二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン ブラック・ホワイト 2人の英雄 ( No.16 )
日時: 2011/01/04 17:24
名前: 莉遠 ◆71ZCESB8ZI (ID: 0cbUjVkJ)

第6話 〜水のように、クールにお相手しますよ〜


カフェの奥にあるサンヨウジムに連れて行かれたサクヤ。カフェとは一風違い、ちゃんとしたポケモンバトルのフィールドがあり、いかにもジムって感じのするところだった。

そして、バトルフィールドには男が二人。どうやらバトルが終わり、バッジをもらっているみたいだ。


一人はデント。もう一人は・・・。ん・・・・あいつは・・・・?


サクヤ:ああ!ショウじゃん!何?アンタもうジムバッジゲットしちゃったの!?

ショウ:当然だろ?お前とは頭の出来が違うから、育て方の出来も違うんだよ。

サクヤ:何だと!?ふん、私の方が出来が良いってことを、今から証明してみせるからな!見とけ!

と、サクヤは自信満々にジムリーダーに勝利宣言をするものの・・・

ショウ:ありがとうございました。じゃあ、俺。ちょっと行くトコあるんで失礼します。

デント:あ、ああ。いいのかい?彼女の試合、見なくても。

ショウ:いいですよ。しかも彼女じゃないし。あんなガサツでデリカシーのかけらもない女、好みのタイプじゃないんで。

と言ってジムから出ようとする。

サクヤ:ああ?ケンカ売ってる?ケンカ売っちゃってるよね!?ちょっと、アンタ待ちなさいよ!

ショウ:ああ、サクヤ。ジム戦終わったらマコモ博士のトコに来なよ。なんか渡し物があるみたいだぜ。

と言って本当にジムから出て行った。この男、ガキとは思えないクールっぷりを見せてくれる。


コーン:え〜っと、デント?これから僕たち、バトルしたいんだけど、どいてもらえないかな?

デント:あ、すまないね、コーン。じゃあサクヤさん?でいいのかな。ジム戦頑張ってね。

デントもジムから出ていき、カフェの仕事に戻った。


コーン:それじゃ、ルール説明といたしましょうか。1対1のバトルで降参、または戦闘不能になったら負け。そして君は必ず最初に選んだポケモンを出さなければならない。それだけです。

サクヤ:どんと来いですよ!じゃ、私のポケモンはこれ!ポカブ!


と言ってモンスターボールからポカブを出した。なんかやる気満々だ。


コーン:では、コーンもポケモンを出すといたしましょう。行け!ヒヤップ!


ヒヤップを出した。なんか・・・可愛い。作者はヒヤップ、ヤナップ、バオップが大好きです。


コーン:水のように、クールにお相手しますよ!ヒヤップ、みずてっぽう!

サクヤ:やっぱり来たな!水タイプ!ポカブ、かわして!

ポカブはみずてっぽうをかわす。初期と比べて、大分素早さは上がっているようだ。

コーン:さすがですね。では、接近戦でヒヤップの攻撃をかわせますか?ヒヤップ!ひっかく攻撃です!

ヒヤップはポカブに接近する。

サクヤ:接近してくると思いましたよ。ポカブ、スモッグ!

コーン:ヒヤップの素早さを甘くみない方がいいですよ。スモッグが絶対当たるなんて限りませんので。

ポカブのスモッグを簡単にかわし、ひっかくが炸裂。

コーン:では、早急に勝負を決めましょう。ヒヤップ、ふるいたてる!

サクヤ:ふるいたてる?

コーン:自分の攻撃と特攻が上がる技です。ヒヤップ、みずてっぽう!

ふるいたてるで特攻効果抜群の水タイプの技をくらったら致命傷だ。

サクヤ:くっ、ポカブ、かわしてひのこ!

ひのこは命中するものの、効果いまひとつであまりくらっていないみたいだ。

コーン:では、ヒヤップ、とどめのみずてっぽうです!

みずてっぽうが炸裂。ポカブは倒れた。

サクヤ:ぽ、ポカブ!

コーン:勝負あり、ですか。残念ながらバッジを渡すわけには・・・

サクヤ:・・・ポカブはまだいけます!見てください!

ポカブは立っている。ヨロヨロだが立っている。

コーン:ですが、これ以上やっても結果は見えている、そう思いませんか?

サクヤ:そうは思いません!ポカブ、ひのこ!

ポカブはひのこを吹いた。さっきとはまるで違い、すごい威力だ。ヒヤップにも少し効いたようだ。

コーン:これは・・・

サクヤ:ポカブの特性、もうか!この特性とポカブの根気にすべてをかける!




続く