二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: KINGDOM HEARTS〜heart for you〜 ( No.10 )
- 日時: 2011/03/19 12:17
- 名前: aqua (ID: wPOt.fn5)
第5章 嘘
ロクサスとイクサリクはいつもの様に、ロビーへ集まった。
「…!アクセル!」
ロクサスが元気よく言った。
何だか1日会ってないだけなのに久々に思い、嬉しい気がした。
「よぉロクサス、イクサリク…」
「昨日なんで来なかったんだ?」
「…いろいろあってな」
アクセルは何だか元気がなさそうだった。
「どうしたの?元気ないけど…」
イクサリクが聞いた。
「そうか?昨日の任務の疲れがたまってるんだろう」
「…そっかならいいけど」
イクサリクは何だか心配しているようだった。まるで人間のように。
3人が話していると、サイクスが来た。
「…」
「…」
サイクスとアクセルは何も言わずにしばらくにらみ合った。
そしてサイクスが言った。
「今日の任務は、ロクサスとアクセルは2人で巨大ハートレスの討伐、イクサリクははハート回収だ」
そういうとサイクスはすぐに何処かへいてしまった。
「行こーぜロクサス」
アクセルが闇の回路を開いた。
「うん、じゃあイクサリクまた後で」
ロクサスがアクセルの後を追いかける。
「じゃあね」
イクサリクも自分の任務の場所へ行く。
場所はワンダーランド。
そこにはロクサスとアクセルがいた。
二人はしばらく目標のハートレスを探した。
するとそいつはいきなり2人の前に現れた!
敵はブリードパフォーマー。
「こいつが目標のハートレスか」
「二人でかかれば楽勝だな、行くぞロクサス!」
「おう!」
二人が攻撃しようとした瞬間、ブリードパフォーマーが2人に分散したのだ!
「おえぇぇぇっ、アクセル俺こんなの聞いてないよ〜」
ロクサスが焦って言う。
「…実は俺も」
アクセルが言った。
「…」
「…」
二人はそのまま黙っていた。
「ぷっ」
「「アハハハハ」」
二人は思わず笑ってしまった。
そのすきに、ブリードパフォーマーが2人に火炎放射をした!
「あっつっ!」
「っぶね!」
アクセルは見事に避けきったが、ロクサスは避けきれず思わず飛び上がる。
「むかつくぅぅぅ!心無いけどっ!!!」
「とにかく俺は右、お前は左だ」
アクセルが指示を出す。
「オラァやってやんぞこんにゃろうっ!!」
ロクサスの言葉が、だんだん投げやりになってきた…。
そして2人は見事に敵を倒し、ノルマを達成した。
「やったぜー!」
まだロクサスは興奮気味だった。
「おいロクサス…まぁ落ち着け」
「ハァ…」
軽く深呼吸する。
「よし、そんじゃアイス食いに行くか」
それから二人は時計台へ向かった。
一方イクサリクはネバーランドで巨大ハートレスと戦っていた。
「巨大ハートレスなんて、いるはずなかったのに!」
そしてイクサリクがハートレスにとどめを刺した!
ハートが空へ飛んでいく。
だがそれを見たイクサリクは不思議に思った。
「あれ?あのハート…何だか黒い」
確かにイクサリクの言うとうり、ハートはなんだかくすんでいた。
「…まあいいか」
そのままイクサリクは時計台へと向かっていった…。
「おまたせ」
イクサリクが時計台につくと、ロクサスとアクセルがいた。
「よお、イクサリク」
「なあなあ、今日の任務で巨大ハートレスがめんどくさくてさ、2つに分散するやつだったんだよ、それに気を取られてロクサス燃やされてんだぜ?それでちょー焦ってんだぜ!」
「そうなの?」
イクサリクが少し笑った。
「ちょっそれは言うなよ!」
ロクサスの顔が赤くなる。
3人は今日もそんな話で盛り上がり、帰還していった。
そして新たな朝を迎えると共に…
スベテが狂いだすのであった………。