二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】四体族篇完結! ( No.689 )
日時: 2010/06/04 18:37
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: XdEokog0)
参照: http://id27.fm-p.jp/227/yuu0812/

【第八十三訓:愛と騒動は板垣的には紙一重】



えー・・・小説☆カキコ、二次小説『好きだなんて言ってないからっ!』をご覧の皆様。
どうも、土萌桃です。

今回は謝罪の回とさせて頂きたいと思います。

何に謝罪するのかは皆様ご察しの通り、【書籍化篇】についてです。
皆様がまさか信じるとは思わなかったので、本家と同じ様なノリでやりました。
今は反省しています。どうもすみませんでした。




んじゃ、本編行ってみよーっ!!



———●月◇日

今日もヅラはかっこいい。
誕生日は十ヵ月後。俺は何をプレゼントしようかな?
とりあえず、ヅラが喜んでくれるといいなぁ。


———■月×日
今日もヅラはカッコいい。
何であんなにカッコいいんだろう。俺はヅラが大好きだ。
誕生日は一ヵ月後。プレゼントが決まらない。


———*月☆日
今日もヅラはカッコいい。
なんだかヅラってカッコいいし可愛いしで・・・やっぱヅラが大好きだ。
誕生日は五ヵ月後。ヅラの喜ぶ顔を思い浮かべると寝られない。



「・・・何だ?コレ」

ヅラが呟いた。
ホント、何なんだコレ。
ヅラの隠れ家のガッキーの部屋で日記を見つけたと思ったら・・・。
あ、ちなみにヅラとガッキーは一緒に住んでるのだ☆
・・・すんません、調子に乗りました。

「何って・・・ヅラに対する俺の気持ち?」

ガッキーが真顔で言った。
凄いな、そんな台詞サラッと言えるって。

「それに、毎日書いてる割には俺の誕生日までの日数がバラバラなんだが」

ヅラ、それはしょうがないじゃんかよ。
この子、日付音痴だから!

「桃ちゃん、酷くないか?」

あ、ゴメンゴメン。

そういえば、ここってヅラの隠れ家だったよな?

「あぁ、そうだが・・・それがどうしたんだ?」

ヅラが不思議そうに首を傾げた。

「仲良し二人組の生活ってどんなものなのかなーっと思ってさっ」

するとガッキーはニコッと笑った。
・・・可愛いなチクショー!!

「仲良し二人組っ?・・・嬉しいな♪」

何でこんなに可愛いんだーっ!!
何か幸せオーラが滲み出てるんだけどっ!
あ、もしかしてヅラとガッキーって夫婦とか・・・まじでか。

「いや、俺はまだ何も言ってないのだが・・・」

ヅラが苦笑いを浮かべるのと対照的に、ガッキーは最強に幸せそうな笑みを浮かべた。
・・・とりあえず、あたしの質問に答えていただけませんかー?

「そうだったな。では俺が説明しよう」

なんか、そう言うガッキーの声が弾んでたのは気のせいという事にしておこう。
だって、ヅラにガッキーとられるの嫌だし。

「えっと、俺達は一緒に住んでて、部屋は別々だけど寝室は一緒みたいな」

いいなーヅラー。
あたしもガッキーの隣で寝れたら幸せなのにーなんてな。
・・・まぁ、あんまりガッキーにくっつきすぎない方が身の為だぞ。
あたしの言葉にヅラは首を傾げた。

「どうしてだ?・・・というか、くっついてきてるのはガッキーの方だぞ」

知るか、んなこたァ。
まぁ、一言で言うと・・・

ガッキー、愛されてるから。

「は?どういう意味だ?」

だから、ガッキーにゾッコンの奴が居るんだよ。
しかもだんだん、九ちゃんとかみたいになっちゃってるし。
でも、反撃すると返り討ちに合いそうになるから・・・ねぇ、ガッキー?

「あぁ・・・アイツか。たしかにアレは迷惑というか、何と言うか・・・」

ガッキーが頬をかく。
するとヅラは立ち上がった。
ガッキーはヅラを見上げる。

「ヅラ、どっかいくのか?」

「あぁ、攘夷活動を怠るわけにはいかないのでな。ちなみに今はラップで攘夷を広めてるんだ」

へぇー、土方さんに報告しよっと。
あ、ヅラ嘘だから!睨まないで!

「じゃあ、俺もどこかに行ってこようかな」

ガッキーがどっか行くなら、あたしも屯所に戻るわ。
そういうことで、あたし達はヅラ&ガッキー宅を後にした。




「どうにかして、ヅラみたいに攘夷を広められればなー・・・」

板垣はかぶき町の道を、そう呟きながら歩いていた。
っていうか、幕府勤めがそんなこと言ってていいのかよ!!

「———なら、」

路地に差し掛かったその時、声が聞こえた。
板垣は路地を見る。

「わっちが手伝ってやろうか?」



そこには見覚えのある女が壁にもたれて立っていた。