二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.2 )
- 日時: 2009/09/13 21:15
- 名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)
〜プロローグ〜
ガタンゴトン ガタンゴトン・・・。
初めまして、ボクの名前はルビーです。
ボクは前、トロピエタウンって言う町に住んでたんだ。
今から行く所は、ボクの新しい生活が始まる場所、その町の名前は・・・。
『ムーンタウン』
でも、正直言うと・・上手く行くか分からないんだ・・・・。
実はボクには、不思議な特性があるんだ。
父親がサンダース、母親がピカチュウ・・・その2人から生まれた子供だ。
グループが同じだから、そこは別に可笑しくはない。
問題はボクだ。
ボクはポケモンの持つ特性が、2つもある。それに、技だってピカチュウが覚えない技も使える時がある。
瞳の色も、ピカチュウには珍しい紅色だ。
それが理由で・・・前の学校じゃあ、あまり友達が居なかった。
それから暫くして、ボクの13歳の誕生日。
13歳になった時に、一人暮らしをしたいって、お父さんとお母さんに言っていたんだ。
年齢の割に一人暮らしは早いと思うけど、2人は快く賛成してくれた。
だからこそ、ボクは今ムーンタウンに向かっている。
“次は〜ムーンタウン ムーンタウンです”
電車の中で、その声が聞こえた。
今日からまた、新しい生活が始まる。
ならべく、ボクの特性は隠しておく事にしよう。
それに、この紅い色の目もバレない様に、黒いコンタクトを付けた。 ←何故コンタクトがあるのかはスルーで
プシュウゥ〜・・・。
ルビー「よし・・・・頑張るぞ!」
〜END〜
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.3 )
- 日時: 2009/09/13 22:08
- 名前: 獣好き ◆liV5rqUuQA (ID: IzUyb07L)
WOW!!新しい小説だ♪((なにそのテンション・・・
ルビー!!頑張れよー^^
ルビー「え!?誰ですかあなたは!?」
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.4 )
- 日時: 2009/09/14 18:38
- 名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)
けーちゃん。
コメントありがとう♪
1作目の小説が進んでないくせに、始めたんだ。
まぁ・・・コレも詰まるかもしれないけどね・・・・。
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.5 )
- 日時: 2009/09/15 20:49
- 名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)
第一話〜ムーンタウン〜
〜ムーンタウン〜
ルビー「ここが・・・“ムーンタウン”・・。」
町に着いたルビーは、周りを見回した。
ルビー「綺麗な所だなぁ〜・・・。」
ドドドド・・・・!
ルビー「・・・ん?何の音・・?」
ドドドドドド・・・! キイィィィ!!
ルビー「うわっ!?」
音と共に、ルビーの前に現れたのは、ルビーと同じくらいのイーブイだった。
???「ハァ・・ハァ・・・つ、疲れたぁ・・・・・。」
ルビー「(な、何なんだ?この子・・。)・・・ねぇ、大丈夫?」
???「え・・?あぁ、大丈夫よ。これでも運動は得意な方なの♪」
ルビー「へぇ〜・・・・。」
???「ところで、君。此処ら辺に、ピカチュウの男の子居なかった?私と同じくらいなんだけど。」
ルビー(・・・それは・・ボクに聞いてるのかな・・・?)
試しに、ルビーは周りを見てみた。しかし、自分以外にピカチュウの姿はなかった。
ルビー「あ〜・・・・ボク、そんなにピカチュウに見えない?」
すると、イーブイがルビーを見た。そして数秒の沈黙が流れ、イーブイの女の子が口を開いた。
???「・・あぁ!ゴメンゴメン・・・つい急いでたものだから・・。」
ルビー「別に良いよ。そう言う感じには慣れてるし、ボクは・・似た様なものだから・・・。」
???「・・・?まぁ、とりあえず、自己紹介がまだだったよね?」
そう言うと、イーブイはルビーの前に立ち、笑顔で言った。
???「初めまして。私はレイン、ヨロシク♪それで、アナタの名前は?」
ルビー「あぁ・・・ボクの名前はルビー。」
レイン「ルビー君か・・ヨロシクね♪」
ルビー「よ、よろしく・・・。」
レイン「・・さぁ、それじゃあ行こう!」
ルビー「行くって・・・・何処へ?」
レイン「決まってるじゃん!アナタの家だよ。」
ルビー「ボクの・・・?」
レイン「そう♪この町の町長さんが、学園の校長に案内を頼んで、それが代表で私が案内する事になったの♪」
ルビー「あぁ、そう・・。」
レイン「早く早く、行こう♪」
ルビー「う、うん・・・。」
〜END〜
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.6 )
- 日時: 2009/09/18 18:57
- 名前: 夕空 ◆B8Tju5/3Z6 (ID: QxAy5T6R)
おおお!藍さんの小説だ!!
設定が詳しくて分かりやすいですね!
一匹一匹の姿が、くっきりと浮かんできますよ^^
いやぁ〜、やっぱりすごいです♪
ルビーは、お母さんがピカチュウでお父さんがサンダースですか!
かわいいですねぇ〜^^*
更新、頑張ってください☆
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.7 )
- 日時: 2009/09/20 07:38
- 名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)
夕空さん
細かいですか?
私的には、あんまり表現するの苦手だから、コレで良いのかなって感じですが・・・。
でも、そう言って貰えると嬉しいですね♪
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.8 )
- 日時: 2009/09/23 19:24
- 名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)
第二話〜初めての友達〜
あれから10分後・・・。
レイン「ほら、此処が君の家だよ!」
ルビー「・・わぁ・・・・!」
目の前には、一人暮らしには丁度良いくらいの家が建っていた。
レイン「家具とか揃ってないと、結構大変だけど・・。でも、きっと気に入ると思うよ♪」
ルビー「うん・・。(この子は、とても良い子だ。)」
この子と居ると・・・気持ちが安らぐ感じ・・・。
とても明るくて、周りを元気にしてくれる様な・・不思議な子だ。
こう言う子と友達になれたら良いのに・・・・。
レイン「・・・ぇ・・ねぇ!」
ルビー「へ?あ、あぁ・・・ゴメン。ちょっとボーっとしてた。」
レイン「そう・・?何か、面白い子だね♪」
ルビー「(面白い・・?)じゃ、じゃあ・・・ボクは此処で。案内ありがとう。」
そう言って、ルビーは家に入ろうとした。
レイン「あぁ、待って・・!」
すると、レインがルビーを呼び止めた。その声に、ルビーも足を止める。
ルビー「・・・?何か、用?」
レイン「あのね・・・・突然だけど、友達になってくれない?」
ルビー「・・・・・・え?」
あまりに突然な事だったので、ルビーは思考が止まった。
レイン「・・・どうしたの?あ、急にゴメンね!迷惑だった、かな・・?」
その言葉で、ルビーは戻った。
ルビー「いや!その・・・め、迷惑とかじゃ・・なくて・・・・。」
レイン「・・・・?」
確かに突然だったし、ビックリした。
自分以外からそんな言葉が出てくるなんて思わなかった・・・。
レイン「やっぱ・・ダメ?」
ルビー「その・・・ボ、ボクで・・良ければ、喜んで・・・・。」
そう言うと、先程まで悲しそうな顔をしていたレインの表情は180度変わった。
レイン「ホント!?嬉しいよ♪これからもヨロシクね、ルビー!」
ルビー「あ、あぁ・・・うん、よろしく・・レイン。(こんなにも早く友達が出来るとは・・・。)」
そう思いながら、ルビーは目の前で飛び跳ねてるレインをじっと見ていた。・・すると。
レイン「あっ!忘れてた!!早く学校に戻らなくちゃ!!」
ルビー「学校・・。(ムーン学園の事、だよね・・・。)」
ムーン学園とは、この町にある唯一の学校だ。
レイン「ルビーは明日からって、校長が言ってたよ。じゃあね!」
ルビー「あ、うん。ありがとう・・。」
そうルビーが言うと、レインは『いえいえ♪』と言いながら走って行った。
ルビー「・・・さ、ボクは家に入るか。」
こうして、ルビーの新しい生活が始まるのであった・・・。
ルビー「・・あ、学園の場所聞いてなかった・・・・。」
〜END〜
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.9 )
- 日時: 2009/09/24 20:01
- 名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)
第三話〜ムーン学園〜
次の日・・・。
ルビー「・・・んん・・・ふぁ・・よく寝た・・・・。」
そう呟きながら、ルビーはふっくりと起き上がった。
ルビー「・・・・そう言えば、学校どうしよう・・。」
???「・・・ィ・・ルビー・・・・・るの〜?」
ルビー「・・・・?今、何か聞こえた様な・・。」
何処からか聞こえた声に、ルビーは耳を澄ました。
???「ルビー、居るの〜?」
ルビー(この声は・・・・確か、レイン・・。)
そう思いながら、ルビーは窓の外を見た。するとそこには、レインが居た。
ルビー「レイン・・・そこで何やってるの?」
レイン「いや〜・・昨日、ルビーに学園の場所教えるの忘れてたの思い出して・・・・。」
ルビー(あぁ、気付いたんだ。)
そう考えていると、レインが言った。
レイン「ルビー、行こうよ!私が案内するから!」
ルビー「え・・・。あ、あぁ、うん・・分かった。」
一瞬止まっていたルビーだが、返事をして玄関に向かった。
数分後・・・。
ルビー「お待たせ・・。」
レイン「ううん!全然気にしてないよ、それじゃあ行こう♪」
ルビー「分かった・・・。」
こうして、2人は歩いていった。
5分後・・・。
〜ムーン学園〜
レイン「此処が、ムーン学園だよ!」
ルビー「へぇ・・・とても大きいね・・。」
すると、ルビーは前方に看板を見つけた。
ルビー「・・・“ムーンタウン唯一 ムーン学園”・・か。」
レイン「え?あんな遠くの文字見えるの!?」
ルビー「・・え?あぁ、視力は良い方なんだよ。」
レイン「ふ〜ん・・・・・あっ、遅刻しちゃう!」
ルビー「あぁ、案内ありがとう。後は自分で探すから。」
レイン「そ、そう?・・ゴメンね、ルビー。それじゃあ行くね!」
ルビー「いや・・。(こんな風に心配されたのは初めてだ・・・。)」
レイン「・・・・あっ!そうだ。ルビー!もし出来たら、私のクラスに来てね!!」
ルビー「え・・・?」
そう言うと、後は何も言わずに、レインは走って行った。
ルビー「クラスは校長とかが決めるんじゃ・・・・まぁ、いいや。それで・・此処からどうしよう・・・・。」
??「そこの君、早く教室に行かないと遅刻するよ。」
突然後ろから声がした。振り向くと、そこにはヨルノズクが居ました。
ルビー「あ・・・えっと・・ボ、ボク、転校・・・してきたんですけど・・。」
そう、途切れ途切れに言うと、そのヨルノズクは言った。
??「あぁ、それじゃあもしかして・・君がルビー君かな?」
ルビー「ハイ、そうです。」
??「これは悪かったね。私はノイ、この学園の教頭だよ。」
ルビー「あぁ、初めまして。(教頭・・・か。何かちょっと怖そう・・。)」
ノイ「では、校長室に行きますよ。私に着いて来てください。」
ルビー「ハイ。」
〜廊下にて〜
2人が廊下を歩いていると、前の方から2人の生徒が走ってきた。多分教室に向かってるのだろう。
ルビー(走ってる所を見られたら怒られそう・・・。)
そう思っていると、ノイが生徒2人に言った。
ノイ「コラコラ、廊下は走らないように。」
生徒A・B「「は〜い、ゴメンなさ〜い。」」
ルビー(へぇ・・・案外優しい先生なんだ。人は見かけに寄らずって事かな・・・?)
その光景を見ていたルビーはそう思っていた。すると、何時の間にか目の前に、一枚のドアがあった。
ノイ「さぁ、校長室に着きました。では、入りますよ。」
ルビー「あ・・ハイ。」
コンッ コンッ。
すると、ノイがドアを2回ノックして言った。
ノイ「校長先生、入りますよ。・・さぁ、入って。」
ルビー「え?あ、ハイ・・・。(返事返ってきてないけど、良いのかな?)」
そう思いながらも、ルビーは言われた通り先に入った。
〜END〜
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.10 )
- 日時: 2009/09/27 18:38
- 名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)
第四話〜謎の校長先生 ミルン・・?〜
ノイ「校長先生、入りますよ。・・さぁ、入って。」
ルビー「え?あ、ハイ・・・。(返事返ってきてないけど、良いのかな?)」
そう思いながらも、ルビーは言われた通り先に入った。
???「やぁ♪君がルビー君だね?」
部屋に入ると、いきなり明るい声がした。ルビーが前を向くと、そこにはミミロルが居た。
???「ボクはミルンって言うの、ヨロシク♪」
ルビー「あ・・・どうも、ルビーです・・。」
ミルン「そんなに緊張しなくても良いよ。じゃあ、君のクラスを決めようか。」
ルビー「ハイ・・・・え?クラスって校長先生が決めるものなんじゃあ・・。」
そう聞くと、何時の間にかミルンの隣に居たノイが言った。
ノイ「この学園は特別でね、転校して来た生徒は、自分でクラスを選べるんだよ。」
ミルン「そうなの♪だから希望があったら言ってね♪」
ルビー(せっかく言ってるんだし、良いか・・。そう言えば・・・・。)
“・・・・あっ!そうだ。ルビー!もし出来たら、私のクラスに来てね!!”
ルビー(あぁ言ってたし・・・・あ、でもクラス知らない・・。)
ミルン「どうしたの?特に希望がないなら、こっちで決めちゃうよ?」
ルビー「あ、あの・・・。レインって子のクラスは・・・・。」
ミルン「レイン?ちょっと待ってね・・。」
そう言うと、ミルンは何枚かの紙を取り出し、見始めた。
ミルン「あったあった♪あの子はA組だね。A組で良いの?」
ルビー「あ・・ハイ。お願いします。」
ミルン「じゃあ、登録しておくね♪ノイ、ルビー君をA組に連れてってあげて♪」
ノイ「ハイ。では、ルビー君こっちだよ。」
ルビー「ハイ、分かりました。」
ミルン「バイバ〜イ♪」
2人が出て行く時、ミルンが笑顔でそう言っていたのを見て扉が閉まった。
こうして、ルビーの学園生活は幕を開いた。
数分後・・・。
しばらく歩くと、ノイとルビーはある教室の前で止まった。
ノイ「さぁ、此処がA組だ。」
ルビー「あ・・・ハイ。(な、何か緊張するな・・・。)」
ガラガラッ。
すると、いきなりドアが開いた。中からは、デンリュウが出てきた。
??「アナタがルビー君ね、校長から話は聞いているわ。」
ノア「あぁ、リュラ先生。」
リュラ「私はリュラ、このクラスの担任です。」
ルビー「よ、よろしくお願いします・・・。」
ノア「それじゃあ、リュラ先生。お願いしますね。」
リュラ「はい、分かりました。さ、ルビー君、入って。」
ルビー「あ・・・ハ、ハイ・・。」
そう言って、2人は中に入った。中には沢山のポケモンが居ました。
リュラ「皆さん、転校生のルビー君です。仲良くしてくださいね。」
ルビー「よ、よろしく。(仲良く・・・・かぁ・・。)」
リュラ「えっと・・ルビー君の席は・・・。」
レイン「ハイハイ!先生、私の隣が空いてます♪」
すると、後ろの方でレインが手を振りながら言った。
ルビー(あ・・レイン。)
リュラ「それじゃあ、ルビー君はあそこね。」
ルビー「ハ、ハイ。」
そう返事をすると、ルビーはレインの隣に座った。
レイン「ルビー、改めてヨロシクね。」
ルビー「う、うん・・よろしく・・・・。」
〜END〜
- Re: ムーンタウンの仲間達♪ ( No.11 )
- 日時: 2009/10/01 21:19
- 名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)
第五話〜新たな友達〜
それから、あっという間に放課後・・・。
ルビー(ハァ・・・今日は何か疲れたな・・・・・。)
あれから、授業などが終わるたびに、沢山の生徒からの質問攻めを受けたルビーは、そう思っていた。
ルビー(唯でさえ、人と関わるの苦手なのに・・・。)
レイン「ねぇ、ルビー!」
ルビー「・・ん?あぁ、レイン。どうしたの?」
レイン「あのね、ルビーに———。」
ルビー(苦手だとは言ったけど・・・不思議と、レインは落ち着いて話せるんだよね・・・何でだろう・・・・。)
レイン「・・・・ルビー、聞いてる?」
ルビー「・・え?あ、あぁ、ゴメン。聞いてなかった・・・。」
レイン「ううん。それでね、ルビーに会わせたい子が居るの。」
ルビー「会わせたい・・・子?」
レイン「そう!皆、来て来て♪」
そうレインが言うと、3人のポケモンが来た。
レイン「それじゃあ紹介するね。この子はフラだよ♪」
フラ「どうも、私はフラ。よ、よろしくね・・。」
気弱そうな、フシギダネのフラは呟く様に言った。フラの額には珍しい星の形に似ている模様があった。
レイン「それで、彼はゼルブ。」
ゼルブ「オレはゼルフって言うんだ、よろしく頼むぜ!」
元気そうな声で言ったのは、ブイゼルのゼルブだ。ゼルブの左腕には、水色のシンプルなバンダナが巻いてあった。
レイン「そして最後は、ロルだよ♪」
ロル「よろしく、私の名前はロルよ。」
凛とした声で言ったのは、ロコンのロル。右の前足には、薄いオレンジ色をした腕輪がついていた。
ルビー「フラちゃん、ゼルブ君、ロルちゃん・・・うん、よろしく。」
ゼルブ「君付けは止めろよ、呼び捨てで良い。この2人もな。だろ?」
フラ「う、うん・・。」
ロル「えぇ、良いわよ。・・って、何でゼルブが勝手に決めてるの?」
ゼルブ「良いだろうが、別に。」
ロル「何言ってるのよ・・・ゼルブはいつもそうね。」
そう2人が話しているのを、3人はじっと見ていた。
ルビー「・・あの2人、とても仲良いんだね。」
レイン「うん♪だって、あの2人は幼なじみなんだもん。」
ルビー「そうなの?」
フラ「家が隣同士なんだって・・・。それで、今までクラスも全部同じだったらしいの・・。」
レイン「そこまで一緒なんて、ビックリだよね〜。私も初めて聞いた時は驚いたよ。」
ルビー「そうだね・・・。」
フラ「・・・・あ、そろそろ帰らないと、先生に怒られちゃう・・。」
レイン「え?・・あ、ホントだ。」
2人の言葉を聞いて時計を見ると、16時45分を過ぎていた。
レイン「フラ、2人を止めて来てくれない?」
フラ「うん・・分かった。」
そう言って、フラは未だに口喧嘩をしているゼルブとロルの所に向かった。
ルビー「いつも、こんな感じなの?」
レイン「うん、大体はね。」
ルビー(・・こんな風に・・・いつも・・・・・。)
2人から、フラが加わり3人になった絵図を眺めながら、ルビーは見ていた。
フラ「お待たせ・・。」
やっと2人を止める事が出来たらしく、3人は帰ってきた。
ゼルブ「待たせて悪かったな。」
ロル「殆どはゼルブの所為でしょ。」
フラ「ま、まぁまぁ・・・。」
レイン「さて、帰ろうか♪」
そう言って、4人は歩き始めた。しかし、ルビーはその場に立ったままだった。
フラ「・・・あれ?ルビー、どうしたの・・?」
ルビー「・・・・・え?な、何が?」
ロル「帰るんでしょ?」
ゼルブ「早くしないと置いてくぜ。」
ルビー「・・・え?(一緒に・・・・帰る・・?)」
今まで言われた事がないルビーにとって、言われる事は予想してなかった。
ルビー「一緒に・・帰って、良いの・・・・?」
レイン「何言ってるの、友達なんだから当たり前、だよ♪」
ルビー「(友達・・・。)・・うん、そうだね。」
こうして、5人は帰る事にした。
〜END〜