くわ〜。」
しかし、これをテツヤが見逃す訳がない。
「シントォ!!そのアイスノン俺によこせ!」
「ん?デュエマに勝ったらいいけど?」
こうして、世界一アホな理由で始まるデュエマがスタートした。そし
て6ターン目、シントのターン。
「俺のターン、ドロー!マナを溜めて、3マナで【流星のコブシ・エー
ス】を【鬼神!ヴァルボーグなう】に進化!W・ブレイク!」
ヴァルボーグなうは3マナにも関わらず、パワー6000でWブレイカ
ーを持っているのだ。しかも進化クリーチャーの為、召喚酔いしない!
「なんの!アクア・ガードでブロック!」
テツヤもすかさず、その攻撃を防ぐ。次はテツヤのターンだ。
「俺のターン。ドロー、マナチャージ。3マナで、【束縛の守護者ユッ
パール】召喚!効果でヴァルボーグなうは、次のターンまで凍結状態、
つまりアンタップできないのさ!」
「足止めされた!?」
テツヤは光文明と、水文明のデッキの為に動き始めるのが遅い。だか
ら、シントのデッキのような速攻タイプに弱いのだ。しかし、ユッパー
ル等で足止めすれば速攻も怖くない。
「分かり易いんだよ、単細胞め。ターン終了。」
「くっ!俺のターン!ドローして、マナチャージ!1マナで呪文、フェ
アリー・ギフト!効果でこのターン次に召喚するクリーチャーのコスト
を3下げる!いでよ、【独走状態!鬼無双カイザー『真剣』】召喚!」
こうして熾烈を極める二人のデュエマ!さあどうなる?
- Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.31 )
- 日時: 2012/10/06 11:10
- 名前: タク (ID: 39RfU1Y2)
第三話の続き
14ターン目、シントのターン。
「や、やべえ・・・。」
シントのバトルゾーン 【独走状態!鬼無双カイザ
ー『真剣』】だけ
テツヤのバトルゾーン 【天海の精霊シリウス】
【サイバー・G・ホーガン】【サイバー・R・コント
ラクション】
「俺は、【無頼勇騎ウィンドアックス】を召喚!シリ
ウスを破壊!」
ウィンドアックスは、ブロッカーを登場時に破壊
し、マナ加速できる
のだ!そしてテツヤのシールドは0!今ならトドメを
刺せる!
「『真剣』でとどめだぁー!!」
「ニンジャストライク4発動。光牙忍ハヤブサマル
で、【サイバー・R・コントラクション】をブロッカ
ー化。」
「まだだ!ガチンコ・ジャッジで勝ったら、『真剣』
はブロックされない!!ガチンコ・ジャッジ!!」
テツヤの勝ち。
「ブロック。『真剣』を破壊。俺のターン、一斉攻
撃!トドメ!!」
「うそお〜ん!!俺の負け!?」
こうしてアイスノンを手放すことになったシント。
しかし、そうとう時間が経っていたため、
「ああ!アイスノンがぬるくなってる!使えないよ
ー!」
これが、骨折り損のくたびれもうけ。(笑)
第三話(完)