二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 ( No.78 )
日時: 2012/11/20 16:53
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

完結話の続きの前にお詫び

しばらく更新出来ず済みません。それでは続きをどうぞ。<(_ _)>

完結話の続き

「勝った・・・。のか?」

 フジが叫んだ。

「やったぁぁぁ!シント、俺達ゼニスに勝ったんだ!」

 テツヤ達も駆けつけてきた。

「おつかれ、シント。やったんだな。」

「すごかったですよ。」

「ああ。」

 その時だった。

「うおおおおお!!」

 ライオネルが起きあがり、フジに飛びかかった。

「ぐああ!何だお前・・・ぐあああああ!!」

「フジィィィィ!」

 フジの体にライオネルが取り憑いた。ライオネル(フジに憑依)が、

叫んだ。

「ふはははは!これで手に入れたぞ!マキシマム・ザ・マックスの力!

パワーがみなぎってくるわ!」

 シントとテツヤが怒りを露わにした。

「許さないぞライオネル!」

「フジから離れろクソライオンが!」

 ライオネルは嘲笑い、言った。

「デュエル・マスターズだ。そちらは3人でいいぞ。」

 シントが遂に切れた。 

「んだとぉ!?なめてんのか、ぶっつぶすぞ!」

 テツヤがなだめた。

「落ち着け、ここはどうしてでも勝つしか無い。」

 水澤も言った。

「そうですよ!ここで冷静にならないと・・・。」

「お、おお悪かったな。やるしかねえか。」

「「「「デュエマ・スタート!!!」」」」

Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 ( No.79 )
日時: 2012/11/20 21:42
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

完結話の続き

 ここで、今回のデュエマ限定ルールを説明しておこう。

1)順番にシント、テツヤ、水澤、ライオネルでターンが回る。

2)1度だけ、味方のマナを借りてクリーチャー、呪文等を唱えても良い。

3)負けた味方はゲームから抜けていく。誰も居なくなったチームの負け。

 わかりにくいと思うがご了承願いたい。さて3ターン目。シントのタ

ーン。(ここでは周回を数えるシステム。)

「俺のターン!3マナで【スーパー・ゴーオン・ピッピー】召喚!そし

て、コブシ・エースでシールドブレイク!ターン終了!」

「俺のターン。3マナで【電脳聖者 タージマル】召喚、エンド。」

「私のターン!【アクア・ソニックウェーブ】召喚!エンドです!」

 ターン6ライオネルのターン。

「6マナで【黒神龍 ダンチガイ・ファンキガイ】召喚!」

 ライオネルの場にはダンチガイと【メッサダンジリ・ドラゴン】が居

る。やはりさっきとプレースタイル、デッキが違う。人に憑依するだけ

でここまで変わるらしい。が、シントが笑みを浮かべた。

「ダンチガイの効果はアタックトリガー(攻撃時に発動する。)!その

前に除去すれば怖くない!」

「さすがシント!」

「問題はその除去手段が無い事だけど・・・。」

「アホシントォォォォォ!!!!!」

 シントは【フェアリー・ライフ】で溜めたマナを払い、ザーク嵐を召

喚。手札を補充した。

 ここまでの状況。

ターン7

シント:マナ8 バトルゾーン:【隻眼の鬼カイザー ザーク嵐】

テツヤ:マナ6 バトルゾーン:【常勝ディス・オプティマス】【電脳聖者 タージマル】×2

水澤:マナ6 バトルゾーン:【アクア・ハルカス】【アクア・ソニックウェーブ】

ライオネル:マナ6 バトルゾーン:【黒神龍 ダンチガイ・ファンキガイ】

 しかし、8ターン目。ライオネルのターン。異変が起こる。

「行くぞ・・・。ゼロに染まれ!」

 シント達は嫌な予感がした。

「来る!あのカードが!」

「出よ!【『武』の頂 マキシマム・ザ・マックス】光臨!」

 これはまずい。フジの切り札で除去耐性が付いている。しかも、相手

を一撃で瀕死に追い込むワールド・ブレイカー持ちの凶悪ゼニスだ。

「ここまでなら良いんだが・・・。」

 テツヤが呟いた。そう。マックスはメッサダンジリのアンノウンの召

喚酔いを打ち消す効果でそのまま攻撃できるのだ。

「まずは・・・。小娘!貴様から消してやる!ワールド・ブレイク!」

「きゃああ!?」

「メッサダンジリ・ドラゴンでトドメ!」

「水澤ァァァァァァァ!!!」

 水澤の体が吹き飛ばされた。

「後は頼みましたよ・・・。」

 と呟き水澤は気絶した。世界の命運は最早、無頼シントと星目テツヤ

の二人に掛かっている。