第一章 −闇に落ちるのは人間と人間−がやがやがや....「まったく…相変わらず"池袋"は人が多いねぇ」この言葉を呟いた男の名は-折原 臨也-後に起きる『事件』の被害者となろう男。この騒がしい人が集まる池袋も、『事件』が起きた直後に、人は、まるで神隠しの様に消え去る。「・・・・・シズちゃんは何処かな?」折原の体には、ただ冷たい風が突き通るだけだった。とても広いこの池袋で何が起きるかは、誰も知りはしなかった…「…寒い」