二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 桜の図書館 (inzm/小説集) オリキャラ募集開始!! ( No.165 )
日時: 2011/12/28 16:52
名前: さくら (ID: z2eVRrJA)

此処でこそもう遅いが、此処で少し彼等の紹介をしよう。白い白銀の髪を束ねた何処か神々しい雰囲気を纏うこの少年の名は「白竜」。フルネームは不明。彼は、“失われし理想郷ロスト・オブ・エデン”に存在する不落した“天国宮殿”及び“絶対白殿”に住み着く神官である。“絶対白殿”は“王亡き城”とも呼ばれており、文字通り前世に住み着いていた王族は全滅。それを見つけた聖書管理組織フィフスセクターが彼等に与えたといわれている。
その目的は、宮殿の地下に眠り、同時に彼の化身でもある“聖獣・シャイニングドラゴン”を守護する為である。元よりこの島で生まれ、この島で育った島人である。だが今では聖書管理組織フィフスセクターの手に堕ち、同志のシュウと一緒に“聖書”の管理を遂行している。
そして、先程まで樹の上に居た、黒い髪の可愛らしい少年の名は「シュウ」。白竜と同じく、“失われし理想郷ロスト・オブ・エデン”に存在する“雲海の森”の奥深くの神殿に祀られている“暗黒神・ダークエクソダス”を守護する神官。白竜と同じく、この暗黒神は彼の化身でもあり、同志の白竜と一緒に“聖書”の管理を任されている。



「僕達は、只、此処で待つ事しか出来ないのだけどね」

「否、その方が良いだろう。戦い方も知らない雑魚共と一戦見えるとは、屈辱過ぎる」




彼等は、余程プライドの高いのだろう。

其処でふ、と、白竜はある事に気がついた。



「松風天馬・・・も、彼も、出生するらしいな」

「うん。そうだね。・・・あれ、フィフスは怖くないのかな。天馬は“革命”すスキルを持っているというのに」



シュウが松風天馬の事を「天馬」と呼ぶ事には意味がある。彼とは随分と親しい仲だからだ。あの時は、お互い敵になろうとは微塵も思って居なかったのだろう。少なくとも、未だに松風天馬はシュウが自分の敵だという事を知らない。



「何か、考えがあるのだろうがな。“あいつ”は其処まで馬鹿では無い」



白竜が“あいつ”と称した人は、今はまだ伏せておこう。只、今後七瀬虹彩や松風天馬、円堂守達にとって、最大の脅威になるに違いない人物だ。
シュウは、良い様の無い思いを胸に刻み止め、反射的に瞳を閉じながら呟いた。




「裏切り、か。多分、キリスト教の話その物なんだろうな。……イエスが天馬で、ユダが、———…僕、」















 12L.( 神官達の静宴。 )

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リア友の誕生日。柄風定まらない。