二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン ブラック・ホワイト 2人の英雄 ( No.4 )
日時: 2010/12/31 17:18
名前: 莉遠 ◆71ZCESB8ZI (ID: 0cbUjVkJ)

第2話 〜君のポケモンの声、聞かせてくれ〜


カラクサタウン。何やら人が集まっている。

サクヤ:あの、何かお祭りでもやってるんですか?

町の人:いや、なんか「プラズマ団」ってのが演説やってるみてぇでよぉ。なかなか面白くてみんな聞き入ってるんだ。

サクヤ:ふ〜ん。私も少し聞いていこうかな。


:私の名はゲーチス。ポケモンを人々の手から解放させる者。皆さんはこう考えたことありませんか?我々はポケモンをこき使っている。好き勝手命令している。こう考えたことありませんか?ポケモンを自由にし、我々人間と対等の立場にするべき、私はそう考えます。以上、演説を終わります。

と言ってゲーチスと名乗る男は去って行った。


サクヤ:なんか偉そうだなあのオッサン。プラズマ団っていったい何者なんだろう?

ショウ:さあな、だけど、あの人の言ってることの半分は理解できるけど半分は理解できない。思想の違いってやつか。

いつの間にか隣にショウがいた。ショウもこの演説を聞いていたみたいだ。

サクヤ:ふ〜ん。あたしには何がなんだかさっぱりわかんないけど?ポケモンをこき使ってるなんて思ったことないし。まあ、一部の人はグサっときたかもしんないけど

:半分理解できない者と全く理解できない者・・・か。面白い組み合わせだ、君たち。

いきなり緑の髪に帽子を被った少年が話しかけてきた。

:・・・あ、君のポケモン、今話をしてたね。

サクヤ:話をしていた?どういうことよ。つーか、早口過ぎ、もうちょっとゆっくりしゃべってくれない?

:・・・残念、君たちにはポケモンの声が聞こえないのか。僕の名前はN。ポケモンと会話ができるのさ。もう少し、声を聞かせてくれないか。

と言ってNはチョロネコを出した。

ショウ:こいつ・・・バトルをするつもりか。

サクヤ:いいよ!なんだかよく分かんないけど相手になってあげる。あたしはサクヤ。んで、こっちがショウ。よろしくN!

と言ってサクヤはポカブを出した。

N:君のポケモンの声、聞かせてくれ。チョロネコ、ひっかく攻撃!

サクヤ:ポカブ、かわしてひのこ!

チョロネコの攻撃をかわし、見事ひのこを当てた。

サクヤ:いいよポカブ!とどめの体当たり!

体当たりは急所に当たり、チョロネコは倒れた。

ショウ:・・・お前、バトルする気なかっただろ?あんな甘い指示しか出さなかったなんて・・・

N:・・・そんな、そんなことを言うポケモンがいるなんて・・・?

サクヤ:どうしたの?N。とりあえず私の勝ち。私たち、まだ駆け出しトレーナーなんだけど、君は?君もトレーナー?

N:トレーナー?ふっ、笑わせる。モンスターボールという檻の中にポケモンを封じ込めている集団と一緒にしないでくれるか?

サクヤ:・・・モンスターボールが檻?

N:僕はトモダチのために世界を変えなくてはならない。世界を・・・な。サクヤ、ショウ。君たちとはなぜだかまた会える気がする。また会おう。

と言って去って行った。

サクヤ:なんだったんだろう?あの人・・・。不思議な人だったね。

ショウ:・・・あいつの考え方はまるで・・・

サクヤ:まるで?何?

ショウ:いや、なんでもない。俺は先へ行く。この先にサンヨウシティがある。そのジム戦のため、ポケモンを捕まえなければならないし育てなければならない。忙しいからな。

サクヤ:ふ〜ん。だけど、結構楽しそうだねショウ。アンタ、いっつも突っ張った顔してるけど、長年の付き合いで結構わかってきたわ。

ショウ:ふん、じゃ、俺は先へ行く。じゃあな、サクヤ。



プラズマ団、そしてNとはいったい・・・・・・





続く