二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 ( No.66 )
- 日時: 2012/10/19 21:54
- 名前: タク (ID: 39RfU1Y2)
第七話の続き
見ると、近くの電線に【威牙の幻 ハンゾウ】が立っていた。軽業師の
様だった。そして、忍者の手にはロープがあり、そのロープに猿ぐつわ
をされた、水澤が、吊されていたのである!
「モガモガモガ!モガ!(放して下さい!くっ!)」
シントが啖呵を切った。
「おい!変態忍者!水澤を放せ!」
「ぐひひひひ・・・。変態とは失礼でござるな・・・。」
そして、ハンゾウが
『ゲロゲーロッ!!この娘は、ある機密情報を盗んだのだ!』
と言った。よく見ると、忍者は、ブランクに操られているようだ。
そして、忍者は笑いながら、喋り始めた。
「まあ、その機密情報が何かは教えるわけには・・・。」
「獅子王デュエルスクールの不祥事に関する情報だろ?」
「何で知っている!?」
「まあ、色々あって・・・。」
忍者は飛び降りた。が、その姿は、お世辞にも忍者とは言えなかっ
た。
『ダメですよ、頭領。俺の背中に飛び乗らなきゃ。死にますよ!』
忍者はキッとハンゾウを睨み返し、
「うるさいッ!一回やってみたかったのだ!」
シントは呆れながら、
「ねえ、お前。」
「ん?」
「ただのコスプレ野郎のワケ?」
その瞬間、ハンゾウが飛びかかってきた。
『頭領を侮辱するなァ!』
シントは身構え、
「いでよ、召喚!【隻眼の鬼カイザー ザーク嵐】ッ!!」
『グワアアオオオ!!』
が、ハンゾウの目の前に立った途端、カードに戻ってしまった。
「ええ?どうし、わわっ!!」
間一髪、ハンゾウの体当たりを回避した。
「どうして戻った!ザーク嵐!」
カードのザーク嵐が力無さそうに言った。
『申し訳ない・・・。やつの前では、パワーが奪われて・・・。』
「パワー!?」
すると忍者が、高笑いした。
「ははは!ハンゾウは、相手のパワーを6000も下げる能力を持つ!
ハンゾウの前では、どんな輩も怖くないのでござる!」
「パワーダウン!?厄介だな・・・。」
すると忍者が、
「どうだ?ここは、デュエマで勝負をつけるのがどうか。」
「何ィ?良いだろう。」
そして、水澤に目をやった。
(今、助けてやるからな・・・。)
- Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 ( No.67 )
- 日時: 2012/10/20 08:07
- 名前: タク (ID: 39RfU1Y2)
第七話の続き
「「デュエマ・スタート!!」」
6ターン目、シントのターン。忍者は、前のターン【フェアリー・ラ
イフ】でを使用し、マナが4つもある。
「俺は、3マナで【流星のコブシ・エース】を、【鬼神!ヴァルボーグ
なう】に進化!速攻でW・ブレイクだッ!」
「今だ!ニンジャ・ストライク4!【斬隠 テンサイ・ジャニット】を
手札から場に出す!効果で、ヴァルボーグなうを手札に戻すのでござ
る!」
テンサイ・ジャニットは、登場時に、敵の3マナ以下のクリーチャー
を、手札に戻せるのだ。ヴァルボーグなうは3マナだから、効果を使用
可能なのだ。
さてここで、ニンジャ・ストライクについて説明しよう。
ニンジャ・ストライクは、味方がブロックされるとき、または敵の攻撃
時に発動する。ただし、ニンジャ・ストライクX(Xには数字が入
る。)の、Xの数字だけマナゾーンにマナがないと発動出来ない。ま
た、ターンの終わりに山札の一番下に戻る、まさに忍者である。マナの
色を指定しないので是非使いたい効果だ。
「くっ!忍者だけに、シノビ使いって事か・・・。」
「【斬隠テンサイ・ジャニット】を山札の一番下に置き、拙者のター
ン!【土隠妖精 ユウナギ】召喚でござる!ターン終了!」
ユウナギは、自分のシノビが場を離れたとき、マナを一枚チャージ
出来る。ニンジャ・ストライクとは、相性抜群なのだ!
「さらに、呪文!【キリモミ・スラッシュ】!ユウナギでシールドブレ
イク!ターン終了でござる!」
(チャ〜ンス!ここでユウナギを倒せば・・・!)
「俺のターン!【流星のエグゼドライブ】召喚!エグゼで、ユウナギに
攻撃だ!」
【流星のエグゼドライブ】パワー3000
【土隠妖精 ユウナギ】パワー2000
これでは、ユウナギが破壊される。しかし・・・。
「愚か者め!ニンジャ・ストライク3、【土隠風の化身】!」
「何ィ!?またシノビかよ!?」
「効果でユウナギのパワーは+3000!パワー5000で、エグゼド
ライブを返り討ちに!」
これではシントに勝ち目は無い!シント危うし!