二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン ブラック・ホワイト 2人の英雄 オリキャラ募集中 ( No.41 )
日時: 2011/01/29 20:55
名前: 莉遠 ◆71ZCESB8ZI (ID: 0cbUjVkJ)

第15話 〜なんだかあの2人の目、それぞれ違う目をしていた〜


ショウ:先攻は譲る。どうぞ、どこからでも好きなように。

サクヤ:・・・なめてるな。チャオブー、一気に勝負をつけるよ!ニトロチャージ!


チャオブーはニトロチャージで攻撃を仕掛ける。素早い動きでドッコラーを翻弄する。


ショウ:なるほどな、今、ドッコラーのスピードが落ちているからスピード勝負に出て一気にケリをつけるつもりだな。ドッコラー、まもる!


サクヤ:ショウのポケモンはなんでも覚えてんだな・・・。

ショウ:ドッコラーは素早さに欠ける。まだそれをカバーする能力がないからな、だから技でカバーする。ドッコラー、けたぐり!


ドッコラーのけたぐりが炸裂。完全に流れはショウに持ってかれている。


サクヤ:くっ、まもるか・・・。だったらこれならどう!チャオブーつっぱり!

ショウ:なるほど、連続攻撃で来たか。ドッコラーかわせ!


だが、すべての攻撃はかわせず、2,3発当たってしまう。そこに隙ができた。


サクヤ:よし、いまだチャオブー、ヒートスタンプ!


ヒートスタンプが炸裂。ドッコラーは倒れた。


ショウ:・・・・・・なるほど、そこそこはやるということか。だが、悪いが俺は負けない。いけ、フタチマル!


フタチマルを出した。ショウもミジュマルを進化させていたようだ。


サクヤ:チャオブー、前のバトルのリベンジだよ!行け、チャオブー、ニトロチャージ!

ショウ:いきなり突っ込んでくるか。しかも、炎タイプの技で。ま、お前の場合、接近戦で持ち込んで、相性の関係ない格闘タイプの技でケリをつけようっていう魂胆が丸見えだがな。

サクヤ:へ?よ、よまれてる。

ショウ:フタチマル、こっちも接近戦で行くぞ、かわしてシェルブレードだ!


ニトロチャージをいとも簡単にかわされシェルブレードが炸裂。素早い。

効果は抜群。そしてさっきのドッコラーのけたぐりの攻撃とあわせ、チャオブーは倒れた。


サクヤ:うそ、チャオブー!

ショウ:まだまだだな。お前はポケモンの知識を持っているはずだが、それを全然生かせていない。「宝の持ち腐れ」とはまさにそのことだな。相手の特性を考えず、自分のポケモンの長所を生かせていない。今のままじゃ、ジムには勝てないだろうな。

サクヤ:・・・・くっ。アンタの言うとおりだよ。私はこの子たちのことを信じてるって思ってるばっかりで、この子たちにちゃんとした指示を与えていなかった。だから、もっと修行して、一緒に強くなろうね、チャオブー。

チャオブー:チャオ・・・

:いや、見事な戦いであった。


と、拍手をして、とある老人が現れた。


:すまない、勝手に君たちのバトルを見させてもらった。私の名前はジャガ。ソウリュウシティで市長をしている。よろしく。

ショウ:ソウリュウシティの市長がこんなところで何をしている?

ジャガ:少し、ここの博物館の見学をしていてね。素晴らしいドラゴンタイプの骨が展示しており、興味があったのだ。それより、君たちは、ジムに挑戦し、チャンピオンを目指しているのか?

サクヤ:ええ、そうですけど・・・

ジャガ:そうか、じゃあ私から一つ、君たちにプレゼントをしよう。私は君たちのような若いトレーナーが大好きなのだ。ちょっとこっちへ来なさい。


と言って連れて行かれたのはポケモンセンターのカウンター、いわばジョーイさんのところだ。


ジョーイ:あ、ジャガさん。この卵たちは健康です。何の異常もありませんよ。

ジャガ:ありがとう。さて、私がプレゼントしたいのはこの卵だ。


二つポケモンの卵があった。


ショウ:いいのか?何か目的があって2つ育てているのだろう?

ジャガ:構わないよ。元々、このポケモンたちはまだ見ぬ新人トレーナーが受け取るもの。それが君たちだったって話になるだけ。持って行くうがよい。2匹とも違うポケモンだ。

サクヤ:ん〜、どっちにしよう。ショウ、先選んでいいよ。アンタが勝ったんだからね。

ショウ:あ、そう。じゃあ俺はこっちにする。


ショウは右の卵、サクヤは左の卵を取った。


ジャガ:ソウリュウシティで私の孫がジムリーダーをしていてね、会ったらよろしく言っておいてくれ。

サクヤ:ハイ、ありがとうございます!


ショウとサクヤは卵を受け取り、それぞれ休んだ。





ジャガ:なんだかあの2人の目、それぞれ違う目をしていた。そして、どこか同じような目をしている。アイツに・・・アデクに。






続く