二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: コードギアス〜空回りのルルーシュ〜 ( No.10 )
日時: 2011/04/30 15:04
名前: 蘇る秋刀魚 (ID: NFbvEd0b)

—5月10日より—

「本当なんだよ!俺はあんなに素朴で透き通った女に会ったことがない」

「ふん、どうせまたあっさりフラれておしまいだ。」

「だまれC.C、今回はうまくいきそうなんだ。つまらんことを言うな」

C.C(シーツー)と呼ばれた髪の長い女は、ベッドの上でチーズピザをほおばりながら片目でルルーシュを見た。

年齢不詳の表情、怪しい緑の髪。

彼女はルルーシュがゼロの時と肉食男子の時、とにかく何に関してもルルーシュのアドバイザー的存在だった。

「運命としか思えない。愚かな奴らがくだらんイベントに明け暮れている間、俺と彼女だけは違った、しかも同じ場所に居合わせるなんて」

またしてもC.Cは鼻で笑う。

「上品すぎる髪と、瞳はサファイアのようなんだ。まさに俺のタイプ・・・」

「そんなに褒めるなんて、照れるじゃないか」

「おまえのことじゃない」

C.Cのボケで一気に興が冷めたのか、ルルーシュは立ち上がり春物のコートを羽織った。

「スザクのところへ行ってくる」


「恋多き男なのか、それともただのアホなのか・・」

自分ひとりしかいない部屋で、彼女はまたピザをほおばった。