二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン ブラック・ホワイト 2人の英雄 ( No.21 )
日時: 2011/01/05 19:25
名前: 莉遠 ◆71ZCESB8ZI (ID: 0cbUjVkJ)

第7話 〜よし、そのままいっけぇ!〜


サンヨウジム、ジムリーダーコーン戦は今、クライマックスだ。

ポカブとヒヤップ、ともに体力が少なく、ポカブは特性「もうか」で炎が強くなっている。だが相性的にはヒヤップが有利。いったいどうなるのか?


サクヤ:よ〜し、行くよポカブ!ひのこ!

コーン:効果いまひとつでもくらったら痛手ですね。ヒヤップ、かわしてひっかく攻撃です!


コーンのヒヤップも、ふるいたてるで攻撃力が上がっているので、攻撃を受けたら痛手。どうやらこの勝負、先に攻撃を当てた方が勝ちのようなものである。


サクヤ:ポカブ!自分の真下に向かってスモッグ!

コーン:何を言っているのですか?スモッグを使っても結果は見えてますよ!

自分の真下にスモッグを使うことで、ヒヤップではなく、自分の姿を煙の中に隠した。上手い。


コーン:なるほどそういうことですか。でもそれでも同じです。ヒヤップ!煙に向かってみずてっぽう!

ひっかくから転じて、みずてっぽうの体勢に移る。反応が早い。

サクヤ:くっ、反応が早い!かわせるか!・・・ん?

煙の中だからあまりよくはわからなかったが、ポカブの体の周りに炎が少し出ているのに気が付いた。

サクヤ:これは・・・そうか!ポカブ、土壇場でやってくれるじゃない!わかったわよ。ポカブ!ニトロチャージ!

ポカブ:ポカ!

ポカブの周りから出ている炎がドンドン大きくなり、煙の中でもわかるようになった。そしてニトロチャージとは、攻撃以外に、素早さを上げることもできるので、その素早さでヒヤップのみずてっぽうをかわした。

サクヤ:よし、そのままいっけぇ!

コーン:は、早い!ヒヤップ、かわすのです!

だが、ヒヤップはポカブのスピードに負け、ニトロチャージが炸裂。倒れてしまった。


サクヤ:これは・・・勝負あり、ですね。コーンさん。

コーン:・・・ハァ、負けてしまいました。悔しいです。根気・・・ですか。

サクヤ:へ?

コーン:ああ、いえ、ではコレを。

と言ってコーンはサクヤに何か差し出した。まぎれもない、サンヨウバッジだ。最初のジムバッジだ。


サクヤ:やったねポカブ!サンヨウバッジゲットだよ〜!

ポカブ:ポカ!


コーン:おめでとうございます。それより、マコモ博士のトコに行くんですよね。早く行かれた方がよろしいのでは?

サクヤ:あ、そうだった。・・・てか、マコモ博士ってどこにいるんだろう・・・?

コーン:・・・・・・では、僕が連れて行って差し上げましょうか?ちょうどこのバトルが終わった後、買い出しに行こうかと思っていましたので、そのついでに。

サクヤ:あ、いいんですか?お願いします!




:ああ、もう少し、もう少しなんだけど・・・・・・

ショウ:・・・・・・あの、マコモ博士?どうされたんですか?早く渡すもの渡してほしいんですけど・・・

ここはマコモ博士の研究所。マコモ博士とショウ、そしてもう一人眼鏡の女の子がいる。マコモ博士は何やら忙しくしている。

マコモ:あのね、私の研究がもう少しで完成しそうなの。だけど、そのためにはあと一歩足りなくて・・・ショウ君悪いけど手伝ってくれない?

ショウ:あの・・・博士?

サクヤ:こんにちは!博士!あ、さっきはよくも言ってくれたな!私もジムバッジゲットしたぞ!

家のドアがバタンと開き、そこにはバッジをゲットして研究所にやってきたサクヤとコーンが。


コーン:あ、では僕はこれで・・・

マコモ:あ、コーン君。悪いけど君も付き合ってくれない。あ、サクヤちゃんも。

サクヤ&コーン:はい?



はたして、マコモ博士のお悩みとは?






続く