二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】 世界でいちばん頑張ってる君達に ( No.4 )
日時: 2010/12/19 05:18
名前: カンナ (ID: RQ0KeFbe)

第一話<再会 前篇> 

降り注ぐ雨…これはもう五日間続いている

「今日も雨アルか…」

「おはようございます。あ、あれ?…あ、神楽ちゃん今日は早いね」

しかし、神楽は黙ったままだ

「どうしたの?元気…ないね」

「…なんでもないネ。今はちょっと静かにしてたい気分アル。そこらへん察しろヨ」

「ハハハ……今日も雨みたいだね」

新八がそう言った時、家が揺れ、爆音が響く

「「っ!!!?」」

「爆発アルか?」

「そうみたいだね、しかも、すぐ近くだ。
あっ!そう言えばね、噂で聞いたんだけど、どこぞのヤクザがとある女の子を探しているらしいんだ。きっとそれじゃない?」

「それにしては大袈裟アル」

「ま、そうだね。齢は10代で身長は160ぐらいで髪は金色で……って!神楽ちゃん!?」

「ゆみっ!」

そう叫んで神楽は外へ飛び出していった

「ちょっと!……今日は雨!…って聞こえてないか…」

新八が少し不思議に思いながらも、外を見る。すると、万事屋のすぐ右横の道がすこし焦げ付いていて、そこを金髪の女の子が雨に濡れながら右へ走り去る。そして、パンチパーマの奴らがそれに続き、その少し後ろに神楽が居る。

「神楽ちゃん、どうしたんだろう?傘も持たないで」

しかし、いくら考えても新八には分からず、神楽が置いて行った傘を少しの間眺めてから、朝食を作り始めたのであった。
 

寒い雨の日の早朝の事だった